最強の魔法使いになったけどほのぼのと暮らしたい   作:その辺のぼっち

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いつもより少し長いかもです
それではどうぞ


第11話

神様の依頼のせいで面倒くさいことになった

正直俺はさっさとお金をためていい感じの家を買って、または建てて、そこでのんびり暮らそうと思っていた。そのために冒険者になったのに神器を回収するためにそれなりに移動しなければならない。

定住することは難しそうだ。せめての場所が分かればいいんだが、さすがに神様もピンポイントでわかるわけではない。そうなるとどうしても旅をして、その場所で聞き込みやら調査やらをしなければならない。正直面倒くさいが流石に魔法を報酬にされては断れない。

「はぁ」

 

溜息をつきつつ、飯を食べるために腰にさしてある刀をポーチにしまって、布団でごろごろして遊んでいるスイを捕まえる。

「飯行くぞ」

「キュウウ!」

おなかが減っていたのか嬉しそうに鳴いてから俺の方に乗った。

 

 

1階に降りて奥の食堂に入る。意外と人が多いことに驚きながら近くの席に座る。机の上にメニューやベルがあるところを見るとレストランのような注文方法らしい。

メニューを見たが知らない単語が多い。神様にもらった知識はどうも偏っている。次あったら苦情を言っておこう。

名前だけではどんな料理かよく分からないので適当におすすめでも聞こうと思いベルを鳴らす。すると店員が来たのだが…あのカウンターにいた俺を凝視してた子だ。

「あっ」

また凝視し始めたようだ

「あの~おすすめって何ですか?」

まあそんなことどうでもいいので無視しておすすめを聞いてみる

 

……

 

全く反応がない。

イラっとしたので、全力でデコピンしてやった

「痛⁉」

うずくまって額に手を当てている。

わざわざ魔眼を使って、デコピンされて一番痛いところを探してデコピンしたのだ。そりゃ痛いだろう。

「あの~おすすめって何ですか?」

だがそんなこと無視しておすすめを聞く。話を聞かないほうが悪い。

 

 

5分ほどたって、ようやくカウンターの子がたった。そんなに痛かったのか…今度から対人戦これ使おう。

そんなことを考えていると再起動したカウンターの子が俺を見て言った。

「デコピンする必要はないじゃないの!」

「ここのおすすめって何ですか?」

無視したけど。

「無視すんな!」

「先に無視したのはそっちでしょう?俺が気になるんだったら聞いてみればいいじゃないですか。

デコピンした理由はここに入った最初からずっと凝視されてていらったしたので

で、この食堂のおすすめって何ですか?」

「ぶれないのね…おすすめはトルケノ揚げ定食です。」

急に口調戻った…まあいいか

「じゃあそれください」

「かしこまりました。銅貨3枚になります。」

そういいながらカウンターの子は持っていた四角いトレーみたいのを机に置いた。

多分この食堂は注文をもらった時点でお金を支払うのだろう。レジなんてあるわけないし

「はい」

何もないポケットに手を突っ込んでポーチから銅貨3枚出してトレーに置く

「ありがとうございます」

そういってカウンターの子は戻っていった

「面白いな。」

「キュウ」

中身が地球の人なスイはとても頷いている。

「でもこうすると食い逃げできないのか」

「キュウウウ」

確かに、と共感したようにスイが頷く。

「キュウ」

眠いのか、俺の方を降りて俺の膝上に丸まって休んでいる

 

スイを撫でて待っていると

隣の机にいた、剣を腰に差し、チェストプレートだけ付けたいかにも冒険者っぽい格好のおじさんが話しかけてきた

「ウォーターリドラを連れているなんて珍しいね」

「まあ、そうですね。これでもドラゴンですし」

「急に話しかけてごめんね。僕はリンヤっていうんだ」

「どうも、ユナトですこっちはスイです」

リンヤの机を見たところ4人パーティらしい。装備は一級品ではなさそうなのでDかEランクだろう

「ユナト君は、一人で旅をしているのかい?」

「はい、こいつと一緒に」

「すごいね~、若いのに。大変でしょう?」

「そんなに大変でもないですよ?雑魚をちまちま狩ってるだけでそこそこ収入にはなりますからね。しかも報酬分配もなくて楽ですよ。」

下手に勧誘されてトラブルになるのは面倒くさいので先に1人でやっていけてることを言っておく。頭のいい奴ならこれで勧誘はしないだろう。でまかせだけど

「そうなのかい?でもパーティ組んだほうが楽なこともあると思うよ?」

「いえいえパーティに足手まといは要らないですから」

これは本音。下手に弱い奴と組むより1人でやったほうが効率的だろう

「君がかい?ウォーターリドラを連れている子が足手まといなんてすごいパーティにいたんだね」

なんか曲解されているらしい。俺のことを何歳だと思っているんだろう?

