霊夢「………アンタ達も?」
咲夜「そうよ。」
紅魔館も創界神を擁している。その言葉に霊夢は眉を顰める。
霊夢「てことは、この騒ぎ起こしてるのはアンタ達かしら?」
咲夜「いいえ、それは違うわ。私達も、まさかこんな事態になっているとは思わなかったわよ。」
霊夢「ふぅん……。」
慧音「……ところで咲夜。君は一体何の用で人里に?」
咲夜「あぁ、そうだったわ。危うく忘れてしまうところだったわね………ターゲット。」
咲夜は霊夢を指さす。すると、霊夢と咲夜のデッキが光を放つ。
霊夢「!!」
咲夜「まさか、断るなんて言わないわよね?創界神を持つ者が、この人だかりの中で。」
気がつけば、3人の周りには人だかりができていた。
アポローン「……どうする?霊夢。」
霊夢「どうもこうも……。」
霊夢はため息をつくと、すぐさまデッキを構えた。
霊夢「ああも煽られて尻尾巻くわけないでしょ。それに、ここで退くのはアンタにとっても良くないだろうしね。力貸しなさい、アポローン。」
アポローン「……分かった。俺の力、存分に使うがいい!!」
咲夜「腹は決まったようね。なら、行くわよ。」
霊夢「上等!!」
咲夜・霊夢「「ゲートオープン!界放!!」」
咲夜「先攻後攻、選んでちょうだい。」
霊夢「なら先攻で行くわ。私のターン。」
霊夢「『ゴッドシーカー・アルファレジオン』を召喚。召喚時効果でデッキを3枚オープン!!」
ライジングフレイム
煌星竜スピキュールドラゴン
創界神アポローン
霊夢「創界神アポローンを手札に加えて残りはデッキの下に。ターンエンド。」
霊夢
R:0 T:3 H:5 D:34
アルファレジオン:【1】Lv1
咲夜「早速創界神を引いてくるとは、流石ね。私のターン。」
咲夜「ドローステップに手札の『ピラミッドボア』を破棄することで、ドロー枚数を1枚増やす。」
咲夜「メインステップ。『偽りの地下帝国』を配置。さらに『旅団の摩天楼』を配置。配置時効果で1枚ドロー。」
咲夜「バーストをセットしてターンエンドよ。」
咲夜
R:0 T:【5】H:4 D:33
旅団の摩天楼:0 Lv1
偽りの地下帝国:0 Lv1
霊夢「初動は相変わらずね。私のターン。」
霊夢「じゃあ行きましょうか!来なさい、『創界神アポローン』!!」
空からアポローンがフィールドに降りてくる。
アポローンは自らの拳と掌をぶつけて自身を鼓舞する。
アポローン「やっぱり普通の体が1番だ。さて、俺が出てきた時、デッキを上から3枚トラッシュに置ける!!その中の系統:星竜/界渡/化神を持つコスト3以上のスピリットカードの数だけ、俺自身にコアを追加する!!」
霊夢「アポローンの効果を使用。破棄したのは『彗星竜サングレーザードラゴン』、『電岩竜ダイナモドラゴン』、『ライジングフレイム』。
対象は2枚。つまりアポローンにコアを2個追加するわ。」
霊夢「アンタ便利ね……出すだけでコアブースト出来るなんて。」
アポローン「む?言っておくが霊夢、俺のコアは勝手には使えないぞ?」
霊夢「え?」
アポローンが唐突に言った言葉に霊夢はきょとんとする。
霊夢「え、じゃあなんのためにアンタにコア乗っけるのよ?」
アポローン「カードにある効果を見れば分かるだろうが、口で説明する方がわかりやすいだろう。その時になったら説明する。」
霊夢「……『電岩竜ダイナモドラゴン』の【アクセル】。デッキから1枚ドロー。そしてアルファレジオンをLv2に上げてターンエンド。」
霊夢
R:0 T:2 H:5 D:29
アルファレジオン:【3】Lv2
アポローン:2 Lv1
