ソードアート・オンライン~君と出会ったこの世界~   作:作家志望の一般市民

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変化する日常

一匹目のフレイジーボアを倒してから、

3~4時間ほどフィールドでモンスターとの戦闘を

繰り返して、俺が4、ミサキが3にレベルアップ

することができた。

 

そして、一息ついた俺はミサキに激励の言葉をかける。

 

「それにしても、ミサキの大剣…。すごい威力だよな」

 

「そうでしょ!さすが特典武器だよね♪」

 

「そうだな!でも、俺のアニールブレードも負けてないだろ?」

 

「~~~……。ちょっと微妙?」

 

『ガーーーーーーン』

 

俺は自分の力を微妙と例えられ、

もはや戦意もクソもなくなってしまった…。

 

「………なんだよ…。そんなこと言わなくてもいいだろ…。」

 

「だって~……。あ……。タイガ!もう時間ヤバイよ!17時だよ?お父さん帰ってきちゃうよ?!」

 

「え?! 嘘だろ…?! 早くゲーム止めておかないと…!

あの口うるさい頑固親父のことだ。日常がおろそかになるからってゲームを取り上げかねないぞっ?!」

 

「そ、そうだね!早くログアウトしとこうよ!」

 

そして俺達二人は右手を縦に振り、メニューウィンドウを表示させて、ログアウトの項目を探しだす。

 

…………だが、いくら探しても見つからない…………

 

 

「なぁミサキ、見つかったか?」

 

「い、いや…。全然見つからないんだけど…。」

 

俺達は早くゲームを止めないと、頑固親父の雷を買ってしまうと焦り、冷や汗を流しながら必死でログアウトの項目を探し回す。

 

…………だが、それでも見つからない…………

 

いいかげんおかしいと思い、ヘルプ画面を開こうとした

その瞬間!

 

俺達二人の体は青い光りに包まれ、視界が奪われていく。

一瞬、『ログアウトできたのか?』とも希望を持ったが。

その幻想はすぐに打ち破られ、とても広い広場とそこにこれでもかと群がるプレイヤーの姿が散ってゆく光の隙間から見えだし、

数秒と待たずして視界がクリアになっていった。

 

「きょ、強制転移……させられたのか?」

 

「う、うん。そうみたい……だね。」

 

俺達はいきなりの出来事に驚きを隠せないでいた。

だが、俺はせめて状況を確認しようと、周りを見回した。

 

(この人数……。まさか、正式サービスをプレイしているプレイヤー全員?!)

 

一万人。目視できる数では、およそ一万人のプレイヤーを確認できた。

 

「プレイヤー全員が集められたみたいだな……。」

 

「へ、へぇ~。そう……なんだ…。」

 

それから、俺はミサキの顔が『???』なカンジに疑問を抱いているような顔になっていることに気付いた。

 

「ミサキ?どうかしたのか?」

 

「タイガも見てよ……あれ。」

 

「あれって………?」

 

ミサキは遥か上空を指で指しお俺に教えてくれた。

 

そこには夕方のオレンジ色の空色にしては赤すぎる

クリムゾンレッドな色の欠片のようなものが点滅していた。

良くみれば何か文字が書いてあるように見える。

 

「Warning ……?それと……System announcement

……?」

 

「何かチュートリアルが始まるのかな…?」

 

「たぶん……そうだろうな。」

 

 

ーーーここからは皆さんご存知の茅場晶彦の

デスゲーム宣言です。皆さんも知っていると

思いますので、ここは割愛させていただきます。ーーー

 

俺は呆然とした。『100層までクリアしないと出られない?!』『HPが0になると、現実でも死ぬ?!』冗談じゃないぜ!洒落になってねぇよ!

そんなことを俺は何度も頭のなかをグルグルとしていた。

 

「ねぇ、タイガ…。これって夢……だよね?

ここで死んだら、本当に死んじゃうなんて嘘だよね…?!」

 

「さぁ…。そんなこと、俺に分かるわけないだろ…。」

 

「そんな……。せっかく楽しみにしてたゲームが、途端に地獄になるなんて……。」

 

(そうだな…。ミサキの言う通りだ。だが、これは夢でも嘘でもない。現実なんだ。)

 

だからこそ、俺はこんな状況下でもたくましく生きていかなければならないと思う。

だから俺はミサキにこんな提案を持ちかける。

 

「なぁ、ミサキ…。」

 

「うん…?」

 

「さっきのフレイジーボア……。あと1000回狩る気あるか?」

 

「……え?! なにそのデタラメな数字!」

 

「俺が思うに、こんなデスゲームを生き残るためにはまず『多くの経験』と『高いステータス』が必要だと思うんだ。」

 

「うん。それはごもっともだけど……。」

 

「だから!俺達は早く高レベルになってより生存率を上げていかなきゃいけないんだ!」

 

「……なるほど。タイガが言いたいことは大体分かったわ。」

 

俺の非凡な伝達能力でも意志を汲み取ってくれた

ミサキの理解の早さに関心しつつも、

俺達は会話を続ける。

 

「簡単に狩れるフレイジーボアで経験値を稼いで、早くレベルを上げようってことね?」

 

「そうゆうこと!良く分かったな!」

 

「伊達にタイガの宇宙語を理解するために広辞苑暗記してないわ!」

 

「ははは……。そ、そうだな……。」

 

「えぇ!さぁ出発!!!」

 

そして俺達はデスゲームという状況の変化に適応しようと目先の目的を立てて、周囲の人たちよりもいち早く『はじまりの街』を後にするのだった…。

 

 

ーーーこれが俺達の現実ーーー

 

 




やっとデスゲーム開始ですねw
これからもタイガとミサキには頑張ってもらいたいものです。
\(^o^)/
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