フェイト / グランド なりきり オーダー   作:影鴉

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この物語には以下の成分が含まれております。

・この物語は「Fate/Grand Order」×「他版権作品」のクロスオーバーです。
・この物語はタグにもある通り、遣りたい放題(・・・・・・)です(これ重要)
・転生者である主人公は独特な話し方をします。
・主人公はFate作品についての知識が有りません。
・Fate作品の知識が無い事によるツッコミ、原作キャラへのアンチが発生する可能性があります。
・能力上、パワーバランスの崩壊が生じる可能性があります。
・原作に他版権作品(能力、道具、設定、用語)が多重クロスオーバーします。
・クロスオーバー作品及びその作品から生じた2次設定等の知識が無い場合、理解が難しい描写や表現が生じる可能性があります。
・装備、話の都合上によるご都合展開が起きる可能性があります。
・話の展開上、残酷な描写や流血表現が生じる可能性があります。
・原作キャラとのカップリング要素が含まれる可能性があります。
・原作キャラの魔改造が発生する可能性があります。
・原作にて死亡するキャラが生存します。
・独自解釈、オリジナル設定が発生します。
・括弧は以下のように使用します。
  「」:発声による発言、会話
  【】:無線等の機械音声、通信機での会話
  『』:施設・物、技等の名称
  ():思考、心の声
  《》:多人数が同じ発言をした時

・目指すは完全無欠のハッピーエンド!!
・以上の成分をご理解上、スコップが爆☆砕しても当方は責任を取れません


プロローグ -その男、なりきり師-
なりきり師、カルデアに立つ


「え? 先輩、海外に行くんですか?」

「そうそう、羽振りが良いバイトを紹介されてさ」

 

 

 とあるアパートの一室、ドレスを着飾った少女がポーズを取りながら問い掛け、その姿をカメラで撮影している青年が答える。

 

 

「海外まで出て何の仕事するんですか? ボランティア?」

「ボランティアじゃ、あんまお給料出ないじゃん…。何でも国連で行う事業に一般代表で参加するらしいよ」

「国連!? 凄くないですかっ?」

「せやろ? 何するかは現地で聞くらしいけど」

 

 

 海外に出てバイトを行うと聞いた少女、藤村 立香(ふじむら りっか)。大学1年生である彼女が現代では中々見れない様なドレス姿であるのは彼に頼まれた為であったりする。

 そしてそんな立香を撮影している青年は彼女の先輩だったりする。

 

 

「でも今年の夏コミは如何するんです?」

「そりゃ、サークルメンバーに任せるしか無いっしょ。写真集売るだけだしモーマンタイ」

「だからこんなに着る衣装が多かったんですね……ん? それじゃあ、打ち上げの際に先輩の特製パフェ出ないんですよね?」

「……今回ぐらい無くたって良いじゃないか?」

「駄目ですっ!! 先輩の『通称:おいしおいし』があるから手伝ってるんですよ!?」

「パフェ位で大袈裟な…」

「と・に・か・く! 撮影終わったら作って下さい!!」

「帰って来てからで良えやろ?」

「駄・目・で・す! 夏休み中に終わる保障無いでしょ、そのバイト!」

「えぇ…(困惑)」

 

 

 この後、滅茶苦茶撮影してパフェ作ってあげた。

 

 

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 Hellow everyone おいちゃんの名前は十 優作(つなし ゆうさく)

 

 ごく普通の大学2年生で、強いて言うならコスプレに興味があるってところかな?

 

 嘘です。

 

 あ、嘘ってのは“ごく普通の”ってとこのワードでコスプレは大好きよ? 衣装作って着せる方だけどな!

 

 何を隠そう、おいちゃんは昨今ラノベ業界を賑わせてる“転生者”って奴なんです。

 

 前世は30代前の社会人、この時からコスプレ(衣装を作る方)は大好きだな。

 

 死んでは無かったと思う、気付いたらこの世界にいた。

 

 というのも、仕事を終えて一杯引っ掛けた帰り、誰かから声を掛けられたんだよね。

 

 「貴方が成りたいモノはありますか?」って…

 

 それでこう答えたのさ。

 

 「“なりきり”能力引っ提げて強くてニューゲームしたい」

 

 「分かりました、それでは良き人生を」

 

 おいちゃんの答えに対してそんな返答があって、気付けば3歳児位に戻っていた。

 

 転生させた存在が何者かは皆目着かぬが、転生特典と思われる”なりきり能力”は貰っていた。

 

 どんな能力か説明しろだって?

