IS世界への転生したけどやりたいようにやらせてもらう。   作:くにおか

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第24話 緑の光の再生、愛するもの達とともに戦う、希望の行く末

Side 一夏

「どこだ!どこにいるんだ!翔真!」

今俺たちは必死に翔真を捜索している。

「みなさん!急いでください!所属不明機をこれ以上足止めできません!」

山田先生の焦っている声が聞こえる。

「翔真!翔真!いたら返事しなさい!ここら辺にいるんでしょ!?」

鈴も必死に翔真を呼びかける。

「翔真さん!いたら出てきてください!」

「しょーまー!返事をしてー!しょーまー!」

「翔真!いるのだろう!返事をしろ!」

「翔真!お前はいったいどこにいるんだ!」

セシリア、シャルロット、ラウラに箒も、みんなで必死に呼びかけるが答えてくれる翔真の声は聞こえない。

「あら、あなた達来たんだ。」

「お前は!」

「ダーリンは渡さないからね。だからここであなた達を潰す!」

襲い掛かってくる所属不明機俺たちは応戦を開始する。

「ちょっとこの数私でもきついから半分任せるね。銀の福音」

「くっ!わかってはいたが福音が来るときついな!」

「ここからは半分に分かれて戦うぞ!」

箒の提案で3人1組で戦うことに。

「福音の相手は、俺と箒それにラウラだ。所属不明機はセシリア、シャルロット、鈴だ。そっちを頼む!」

「ええ!わかったわ!」

「了解ですわ」

「わかった、そっちもお願いね」

うまく分かれて戦闘を開始する。

「お前の相手はこっちだ!」

福音との戦闘が開始される。

「「「翔真(さん)の仇!とって見せる(ますわ)!」」」

鈴たちも戦闘を開始する。

「「「「はあああああああああああああああ!!」」」」

「やってみなさい、取れるものならね!」

戦闘が始まるが、相手は相当な手練れと情け容赦ない無人機だ。

 向こうは3対1だが、オータムと福音は余裕で立ち回り相手にダメージを与えていく。

「つ、強い・・・ダメージが・・・」

「なんてことだ・・・もはやSEが!」

「このままでは・・・!」

「そんな!これじゃあ・・・」

「ここまで・・・ですの・・・?」

「これじゃあ、敵なんて・・・」

全員満身創痍だった。戦って数10分見事に耐えたが限界であった。

「あなた達が私に勝とうなんて100年早いわ。あなた達がいると邪魔なのだから消えてね?」

 オータムはとどめを刺そうと引き金を引く。

「くっ・・・」

皆が撃墜を覚悟したが、攻撃はいつまでたっても来なかった。

「ごめん、みんな帰ってくるのが遅くなった。」

目の前には、蒼いカラーリングで幾つもの剣をマウントした機体が目の前に現れていた。

「ただいまみんな、俺は戻ってきたよ。」

「「「「翔真(さん)!」」」

「お前、どこ行ってたんだよ!」

「いやね、あの後ちょっと寝てただけだよ」

「翔真・・・お前、こんな時に!呑気して昼寝なんかしてんじゃあねえぜ!」

「おお!その悪態の付きぶり様ダメージのわりに結構大丈夫そうじゃあねえか?」

「馬鹿野郎が!生きてるんならさっさと返事しろよな!コラあぁ!」

「まあいいさ、これからは俺の番だからな」

「おい!さらっと流すんじゃねえ!」

そういうと翔真は戦闘を開始した。

 

 

