ソードアート・オンライン~君と出会ったこの世界~ 作:作家志望の一般市民
誤字脱字や描写の下手さは暖かい目で見てやってください。
「リンクスタート」
俺はその言葉を唱えてナーブギアを起動させた。
そして、ナーブギアのメインメニューからインストール済みのSAOを起動させた。
すると、視界が暗転していってから徐々に色彩を帯びていく。
そこで俺はSAOのキャラクターメイキングフェイズを開始させた。ユーザーネームやキャラクターのフェイスメイクを行った。
「よし。こんなもんかな?」
俺が一通りの作業を行うと、ポップアップメニューが現れる。そこには、「あなたにシークレットウェポンが当選しました。」というメッセージが。
「シークレットウェポンだって…?いったい何が当たったんだ…?」
不思議に思った俺は、ポップアップメニューをタッチした。するとメッセージの詳細が現れる。
「え~っと。あなたには片手直剣:アニールブレード+6とスキルスロット+1が当選しました。」
(片手直剣:アニールブレード+6?武器なのか?それと、スキルスロット+1?う~ん……。初心者の俺にはさっぱりだな……。)
いきなりのプレゼントに疑問を抱く俺だったが、
少しばかり能天気な俺は悩むことなく受けとるを選択して、ポップアップメニューを閉じた。
すると、新たなウィンドウが出現した。
「キャラクターメイキングが終了しました。はじまりの街へ転移します。」
俺がそのウィンドウを読み終えると同時に、
俺の体は光りに包まれて転移されるのだった。
俺が目を開けるとそこには様々なプレイヤーが行き交う街の姿があった。
あまりのリアルさに俺は感嘆の呻き声をあげた。
「これがSAO…。これがVRMMOの世界かぁ……。」
そんな初心者っぷりを体現している俺に話しかけてくるものがいた。
「タイガ……お兄ちゃん…?」
「なら、おまえはミサキか……?」
「うん!お兄ちゃんの妹のミサキだよ♪」
相変わらず仕草だけは可愛い自慢の妹だ。
だが、俺は妹に見受けられる疑問を聞いてみることにした。
「………おいミサキ。いくつか言いたいことがあるんだが。いいか?」
「ん?何かな?お兄ちゃん?」
そして、俺は率直かつ的確に質問する。
「まず、俺をお兄ちゃんと呼ばないでくれ。この世界ではタイガと呼んでくれないか?リアル割れとかすると困るからな。」
「う、うん……。分かったよおにぃ……た、タイガ。」
それから俺はもっと視覚的に確認していた大きな疑問について質問してみる。
「よし。それとさっきから疑問に思っていたんだが。お前の身の丈より大きいその大剣はなんだ?もう買ったのか?」
「いや?買ったんじゃないよ?当選した特典でもらったの♪」
「特典……?お前も当たったのか…?」
「え!?タイガも当たったの!?」
「お、おう。俺はこれが当たったんだ。」
そして俺は証拠を示そうとメニューボタンを探しはじめる。
「タイガ…?何してるの?」
「い、いや。武器を装備しようと思ってメニューボタンを……。」
「タイガ……。このゲームにボタンなんか無いよ…。コントローラーは自分の意識そのものなんだから……。」
「えっ!?じゃ、じゃあどうやってお前はその大剣を装備したんだよ!」
「それはね……。まず右手をこう縦に振ってから……。」
俺はゲーム歴の薄い妹にレクチャーを受ける屈辱に耐えながらも、妹のレクチャーどうりに右手を縦に振る。
すると、空中にメニューウィンドウが出現した。
あまりのオーバーテクノロジーっぷりに俺はまた感嘆の呻き声を上げる。
「ま、マジかよ……。ゲームはここまで進化したのか……。」
「それからね、自分のアイテムストレージにある特典武器をタッチして、装備って項目が出てくるからそれをタッチしたら……。」
突然俺の腰部分に光が集まり、それは剣の形に変形していく。そして、それが光の塊から鋼色の剣に変化すると同時に俺の腰に金属片程の重みを感じる。
「で、できた………。」
「やっとできた…?タイガってば作業が遅いよ~。」
「う、うるさいな!別にいいだろっ!!」
「はいは~い」
そんな痴話喧嘩にも似た兄妹喧嘩をゲーム世界でもすることができて、俺は何気ない安堵感を憶える。
(ゲームの中でも俺達は変わらないな)
そんな平凡な感想を心のなかで述べながら俺は感傷に浸る。
やっとSAOにログインしましたよね。
え?遅い?すみませんでした。
まあ、これからのタイガとミサキの行く末を長い目で見てやってくださいね。
感想・メッセージなど快くお待ちしております。