ラブライブ!元総長の新たな人生   作:かいゆー

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久しぶりに投稿させていただきました。この3年間、話の更新を待ってくれてすみませんでした。

理由は、大学院の授業が忙しくなってしまい、修論と就活が重なりあってなかなか小説の執筆作業に取り掛かることができませんでした。そして、自分の気持ち問題でもありますが、あまり取り掛かろうとする気持ちがなれず、3年と時間が過ぎていました。

本当に申し訳ございません。

そこで、ちょっとして変更点を加えたいと思います。それは、1週に1話を投稿したいと思います。そうすることで、自分のやる気に刺激し、この小説の連載を完結することに目指したいです。それでは、今後ともよろしくお願いします!

前置きは長くなりましてが、それでは、どうぞ!


17話:対談

「あなたが…噂の生徒会長ですね…」

 

「ええ…」

 

「なるほど…」

 

二人の間には何とも言えない雰囲気になっている。

 

先ほどの柄の悪い男性たちから救ってくれた三南先生に対してお礼を述べたい気持ちがある。だけども、あの2年生たちが発起した”スクールアイドル”活動の顧問として務めているせいか、嫌悪を抱く気持ちが入り混じる。

 

学校の教師に対して”嫌う”のは、音ノ木坂学院の生徒会長である自分にとって、持ってはいけない感情だ。全ての教師を尊敬する精神を持ってはならなく、全生徒の代表者として個人的な気持ちを優先してはいけない。

 

そう考えると、自分の嫌悪感を表に出している自分自身に対して少し情けないなと感じている。

 

でも、仕方がない。

 

事実は事実である。

 

三南先生は生徒会の”敵”であり、嫌悪感を持つことが自然的なことだ。

 

そんな気まずい空気が流れている中、私の妹である亜里沙がこの不穏な空気の中に介入してきた。

 

「あ、あの!私とお姉ちゃんを救ってくれて、本当にありがとうございます!」

 

と礼儀正しくお辞儀すると、彼女の純粋な顔に影響されてたのか、三南先生は微笑み返した。

 

「大丈夫でしたか?先ほどの男たちに傷つけられたお怪我はありませんでしたか?」

 

怪我はないかと尋ねたら、亜里沙は怪我がないと答えた。

 

「は、はい!亜里沙は大丈夫です!」

 

「亜里沙? 外国人のお名前ですね」

 

と首を傾げると

 

「亜里沙とお姉ちゃんのおばあちゃんはロシア人で、小学校を卒業するまでに住んでいました」

 

自分の名前と祖母のことを答えると、三南先生は納得したような表情で頷く。

 

「なるほど…ロシア人の血を引いているですね。日本人の顔と少し異なっているのはその理由ですか…」

 

「何ですか、その言い方?私には差別的な表現として聞こえてくきます…」

 

「ああ、いえいえ。ただ、私は外国人と出会う機会はあまりなく、ただ驚いているだけです」

 

「…」

 

自分の言葉の中にそういうニュアンスがないことを言い直したが、なんだか腑に落ちない気分である。

 

確かに私たちの顔は他の日本人と異なって、顔立ちはくっきりとしている。ロシアに住んでいた時、私の顔はみんなの顔と同じものだと意識していたが、日本に来てからそうではなかった。日本の中学校に入ったときには、みんな興味を持って私のところにやってくるが、彼らの最初の質問は…

 

 

『あなたの顔は私たちの顔と全然違うね。外人なの?』

 

 

その言葉を聞いた私は、”どうして日本人は外国人に対する見方は差別的な考え方があるの…?”

 

そう感じた私は、日本人に対してあまり良い印象を持てなかった。そのため、三南先生に対する嫌悪感が高まっていき、一も早くこの場を亜里沙と一緒に離れたい。早く離れないと、私の口から彼に対する苦言を漏らすかもしれない。

 

「あの、亜里沙は先生にお礼を述べたいので…もしよろしければ、私たちの家までに来てほしいです」

 

「あ、亜里沙?!」

 

亜里沙の言葉に驚いた私は、あたふたしてしまった。なんとかその場からはなれようとしたが、三南先生は微笑むような表情で聞いてきた。

 

「いいですか、お邪魔しても?」

 

「うん!悪い大人たちから助けくれたから、せめておもてなしをしたいです!いいでしょう、お姉ちゃん?」

 