 

 「なりきり」も解らないの? そんなんじゃ甘いよ。

 

 つまりだな……いや今は教えない。

 

 今後、説明する機会があるだろうし、気になったらググるっしょ?

 

 って事で自己紹介終わり、閉廷!

 

 

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それからどうした

 

 

「バイト人員に長旅させた挙句、南極の雪山登山をさせるとかおp…おっぱげた」

 

 

 ブツブツ愚痴りながら優作は雪降る雪山を登っていく。

 撮影したあの日から数日後、彼の元に仕事場所までの案内地図及び移動の為の飛行機や電車のチケット、仕事着と思われる衣服等が送られて来た。

 バイトだから街中の施設にて行うかと思ってたが、都心部から離れた僻地処かなんと南極にある標高6000mの雪山に建てられている施設まで来いとの事。

 飛行機で某国の空港へ向かい、そこから列車やらバスやらを乗り継いで着いた港町から船に乗り、途中からヘリに乗って南極へと渡った後、山道前のベースキャンプで降ろされてそこから登山するという一応は一般人でもない優作でも中々ハードに感じる移動であった。

 

 

「おまけに雪風が強いし、すっごい寒い」

 

 

 岩陰で風を凌ぎながら、懐から魔法瓶を取り出して暖かいコーヒーを啜る。

 

 

「コーヒーだけじゃ暖まりもしねぇや。ジャックランタン、寒いから発火してくれ」

「ヒ―ホー、任せるホー!」

 

 

 コーヒーをある程度飲むが其れだけでは体が温まらなかったので指示を飛ばすと何もいなかった筈の優作の背後から南瓜頭の奇妙なモノが現れた。

 ジャックランタンと呼ばれた南瓜頭は手に持つランタンの炎を燃え上がらせると薄い炎が優作の周囲を包み込んだ。

 

 

「よっしゃ! これでまだ進めるどー!!」

「サマナー、無茶しちゃダメだホー?」

「無茶して無ぇーし!!」

 

 

 自身の周囲温度が温まった優作は掛け声を挙げると雪山をずんずんと登り出す。その後をジャックランタンは慌てて追いかけた。

 

 

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カルデア入口前

 

 

「はぇ~、すっごいおっきい…」

 

 

 目の前に建つ巨大な施設に優作はポツリと呟く。

 象牙か真珠の様な白亜の施設は『人理保障機関 フィニス・カルデア』

 

 

「寒いし、ちゃっちゃと入るか。ご苦労だったなジャックランタン、戻ってくれ」

「ヒホー、また呼んでホー!」

 

 

 懐から黒い管のようなものを取り出してジャックランタンを入れて戻す。

 入口前に建つと扉上部にあるスピーカーらしき物体からアナウンスが流れた。

 

 

【――塩基配列……ヒトゲノムと確認

 ――霊器属性……善性・中立と確認

 ようこそ、人類の未来を語る資料館へ

 ここは人理継続保障機関カルデア

 指紋認証、声帯認証、遺伝子認証クリア

 魔術回路の測定……完了しました

 登録名と一致します

 あなたを霊長類の一員として認めます】

 

 

 アナウンスの後に扉が開き、その先は白い広間が広がっていた。

 広間には何も無く、先には扉が有るが開く様子が無い。

 

 

【入館手続きには後180秒ほど必要です

 その間、模擬戦闘をお楽しみください】

 

 

 如何やら先に進むには手続きが終わらないといけないらしい。しかし、模擬戦で時間を潰せとはどういう事なのだろうか? 詳しいバイト内容は此処で聞く事になっていたのだが、荒事関連のバイトなのだろうか? 国連関係としてはあるまじき内容だし、そんな人員を日本で探すなと言いたい。

 

 

【 ―――――レギュレーション:シニア

 契約サーヴァント、セイバー、ランサー、アーチャー

 今回の戦闘は記録に残すようなことは一切致しません

 どうぞ、ご自由に戦闘をお楽しみください

 ――――――召喚システム・フェイト起動

 この180秒間、マスターとしての善き経験ができますよう】

 

 

