BLEACH〜十一番隊に草鹿やちるではない副隊長がいたら〜 作:ジーザス
台風の影響なのかわかりませんが凄い勢いでお気に入りとUAが増えていつの間にか合計UAが14000超えていました!一日で4000行くもんですね!?
自分でも何故このようなことになったのか理解できていません何故でしょう!?よろしければお教え願います。
9/2日間ランキング(加点式・透明)におきまして5位に入ることが出来ました!それと9/4ルーキー日間(加点式)においても10位にはいることができました!ありがとうございます!
本当にこの小説がここまで評価して頂けるとは思っていませんでした。20日から学校が始まりますので更新スピードは格段に落ちると思いますがご愛読して頂けると嬉しいです。
それからアンケートに投票いただきありがとうございます。
1位 夜一 18票
2位 砕蜂 13票
3位 雛森 ルキア ネム 7票
4位 卯ノ花 乱菊 4票
中間結果ではこうなっています。
アンケートは尸魂界救出編が終わるまで続けようと思っています。
それにしてもみなさん夜一さんと砕蜂好きですね。作者自身は乱菊や雛森が多いと思っていましたが圧倒的な差が出てます。しかしこれは中間結果でありどうなるかはまだわかりません。
それからこの中で1位になったからといってその人物をヒロインにするとは限りませんご了承下さい。
長々と前書きを書いてしまいました。久々に書くと気持ちがあふれ出しますねそれではどうぞ~
その頃、一護は岩鷲ともう1人を連れて大きな階段を上っていた。
「クソ!それにしても長い階段だな!」
「文句言わずに上れ!…よし、てっぺんだ。このまま一気に奥まで…」
ドウン!
突如、3人に尋常ではない
「何だよ!このデタラメな霊圧は!」
「何が!誰がいやがるんだ!?」
「走れ!この霊圧は只者じゃねぇ!さっき戦った一角とは比較にならねぇから逃げるぞ!」
一護は連れの2人を守るかのように、全速力でその場から逃げ出そうとする。だが走っても走っても距離が縮まらない。むしろ近付いている気がするのだ。
{なんで、なんでだよ!これだけのスピードと死にものぐるいの思いで逃げているのに。なんで距離が開かねぇんだよ!まるで、まるで喉元に刃を突きつけられてるみてぇだ…}
どれだけ走っただろうか。感覚的には5分以上だが、肉体的にはそれ以上に思えてくる。あの霊圧は言葉に表すのも難しいほど強烈なものだった。
押しつぶされそうになるほどの圧迫感。戦闘意欲を失わせるほどの威圧感。でも微かに安らぎと暖かさのある圧。
だがその2つは、「ここ」に来るまでに何度も経験している。「ここ」に来ることを手助けしてくれた「あの人」に。
だからこのまま逃げるわけには行かない。そいつを倒してルキアを助ける。そう覚悟した瞬間上に巨大な存在感を感じた。
「さあ、
一護が視線を恐る恐る上げると、その存在感がそう言ったように聞こえた。
「ふあぁぁぅぁう。…暇だ」
俺は藍染が殺害された現場を眼にして、2人の副隊長のいざこざを終息させた後。白い建造物のてっぺんで寝転がりながら、〈旅禍〉の到着を待っていた。
一角を単独戦闘で勝利した場所から真っ直ぐ南に来れば、ここを必ず通る。ここを通らなくとも行けなくはない。
最短距離として地図が入っていないのであれば、罠があるとわかっていても通らざる終えない。
ならばここで待機していても別段可笑しくもない。そこかしこで戦闘をする余波が、空気を伝って霊圧と共にここまで届いている。
「ん?来たか」
寝転がりながら青空を仰いでいると、一角の傷口から救護詰所で感じたものと同じ霊圧を感じて起き上がる。一護の後ろには知らない霊圧が1つと知った霊圧が1つある。
「なんで君がそこにいるのか甚だ疑問だがまあいい。お前が黒崎一護を回復させてくれるなら、俺たちの計画は加速するさ」
