ラブライブ!元総長の新たな人生   作:かいゆー

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みなさん、こんにちは。かいゆーです。

久しぶりに投稿させていただきました。長い間、話の更新を待ってくれてすみませんでした。実は去年から大学での講義や就活が忙しくなってきて、やっとひと段落つきました。私は国立の大学院へ進学することになり、空いている時間を見つけて、執筆していきたいと思います。

それでは、どうぞ!


13話:ラブライブとは?

<センターの件から数日後>

 

 私は午前の授業を終えた後、まっすぐ職員室に向かった。その途中、小泉君がこちらの方に走ってくるのを見た。彼女の形相は凄まじく、まるでお宝を発見したかのような様子だった。

 

「三南先生!三南先生!」

 

 彼女は大声で叫んだ。

 

「どうしたんですか、小泉君?何か大変なことが起きましたか?」

 

「は、はい!そ、それは…」

 

「それは…?」

 

 彼女は私の質問を答えようとしたが、

 

 

 ぎゅっ!

 

 

 なぜか私の腕を掴んできた。

 

「?!」

 

「答える時間はありません、三南先生!今すぐ、部室に来てください!」

 

「ちょっ、ちょっと小泉君!ー」

 

 と彼女に引っ張れるまま廊下を駆けた。

 

 

 <部室の中>

 

 部室の中では2年生たちに加えて、星空君がいた。おそらく、彼らは部室の中で談笑しているところだろう。

 

「た、大変です!」

 

「「えっ?!」」

 

「ラブライブです!ラブライブを開催することになりました!」

 

 私を含めて、その場にいるみんなは彼女の言葉を真剣な表情で聞いた。すると、高坂君はが真っ先に口を開いた。

 

「ら、ラブライブ?!……って何?」

 

 彼女にそう尋ねられた小泉君は私の腕を離して、すぐにパソコンを起動した。ラブライブの公式ホームページにアクセスすると、みんなに説明し始めた。

 

「スクールアイドルの甲子園。それがラブライブです!エントリーしたグループの中からスクールアイドルランキング上位20位が決勝に出場、ナンバーワンを決める大会です!!噂には聞いていましたが遂に始まるなんて・・・!」

 

「へぇ〜」

 

 高坂君はそう納得すると、

 

「スクールアイドルは全国的にも人気ですし・・・」

 

「盛り上がること間違いなしにゃ~!」

 

 園田君と星空君は小泉君の説明を聞いて、スクールアイドルの人気を再認識したようだ。

 

「今のランキングから上位20組とすると、1位のA-RISEは絶対出場として、2位3位は・・・。まさに夢のイベント・・・!チケットの発売はいつでしょうか?初日特典は・・・」

 

 小泉君はそう言って、自分の携帯を取り出して『ラブライブ』を予約しようとする。すると、

 

「って花陽ちゃん、見に行くつもりなの?」

 

 高坂君にそう聞かれた小泉君はキッ!と高坂君を睨んで突然立ち上がった。

 

「当たり前です!!これはアイドル史に残る一大イベントなんですよ!!見逃せません・・・!!」

 

 彼女の言い放った言葉の中には強い意志が込められていて、先輩であるはず高坂君に怒っているかのような口調で断言した。その言葉を受けた高坂君は、冷や汗をかきながら後ろ一歩ずつ下がった。

 

「花陽ってアイドルのことになるとキャラ変わるわよね・・・。」

 

「凛はこっちのかよちんもすきだよ!」

 

 西木野君は小泉君の別人とも思えるほどの変わりっぷりを見て呆れながら言った。

 

「なんだ。私、てっきり出場を目指して、頑張ろうと言うのかと思った」

 

「うえええええ!??そ、そんな・・・!私たちが出場だなんて恐れ多いです・・・!」

 

 高坂君の言葉を受けた小泉君は、部室の端っこにものすごい速さで後ずさってから言った。いつものおどおどした性格に戻ると、

 

「キャラ変わりすぎ。」

 

