最強の魔法使いになったけどほのぼのと暮らしたい 作:その辺のぼっち
こういう大きな街に入るには身分証(冒険者ならギルドカード、商人なら商会の許可書、貴族や王族なら家紋)がいる。
身分証がない場合、小銅貨3枚で仮入場カードをもらう。仮入場カードがあれば、3日間その町にいれる。その間にギルドやら商会やらに行って身分証を手に入れるのが一般的だ。
「ようボウズ。入場するんだろ?身分証は?」
門番の男がスイを見ながら聞いてくる。それでもスイについて何も聞かないとは・・・
こいつ、プロだ!
冗談は置いといて
「えっと…すいません、冒険者になりに来たんです。身分証はないので仮入場カードをいただけますか?」
「そうか、じゃあこの板に触れてくれ。」
「これなんですか?」
「まあいいから触ってくれ。これも仕事なんでな。」
見たところ手汗に反応するうそ発見器っぽいが…
「こうですか?」
鉄の板に手をのせて聞いてみる
「おう、それでいい。
んじゃ、今から質問するから正直に答えてくれ。」
「わかりました」
「じゃ、犯罪をしたことはあるか?」
「いいえ」
「ふむ、ならいい
悪かったな、手間かけて。もう離して良いぞ」
「別にいいですけど、さっきのはなんですか?」
「ああ、こないだ領主が変わってな。
それで新しい領主が、神はこの街の平和を願っている!とか言って、急に嘘が分かるとかいうアーティファクトを持ってきたんだ。
それをここに埋めて入場する身分証なしのやつの犯罪歴を調べてるんだ。」
予想道理だった
つまり神様のおせっかいか。
「じゃ、雑談は終わり。仮入場カード代で小銅貨3枚だ」
パーカーのポケットにポーチから小銅貨3枚を移動し、手を突っ込んでポケットから取り出す
「これでいいですか?」
「OKだ、冒険者になりたいんだろ?ギルドはこの道をまっすぐ行ったらあるぞ」
「ありがとうございます」
「ああ、ところでお前ビーストテイマーなのか?」
聞いちゃった。プロだと思ってたのに…
いや、さすがに気になるか…
俺のジョブってなんだ?
剣も使えるし、魔法も使えるし、スイも戦うし、鍛冶もできるし、服も作れるし…
まあ普段剣使ってるから検視で良いや
「スイも戦いますが、俺はただの剣士ですよ?」
「ただの剣士はウォーターリドラと一緒に戦ったりしねえよ…」
「キュ~~」
そりゃそうだ
「まあいい。無駄に詮索すんのはマナー違反だしな」
「ありがとうございます。
では、仮入場カード返す時にまた来ます。」
「おう、じゃあな」
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「とりあえず、ギルド探すか」
「キュウ?」
「ああ、この道をまっすぐ進めばわかるらしい」
歩いていると大分視線を感じる。
まあ竜を肩に乗せた真っ黒な服着た日本刀を持ってる子どもなんてそういないだろう
5分程歩いていると、ギルドと書かれた看板の建物があった
「ここか…」
「キュウゥ…」
あったはあったのだが…
建物が異様にでかいのだ
その辺の民家が3mくらいなんだが、ギルドは10mぐらいある。多分4階くらいまであるんじゃないだろうか
「まあ入るか…」
「キュウ…」
なぜこんなに大きくしたのか?と呆れながら入るとかなり視線が集まってくる。
そんなことは気にせず受付に歩く
「すいません、冒険者登録したいのですが…」
「年齢を教えていただけますでしょうか」
「10歳です」
「すいません、この街だと13歳以下の子が冒険者登録する場合試験を受けてもらい合格した子しか登録できないんです」
多分あの新しい領主の影響だろう。神様が俺を目立たせるために指示したに違いない。
ラノベオタクめ…
だが、そうなると実力を隠すのは面倒くさいだけだ。精一杯暴れてやろう
「別にいいですよ。」
「えっと、本当にいいのですか?