 アナウンスの後、白い広間が突如青のヴァーチャル空間へと変わる。

 驚く優作の前に三体のマネキンの様なヒト型が現れる。それぞれの手に剣、槍、弓が握られていた。

 そして少し離れた先に同じくヒト型が立っていた。数は3体、持っている獲物は剣で統一されていたが…

 

 

「こいつら操ってあの3体を倒せってか? サマナーと変わらんなこりゃ」

 

 

 正直、自身が暴れても何とかなりそうだが自身の能力を下手に曝す訳にもいかないので目の前の人型に任せる事にした。

 

 

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【登録手続きが完了しました

 初めまして、貴方は本日最後の来館者です

 どうぞ善き時間をお過ごしください】

 

「さぁて、登録は終わったっぽいけどこの後はどうすりゃ良いのかね?」

 

 

 模擬戦をしている途中で手続きが終了し、広間の扉を抜けて広い通路に出た優作は周辺を見回す。通路には案内掲示もなければ案内人の姿も無い。

 

 

「バイト相手とはいえ、遅刻してる訳ではないのに迎えが無いとか如何いう事なの?」

 

 

 仕方が無いので施設の職員でも探して案内でも頼もうと通路を歩いて行く。

 

 

「しかし…なんか頭がクラクラすんな…」

 

 

 先程の模擬戦のせいなのか、妙に視界がボヤけてふらついてしまう。このまま横になれば直ぐ様寝てしまいそうだ。

 魔法瓶に残ったコーヒーを飲み干し、通路を歩いて行く。

 歩き回る事数分、何かの影を見つけた。

 

 

「お、第一職員発見で……」

フォウ()?」

「誰だお前は!?」

ファッ(何だお前)!!?」

 

 

 漸く職員を見つけたかと思ったが、いたのは謎のモフモフであった。

 白を基調として所々に翠色の毛が混ざった生物。ハッキリ言って現実離れした感じがしたので思わず問いかけてしまったら相手のモフモフも驚愕混じりの困惑の鳴き声を上げてしまった。

 

 

「う~む…怪生物相手に道案内を頼めるものか…」

フォウ、フォーウ(初対面相手に失礼ですね、君)!」

 

 

 モフモフを抱えて唸る優作。

 

 

「しかし、このモフモフ感…その手のマニアに売ったらすっげえ高くで売れそう…」

フォア(売る気か貴様)!?」

「いや、それよりも動物モデルとして是非とも衣装を…」

フォウ、フォウフォーウ(ヤーメロお前、何処触ってんでぃ)!!」

 

 

 弄繰り回す優作に対し、抗議の鳴き声を上げながらもがくモフモフ。

 

 

「あ、あの~お楽しみの所申し訳ありませんが、そろそろ所長の挨拶が始まりますよ、せ…先輩?」

「ん?」

 

 

 そんな遣り取りをしていると後ろから声を掛けられる。振り向くと学生服に似た制服にパーカーを羽織った少女が立っていた。片目を隠せるほどの長さの桃色に近い紫髪はショートカットにされており、眼鏡を掛けているその姿は文学少女を想像させる。そして、なにより優作としてはコスプレモデルをお願いしたい逸材であると感じた。

 

 

「あ~…おいちゃんを先輩呼びした事は置いておいて…ここの職員さん?」

「(おいちゃん?)いえ、私はカルデアのスタッフではなくマスター適性者の一人になります」

「マスター適性者…? あぁ、入館手続きが終わるまでやってた模擬戦で使ってた契約サーヴァントとやらを使役するの?」

「そうです。そして入館の際に霊子ダイブシミュレーターをしたのなら多分先輩もそのマスター適正者…の筈です?」

「先輩呼びも気になるんだけど、何故さっきから疑問形が混じっているの?」

「あぁ、済みません。先輩の格好がカルデア支給の制服で無かったので」

 

 

 因みに優作は手続きが終わった際に防寒着は脱いでおり、今は黒の学生服に黒い外套を纏った恰好に変わっていた。

 

 

「支給された制服はバックパックに入ってるよ。あのほとんど白の制服でしょ?」

「はい。マスター候補ならその制服を着ているのですが」

「此処に来るまで長旅だったからさ、汚れたら困るからまだ着てなかったのさ」

「成程、合点がいきました」

 

 

 優作の衣装に関しての疑問が解けた後、優作は目の前の少女の名を聞いていない事に気付く。

 

 