Side 翔真

「・・・ここは・・・俺は、死んだみたいだな・・・」

目が覚めると、俺は暗闇の中にいた。

「まさか、今度は本当に死ぬ運命だったとはな・・・」

「いえ、あなたはまだ死んではいません。」

「誰・・・?」

「私はあなたのISのコア人格です。」

と、コア人格は語る。俺から見たコア人格さんは見た目はガンダムダブルオーに出てくるマリナ・イスマイールにそっくりだった。

「君は・・・マリ・・・ナ・・・?」

「はい、私の名前はマリナです。篠ノ之束に作られ、あなたの専用機となるときあなたの記憶を読み取り、私の性格と一番相性の良いこの姿とこの名前になりました。」

「そうか・・・マリナ、僕は死んだのか?」

「いいえ、あなたはまだ死んではいません。生命維持機能で意識を失っているだけです。ですからまだ死んではいません」

「そうか」

短く返す。

「どこへ行くのですか?」

「生きているなら、あいつらのもとへ戻らなくちゃ」

「ですがあなたはまだ動ける状態じゃありません」

「それでもだ、俺は約束してきたんだからな」

「現在、あの6人は『銀の福音』とオータムと戦闘中です。」

「なんだって!なら急いで!」

「今ここでボロボロのあなたが出て行っても捉えられるだけです。」

「ならどうしろって言うんだ!今あいつらのところに行かなきゃ!あいつらが死んじゃう可能性だってあるんだ!」

「それでもです。あなたは今戦えるじょうたいではありません。」

「俺が!俺が戦わなきゃあいつらが傷つくんだ!早く俺を起こせ!マリナ!」

「なぜそれほどまで必死に守ろうとするのですか?」

「俺は!俺はあいつらを!鈴を!セシリアを!シャルを!束を!千冬を!愛しているんだ!だから!」

「あなたはこの世界で一番大切なものは何だと思いますか?」

「え・・・?それは・・・神・・・様かな?」

「いいえ、違います。それよりもっと大切なものがあります」

マリナが問いかけてくる。

「あなたが身近に感じているものですよ」

マリナが微笑む。

「それは・・・愛?」

「ええ、この世界で一番大切なもの、それは『愛』です。あなたは愛する人をすべて守りたいんですね?」

「ああ、俺は守りたい愛するみんなを」

「なら、力を求めますか?」

「・・・ただの力なんて要らない。みんなを守る力が欲しい」

「わかりました。なら私とともに行きましょう。皆さんのところへ」

「おう!マリナ、君は一生僕の専用機で、僕の・・・僕だけのISだ!」

「うれしいことを言ってくれますね。なら私はあなたを一生愛します。そしてともに戦います。」

そうマリナが言うと暗闇の中に光が1つ輝きだした。

「一緒に行こう!マリナ!」

「ええ行きましょう!翔真さん!」

俺とマリナは手を握って暗闇の中でひときわ輝く光のほうへ向かった。そして光が仮に包まれると目が覚めた。どうやら海中みたいだ。

「マリナ・・・君と一緒に!この力を使おう!」

丁度反応を見ると真上で戦っているみたいだ。

「俺は守るために戦う!マリナやみんなと一緒に!ダブルオーガンダムセブンソードG/インスペクション!出る!」

海中から出ると今まさにとどめを刺されんところだった。

 GNフィールドを展開し、敵の攻撃を防ぐ。

「ごめん、みんな帰ってくるのが遅くなった。」

「ただいまみんな、俺は戻ってきたよ。」

「「「「翔真(さん)!」」」

「お前、どこ行ってたんだよ!」

「いやね、あの後ちょっと寝てただけだよ」

「翔真・・・お前、こんな時に!呑気して昼寝なんかしてんじゃあねえぜ!」

「おお!その悪態の付きぶり様ダメージのわりに結構大丈夫そうじゃあねえか?」

「馬鹿野郎が!生きてるんならさっさと返事しろよな!コラあぁ!」

「まあいいさ、これからは俺の番だからな」

「おい!さらっと流すんじゃねえ!」

適当に受け流し戦闘を開始する。

「今度はやられはしない!絶対に守るべき人たちがいるからだ!」

 

 

 

少年は守る。 愛する人たちを。

少年は戦う。 愛する人たちのため

少年は願う。 夢が叶うことを

次回第1部season2最終章3 第25話 希望はことをの手の中、愛する者たちへの帰還

少年少女は、希望の光を見る。

 

 




season2もいよいよ最終回直前です。井ノ口翔真たちの物語はまだまだ続きますが、ここで一旦一区切りして、season3に入る前に主人公の設定を新たに更新しようと思います。
 ご意見ご感想お待ちしています。それではみなさんまた次回!

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