咲夜「(流石にまだ扱いには慣れていないようね……。)私のターン。」
咲夜「『風切りヘビ』を召喚。召喚時効果で相手のスピリットのコアを1つ、相手が選択してリザーブに置き、自分のネクサスがあれば1枚ドロー。」
霊夢「……スピリットはアルファレジオンだけ。ソウルコアをリザーブに送るわ。」
咲夜「続けて『ボーン・バード』を召喚。召喚時効果でデッキを3枚破棄して1枚ドロー。」
白蛇帝アルデウス・ヴァイパー
暗極天イブリース
バットナイト
咲夜「ターンエンド。」
咲夜
R:0 T:3 H:5 D:27
風切りヘビ:【2】Lv1
ボーンバード:1 Lv1
旅団の摩天楼:0 Lv1
偽りの地下帝国:0 Lv1
霊夢「……私のターン。『彗星竜サングレーザードラゴン』を召喚。」
アポローン「コスト3以上の星竜を召喚したか。なら俺の【
霊夢「またコア増やして……星竜を召喚したことによって、『太陽皇ヘリオスフィア・ドラゴン』を4コストとして召喚!!」
アポローン「ヘリオスフィアも対象のスピリットだ。これで4つだな。」
霊夢「まだ動くわよ!『スターリードロー』を使用して、デッキを3枚オープン!」
超弩級星艦シュバルツシルト・ドラゴン
リミテッドバリア
シャーマニックドロー
霊夢「シュバルツシルトドラゴンを手札に加えて残りは破棄。」
霊夢「バーストをセットしてアタックステップ!
ヘリオスフィア・ドラゴンの効果で、トラッシュのコアを全てヘリオスフィア・ドラゴンに戻す。この効果で1個以上コアを戻した時、BP10000以下の相手スピリットを破壊!!風切りヘビよ!!」
ヘリオスフィア・ドラゴンが炎を放って風切りヘビを焼く。風切りヘビはあっけなく破壊された。
霊夢「ヘリオスフィア・ドラゴンでアタック!アタック時効果で自身のBP以下のボーン・バードを破壊!!」
ヘリオスフィア・ドラゴンがもう一度炎を放ち、次はボーン・バードが破壊される。
咲夜に向かってヘリオスフィアが突っ込んでいく───が。
咲夜「ただではやらせないわ。フラッシュタイミング、『マーク・オブ・ゾロ』!!
コスト5以下の相手のスピリット全てからコアを1つずつリザーブに。横の2体には消えてもらうわ。」
霊夢「ぐっ……やるわね……!」
Z型の斬撃が2体を切り裂き、消滅させる。
それでもヘリオスフィア・ドラゴンは咲夜に突進していく。
咲夜「アタックはライフで受けましょう。」
咲夜:ライフ5→4
霊夢「ターンエンド。」
霊夢
R:2 T:0 H:3 D:25
ヘリオスフィア:4 Lv2
アポローン:4 Lv1
咲夜「私のターン。『冥侯爵フォカロール』を召喚。召喚時効果で手札のバットナイトを破棄して2枚ドロー。」
咲夜「さらに召喚──冥府より厄災をもたらす悪魔!!『アルティメット・デスペラード』!!」
アルティメット・デスペラード Lv3 BP11000
霊夢「来たわね、デスペラード……!!」
アポローン「アルティメットか……これは少々厳しいぞ……。」
咲夜「アタックステップ。行きなさい、デスペラード。アルティメットトリガー、ロックオン!!」
霊夢「ぐっ……コスト4、『砲竜バルガンナー』…!」
咲夜「ヒット!デスペラードのヒット効果は、ヒットしたコストの数だけ相手のスピリットからコアを取り除く!ヘリオスフィアのコアを全てリザーブに!!」
デスペラードが剣を地面に突き刺すと、そこから紫の煙が吹き出し、霊夢のフィールドに広がる。
煙を浴びたヘリオスフィアはその場で崩れ落ち、消滅した。
霊夢「アタックはライフで受ける!!」