立ち上がり、てっぺんから3人の動きを観察する。
「さあ、
見下ろしながらそう言うと、恐る恐る見上げた視線と交差し戦意を感じた。地面に着地してゆっくりと立ち上がり声をかける。
「黒崎一護、久しぶりだな」
「…俺の名前を知ってんのか?」
「一角から話を聞いているはずだが?それに「白道門」で会っているのに忘れられるとは…辛いものだ」
「…〈十一番隊〉隊長代理」
恐る恐るとばかりに冷や汗をかきながら呟く黒崎一護に、俺は僅かだが落胆した。さきほど視線を交したときに俺へと向けた戦意が、玩具にまで成り下がっていたからだ。
最初に向けた戦意が日本刀と評するなら、今はサバイバルナイフといったところだろうか。手で握れば即座に折れてしまいそうな貧弱な戦意を大きくさせるために、俺はどうすればいいだろうか。
「い、一護さん逃げて下さい!」
「花太郎?」
「その人は〈瀞霊廷〉において、10本の指に入ると評される死神です!阿散井副隊長を退けさせた一護さんでも勝つことは不可能です!」
花太郎の懇願が痛いほど一護にもわかった。副隊長の恋次にあれほどの手傷を負わされたのだ。それかまわからないわけがない。今回の敵は恋次の腕を遙かに凌ぐ敵だと知っている。脳が体が危険だと知らせているのを理解している。
でもここから逃げればどうなるか。二度とルキアに会うことも助けることもできないと理解している。だからこそ懇願を聞き入れることは出来ない。
「…悪い花太郎、俺はここで諦めたり逃げたりすることはできねぇ。すればルキアを助けられねぇし一緒に来てくれた夜一さん・チャド・井上・石田・岩鷲。そして斬魄刀を手に入れさせてくれた、戦闘を教えてくれた浦原さんを裏切ることになる。それだけは勘弁してぇんだ」
振り返りながらそう言いう。視線を〈十一番隊〉隊長代理に戻すと、少し動揺しているように見えた。
{なんだ?俺の言葉に覚悟に感動したわけじゃねぇよな?いや、考えるのは後だ今はこいつを倒す。倒してルキアを助けに行く!}
覚悟を決めそのまま相手の懐へと突っ込み、左肩から右足へと斬魄刀を振り下ろすが、足を僅かにずらすだけで簡単に避けられてしまう。
だがその程度は予想済みだった。左足へと振り向く瞬間に、右へ切り払い。その場で一回転してから、さらに刀身が深く相手の身体を捉えるようにもう一度振り向く。
今度こそ決まったかと思った。
が…。
「な、なんだと?」
右手だけで最後の攻撃を防がれ、一護は眼を見開いた。全力とは言わないまでも、一角と恋次を倒したとき以上の攻撃ではあったはずだ。
それなのに、それなのに。その攻撃を斬魄刀を抜かずに片手で。しかも握り拳を作ることなく易々と止められてしまった。
「やれやれ、この程度とはがっかりだ。それに相手が構えていないのに斬り掛かるとは礼儀がなってないな」
「う、うるせぇ!俺はどんな手を使ってでもルキアを助けなきゃなんねぇんだ!ひょうひょうとしているあんたが構えるの待ってたら、処刑が始まっちまうんだよ!」
「君が助けたがっている理由もわかる。だがどんなときも礼儀を忘れてはならないときがある。そう師に教えてもらわなかったか?」
「なっ!」
腰に携えていた斬魄刀を抜刀して、上段から真下へと振り下ろす。それを勘と無意識における反射で避ける。
振り下ろした威力だけで、自分の立っていた地面が大きく凹んでいる。まともに喰らっていれば、立ち上がることはおろか気を保っていれなかっただろう。
それだけの殺傷能力を持った攻撃だった。
間髪入れず斬魄刀を突きで放ってくるのを、初動と剣先の方向を全力をもって観察する。師の攻撃を死に物狂いで避けてきた結果が、今の自分の回避行動に現れている。
と思えば激烈な突きが放たれた。
「おわ!」
ズガン!
