しばらくの間に投稿していなくて、すみませんでした。少しだけ用事がたくさんありまして、そちらの方を優先していました。
さて、みなさんがお待ちしていました後半を書き上げることができました!
それでは、どうぞ!
<2時間前、小泉の家>
家の庭で剣道の素振りをしてたら、お姉ちゃんは練習着で玄関から出ていった。
「ん?お姉ちゃん、どこ行くの?」
「あ、平助くん。これから、神田明神で朝練があるの」
「ああー。”アイドル”の練習ね。じゃあ、頑張って」
「うん、頑張るよ!行ってきます!」
とダッシュで家から去った。
(本当、現代の人たちは自由でいいな。俺の頃はあまり選択肢がなく、とても大変な時代だったからね。外国に攻められ、不逞浪士に襲われ…命がけな人生だったよ〜)
心の中で自分の前世を思い返すと、小さくため息をついた。
現代の日本は平和だ。お姉ちゃんのような若い人たちは、混乱な状況を経験したことがない。そのことに対して、俺は良いことだと思っている。昔、オレみたいな若者たちは幕府を守るために戦いに多く参加していたから、趣味に没頭する余裕がなかった。まあ、土方さんの場合は句を詠む余裕があるから、あまり当てはまらないかな。
戦いから唯一離れたのは、新八っつぁんと左之さんと一緒に外で酒を飲みことだな。三人でよく馬鹿騒ぎをして、楽しく夜を過ごしたな。新八っつぁんはたまに上半身裸になって筋肉を見せるし、左之さんは自慢の切腹話をしてくるし、一緒に過ごすだけ辛いことや悲しいことを忘れることができたよな。
……。
何だか、昔のことを思い出すと……オレたちが戦ってきた意味が問われる。現代の日本を見てみると、すっかり”外国”風な日本になったよな。別に悪くはないと思うが、現代の人達が昔の日本(特に新選組が明治維新を三年くらい遅らせたこと)に批判的なイメージを抱いているのを腹が立つ。
言っとくけど、その時の不逞浪士は当時の京をめちゃくちゃにしようとしたからね。オレたちはな、京の街が焼け野原にならないように守ってきたから、感謝してよ。もし池田屋で浪士どもを捕縛しなかったら、多くの命が奪われるぞ。老若男女問わずね。
それに加えてね、日本の隣国(中国=清)は本当にとんでもない目に遭って、欧米諸国にこき使われていたからな。その事実を伊東先生に教えられて、オレはその時本当に驚いた。勉学好きではないけども、清はどの外国にも破れない強い国であるのを何度も聞いてた。でも、その事実を知った先に伊東先生から更に衝撃的な言葉を続けた。
『もし不逞浪士どもが外国の戦術と武器を受け入れたら、この国はいつか清と同じ運命にたどり着いてしまうだろう。その時が来たら、藤堂君は刀を抜けますかね?』
まさかと思って信じなかったが、薩摩藩と長州藩の兵士たちが外国の衣服を身につけて、最新型の火縄銃で攻撃してくる姿を見ると……。
『伊東先生の言ったとおりだ。日本はもうすでに外国の
情けなく覚えている矢先に、土方さんが俺たちに『敵と同じような服装と武器を持ってたら、戦いに勝てるかもしれん』っと提案してきた。新選組の装備がガラリと変わって、刀はそのままだけど、服装が洋装になって、髪の毛が短く切られた。そして、隊士たちは最新型の火縄銃を扱う訓練をするようになって、剣術の稽古が遠ざけしてしまった。
居心地が悪くて、自分自身が外国の奴隷になったかのような感じした。それに…伊東先生の言葉通り、オレは戦う気にはなれなかった。
前までは、ダンダラ羽織を羽織って浪士どもと戦うことには躊躇しなかった。だが、相手と同じ服装を着ると、まるで同胞を殺すような感じが芽生えて嫌な気分になった。そして……。
もう、いいや。この思い出を思い返しても、過ぎ去った過去の出来事だ。
それに、人生初めてお姉ちゃんを持つことになったから、お姉ちゃんを守れるように頑張ってみせる。この世に”変若水”があるかないか知らんが、それを使わないように剣の腕を磨いてみせる!