霊夢:ライフ5→4
咲夜「ターンエンド。」
咲夜
R:0 T:6 H:4 D:24
Uデスペラード:【1】Lv3
フォカロール:1 Lv1
旅団の摩天楼:0 Lv1
偽りの地下帝国:0 Lv1
霊夢「私のターン…!」
アポローン「あのアルティメット、対処できるか?」
霊夢「……今は無理ね。決めきることも難しい以上、今は守れるように動くしかないわ。」
霊夢「『煌星竜スピキュールドラゴン』を召喚。召喚時効果でトラッシュのヘリオスフィア・ドラゴンを手札に戻すわ。」
アポローン「スピキュー「スピキュールドラゴンの召喚によってアポローンの【
アポローン「フッ……神託についてはもう問題なさそうだな。」
霊夢「……ターンエンド。」
霊夢
R:0 T:3 H:4 D:24
スピキュールドラゴン:【5】Lv2
アポローン:5 Lv2
咲夜「私のターン……もうここで決めきってしまいましょうか。」
霊夢「!!」
咲夜「──来たれ。生命を吸い、死を吐き出す悪魔よ!『アルティメット・ベルゼビート』!!召喚!!」
アルティメット・ベルゼビート Lv3 BP13000
霊夢「ベルゼビート……!!」
咲夜「デスペラードを消滅させ、フォカロールをLv2に……アタックステップ。」
咲夜「デスペラードでアタック!!アルティメットトリガー、ロックオン!!」
霊夢「コストは………3、『ゴッドシーカー・アルファレジオン』!!」
咲夜「クリティカルヒットよ。ヒット効果でトラッシュの紫のスピリットを一体召喚するのだけれど……。」
霊夢「フォカロールの効果で2体呼べる、でしょ?」
咲夜「その通り。『白蛇帝アルデウスヴァイパー』と『ピラミッドボア』を召喚するわ。」
咲夜が指を鳴らすと、次の瞬間、ベルゼビートが地面を足で叩く。
すると、ベルゼビートの両脇の地面に穴が開き、その穴からアルデウス・ヴァイパーとピラミッドボアが這い出てきた。
アポローン(ん?だが、それだけなら霊夢のセットした絶甲氷盾で……)
咲夜「さらにクリティカルヒットの効果。スピキュールのコアを全てトラッシュに。」
ベルゼビートはすぐさま駆け出し、スピキュールドラゴンを切り裂く。
切り裂かれたスピキュールドラゴンは、枯れるように消滅していった。
アポローン「何ッ!?」
咲夜「バーストが絶甲氷盾だとしてもフラッシュ効果は使えない。終わりね。」
霊夢「ッ……ライフで受ける!!」
霊夢:ライフ4→3
霊夢「ライフ減少によりバースト発動!『絶甲氷盾』!ライフを1回復するわ!」
咲夜「同じ事ね。ピラミッドボア、行きなさい。」
ピラミッドボアが霊夢に突っ込んでくる。
ブロッカーもいないため、そのまま攻撃が通る。
霊夢:ライフ4→3
咲夜「フォカロール。行きなさい。」
咲夜の指示でフォカロールが駆け出す。ブロッカーも居らず、フォカロールの攻撃が通──
霊夢「ッ───
─────アポローンッ!!」
──通る前に、霊夢がアポローンの名を呼ぶ。
アポローンはそれを聞くと、矢を二本つがえた。
アポローン「任せろ───【
アポローンはそう叫ぶと、矢を放つ。
矢はフォカロールに命中し、破壊した。
咲夜「!?」
霊夢「なるほど、こういうことね……。」
霊夢「アポローンの効果の1つ、【
咲夜「なるほど……それがアポローンの【
咲夜「ターンエンド。」
咲夜
R:1 T:5 H:4 D:23
Uベルゼビート:【1】Lv3
アルデウス:1 Lv1
ピラミッドボア:1 Lv1
旅団の摩天楼:0 Lv1
偽りの地下帝国:0 Lv1
霊夢「私のターン。……!!」