避けていなければ胴体に風穴が空いていただろう。それだけの威力があり、それを示すかのように自分の後ろにあった建造物が、玩具のように音を立てて崩れていく。
「殺す気か!?」
「だって、そうしないとさっきみたいな戦意見せてくれないだろう?だから殺す気でいかないとな」
「うわぁー!」
一護は背を向けたまま逃げる。それを楽しそうに雷蔵は追いかける。
「や、やるな。その細い斬魄刀でこれだけの破壊力って」
「ありゃ、褒められちゃったな。でもだからといって手加減はしないぞ」
バキ!ゴン!ガツ!
笑顔のまま斬魄刀を何度も突き、その剣圧で建築物の壁が凹んでいく。それをかろうじて避けていた一護は少なからず安堵していた。
{よし、このままいけば少しは避けられる…}
ザシュ!
「え?」
いつの間にか突きから振り下ろしに変わった攻撃を視認できず、右肩から左脚にかけての背中を大きく切り裂かれた。
「ガハ!」
「今気を緩めたな?『隊長格の攻撃でも避けていれば問題ない』『避けられるから自分の腕は上達している』と。本当につくづく甘い。《
雷蔵が《始解》をする。すると斬魄刀が変化を始めた。刀身の左右から突起が発現し、それがさらに上へと湾曲する。それが上下に2つ付随し刀身には、雷光が時たまに走り、チリチリと音が聞こえてくる。
「な、なんだよその斬魄刀…。まるで、まるで雷じゃねぇか…」
「俺の斬魄刀は『雷』系統でな。〈十一番隊〉には似合わないものだ。さあ、行こうか《雷天》。獲物がいるよ」
口にした瞬間、雷蔵の姿が消えて一瞬にして一護に肉薄した。それは一護に視認できる代物ではない。見えたのは、自分の胸を突き刺した《雷天》を鞘にしまったあとだった。
「それは自分の腕前を傲ったことと、相手の実力を判別できなかったことによる傷だ。忘れるなその痛みを。この攻撃を受けたことで、お前は今よりはるか高みへと至ることができる」
遠くであいつの声が聞こえた。
傷は深くないはずなのに何故か脚が動かない。出血量も一角戦よりは少ないはずなのに腕が上がらない。
{なんで、なんでだよ!?なんで脚が腕が上あがらねぇんだ!俺は勝たなきゃ、勝たないとルキアが!}
そこで俺の意識は途切れた。
『勝ちたいか?』
意識が途切れたと思った瞬間、その場を去ろうとする〈十一番隊〉隊長代理 雷蔵の横に見たことのある男が現れた。
「斬月のおっさん…」
『勝ちたいか?生きたいか?どっちだ』
「お、俺は…!」
目の前で血を流し、前のめりに倒れた黒崎一護を慈愛に悲哀に満ちた表情で雷蔵は見下ろしている。
「こんな幕引きとは。俺のお前に対する過大評価が原因か…。これでは『作戦』に支障が出るな。どうやってギンに伝えれば良いだろうか」
黒崎一護から眼を離しその場を離れようとした瞬間。
爆発的な霊圧が背中から吹き抜けてきた。その方角を見ると折ったはずの斬魄刀が復活し、傷口からの出血も収まってきている。
何故か。
それは俺にもわからない。だが望んだ力を今ここで発揮しようとしているのがわかる。それだけで戦う理由は十分なのだろう。
「起き上がるか黒崎一護」
「当たり前だ。俺を待ってくれている友人がいる。俺を信じてくれている友人がいるんだ。負けるわけにはいかねぇ。ここで倒れたまんまじゃ合わせる顔がねぇ」
「それでこそ俺が待っていた本当の『黒崎一護』だ」