今まで10歳の子供が合格したことはないですよ?」
「別に大丈夫ですよ。多分余裕ですし」
周りで休んでいた冒険者たちが大分驚いている
まぁ今まで10歳の子供が合格したことがないのなら当たり前か…
「えぇ?えっと、ではあちらの階段から3階まで上がってください。」
「わかりました」
そういって階段のほうに歩き始める
「お前みたいなガキが冒険者なんてなれるわけないだろww」
階段の手前で、いかにも頭の悪そうな冒険者が絡んできた
「お前その竜⁉ウォーターリドラじゃねえか⁉
どうせお前の命令なんて聞かねえだろ?俺が売ってきて金にしてやるよ。よこせ」
テンプレが来た。今頃神様もテンションが上がっているだろう。
冷静に相手の装備を見る。剣を腰に差してはいるが鉄でできてる粗悪品だ。刃こぼれもひどい
あとスイを奪おうとするネタは前回やった
「キュウ」
相手をするのも面倒だし無視して素通りする
「おい!無視してんじゃねえよ!
Cランク冒険者の俺様が言ってんだ!いうこと聞かねえと痛い目見るぞ!」
Cランクだったの⁉
にしては装備悪すぎない?
なんて呑気なことを考えつつ、高速で抜刀してテンプレさんの首にを当てる。
「痛い目って、誰が?
いつだって俺はお前を殺すことはできるぞ?」
周りの冒険者も一緒に驚いて動きが止まった。
1秒ほど誰も動き出さなかったので刀を納刀して再び階段へ歩き出す
「貴様!舐めやがってェ殺してやる!」
どうやらテンプレさんが再起動したようだ
「まだやるんですか?」
「今みたいな奇襲しかできないくせに舐めやがって‼」
そういいながら剣を上に構えて突進してくる
俺はすぐに抜刀して振り下ろされてくる剣を横に払ってテンプレさんの剣を弾き飛ばす
このままだとその辺にいた冒険者にあたってしまうので分子の動きを少しいじって冒険者にあたる前に落としておく
馬鹿みたいに口を開けて唖然としているテンプレさんに刀を向ける
「では、本気で殺し合いをしますか?」
テンプレさんは動かない
「最後に忠告ですどんな見た目の人でも一度は警戒して戦力を見るべきですよ
それでは」
そういって納刀し、今度こそ階段を上り始める
「にしても鬱陶しい奴だった。1回やられたらさっさと実力差ぐらいわかれよな…
お前Cランクじゃないのかよ…」
「キュウ!」
スイと一緒にテンプレさんをディスリながら階段をのぼっていると3階に着いた。
3階には土が敷いてあり、壁には切り傷がいくつかあった
「お前が試験をするのか?」
部屋の真ん中に腕を組んで仁王立ちしている190cmぐらいあるおっさんが立っていた
「はい、ユナトです。よろしくお願いします」
「おう。俺はクラネスだ。ここで試験官をしてる
お前、歳は?」
「10歳です。」
「受付で注意されなかったか?」
「されましたね。」
「ならなんで受けた?」
「合格できると持ってるからですね。」
「試験内容知ってるか?」
「知りません。たぶんあなたと試合でもするんでしょう?」
「お前なぁ、そこまで予想できる奴がなんで受けてるんだよ…
本気で俺に一撃加えることができると思っているのか?これでもBランク冒険者なんだぞ」
「多分、余裕です」
「舐めてんのか?」
「舐めてはないですね。今もあなたの手と足の動きに警戒してます」
「………まあいいけどよ。じゃあ行くぜ?
どこからでもかかってきな。使えるものはなんだって使え?その竜でもなんでもな
それで俺が認めたら冒険者にしてやるよ」
そう言うとクラネスはわきに置いてあった木剣を拾い俺に向けて構えた。
「真剣でいいんですか?」
「当たり前だ」
「…わかりました」
抜刀して5m程離れて構える
「行きます」
そう言って俺の時間を加速して一瞬で刀をクラネスの首に突き立てる
「俺の勝ち、ですね。」
最後完全に手抜きでしたね…
すいませんネタが思いつかなかったんです