と私の方に振り向いた妹の顔は、あまりにも純粋すぎるほどのかわいいさで、渋々許可をしてしまった。確かに、あの人は私たちを絡んだ悪い連中から助けもらった。彼への恩を返さないで、そのまま“逃げよう”とするのは、良くない。きちんとお礼を述べていないのは、非常識である。

 

「…いいわよ、亜里沙」

 

「ありがとう、お姉ちゃん!」

 

彼女はそう純粋に喜ぶと、私たちは三南先生を自分たちの家までに案内した。

 

<そんな時、園田海未はある人のいる場所にたどり着いた>

 

「お仕置きやね〜」

 

そうと述べた東條希は、矢澤にこの胸を背後から掴んだ。両手で小さな胸をぎゅっとした彼女は、にこの声を上げた。

 

「いや、いっやああああああー!」

 

側から見ると、この場面は犯罪的な意図を思わせるようなニュアンスを漂わせるだろう。だが、彼女たちをよく知っている人にとっては、日常的なものだと認識し、警察の方に通報しようとしない。その人は、園田海未。彼女たちの後輩に当たる。

 

「…」

 

じっと見ていた海未の存在に気づいた彼女たちは、”あっ”という声が揃った。

 

「聞きたいことがあるのですが…東條先輩」

 

「ウチに?」

 

「はい。絢瀬先輩について知っていることを…教えてください」

 

”そうか”と思わせるような表情を示し、にこの胸を離した。おそらく、希はもうこの時がやって来たのかと思案していだろう。

 

「分かった。なら、場所を変えようか。ここだと…聞いてはいけない人がおるからな」

 

「それって、私のことなの希?!」

 

ちょっとした敵意を剥き出したにこは、彼女を恨むような目のやり方を示した。

 

「それはどうだかな〜」

 

と曖昧な答えを告げ、海未と共ににこの元から去った。

 

はたして、にこは自分1人できちんとテスト勉強をできるのだろうか。おそらく、できるはずに違いない。なぜなら、見知らぬ人に自分の胸が揉まれたことを見られたため、「勉強をさぼろうとした女子高生が罰として胸が揉まれた!」という噂は、大人だけでなく小さいな子供たちにも、海の如くに広がっていくだろう。そんな噂があったことを断ち切るために、にこはそのまま勉学に励み始めた。

 

<絢瀬絵里のお家にて>

 

亜里沙の提案を断れなかった私は、三南先生を自分たちの居間に招待した。彼がゆっくりとソファーに座り、私も同じく腰を下ろした。彼と対面するような向きで座ると、何だか担任の先生による二者面談が行われるような雰囲気が出始めた。ただ、私の望んでいないものになっているけどね。

 

亜里沙は、学校の荷物を自分の部屋で下ろしたすぐに、台所でお茶を淹れ始めた。彼女が淹れている間、私と三南先生の間に沈黙が流れていた。

 

「…」

 

「…」

 

あまりにも自分から話そうとしない気持ちが表れたのか、彼はずっとの私の目の奥に注視している。まるで、冷たい表情を出している銅像と目が合ったかのように。そんな風に見られると、私は少し居心地が悪く感じ始める。

 

けれども、その状況はすぐに打破された。

 

「はい!お茶を淹れました!どうぞ、先生」

 

「ああ、ありがとうございます。それでは美味しくいただきーー」

 

彼は出された湯呑みの中を見ると、少しだけ不思議がるような表情を示した。

 

「あの、このお茶は一体…?」

 

「紅茶です! もてなすときは必ず紅茶を用意します!」

 

彼女はそうと純粋に答えると、彼は…

 

「ふふ、なるほどですね。では」

 

彼女に微笑み、湯呑みの中に入った紅茶を召した。

 

「少しだけ甘いけども、とても美味しいです」

 

「ありがとうございます、喜んでいただいて!」

 

彼は亜里沙のちょっとした勘違いに小さな笑みを浮かんだ。

 

「亜里沙」

 

「はい、お姉ちゃん?」

 

「お姉ちゃんはね、先生と少し個人的な話があるの。だから、席を外してもらっていい?」

 

「うん! 分かった」

 

亜里沙は私たちに軽いお辞儀をしたあと、すぐに彼女に戻りました。彼女が去ったあと、ここから正念場が迎えた。

 