眼に宿る光が先程とは比べものにはならないほど輝き。高まった戦意が伝わってくる。だがこれだけ強い戦意を放ってきているのに殺意を感じない。
戦意に殺意は付きもの。自分がまったく向けているつもりがなくとも、敏感な者であればすぐに感じ取れる。
それは俺も例外ではない。だがその俺でも殺意を全く感じない。微塵もだ。それだけ仲間のために朽木ルキアのために、俺に勝つつもりなのだろう。
ならば俺も真っ向勝負で応じてやらなければ。隊長という責任ある立場上、全力の相手から逃げるわけにはいかない。
『聞こえるか一護。あの剣の声が』
「ああ、聞こえる。すごく嬉しそうだ」
『互いを信じ合う者同士共に戦えば互いの力を上昇させる。それは限界に非ず。互いが求めれば求めるほど強くなる。一護、お前は私を信じられるか?』
《斬月》の言葉に一護は少しばかり間を置いて答えた。
「…当然だろ。俺の力を全部あんたに預ける。好きに使ってくれ。そして俺に力を貸してくれ」
『………ああ』
僅かに間が空いたのは迷ったからではない。覚悟を決め己に活を入れるための猶予を手にしたかったからだ。
《斬月》が一護の持つ柄を握るとさらに霊圧が格段に上がった。
「ほう!まだ霊圧が上がるか。面白いそれでこそ『黒崎一護』だ」
「俺はあんたと同じで『独り』で戦っているわけじゃねぇ。《斬月》と2人で戦ってんだ」
「《斬月》か…。月を斬る、大それたなんとも詩的な名前だ」
雷蔵も嬉しそうな笑みを浮かべている。
『私がお前の傷口の血を止めておくのも限界に近い!一撃で決めるぞ!』
「ああ!」
一護と雷蔵は、コンマ一秒ずれることなく互いの呼吸が合わさった瞬間に地を蹴った。
{雷蔵さん、あんたの戦い方は浦原さんとまったく同じだった。浦原さんと夜一さんの名前を出したとき、僅かに霊圧が揺れたんだ。もしかしたらあんたは2人となんらかの関係があるんだろう。けど今はそれを気にしている暇ねぇんだ。だからこの一撃で俺は勝つ!}
ガガン!
一護の《斬月》は刀身の半ばから折れ、雷蔵の《雷天》は一護の腹部を貫通していた。
「みんな、すまねぇ…」
倒れることで一護は自身の体を余計に傷つけてしまった。一護の腹部の傷は、中心から左脇腹にかけてを大きく削がれ出血が酷かった。
「ふ、何がすまねぇだ。お前は隊長と戦って満足させたんだ。大勲章じゃないか。見事だった」
〈十一番隊〉の隊長羽織を一護にかけてやり、背後にいる花太郎に声をかけた。
「花太郎、少しでいいからこいつを治癒してくれ。それが終われば黒崎一護を置いて先に進め」
「え、雷蔵隊長はどうして…」
「つべこべ言うな二度は言わん。それとも俺に逆らうか?」
軽く霊圧で威圧すると大人しく行動を開始し、もう独りは惚けたままその場に腰を抜かして座り込んでいた。その様子からは弓親を倒したとは思えないが、
弓親の髪型から察するに、「志波家」のお家芸である花火の爆発によって敗北したようだ。双方共に聞かれたくないだろうから、何も聞かずにその場を〈瞬歩〉で去って行った。
ようやく雷蔵の斬魄刀の名前が明らかになりましたね。能力などはまだ登場していませんが作者の中ではほぼ完成しています。
次話から尸魂界救出編に入ります。かなりハイペースで進んでいますがご理解の程お願いします。
出身・・?
解号・・蹂躙しろ『雷天』
始解・・雷天
卍解・・?