アポローン「……丁度いいタイミングだ!霊夢、行くぞ!!」
霊夢「上等よ!まずは『電岩竜ダイナモドラゴン』を手元から召喚!!」
ダイナモドラゴンが召喚される。ダイナモドラゴンも【
咲夜(……来るわね。『化神』が。)
霊夢「さらに【煌臨】発揮!!」
霊夢がそう宣言すると、アポローンはダイナモドラゴンの背中に乗る。
突如、アポローンとダイナモドラゴンを炎が包んだ。
霊夢「自分のターン中のフラッシュで、コスト3以上の星竜に煌臨!!」
炎が弾き飛ばされる。
その中から出てきたのは、大型の赤い竜。
アポローン「これこそが俺の化神!!『太陽神星龍アポロヴルム』だ!!!」
アポローンヴルム Lv3 BP15000
霊夢「アポローンは対象のスピリットの煌臨でも【
さらに『輝きの聖剣シャイニングソード』をアポロヴルムに合体ブレイヴして召喚!!」
霊夢「アタックステップ、アポローンの【
アポローン、もといアポロヴルムの輝きがさらに強まり、赤いオーラを纏った。
霊夢「自分のアタックステップに星竜の効果で相手のスピリット/アルティメットを破壊した時、相手のライフを1つ破壊できる!!」
霊夢「行きなさい、アポロヴルム!!」
アポローン「任せろ!!アポロヴルムのアタック時効果、BPの最も高い相手のスピリット/アルティメットを破壊!ベルゼビート、お前だァッ!!」
アポロヴルムが両脇の輪から矢の雨を放ち、ベルゼビートを焼き払う。
アポローン「アポロヴルムの効果で相手のアルティメットを破壊した!!よってお前のライフを1つ貰うぞ!!」
続けざまに咲夜に矢を放ち、咲夜のライフを奪う。
咲夜:ライフ4→3
霊夢「アポロヴルムの効果はこれだけじゃないわ!!【界放】発揮!!」
咲夜「!!」
霊夢「トラッシュのコアを2つアポロヴルムに戻すことで、アポロヴルムは回復!!」
咲夜「くっ……アルデウス・ヴァイパーでブロック!!」
アルデウスヴァイパーが迎撃に向かうが、アポロヴルムにあっけなく両断され、爆散した。
霊夢「アポロヴルムでもう一度アタック!!効果でピラミッドボアを破壊し、アポローンの【
咲夜:ライフ3→2
咲夜「ッ………!!」
アポロヴルムはブロッカーの居ないフィールドを突っ切って、咲夜に切りかかる。
そして、最後のライフを奪った。
咲夜「……流石、赤の創界神は伊達ではないわね。」
霊夢「……で、結局なんなのよこれ。1から10まで話してもらうわよ。」
咲夜「……。」
咲夜は霊夢の要求に答えない。
霊夢がもう一度声をかけようとするが──
咲夜「残念ながら私達もまだ全てを把握している訳では無いわ。」
霊夢「はぁ?ならなんでいきなりバトル仕掛けてきたのよ……。」
霊夢の疑問に咲夜は少し考えてから、口を開く。
咲夜「全てを知っている訳では無いけれど……この異変は、スピリット達の世界で行われていた創界神同士の戦争、その続きのようなもの、らしいわ。」
霊夢「戦争の続き……?」
咲夜「そう。"オリン"の創界神と"エジット"の創界神との戦争。
私達が今擁している創界神はエジットの創界神だから、オリンの創界神であるアポローンと組んでいる貴方と私達は、必然的に敵になるわね。」
霊夢「……。」
咲夜「私が話せるのはここまで……そうね。オリンの創界神の1人は守矢神社に居るから、まだ分からないことはそっちに行きなさい。」
霊夢「レミリアは……アンタ達は、この異変で何かしでかそうっての?」
咲夜「……そうね。
あのお2人は─────
───幻想郷と創界神、双方の頂点を狙う。そう言っていたわ。」