「ところで君の名前は?」

「いきなり難しい質問なので、返答に困りますが……そうですね、名乗るほどの者ではない…とか?」

「自身の名を渋るとかエージェントか何か? しかし、『ナノルホドノモノデハナイ』ちゃんか…流石海外、凄い名前の人がいるものだ」

「ふぇっ!!? い、いや違いますっ!! 今のは名前ではなくって、その…今まで自分の名前を言う機会がなかったもので、如何したら印象的な自己紹介が出来るかなと思って言っただけで…」

「うん、知ってた」

「………先輩っていぢわるさんですか?」

「時折言われる」

 

 

 弄られている事を理解し、若干ジト目になる少女に優作は苦笑いで返す。

 

 

「コホン、では…「フォウ、キューウ(おい待てぃ、ボクの事忘れてるゾ)」……失念していました。あなたの紹介がまだでしたね。フォウさん」

 

 

 少女の自己紹介が始まるかと思いきや、モフモフが異議らしい鳴き声を上げてきた。如何やら少女はこのモフモフの言いたい事が解かるようで、モフモフの紹介を始めた。

 

 

「こちらのリスっぽいのがフォウ。カルデアを自由に散歩する特権生物です。私はフォウさんにここまで誘導され、先行していたフォウさんと先輩を発見したんです」

「成程ね~」

キュー、フォーウ(ってか、いい加減放せやオルルァン)!」

「おりょ?」

 

 

 もがき続けていたフォウは漸く優作の腕から飛び出し、通路の向こうへと去って行った。

 

 

「またフォウさんが行ってしまいました…。あのように法則性も無しに散歩してるんです」

「特権生物の呼び名通りってか?」

「そうですね。正体不明なフォウさんですが、あまり私以外には近寄らないのですよ? おめでとうございます。先輩はどうやらフォウさんに気に入られたようです。2代目お世話係の誕生ですね」

「おいちゃんが揉みくちゃにしてただけだった気もするんだが…まぁ、お世話序に衣装姿撮らせてもらえば良いかな?」

 

 

 突然の世話係通告!! しかし、それよりも彼女の名前を未だ聞けていない事に優作は気づいた。

 

 

「では改めて私の名前は…「あぁ、そこにいたのかマシュ。駄目だぞ? 断り無しで移動するのは良く無いと……」…レフ教授」

 

 

 フォウに続き2度までも妨害されるとは…しかも彼女の名前が判ってしまった。

 少女、マシュに声を掛けてきたのは全身を緑の衣装で固め、癖毛混じりの髪を長く伸ばした男性だった。因みにもみあげが凄い(小並感)

 

 

「おや、君は今日来館する48人目のマスターだったかな?」

「俺を知ってるんで?」

「そりゃあ、此処のスタッフの1人だからね、今回要になるマスター適性者達の顔は一通り目を通しているよ。確か一般採用の十 優作君だったかな? 私はレフ・ライノール、此処カルデアでは技師として働いているよ」

 

 

 レフと名乗った糸目男爵は柔らかい表情で優作の名を確認すると共に自己紹介してきた。

 見た目は良い人そうなのだが、なんだろうか近年の糸目キャラ黒幕フラグ的なイメージから良ろしくないサムシングを感じた。

 

 

「それはそうと先輩、間も無く所長の説明会が始まります」

「そういえばそうだな、君もマスター適性者なら中央管制室で所長が行う説明会に参加しないといけない。私も参加するから付いて来たまえ」

「それじゃあ、お願いします。此処案内図も無いし、案内人もいなかったからマシュに会うまで迷ってたんすよ」

「ははは…準備で忙しかったからね、申し訳ない。しかし急ごう、所長は時間にシビアだからね、目を付けられたら大変だ」

 

 

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 レフ教授の案内で中央管制室に訪れた優作達、部屋の中央には地球儀の様な丸い球体が枠に覆われて宙に飾られている。

 部屋には既に人が集まっていたようだった。

 

 

「先輩の番号は…一桁台、最前列ですね。一番前の空いてるところにどうぞ」

「おいちゃん、最後に選ばれた適性者だったよね? なんで前の席なの?」

「その疑問については最もだが、多分今回の件について詳しく知らない一般候補を配慮してるのではないかな? 前の方が説明も聞き取りやすいし、解りやすいだろう?」

「なるへそ」

 

 

 そんな会話を交わしたが、自分達が最後であったらしく、所長と思われる女性が睨んでいたのでさっさと着席するのだった。

 

