最強の魔法使いになったけどほのぼのと暮らしたい   作:その辺のぼっち

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第10話

…………見られている

 

 

 

 

 

 

宿屋に入って少し見まわしたら店内はそこそこきれいに掃除されていておくに食堂のような場所も見える

そしてカウンターにいる…多分15歳ぐらいの女の子に見られている

 

 

 

それはもう、めっちゃ見られている

 

 

 

 

具体的には驚きとか困惑とか恐怖とか、いろんな感情を視線にこめて訴えてくるように全力で、ものすごく凝視されている

 

 

とても話しかけずらい空気ではあるがとりあえずさっさと休みたいのでカウンターにいる子に話しかける

 

「すみません、一晩泊まりたいんですが…」

 

 

 

 

 

…反応がない ただの屍の様だ

なんて冗談は置いておいて。マジで何の反応もない、微動だにせず俺を凝視している

 

「あの…」

 

 

 

「あ、はい。なんでしょうか?」

 

再起動したようだ

 

「一晩泊まりたいんですが…一番良い部屋だで夕食と朝食込みでいくらぐらいになります?」

 

「えっ⁉あ、はい。銀貨3枚です。」

「銀貨3枚ですね」

「あ、ありがとうございます。部屋は2階の一番奥の部屋です。ご飯はあちらの食堂で食べるので別料金です」

「ありがとうございます」

困惑しながら話すカウンターの子に礼を言って階段を上る。鍵を渡されなかったのでおそらくチェーンロックがあるんだろう、多分

 

そんなことを考えつつ廊下を歩いて一番奥の部屋に入る

中に入ってみるとトイレも風呂もあるようだ。トイレは便を直接消すことができるのでいらないのだが、風呂はとてもありがたい。異空間に作ることはできるけど作るのは面倒くさい。(とはいえ30秒で作れるが…)

ついでに言うとチェーンロックはなかった。代わりに学校の個室トイレのロックと同じようなものがあった。なんだろうこの、これじゃない感は

 

閑話休題

 

「ふぅ」

奥のベットに転がって溜息をつく。さすがに疲れた

「キュウウ♪」

スイはベットの寝心地がいいのか気持ちよさそうに丸まっている

今日初めてこの世界の人間と関わって、殺した

対して後悔もないし罪悪感もない。いくら盗賊を殺したといっても普通の人間なら罪悪感ぐらいは出ると思うのだが。魔物を殺した時にも思ったがやはり俺は殺すことに慣れているようだ。だとしたら地球での暮らしが関係していると思うが…軍人か、殺し屋か。まあどうでもいいか

 

そう思ったところで窓に何かが当たった。

石でも投げられたのかと思ってみてみるとそれはの封筒だった

開いてみると

「じゃじゃーん。みんな大好き!神様だよ~!」

帰れ

切実にそう思った。今日の昼に処分した石からでてたホログラムのやつだ

石からしか出せないわけではなかったのか…

「まあ冗談は置いておいて、お!ちゃんと出会えたみたいですね。よかったです」

はぁ?何言ってんだ

「そのウォーターリドラ、スイちゃんは福引の2等での方なんですよ。龍になってみたいなんて言う変な人がいたので主人公があう小さい希少価値のある竜にしてみました。異世界転生ものっぽいでしょう?」

「キュウ!」

そういって敬礼するスイ。可愛い

お前、前はくじ引きって言ってなかったか?どうでもいいけど

あとスイはどんな能力を付けたんだ?お前のことだから変な能力つけたんだろう?

「いえいえ。”希少価値のある竜”なのであなたの知る能力しかありませんよ」

あっそ

で、本来の目的は?

「察しが良くて助かりますね~今来たのは2つ依頼があってですね

1つはある人を殺して、いえ消してほしいのです」

消す?殺すんじゃなくて?

「ええ、あなたと同じ知識を持つ者です。」

つまり、感素が元素に影響して魔法を出していることを知っているってことか?

「そこまで正確ではありませんが、物に干渉できることまでわかっています。私が出向いてもいいのですがあまり世界に干渉しすぎると少々問題が…」

その割には俺に干渉しまくってるじゃないか

「それはあなた個人に干渉してるので問題ないのです」

無茶苦茶だな…

で消すっていうのは?

「その人はですね。自分の体を複製したんですよ。今活動してる体が死ぬと魂が次の体に移動してしまうのです。それで殺しても殺しても成仏しないんですよ」

なるほど。どこぞの人形師みたいのもんか

そいつを消さないといけない理由はなんだ?

「魔王を作り出そうとしているからですね。魔王を作って災害を起こしてみたいとかいう破壊的思考を持っているので。これから起こる大災害を未然に防いでほしいのです。」

地球も今みたいに助けれなかったのか?

「それを言われると痛いですが、あなたみたいに干渉できる個人がいなかったんですよ。」

まあそれは別にいいんだが。で、どうやってそいつを消せばいい?

「魂魄魔法です。要は魂が次の体に入る前に魂を成仏させればいいのです」

ちなみにその魂魄魔法を使える人ってこの大陸にいる?

「いませんね。東の大陸にいます。1人だけ」

また珍しい魔法を俺に伝授しようとしてるのか?案枚目立ちたくないんだけどな~

「ギルドであんなにやらかしておいてそれはないでしょう」

まあそれもそうだな

で使い方は?

「分子を操る時と大体同じですよ。感素を動かすんですよ」

それって矛盾してない?

感素で感素を動かすのか?

「そうじゃないんですよ感素で動かすのではなく、直接動かすんです」

それは分子とはだいぶ違う気がするが…

「感覚は同じです。感素はもっと小さいので大分集中しなければいけませんが、処理能力が人の何倍もあるユナトさんなら余裕でしょう」

ん~、あぁなるほど。こんな感じか。確かに感覚は分子と似てる

「習得するの早すぎませんか……まあいいですそれを自分の目につけるのです。というか目と感素を同化させるのです。それが一番楽な方法ですから」

同化?

「目の中に常に大量の感素があるようにするのです。そうすると視覚に影響して魂や精霊が見えるようになります。ついでにいろんなものも見えます」

なるほど。これが魂か…

そういうことか!それであとは弱点というか、死線を斬ればいいわけだ。

「そうです!直○の魔眼です!そうすれば成仏します。ついでに言うと感素のない空間では魔法が使えません。つまり魔法を消すことができるのです!」

うん。それはなんとなくわかってた

でもう1つの依頼っていうのは?

「これは簡単です。神器を回収してほしいのです。カルテウスは壊れなくてなんでも切れるだけなので大したことはありませんが、それこそ核みたいな能力もある神器もあるのです。地上に置いておくのは危険なので見つけてこの紙の上においてください。そうすると私のいる場所に転送されます」

報酬は?

「説明終わってすぐにそれですか前者はと魂魄魔法。後者は…」

じゃあ設計図だ。全ての元素の設計図をよこせ

「はぁ。別にいいですけど。じゃあそれでいきましょうすぐ渡しますが、いいですか?」

ちょっと待ってくれ。

N+5個ほどつけるから

「便利ですね…」

出来たぜ?じゃあ頼む

「はい」

いつもどうり情報が滝のように流れてくる

 

「これでOKです。それで要件は終わりです。ではよい人生を」

ああ、じゃあな

 

また新しい魔法を覚えたが、かなり使えそうだな…

依頼めんどくせえな…

 

 




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