「君、よかったらうちのパーティに来ないかい?ウォーターリドラを連れているんだ、強いんだろう?」

やっぱりパーティ勧誘だった。正直俺より強い奴がこの世界にそんなに大量にはいないと思っている。事実Bランクのクラネスさんに勝ったわけだし。カルテウスを使えば大体のやつには勝てると思う

そのうえでこんなEランクのパーティに入ったところで、こいつらが足手まといにしかならないことは容易に予想できる。

「パーティについてはお断りさせてもらいますね。1人のほうが気楽で良いんですよ。宿代1人分で良いし」

もっと言えば俺は人にばれたくないもこともかなりあるのでそれも込みで、1人は気楽だ

「でも、パーティだと見張り番を交代できるよ?」

パーティでのメリットを提示したいんだろうが、普段は野宿の時は異空間に入るので見張りは要らない

「いいですって。野宿しなければいい話でしょう。」

「魔物がいっぱいいたとき全部一人で倒すのは大変だと思うよ?」

余裕だ。何なら魔物全員を動かず倒すことすらできる

「訓練になるじゃないですか。なれればいいだけの話です」

「とても強い魔物が出たら一人で倒せるのかい?」

多分倒せるし、消すことができる俺にとっては、倒せない魔物はないと思っている。

「勝てなそうな相手とは戦わないですよ」

「子供が夜1人で寂しくないのかい?」

精神年齢は大人なので大丈夫です

「いいえ全然。スイもいますし」

「でも」

「あ~もう!パーティに入る気はないですし、そもそも俺はCランクです!そんなに心配されるほど弱くはありません!何なら模擬戦でもしますか?」

言い切ってから気づいた。ここには俺ら以外にも人がいることを忘れていた。大声を出したせいで俺のランクがばれたし

 

「Cランク?嘘はよくないよ、僕らもランクはDなんだから」

「本当ですよ。ギルドカード見ますか?」

「貴族の方かい?フルネームは?」

ここまで追求してくると怪しい、多分スイをマスコットにしたいんだろうなーぐらいに思っていたのだが。

「違いますよ。はい、ギルドカードです。よく見てください」

そういってギルドカードをリンヤに見せる

5秒ほど停止したリンヤは

「う、嘘だ!偽装しているに違いない!この俺様がDランクなんだぞ!こんなガキがCランクなはずがない!」

こいつ何言ってんだろう…

「ザクラス様直属のこの俺が!まだDランクなんだぞ!こんなことあってたまるか!」

あ~なるほど、あのバ○スさんかまだスイを狙ってたらしい。

こいつがDランクということはあの時の護衛はEランクくらいだろうか?

なんにせよ、これ以上喚き散らされるのもこの店に迷惑だろうし、さっさと処分するに限る

「スイ、起きろ。」

「キュウ?」

「ちょっと出てくるから席確保しておいてくれ、料理が来たら先食べてていいぞ。全部は食べるなよ?あと、お前を狙ってるやつがいるかもしれん、襲ってきたら容赦なく凍らして良いぞ」

「キュウ」

そう鳴いて頷いたのを確認するとリンヤを見る

「表に出ろ、お前がDランクな理由を教えてやる、何ならパーティ全員でかかってきてもいいぜ?」

軽く挑発して、模擬戦をさせる。ついでに恐怖を刻み込んであのラムスカ卿に狙われないようにしなければなるまい

「クソガキ、絶対に許さねえぞ!来い!お前ら」

怒りがにじみ出たような声だ。あの護衛もそうだったけどラムスカさん家の人は沸点が低い。これだけの挑発でこんなに怒ってくれると相手をするのが楽だ。この店を出ると外は暗くもうよるらしい。

 

リンヤとその仲間が出てきたので、ポーチから刀を出し、抜刀して5m程離れる。

普通に戦って負ける気はしないので、4対1にすることにした。だからといって負けるわけではないのだが

「いつでも来いよ、4人まとめてな」

「クソガキィ!」

 

相手の装備はリンヤが両手剣、仲間A、Bが盾持ち片手剣、仲間Cは弓矢持ちだ

 

Cがしょっぱなから俺の頭を狙って矢を放つ。難なく矢を切り捨てると、すぐにA、Bが両サイドから、リンヤが正面から突進してくる。

とりあえず左右から来たAとBの剣を手を強化してで受け止める

次に魔眼を使ってリンヤの剣の、死線を蹴り上げて破壊する。

すぐさま両手で受け止めた剣を折りそのまま突っ込んでくるAとBを盾にCの矢を防ぐ、チェストプレートにあたったはずなので死にはしないはずだ。

そのままAとBを投げ捨て唖然としているリンヤを蹴り飛ばし、Cの弓を切り捨てる。

これで終わり。でもいいのだが、ちょっと怖がってもらわないとラムスカさんに付きまとわれる。気持ち悪いので二度と手を出したくなくなるようにしなければならない。

 

ということでリンヤの一番痛いところを探し、そこを即席で作った針を使い刺しまくる。

普通なら絶叫が聞こえるのだろうが、音の波を消しているのでいくら叫んでも俺にもほかの人にも聞こえないし仲間A、B、Cは気絶させてあるので助けも来ない。

 

 

5分程刺し続け、漏らし始めたところで解放した

するとすぐさまA 、B、C、を置いて走って行ったのでラムスカさんのところに行ったのだろう

A、B、C、を運びながら屋根の上から追跡してリンヤが到着した屋敷の玄関に気絶したA、B、Cと”次襲われたらどうなるか、わかるよな”と書いた紙を置いておいたので、多分怖がってくれるはずだ。

 

スイをあきらめてくれるといいのだが

 




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