 またも西木野君に呆れられた。

 

「でも、スクールアイドルやってるんだもん!目指すのも悪くないかも」

 

「ていうか目指さなきゃだよ!」

 

 南君はそう呑気に言うと、高坂君に注意された。

 

「そうは言っても、現実は厳しいわよ」

 

 西木野君はそう鋭く二人に述べると、私は彼女の意見に同意した。

 

「西木野君の言う通りです。やるからには覚悟が必要です、皆さん」

 

 私の言葉を聞いたみんなは、再び真剣な表情に戻った。

 

「甲子園といった大きな大会では、私たちよりも凄腕のスクールアイドルがいることを理解しないといけません。彼女たちと対等できる、いや超えてみせる実力を身につける必要があります。そうしていく上には、今までしてきた練習を2倍以上を…」

 

「ですよね…。確か先週見た時はそんな大会に出られるような順位では・・・。」

 

 園田君がμ'sの順位を確認してみると、

 

「穂乃果!ことり!」

 

「ん?あっ!凄い!」

 

「順位が上がってる!!」

 

「うそ!?」

 

「どれどれ~?」

 

 1年生たちと一緒にパソコンの画面を見てみると、順位は前よりも上がっている!しかも、『急上昇のピックアップスクールアイドル』として注目されている!

 

「これは素晴らしいことですね!こんなにたくさんの方々に応援してくれるなんて…もはや出場できるチャンスはすぐ目の前にありますね」

 

「うわあ~!!もしかして凛たちって人気者!?」

 

 星空君はそう目を輝かせると、 

 

「そのせいね」

 

「?」

 

 何やら西木野君はやっと納得したかのような表情で述べた。

 

「何があったの真姫ちゃん?」

 

「この前ー」

 

 

<部室から屋上での練習をし始める場面に切り替える>

 

 

「・・・正門で中学生たちに出待ちされてね、『あの、写真いいですか?』とお願いされたの。本当は撮られたくなかったけど、その相手は悲しそうな顔をしていたから仕方なく一緒に撮ってもらったの」

 

「出待ち!?」

 

「うそお、私全然ない・・・」

 

 南君はそう驚くと、高坂君は出待ちされたことがないことに対して落ち込んだ。

 

「そういうこともあります。アイドルとは残酷な格差社会でもありますから…」

 

 小泉君は厳しいアイドルの現実を彼女に教えると、彼女はさらに落ち込んだ。

 

「でも、写真なんて真姫ちゃんは随分変わったにゃ〜」

 

 と星空君は西木野君の顔へ近づけると、西木野君は小さく慌て始めた。

 

「わ、私は別に・・・!」

 

「あ、顔が赤くなったにゃ~」

 

「~~~~~~!!」

 

 

 トンっ!

 

 

「うにゃっ!?」

 

「痛いよ~!うえ~ん・・・」

 

 急な攻撃にくらった星空君は尻もちをついて、ウソ泣きをした。

 

「あんたがいけないのよ」

 

 西木野君は彼女にそう注意すると、腕を組みながら背を向けた。そんなところに矢澤君は屋上の扉を開けて飛び込んできた。

 

「みんな聞きなさい!重大ニュースよ!!」

 

「おっ、にこ先輩?」

 

「ふふふ、聞いて驚くんじゃないわよ?今年の夏、遂に開かれることになったのよ!スクールアイドルの祭典・・・!」

 

「ラブライブ、ですか?」

 

 矢澤君はみんなの期待を煽りながらラブライブの開催を教えようとしたが、全員知ってる上で南君の言葉によって言い切るのを阻止された。

 

「知ってたの?」

 

「ええ。先ほど部室の中で、小泉君に説明されましたよ」

 

「そ、そうか…」

 

<生徒会室の前、穂乃果の視点> 

 

 その後、私たちは出場の許可を取るべく、生徒会室の前までやってきた。三南先生は午後の授業を準備しないといけなく、ダンスの練習をした後に別れた。

 