「三南先生。先ほどの件、ありがとうございます。先生がいなかったら、私たちがどうなっていたのかは分かりません」

 

「貴方の教師としてやったことですよ。生徒たちの安全を守ろうとしないなんて、教師失格です」

 

「そうですか…なら、アイドル活動をやっている彼女たちにも、そのお考えですか?」

 

私はそう問い出すと、彼は

 

「…ええ」

 

と答えてくれた。

 

「そうですか」

 

「…」

 

「なら、いくつか尋ねたいことがあります。まず、1つ目。なぜ、彼女たちの活動を推進しようとしているのですか?」

 

「なぜって…それは、彼女たちの顧問として任されていたからです。顧問である私は、彼女たちの活動を見守るのが世の理です」

 

「世の理ですか。でも、学校の存続を守ることの方が1つの部活の活動状況を守ることよりも大事ではないですか?そっちの方が、私にとって世の理だと思います」

 

「確かにそうですね」

 

「ならーー」

 

「私は自分の役目を頂いた時に、それを遂行することに決めています。中途半端な形でやめることは、信頼された他人の目から見ると、如何なさいますかね」

 

「…っ」

 

彼の遮った言葉に、私はうまく反論できない。確かに、三南先生の言葉に一理がある。自分の請け負った仕事をきちんとやらないで、放り捨てることは人として信じられない。

 

でも、私の役目が彼の役目よりも重要であることを説得し、彼に納得させてもらいたい。なぜなら、自分の対応している活動に共鳴を感じたら、学校の存続をより一気に捗ることができるだろう。なんとかして、こちら側の人間になって欲しい。

 

「分かりました、その気持ちを。なら、2つ目は、三南先生は音ノ木坂学院にとってどういった存在ですか?」

 

「私にとっての存在。そうですね…簡単に述べますと、”第2の家”ですかね」

 

「”第2の家”?」

 

「ええ。毎日親しい友人と出会って、彼らと共に勉学とスポーツに臨み、家庭におる家族よりも絆の深い関係を築ける場所だと思います。それらの友人との間に少しずつ、”第2の家族”のようなものが生まれます」

 

「だとしたら…なぜ、学校を存続しようとする気持ちになれないのですか?”第2の家”であると仰ったら、どうして…」

 

「私は、そこまで学校の存在を見捨てもいい輩ではありませんよ。確かに、学校は”第2の家”であることを述べました。だけど、それはただの形に過ぎないと思います」

 

「形?」

 

「ええ。学校で”第2の家族”といった関係を持つと、学校という存在がなくなろうが、人と人の間にある深い関係はまだ続く。私もそういった経験があります。自分にとって馴染みのある場所が消え失せることに悲しみました。でも、自分のことを気にかけてくれる”第2の家族”のような者がいると、その悲しさは…すぐに消え、前向きになることができました」

 

「…」

 

「まあ、こんなことを言って、結局廃校になっていいという矛盾に聞こえるだろう。分かりやすく言うと、出来るだけ廃校にはなって欲しくない気持ちがあります。ただ、その廃校になってほしくない気持ちが強すぎるあまりに、気にかけてくれる友人との関係をおろそかにするのは良くない。友人との良い人間関係を保つことほうがより大事だと考えています。そう伝えたいのです」

 

その言葉を聞いた私は、少しだけ腑に落ちるような感覚にいたった。確かに、学校の放課後や休日でも、仲良くなった友人と一緒になれるのならば、学校の存在がなくても楽しく過ごせることができる。また、廃校になってほしくない気持ちを優先するあまりに、友だちとの関係をおろそかにしてはいけないことについては一理がある。

 

とはいえ、私はこの学校の生徒会長であり、この学校の存続を守ることが第一として考えている。それに、私の親友である希は副生徒会長であり、彼女だって私と同じ考えであるはず。そう強く思う。

 

「三南先生のご意見、よく分かりました。では、最後…もし彼女たちの活動が失敗したら、どう償えますか?」

 

「…」

 

私の質問に思索するような顔を示し、目の前にあるコーヒーテーブルの方に視線を移した。すると、

 

「その時は…全責任を負って辞職します」

 

「…?!」

 

彼の答えに、私は驚きを隠すことができなかった。




いかがでしょうか?

今回はなるべくシリアス的な話の展開を試みました。

次回、どうなっていくのかを詳しく展開されていきます!

それでは、次回! またな!
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