 

「…時間通りとはいきませんでしたが、全員揃ったようですね? 特務機関カルデアにようこそ、私は所長のオルガマリー・アムニスフィア」

 

 

 長い銀髪が所々撥ねている癖毛の女性、オルガマリーが挨拶をする。

 

 

「そして貴方達は各国から集められた稀有な才能を持つ人材です。とはいえ特別なのはあくまでも才能であって貴方達ではない。貴方たちは人類史を守る為の道具にしか過ぎない事を自覚するように!」

 

 

 いきなり上から目線を超えた畜生発言に対する反応は困惑や嫌悪が混じったモノであった。ざわざわと騒ぎ出すマスター適性者達に対してオルガマリー所長はピシャリと言い放つ。

 

 

「静粛に! 納得がいかないと言うのなら今すぐカルデアを去りなさい! ただしカルデアの外は吹雪の襲う極寒地獄ですが」

「何このブラック企業…国連提携の事業じゃなかったん?」

 

 

 思わず口から零れてしまったが、誰がそれを攻めれようか。

 それから説明が始まりメモを取りつつ聞き続けているのだが、良く解からない専門用語を多用されているので中々理解が進まない。しかし、魔術やらサーヴァントといった説明を聞く限り、自分の能力を隠す必要が無いのではないかと思いつつ、解からない事は後で周りのマスター適性適性者かマシュに聞けば良いので問題は無いと結論に達した。

 一番問題なのは…

 

 

「(やっべ…眠気がぶり返してきた)くぁ…」

 

 

 どうも霊子シミュレーターの影響がまだ残っているらしく、ぼんやりした感覚と眠気で欠伸が止まらない。噛み殺そうとするもそれでは止まらなく、口元に手を当てて誤魔化しているものの既に10回を超えていた。

 

 

「ちょっと貴方!!」

 

 

 結果的に16回目の欠伸が出た時、オルガマリー所長が遂にキレた。

 

 

「さっきから欠伸ばかりしてやる気あるの!?」

「やる気はあるし、欠伸に関しては申し訳ないが、しょうがないでしょ? さっき此処に着いて、それまで長旅+山登りしてたんだから疲れが無い筈が無いでしょうに」

 

 

 旅の間の睡眠は飛行機やら列車、船内での睡眠だったが、時差やら揺れやらで安定した眠りは取れてない。それでも多少は大丈夫である筈だったのだが、登山の疲れと霊子シミュレーターの影響がデカ過ぎた。

 

 

「それにその服は何!? 支給された制服は?」

「制服は鞄の中ですよ。此処に来て着替える暇も無かったのだからしゃあなしやで」

 

 

 オルガマリー所長に指摘された優作の黒マントを纏った黒い学生服に黒の学帽の姿は他の者が白を基調としたカルデアの制服なのでとても目立っていた。

 

 

「つぅか、吹雪いている山を登山経験の無いド素人に登らせるとか遭難不可避だったんだけど? 雪上車で迎えぐらい出来んかったの?」

 

 

 遭難してそのまま死んだ時はどうするつもりだったのだろうか? 金云々で揉み消すつもりだったのか、だとしたら怖い。

 

 

「!? …そ、それは…」

「予想してなかったんかい…(呆れ)それにさ、遅れたのも入口に案内図やら迎えがいなかったから迷ってたせいなんだよね? マシュやレフ教授に会わなかったら多分今も館内彷徨ってましたよ?」

 

 

 彼女的には遭難といったケースを予想できてなかったらしい。まぁ、レフ教授曰く忙しくて人員が足りていなかったらしいから迎えの人員も用意できてなさそうだが…

 説明会に遅れた原因も説明し、対応が杜撰であると追及してしまった。正直先程のブラック発言でそのままクビ宣告で帰ってしまっても良いと思い始めていた。マシュやフォウという逸材のコスプレモデルとお別れしてしまうのは残念であるが…そういえば帰りのヘリやらはちゃんと手配してくれるのだろうか?

