IS世界への転生したけどやりたいようにやらせてもらう。   作:くにおか

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第35話 皆で海外旅行へ

Side 翔真

 今日は待ちに待った旅行への出立日現在は空港にいる。前世では海外とか言ったことなかったからもうわくわくが止まらない!!ドイツは2度目だけど1度目は観光目的じゃなかったしね。

「まずはイギリスか~。どこ行こうかな?ビッグ・ベンかな?ストーンヘンジかな?それともバッキンガム宮殿?あ!大英博物館も外せない!!」ワクワクテカテカ

「翔真さんってばあんなにはしゃいじゃってイギリスに行くのがそれほど楽しみなのですね。仮にも私の祖国張り切って案内してあげましょう。」

「ねねね、セシリア!最初はどこから見る?やっぱりビッグ・ベン?それとも博物館?バッキンガム宮殿?ウィンザー城にも行きたいな!」

「大丈夫ですよ、イギリスは逃げたりしませんから。順番に回りましょ?」

「うん!セシリア、お願いね!」

「はい!」

「翔真はこういう時子供だな、しかもああいう時は束と同レベルのコミュニケーション能力になるしな」

 翔真はとってもはしゃいでいた。

「セシリア、ここにも行きたい!」

「大丈夫ですわよ。しっかり案内させていただきますわ」

「あ、そうだセシリア、泊るところとか予約してないけど大丈夫なの?」

そういえば予約なんてものは一切していない。このままでは野宿である。

「心配はご無用ですわ。宿泊施設など使わなくともわたくしのお屋敷がありますもの」

「へー、セシリアってそんなに大きな屋敷に住んでるんだ」

「そうですわよ、翔真さんのお宅より少し大きくてお庭がある程度ですけど・・・」

 今思ったけどセシリアって貴族じゃん?どれぐらいの大きさの家に住んでるんだろうか?原作でも家の描写があるのって一夏宅だけだし。一般的な貴族のお屋敷ってどのくらいなんでしょ?誰か教えて下しあ。 by作者

「ねねセシリア!お庭ってどのくらいあるの!?」キラキラ

「そうですわね、わたくしのお屋敷があともう2個くらい建つくらいの広さですわ」

「すげーな!僕ね、広いお庭ってあこがれてるんだ!!」キラキラ

「わたくしの家なので良かったら自由に使って結構ですよ」

「ありがとう!セシリア!!」

 そんなこんな話をしていると千冬が人数確認をとる。

「そろそろ飛行機に乗るが来ていないやつはいるか?」

「全員いまーす!」

「そういえばオルコット、チケットはいらないと言っていたがどういうことだ?」

「それはですね、オルコット家のプライベートジェットでわたくしの祖国に向かいますから、ですわ」

「「「な、なんだってーーーーー!!!!」」」

まさかのジェット機持ってる発言

「すげぇ!すげぇよ!セシリア!ジェット機持ってるんだ!」

「ま、まさかプライベートジェットなんてね・・・。」

「はは、はははは」

皆様々な反応を示す。

「ではどこから乗るんだ?」

「そろそろ来ますわ」

そう言ってゲートのほうを見ると、メイド服を着た女性がこちらに歩いてきた。

「セシリアお嬢様、ただいま参りました」

「チェルシー、お久しぶりですわ」

「お久しぶりです。お嬢様」

そう言って来た女性はチェルシーと呼ばれまじもんのメイドさんだった。

「紹介いたしますわ。わたくしの専属のメイドであるチェルシー・ブランケットですわ」

「紹介に上がりましたチェルシーと申します。本日はわたくし目が皆様の旅のお世話をさせていただきます」

そう言ってお辞儀したのでこちらもお辞儀し返す。

「「「「「よ、よろしくお願いします。」」」」」

そういったのは束の間、チェルシーは翔真を見て一言

「それでは、荷物はお持ちいたします。旦那様」

「え?」

「「「「えええええええええええええええええええええええ!????」」」」

これにはみんなもビックリ仰天だった。

「何を驚いていらっしゃいますか?セシリア様とご婚約なされているのでしょう?ならば私にとってはもう一人のご主人様になるのです。旦那様とお呼びして何がおかしいのでしょうか?」

「い、いやおかしくはないんだが・・・唐突すぎてな・・・」

「そうですか、それではご案内いたします。皆様方」

チェルシーに案内されセシリアのプライベートジェットに乗り込み出発する。

 ちなみに今回のメンバーは俺、一夏、翔真ヒロインズ、一夏ヒロインズ、千冬さん、束おねえちゃん、俺の姉2人だ。総勢12人である。

「それではイギリス本国へと出発いたします。」

そういうと飛行機は空へと飛び立ちイギリスへ進路をとった。

 

 

Side セシリア

 現在飛行機の中

「翔真さん、一番行きたいところはどこですの?」

「ん~、バッキンガム宮殿が一番かな~。あ~でもストーンヘンジも見たいし・・・」

「セシリア、そんなに回れるの?」

「鈴さん心配はご無用ですわ、わたくしの祖国ですもの効率的な回り方ぐらいご存知でしてよ」

「それなら今回はセシリアに任せるよ」

「任されましたわ」

翔真はどこに行きたいのかとてつもなく迷っていたのでセシリアが効率的な観光ができるようにプランを考えていてくれた。

「セシリア、お願いね!」

「はい!」

翔真に任されたセシリアは気合を入れて頑張るのであった。

「あ、あと翔真さん?あなたをわたくしの親戚に紹介いたしますので、その時はよろしくお願いします」

「ん~、てけとうにやるから大丈夫!」ブイブイ

「期待してますわね」

そんなわけで翔真たち一行はイギリスへ飛ぶ。時間差があるため飛び立つと3時間ほどで皆仮眠をとりイギリス上陸に備えることにした。

 

 

 

「翔真さん、私たちが抱きしめると安心したような顔になりますよね・・・」

「実際安心してるからじゃない?」

「そういえば翔真、僕が入りたての時うなされてた時あったよ?」

「翔真さんがうなされるほどとはどんな悪夢なのでしょうか?」

「翔真がうなされるほどね・・・。私たちが知らないだけで何かトラウマでも抱えている気がするわ」

「そうですわね、そんな感じが致してたまりませんわ・・・」

「僕たちはそれを支えないとね。翔真は弱いから」

「ええ、そうですわね」

「やっぱりそれが一番ね」

少女たちの直感は間違ってはいなかった。そして少女たちはもう一度翔真への愛を確かめるのであった。




次回!イギリス編 観光回だと思います。あとあの妹夫婦も出演が近いですね!

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