そう決心して素振りを1時間くらいすると、シャワーをしようと家の中に戻った。その時、テーブルの方に視線を移すと、そこには風呂敷で包まれている箱があった。
「ん?これは…」
風呂敷を解いて、中を見ると。
「お弁当箱?……ああっ!まさか、お姉ちゃんの?!」
はあっと気づいたオレはすぐにシャワーをして、お姉ちゃんのところに駆け足で届けに行った。
<神田明神にて>
平助と三南先生は、互いの顔を見つめながら硬直している。この場所で、昔の仲間と再び会うことは予想していなかった。頭の中は真っ白になっている。固まった表情を変えることができず、そこでずっと呆然としている。
そんな状況に、花陽は割り込む形で
「あの…どうしたの?平助君、三南先生」
と二人に聞くと
「あ、ああ…。いや、何でもないよ。お姉ちゃん」
「本当?」
「ほ、本当だよ。ただ…お姉ちゃんの顧問は、俺が知っている人とよく似ているから…驚いたの」
最初に平助は横に振って誤魔化すと、
「わ、私もですよ小泉君。あなたの弟は、私がよく知っている同僚の顔が似ていて…少々びっくりしまたよ」
それに便乗する形で三南先生が答えた。
「あ、そういうことだね」
彼女はそれ以上疑わず、彼らの言葉を信じた。
「そ、それよりお姉ちゃん。今度から、お弁当を忘れないでね」
「うん!ありがとう、平助君!」
彼女は嬉しそうにお弁当箱を大事に持って、凛とともにその場から離れた。彼女たちが穂乃果たちと一緒に弁当を食べている時に、平助と三南先生は静かな場所に移動して、気まずい雰囲気で対談し始める。
「ひ、久しぶりだな…山南さん」
「ええ。久々に会いましたね、藤堂君」
「まさか、蘇った後にも昔の仲間と会うなんて…想像していなかった」
「私も同感ですよ」
「うん…」
「ええ…」
途切れに言葉を交わした二人の間で、平助の身体は落ち着かずそわそわしている。何だか、申し訳なさそうな雰囲気を出している。
「そ、その…。最近の調子はどうですか、山南さん?」
「ぼちぼちですかね、藤堂君…。君は?」
「俺は…中学校の剣道部に入ってから、調子は良い方かな…?うん」
「なるほどですね…」
「そうです。それに、その…」
「?」
平助は下に俯いて小さくため息を吐いて
「山南さん。山南さんは…あの出来事を覚えていますか?オレが山南さんを…」
彼に不安げに尋ねると
「ええ、覚えていますよ」
彼の質問に答えて、自分の晩年を思い返した。ふっと小さく息を吐いた彼は、
「あれから…150年も経ちましたね。私は掲げた野望を…」
「それを止めたのはオレで…」
「そして、君にーー」
次の言葉で自分の最期について述べようとするが、
「いいえ。君に…私を”救ってくれた”」
代わりに、平助に自分の心を”救ってくれたの”を述べた。
「ええ?」
その言葉を受けた平助は、三南先生の方に上を向いた。彼はにこやかな表情を浮かべていた。
「君は、私が犯した間違いを終止符を打ってくれた。もし、あの場で君を倒したら、私はこの世でも狂ってしまうだろう。呪われた体から解放されても、その野望をきっと未だに追求するだろう。そんな感じします」
「で、でも!オレは…!」
「悔やむ必要はありませんよ、藤堂君。あれは、自分自身が学ぶべき問題だったんですよ。君が判断した行動は正しかったですよ」
「山南さん…」
生前から持っていた不安と後悔が少しずつ消えていくと、平助の両肩から重りのような塊が外されたような感じをする。その矢先に、三南先生は少しだけ後悔の色を浮かべた。
「それに…私は
と少しだけ自虐的な微笑むを浮かぶと、平助は
「許してくれると思うぜ。だって、山南さんのことを最後まで信じてくれたからだよ。あいつはずっと山南さんの味方だよ」
と彼にそう告げると、
「そうですね、藤堂君」
彼の自虐的な微笑むは消えて、頷いた。
「よーーーし!昼食を食い終わったから、練習を頑張るぞ!」
二人の男性は女子たちの方に振り返ると、みんなはやる気満々で練習を再開しようとしている。その様子を見た平助は
「現代の人って、オレたちと違って随分と生き生きしているな。羨ましいよ」
と述べると
「その通りですね」
三南先生は彼の意見に賛成した。
「山南さん」
「んん?」
「オレは、お姉ちゃんを守りたいんだ。人生で初めてお姉ちゃんを持つことになったから、彼女の笑顔を守るために頑張る」
「…ふふっ。藤堂君から”お姉ちゃん”の言葉を聞くなんて、新鮮な感じをしますね」
「べ、別にいいじゃないか!オレは一人っ子だったから、からかわないでよ!」
自分が放った”お姉ちゃん”という言葉を三南先生にからかわれると、平助は頰を赤らめてムキッとなった。
「まあ、君の気持ちは私も同じですよ。私は、彼女たちの純粋な心を…守りたいですよ。そう決意しましたから」
三南先生は自分の決意をそう告げると
「なら、オレも手伝ってもらうぜ山南さん!二人で協力し合ったら、絶対に守り抜くことができるよ!」
平助の目は炎のように燃え上がり、拳をぐっと握っている。それを見た三南先生は
「そうしましょう、藤堂君。私たちが
彼は手を差し伸べると
「おう!
その手を握って、この場所で決意した。
これにより、新選組の元総長は、新選組の元八番隊組長との再会を果たして、μ’sの未来を守ることを誓い合った!
いかがでしょうか?
二人のキャラを崩壊せずに書いたので、正直あまり自信はありませんでした。藤堂平助と山南敬介の関係を覚えるために、『薄桜鬼 真改 風華伝』の(藤堂ルートと山南ルート)をプレイして、オリジナル展開にしました。
たぶん、みなさんは三南先生の最期を知っていると思います。知らない人は、動画で『薄桜鬼 真改 風華伝』の藤堂ルートを調べてください。
次回はアニメ本編の「センターは誰だ?」です。
それでは、次回! またな!