ラブライブ!元総長の新たな人生   作:かいゆー

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みなさん、こんにちは。かいゆーです。

タイトル通り、あの方がやって来ますよ!でも、彼はμ’sのメンバーとどんな関係を持って、話に登場するのだろうか?

それでは、どうぞ!


8話:魁先生との再会 前半

 日曜日…。

 

 穂乃果たちは朝早くから神田明神で踊りの練習をしている。7人に増えたμ’sは、ダンスのステップが多くなっていき、それぞれのポジションの切り替えが少しややこしくなっていく。

 

 そのため、海未と三南先生がそれを見ながら指摘している。

 

「1、2、3、4、5、6、7、8!」

 

「高坂君。あなたの手の動きが少しだけ遅れていますよ」

 

「は、はい!」

 

「真姫も同じくですよ」

 

「ええ、分かったわ!」

 

「あんたたち。しっかりやりなさいよ〜」

 

 とにこは二人にそう言うと、

 

「矢澤君の足のステップはまだ間違っていますよ。しっかりと、気をつけなさいね」

 

 先生ににこにこされながら注意されてしまった。

 

「うぐっ。分かりました…」

 

「ことりは疲れてきましたか?」

 

「ううん。大丈夫だよ海未ちゃん」

 

「もうすぐ、ラストになるから。それまでに持ち堪えてください」

 

「はい!」

 

 そして、みんなは息を合わせてラストパートの踊りをし、最後のポーズを決めました。だんだん形になってきているので、三南先生は拍手した。

 

「よし、そこまで。では、15分間くらい休憩を取りますよ」

 

 海未は彼女たちにそう告げると

 

「「「「「「ふぅ〜」」」」」」

 

 みんなは地面に腰を下ろして持ってきた水筒を飲んだり、タオルで汗を拭いたりする。

 

「いや〜、今日の練習はキツかった」

 

「はあ…はあ…。もう、足動けないにゃ」

 

 穂乃果と凛は背中合わせで、自分たちのシャツで風を仰いでいる。

 

「本当に…。私たちがここまで練習してきたから、もうそろそろ完成に近いじゃないの?ねえ、先生」

 

 にこは彼にそう聞くと、

 

「そうですね、矢澤君。ライブで披露する前に、リハーサルを含めて二日間くらい練習したら、もう完璧ですよ」

 

 と納得する表情でうんうんと頷いた。

 

「でも、たくさん練習したらお腹がー」

 

 

 グ〜〜〜〜〜〜

 

 

 花陽の言葉に誘われたのかみんなのお腹が同時に鳴ってしまった。

 

 互いの顔を見合わせながら少しだけ頰を赤らめてしまい、三南先生はそれに小さく笑った。

 

「…っふふ。それでは、昼食にしましょうか。お弁当を持ってきていると思うので、食べ終わった後に練習を開始しましょう」

 

「「「「「「「はーい!」」」」」」」

 

 遠足に来ているような感じで返事した後、自分たちのバッグを開いてお弁当を出そうとする。

 

「やっと、来た〜。昼食の時間。ようやく、私が作ったおにぎりを味わー」

 

 自分のバックを開いて、お弁当を出そうとする花陽は……。

 

 

「そんなあああ!!」

 

 

 と涙目になって叫んでしまった。

 

 彼女の叫び声に驚いてしまった他のメンバーたちは、花陽の方振り向いて

 

「ど、どうした花陽ちゃん?」

 

「おにぎりが…。私のおにぎりが…」

 

 ことりは訊ねてみたが、彼女は絶望したかのような雰囲気で這っている。すでに元気が無くしてしまって、声はぼそっと小さくなって『おにぎりが…。私のおにぎりが…』を聞き取れなかった。

 

 そこで、凛は彼女のバックの中身を見てみると…。

 

「これは、大変なことだにゃ!かよちんのお弁当箱が……ない!」

 

「「「「「「「ええっ?!」」」」」」」

 

 なんと、花陽はお弁当を持ってくるのを忘れてしまった!これは一大事!

 

 大好きなご飯を食わずに練習を続けたら、花陽のモチベーションがガクッと大きく下降して廃人になってしまう!

