第10話 ジオン残党軍
「この先、ミノフスキー粒子の濃度が濃くなっています。」
「これは戦闘時の濃度だな…」
「カメラで艦影を探せ。」
「…今光らなかったか?2時の方向。」
「…あ、また、あれは…
連邦のビームの光だ!」
「総員第一戦闘配備 2時の方向敵機確認
艦影の確認急げ!」
「艦影確認ムサイ型戦艦1隻とマゼラン型戦艦が交戦中。ムサイ左甲板に被弾。危険な状態と推測されます。」
此処で恩を売っておくのも1つか…
「ゲルググの燃料は持つのか?」
「まだまだ行けるぞ。」
「よし、通信を繋げ。
ゲルググSJで敵艦を狙撃する。
敵機は確認次第出来るだけ本艦から
離れた場所で撃墜せよ。」
………「了解。」
「ハッチオープン、ゲルググSJをコムサイに固定、狙撃体制への以降を完了。」
「BBRの継続射撃は5秒までだ。
クールタイムも5秒、その間は腕部の
収束ビームガンを使え。
狙う場所は熱核反応炉か司令塔だな 。」
「了解。ロックオン完了、発射!」
黄色い光の筋が艦体をなぞりその度に
爆発が起こる。しかし、
「おい、ジムが2機こっちに向かってくるぞ。」
「機体を反転させ、全速前進!ゲルググSJに応戦させろ。」
「アミダ、こっち向かってくるジム2機に
応戦して、くれぐれもコムサイに近づけないで。」
「了解」
コムサイから離れつつ、敵機を確認する。
「ノーマルのジム1ともう一機はライトアーマーか、…」
ノーマルの方に照準を合わせ発射する
回避するもビームが太く避け切れず爆散する。急ぎもう1機のほうへ撃つも、学習され
避けられる。
「中々の機動力だが、しかしこの機体と比べれば!」
鍔迫り合いとなるが、勿論ジムが押し返され
なけなしのバルカンを掃射するが、
コックピットをビームガンで撃ち抜かれ
戦いは終わりを迎える。
「敵艦の撃沈を確認、接近してきた敵機2機の撃墜も確認。」
「味方艦から通信が入っています。」
「繋げ。」
…………
「貴艦による救援感謝する
私はジオン公国残党軍テラーズフリート
のキューレック小佐だ。貴艦の所属の提示
を要求する。」
「ジオン公国軍。 グラナダ開発機関
護衛部隊所属 アミダ・ノーメル中尉。」
「中尉?もっと上の者はいないのかね。」
「この艦はグラナダ開発機関より脱出した
物であり、
軍人は私以外におりませんので 。」
「そうか、それは苦労したであろう。
ムサイに貴艦を収容する。
準備がある、暫し待たれよ。」
…………
「やはり残存勢力があったか。」
「しかし、アミダ凄いじゃないか。
敵艦1隻に合計で4体のmsを撃墜、
十字勲章までは行かないが階級の
昇格は間違いないね。」
「ええ、凄いですよアミダさん。」
「ありがとう、だけどこの機体の性能が
あってこそだよ。
だからもっと他のエースにi…」
「あっ因みに元から専用機としてのプログラムで作られてるから、もうアミダしかこの
機体は動かせられないんだ。まぁプログラムごと変えれば使えるけどね。」
「…嬉しいような、申し訳ないような…」
「取り敢えずは合流出来たんだ。
一安心だね。」
「ええ、」
…………
「収容の準備が整った、オペレーター。」
「ムサイ ハッチオープン
カタパルトとの同期を要請。」
「了解、ムサイとの同期を確認、
コントロールをムサイに委託。」
「確認、収容します。耐衝撃姿勢を
取ってください。」
「収容を確認、ハッチを閉じます。」
……………
「着いたー。」
「なかなか長かったですね。」
「戦闘宙域を通ってきたからな。」
「おお、これがムサイか…」
クルーとして、ジオン残党軍としての
人生が始まって行く…
第11話 軍人
「この艦の副官を務めさせてもらっている
ルルクス・ダミル大尉だ。 アミダ中尉
この度のこと感謝する。」
「いえ、軍人として当然の事をしたまでです。 」
「皆さんお疲れの所申し訳ないのだが
あなた方の情報を私達は余りにも持ってい
ない。あちらで少し話を聞かせて貰えるか
な?」
「了解しました、直ぐに向かいましょう。」
「感謝する。」
向かうと小さな会議室の様な場所だった。
そして、そこには…
「艦長、お連れしました。」
「艦長…」
まさかの人物がいた、
「さぁ、お入りください。」
……。
「まぁ座り給え。この度は我が艦を
救援した事を総員を代表して感謝の意を
伝えさせてもらう。」
「有難く受け止らせて頂きます。」
「して、其方らは軍の人間ではないと聞いたが、ならば何者だ?」
「我々はジオニック社のms開発部に
所属している者でございます。」
「ほう、ならば何故あのコムサイに乗っていたのだ?」
「我々はこのMSの技術を連邦の手に渡らぬよう。脱出して参りました。
MS-14SJ「ゲルググSJ」 この機体は
絶対に連邦の手に渡してはならんのです 」
「MS-14SJ…聞いたことが無い。
試作機かね?」
「はい、大まかな物はゲルググと同じです
が、機動力と推力は全くの別物です。
ラウ君スペックを。」
「はい、出力:1,490kw
推力:178,500kg(21,000kg×5、24,500kg×3)
姿勢制御バーニア数:24基
センサー有効半径:6,300m
装甲材質:チタン合金セラミック複合材
となっています。」
「ルルクス、技術員にこのスペックを
伝えておけ。」
「了解しました。」
「確かにこの機体が渡り、その技術を
連邦に盗まれでもしたならば。
我々は確実に破滅の道を辿るだろうな。
大儀であったな。」
「ありがとうございます。」
「今、我々は人手もたりん。
其方達の入艦は歓迎する。
して、あのサラミス級を落としたのは
アミダ中尉だな?貴君は少し残っていってくれ。」
「はい。」
「ルルクス、この艦の案内をしてやってくれ。」
「了解しました、それでは行きましょう。」
「其方は今回で何機落としたのだ?」
「2機であります。」
「ならば、昇格は確実だろう。晴れて太尉になることになる。そしてこの艦では副官と
同じ階級となる訳だが、どうだMS隊の
隊長をしてくれんかな?」
「隊長ですか?」
「ms隊の兵達は其方の働きを見て士気が上がっておるのだ。其方の実力があれば十分に役割は果たせる。」
「…お受け致します。」
「感謝する。細かな説明はクルーから
知らせが来るであろう。それまで
休息を取るがいい。話は以上だ、戦果に期待する。」
「それでは、失礼します。」
「ふぅ、…」
こういうの苦手だな…
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