 

 

「まぁまぁ、優作君。それぐらいにしてくれないか? 此処に来る前にも言ったが、今回ファーストオーダーの準備が予想以上に忙しくて人手が足りてなかったんだ」

「レフ…」

 

 

 そこへレフ教授が割り込んできた。レフの言葉にオルガマリー所長が大人しくなった事から彼を信頼している事が分かった。

 

 

「ん、俺もバイト風情で言い過ぎた感があったんで。すみません」

「何、君の言ってることも間違ってないからね。しかし、長旅の疲れがとれないままファーストオーダーに参加するのは些か拙いだろう。今回は参加せずにしっかり休養をとってくれ」

「参加しなくて大丈夫なんで?」

「なに、ミッションはファーストオーダーだけじゃないからね」

「ならお言葉に甘えさせて貰います」

「オルガもそれで良いね?」

「え、えぇ。構わないわ」

 

 

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「悪いね、マシュ。説明が終わってないのに…」

「気にしないでください先輩、したくてしている事ですから」

「でもこれからミッションを行うAチームメンバーなんでしょ? 説明を聞いてなくて大丈夫なん?」

「実は前もって聞いていまして、問題無いのです」

「なら安心…なのかな?」

 

 

 ファーストオーダーの参加メンバーから外れる事になった優作は立候補してくれたマシュの案内の元マスター適正者達の居住区にある部屋へと向かっていた。

 

 

「しかし、先輩は凄いです。所長相手にあそこまで言えるなんて、カルデアの職員でも中々いませんよ?」

「事実を言っただけだけどね…「フォーウ(かくごー)!」…おろ?」

 

 

 マシュと会話を交わしつつ通路を歩いていると、前からフォウが飛び付いてきたので難なくキャッチする。

 

 

「おやモフモフことフォウさんではありませんか、モデルになりに来たんか?」

フォフォウ、キュー(だから揉みくちゃにするの、止めーや)!」

「あの…初めて出会った時もフォウさんを揉みくちゃにしてましたが、それにモデルとは?」

「あぁ、おいちゃんコスプレ衣装を作るのが趣味でさ? だからフォウも動物モデルとして色々着せてみたいから寸法を測ってるのさ」

「こす…ぷれ衣装ですか?」

「おぅ、コスプレを知らないか。まぁ簡単に説明するなら色んな職業やキャラクターの衣装を着て楽しむ事、おいちゃんは衣装を作って撮影を楽しむ側だけどね」

「キャラクターですか…それじゃあ、歴史上の偉人や英雄なんかも?」

「うん、そういった衣装もあるよ」

 

 

 他愛ない会話をしながら通路を歩いて行くのだがカルデア内部は扉がどれも同じデザインである為、上部にあるパネルを確認しないと判別が付かない。下手するとまた迷ってしまいそうだった。

 優作に充てられた部屋の前に着き、マシュと別れの言葉を告げる。

 

 

「では私は戻ります。先輩、戻ったらまた色々お話してくださいね?」

「うん、マシュも気を付けてな」

フォーウ…(仕事頑張ってね)

 

 

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カルデア マイルーム

 

 

「此処が暫く自分の城ってわ……誰?」

 

 

 マイルームに入った優作の目の前にはベッドに座ってパソコンを弄りながらケーキを頬張っている、橙髪をポニーテールにした男性がいた。

 

 

「っ!? き、君こそ誰だい! ここは空き部屋だぞ、僕のサボり場だぞ!? 誰の断りがあって入って来るんだい!?」

「サボり場とか知らんがな、因みにおいちゃんは一般採用のマスター適性者で、此処はおいちゃんに充てられたマイルームです」

「あ、君が今日来館すると言われてた48人目のマスター適正者の十 優作君かい?」

 

 

 どうやら彼も職員の1人らしい。パソコンとケーキの載った皿を脇に置いて自己紹介を始める。

 

 

「いやぁ、初めまして優作君。予期せぬ出会いになってしまったけど改めて自己紹介をしよう。僕は医療部門トップ、ロマニ・アーキマン。何故か皆からは Dr.ロマンと略されていてね。理由は解らないけど言いやすいし、君も遠慮なくロマンと呼んでくれて良いよ?」

「ロマン…良い響きじゃない。おいちゃん、そういった渾名好きやで? 宜しく Dr.ロマンティック。でも人員不足とか聞いたのにサボってて良いんですかい?」

「あはは、実は所長に僕が現場にいると空気が緩むとか言われて説明会から追い出されてね。そう云う優作君こそ今説明会の最中の筈なのになぜ部屋に?」

「此処までずっと長旅だったんで疲れが取れてないからって配慮で今回は休みっす。雪山登山とか生まれて初めての体験だった…」

「成程、それなら仕方ないさ。今日はゆっくりと休むと良い」

「有難うっす。でも歩いてたら眠気も吹っ飛んじまいましたし、宜しければ此処カルデアについてご教授してくれませんか Dr.ロマンティック?」

「良いとも、序に暇人同士交流を深めようじゃないか♪」

 

