もう一つの歴史クロスオーバーの物語を書くことにしました!この話は、とある幕末の方を選んで、彼の視点から始まる話です。
『ラブライブ!カウボーイとスクールアイドルの物語』はまだ続いてるですけども、ちょっとだけネタ切れなのでしばらくお待ちください!
それでは、どうぞ!
この世界に転生した意味は何だろう。
このことを毎回天に問う。
何の業績を挙げていなかった私に、命を授けてくれた理由を見当掴めぬ。
だけども、あの方にそれらしい理由を教えてくれたのをはっきりと覚えている。
『あなたにある組織の管理を頼んで欲しい。生前での経験と技術を生かして、どうかその組織が解散されないようにお願いいたします』
ある組織の管理…なぜ、私を?
名目上での立場に立っていなかった私は実権を持っていなく、ただ時の流れとともに傍観していた。
何の役にも立たないこの私が…ある組織の管理を頼まれても…生前と同じ因果関係が続いてしまう。
その恐れを抱いた私は…
現代の江戸ーーー東京に舞い降りた。
<とある東京の私立学校>
「はあ〜。何で顧問の先生が必要なの?6人でちゃんと練習しているのに…」
「恐らく、スクールアイドル活動の範囲が増えていく中で、いつか遠征などをやるかもしれない可能性で」
「それに同行する教師が必要だ、と先ほど生徒会長に言われたよ穂乃果ちゃん」
「う〜〜ん…そうだけど…」
この3人は、音ノ木坂学院の2年生。元気で明るいお転婆な高坂穂乃果と、凛とした大和撫子の園田海未と、他人の心を癒す天使的な南ことり。幼稚園時からの幼馴染で、よく3人で行動していた。海未が言った「スクールアイドル」というのは、現代の女子高生の間に流行っているアイドル活動のことだ。各学校でのアイドル活動が増えており、スクールアイドルのファンクラブの結成やグッズの販売などプロのアイドル並みの知名度が高くなった。
そんな熱狂的な流行りにのっているこの3人は、ただ余興のためにやっていない。彼女たちは、入学希望者を獲得しようと活動し始めている。近年、音ノ木坂学院の入学希望者が年に減っていき、理事長から廃校の知らせを宣告された。大きな衝撃を受けた3人、特に穂乃果は2人よりも先に、ある一つの解決策にたどり着いた。その解決策は、スクールアイドル活動だった。
そう。そのスクールアイドル活動を始めたら、学校の知名度が上がり入学希望者の数を獲得できるに違いない。だがしかし、海未は最初から穂乃果の甘い考えに賛同せず拒否していた。
でも、穂乃果の頑固さに影響を受けた彼女は、ことりと共に穂乃果のスクールアイドル活動を参加することになった。部活紹介での初ライブを行った後、3人の一年生が加入し、いよいよ活動の幅が広くなった。
穂乃果はそのことを嬉しく思い、きっと廃校を阻止できるだろうと考えた。しかし、彼女たちのスクールアイドル活動は正式に部活として認められていなく、自由に活動できる権利はまだない。また、活動の幅が広くなっていくつれに、それを管理する大人も必要だ。だから、3人ともは今、スクールアイドル活動を管理してくれる顧問の先生を探すよう職員室に向かっている。
「本当に探せるかな?」
「大丈夫と思うよ、穂乃果ちゃん。きっと探せるよ」
「ありがとう、ことりちゃん。よしっ」
ことりの励ましをもらった穂乃果はゆっくりと深呼吸をした。ドアに手を掛けて横に開いた後、咄嗟に大きな声で注目を浴びた。
「すみません!私たちは、スクールアイドル活動をしています!私たちの顧問になってくれる先生を探しています!顧問になってくれる先生はいらっしゃいませんか?」
教師たちは彼女の方に驚いた表情で振り向いた。穂乃果の両側にいる海未とことりももちろん驚いていて、彼女の空気を読んでいないところに恥ずかしくなった。
本当は大きな声ではなく、入り口の近くに座っている先生方が聞こえる範囲で注目を浴びようとした。そして、その先生の中から顧問になってくれる方を紹介してもらい、直接本人との挨拶を交わそうと思った。でも、穂乃果は誤って遠くにいる先生方に伝わってしまい、全教師がこちらの方に視線が集まってしまった。
この状況を教師はどんな反応されるのだろうか?穂乃果の質問に答えてくれる教師はいるのだろうか?いたとしても許諾してくれるのだろうか?、と悩んでいる途中に彼女たちの担任の先生が助太刀してくれた。
「ああー、顧問の先生ね?1人だけいるよ。紹介しようか?」
担任の先生はいつものジャージ姿で着ていて、パイナップルのような髪型に結んでいる。
「は、はい!お願いします!」
「そんじゃ、付いて来な」
彼女たちを職員室の中に入らせて、顧問になってくれる先生のところへ案内した。
案内された後、そこには白衣を着た人物が席に座っている。正面にパソコンでの作業をしていて、顔は隠されている。でも、その人物の手の動きをよく観察したら、顔の中央に何回か触っている。どうやら、メガネをかけているようだ。その人物は自分の仕事に集中していて、彼女たちが目の前にいるのを気づいていない。
そこで、穂乃果の担任の先生がその人物の後ろに歩き、背中をポンっと強く叩いた。
「おい、三南先生!何をしているんだ?」
その人物は動きを止めて、返事した。どうやら、”三南”はその人物の苗字のようだ。
「これはこれは、山田先生。私は、理科の実験の準備をしているところです。実験に使う道具が揃えていないと、生徒たちに理科の面白さを教えることができませんよ。そんなことが起きてしまったら、あなたはどう償えばよろしいでしょうか?」
三南先生が放った言葉は冷たく、山田先生に対してうんざりとしている態度を取っているようだ。しかも、”償えばよろしいでしょうか”の一言が、穂乃果たちの頭に怖い先生のイメージを植えつけてしまい、本当にこの方が顧問の先生になってくれるのだろうか?
「まあまあ。そんなことは後でいいから、あんたに紹介したい生徒を連れてきたよ」
でも、彼女はそれに対して気にせず、話を進ませた。根っからのフランクな性格を持っていたため、三南先生の授業の準備を大きな問題として捉えていない。
「私にですか?」
山田先生がそう頷くと、三南先生はパソコンを閉じて、穂乃果たちの方に視線を写した。穂乃果たちからの視点を見ると、三南先生は男性とは思えない女性のような色白で、愛嬌のある顔をしている。髪の毛は両肩に触れそうなぐらい伸ばしていて、ちょっとミステリアスなオーラが出ているような感じをする。
彼の顔を初めて穂乃果は少しだけホッとした。
(鬼のような形相を持っている先生ではなくて良かった〜)
と心の中でそう思った。
「私に何か用件がありますか?」
「あ、はい!実は…」
「私たちの…」
「スクールアイドル活動の顧問の先生になってくれませんか?」
いかがでしょうか?
短く感じたと思いますが、こんな風に話が展開していきます!
それでは、次回! またな!