「どう考えても答えは見えてると思うわ」

 

「学校の許可ぁ?ミトメラレナイワァ!」

 

 真姫ちゃんはそう鋭くくぎを刺すと、凛ちゃんは罵るかのような口調で生徒会長のモノマネ(?)をした。

 

「だよねえ、今度こそは学校に生徒を集められると思うんだけど・・・」

 

「そんなのあの生徒会長には関係ないでしょ?私らのこと目の敵にしてるんだから」

 

 と、にこ先輩は空いている教室のドアを開けてから、生徒会長のことを吐き捨てた。

 

「どうして私たちばかり・・・」

 

 花陽ちゃんも生徒会長のμ'sに対する態度に困惑していると、

 

「それは・・・あ!もしかして、学校内の人気を私に奪われるのが怖くて!!」

 

 にこ先輩は生徒会長の目的を推測したが、

 

「それはないわ」

 

「ツッコミは早っ!」

 

 真姫ちゃんは彼女の推測を否定しながらドアを閉めた。

 

「もう、許可なんて取らずに勝手にエントリーしてしまえばいいんじゃない?」

 

 と真姫ちゃんはそう言うと、

 

「ダメだよ!エントリーの条件に学校の許可をとることって書いてあるもん!」

 

 と花陽ちゃんが真姫ちゃんをたしなめる。

 

「じゃあ、直接に理事長に頼んでみるとか…」

 

「え?そんなことできるの?」

 

「確かに、部の要望は原則生徒会を通じてっと書いてありますが。理事長のところに直接に行くことが禁止されているわけではないと思います…」

 

 真姫ちゃんの言いたいことを海未ちゃんがそう詳しく説明してくれると、私たちは理事長室へ向かった。

 

 

<理事長室の前>

 

 

 直接に行くことが禁止されていない。その助言を頂いた私は、ドアをノックしようとする。しかし、理事長に許可を得るせいか、さらに緊張感が高まった。

 

「うう、生徒会室よりさらに入りにくい緊張感が・・・」

 

「そんな事言ってる場合?」

 

「分かっているよ…!」

 

 真姫ちゃんにそう呆れながら言われると、自分に対して情けなく感じた。

 

(そうだ。この場で挫けてはいけない。決意したものを最後までやり通さないといけない。スクールアイドルをやろうっと言ったのは私だから、ここまでやってきた道のりを無駄にしたくない!)

 

 心の中で自分に聞かせると、再びドアをノックしようとすると、 

 

 

 ガチャっ

 

 

「おお、お揃いでどうしたん?」

 

「うわっ、生徒会長!」

 

「タイミング悪っ」

 

 理事長室から生徒会長と副会長が出てきた!にこ先輩は顔をしかめながら小声でつぶやくのを聞くと、私も同じ気持ちだった。何だか嫌な予感をする…。

 

「なんの用ですか?」

 

 生徒会長は私を詰問するかのように用件を聞きにくると、真姫ちゃんは後ろから私の前に立った。

 

「理事長にお話があってきました」

 

 と生徒会長にそう言うと、真姫ちゃんの前に立ち塞がって部屋の中に通してくれようとしなかった。

 

「各部の理事長への申請は生徒会を通す決まりよ」

 

「申請とは言ってないわ!ただ話があるの!」

 

 真姫ちゃんの言葉が荒くなってくるのを見た私は、彼女の肩を叩いた。

 

「真姫ちゃん。上級生だよ」

 

 彼女にそう制止すると、真姫ちゃんは浮かない顔で下に俯いた。すると、部屋の中から足音が聞こえてきた。

 

「どうしたの?」

 

 理事長の足音だった。

 

 

 




いかがでしょうか?

前回よりも三南先生の出番は少なく、今回の話は彼女たちをメインにフォーカスしていきたいと考えていました。

理事長にラブライブへの出場する許可を得ることができるのだろうか…?それは次回の話に詳しく説明されていきます!

それでは、次回! またな!
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