 

「ど、どうしよう海未ちゃん!花陽ちゃんが弁当を食べれないよ!」

 

「だ、大丈夫ですよ穂乃果!私たちの分を分けたらー」

 

「そんなことをしたら、彼女のやる気がさらに失ってしまいますよ。自分が作った料理を食べることができないのは、とても大きな問題ですよ園田君」

 

「そ、そうでした…すみませんでした」

 

「でも、どうするのよ?!こんな状態で放って置くのはいけないでしょう!」

 

 真姫に言われなくても、みんなは落ち込んでいる花陽を何とかしたい。しかし、今から花陽の家に行ったら、昼食の時間が過ぎてしまい彼女の食欲が失ってしまうだろう。

 

「おにぎり…私のおにぎり…」

 

 

 そんな状況になっている矢先に、階段の方から男性の声がしてくる。

 

 

「お姉ちゃーん!お姉ちゃーん!」

 

 

 その声がどんどん近くなっていき、花陽以外の人は階段の方へ身を翻した。そこには、急ぎ足で駆け上っている青年がいて、手に誰かのお弁当箱を持っている。この人は一体…?

 

「ああ!あれは、かよちんのお弁当箱だにゃ!」

 

 長年親友として付き合っている凛は、彼女のお弁当箱であることを指差すと

 

「お姉ちゃーん!はあ…はあ…はあ…」

 

 青年はゼーゼー息を切らしながら彼女たちところへたどり着いた。

 

 彼の見た目を見ると、髪の毛は花陽と同じくベージュ寄りでスパイキーヘアをしている。細身ではあるが、三南先生から見るとしっかり運動されている健康的な身体である。服装は、青い中学生の制服のようで、彼はもしかすると音ノ木坂中学校に通っている生徒には違いない。

 

 その青年は地面に這っている花陽にお弁当箱を見せると、

 

「ああ!私の…おにぎりが来た…!私のおにぎりが来たよー!!」

 

 彼女は元気に戻って、恐る恐るお弁当箱を貰った。感激する表情で我が子のように抱くと、その青年は

 

「お姉ちゃんったら。今度からちゃんと気をつけてよ。本当に良かったよ、俺が気づいて」

 

 苦笑いしながら彼女の肩を叩いた。二人は姉弟関係のようだ。

 

「本当にありがとう!”平助”くん!」

 

 

 

 その言葉を聞いた三南先生は表情が固くなってしまった。

 

(平助…だと?いや、そんな馬鹿な。20数年間、この平和な日本に住んでいる私は自分以外の転生者はまだ会ったことはない。だから、きっとそんなことがー)

 

「ええ?!平助なの?大きくなったにゃ!ずっと、チビのままでいると思ったのに〜」

 

 失礼なことを言われた平助は顔を上げて、

 

「失礼なことを言うなよ、凛お姉ちゃん!俺は毎日牛乳を飲んでるから、背の低いままで大人に迎えたくないよ!」

 

 と凛に言い返した。その時に初めて見た彼の顔は……なんと生前での”藤堂平助”の顔立ちをしている!あの無邪気な笑顔に自信満々な雰囲気を出している青年は、三南先生が知っている”藤堂平助”と同じだ!

 

(嘘でしょう…!本当に藤堂君が…!)

 

 彼の顔を見た三南先生はひどく驚いてしまい、体がその場で像のように硬直してしまった。

 

 同じく平助は凛の後ろにいた三南先生の顔を見ると、絶句するほど発する言葉を無くしてしまった。

 

(ま、まさか!山南さんも…!)

 

 二人は互いの顔を見つめながら、心の中にそれぞれ複雑な感情を抱く。

 

 まさかの再会を果たしてしまった二人は一体どうなってしまうだろうか……?!

 

 




いかがでしょうか?

まさかの花陽の弟として転生するとは意外でしたね。

なぜ、花陽の弟に転生させたかというと、私は『薄桜鬼 真改 風華伝』の藤堂ルートをやったときに、彼は土方さんからの謹慎をくらっていて、部屋で千鶴に作ってもらったおにぎりを美味しそうに食べているその笑顔はとても可愛くて、μ’sの花陽との繋がりがある!と思ったからです。

次回、彼らはどんな反応するのか見てみましょう!

それでは、次回! またな!
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