 

 それから暫くロマニからカルデアの説明を受けていたが、途中から何気ない日常会話へと変わっていく。

 

 

「へぇ、ロマンはその『マギ☆マリ』が好きなんだ?」

「そうさ! ライブのDVDやファングッズは全部揃えてるんだ!!」

「ふぅ~む…どの衣装も中々のデザインだ、参考になる」

「優作君は衣装に興味があるのかい?」

「コスプレ用の衣装製作が趣味なんで、アイドル衣装関係も色々作ってるから色々観てるんだよね」

 

 

 互いの趣味の話(尚、マギ☆マリの映像を見せて貰った際、一緒に観ていたフォウの顔が虫唾ダッシュになっていた)で盛り上がり、

 

 

「…とまぁ、そんな訳で所長に怒られちゃってね」

「まぁ、初見で気難しそうって感じたけどまんまなんだなぁ…しかし、しょうもない事で怒るのな?」

「そうなんだよ! もう少しゆとりを持っても良い気がするんだけどね。…でも仕方ないかな? 彼女、前所長である父親が亡くなってから全ての責務を背負っている訳だから」

「…責任感が強いヒトなんすね? でもあれだと何時か潰れてしまいそうだな…」

「そうだね。彼女はもう少し他人に頼っても良いと思うんだけどね」

 

 

 カルデアの所長であるオルガマリーについて話題が変わり、彼女の人となりが何となく理解できたところでロマニの腕に着いてる端末から連絡が入る。

 

 

【ロマニ、あと少しでレイシフト開始だ。万が一に備えてこちらに来てくれないか? Aチームの状態は万全だが、Bチーム以下、慣れてない者に若干の変調が見られる。これは不安から来るものだろうな。コフィンの中はコックピット同然だから】

「やあレフ、それは気の毒だ。ちょっと麻酔を掛けに行こうか?」

【あぁ、急いでくれ。今医務室だろ? そこからなら2分で到着できる筈だ】

 

 

 レフ教授からの連絡が切れると、ロマニは何か焦っている様だった。

 

 

「あわわ、ヤバいぞ。此処からだといくら頑張っても5分は掛かってしまう…」

「サボりのツケが回って来たってヤツ?」

「うぐっ、そう言われると辛いなぁ…。でも急がなきゃ」

 

 

 ロマニは立ち上がり、パソコンを畳んで空になった皿を載せて抱える。

 

 

「お喋りに付き合ってくれてありがとう、優作君。落ち着いたら医務室に来てくれ。今度美味しいケーキでも食べながらまた色々話そ…っ!?」

 

 

 ロマニの言葉が終わらない内に轟音と大きな揺れが部屋を襲った。

 更に部屋の電気が切れて真っ暗になる。

 

 

「何だ、襲撃か!? テロか!?」

【緊急事態発生

 緊急事態発生

 中央発電所、および中央管制室で火災が発生しました

 中央区画の隔壁は九十秒後に閉鎖されます

 職員は速やかに第2ゲートから退避してください

 繰り返します、中央発電所、及び…】

「今の放送は!? モニター、管制室を映してくれ!!」

 

 

 慌てる2人だったが、ロマニは端末に呼び掛けて現状を確認する。そしてモニターに映し出されたのは凄惨な光景であった。

 

 

「これは酷い…」

 

 

 中央管制室は炎に包まれていており、壁には罅が生え、瓦礫が彼方此方に散乱している。

 

 

「…ロマン、これって爆破テロってヤツか?」

「事故と思いたいが、これは明らかに人為的である可能性が高い…。優作君、僕は管制室に行くけど君は急いで避難してくれ。もうじき隔壁が閉鎖してしまうからその隙に君だけでも外へ逃げるんだ「いや、付いてくよ」…な、何を言ってるんだ君は!?」

「もし生存者がいるなら人手があった方が良いっしょ? それにこういった時の対処はそれなりに出来るから」

「……解った、言い争いをする時間も惜しい。後、これを渡しておく」

「これは?」

「連絡用の通信機だ。もしもの時の為に持っていてくれ」

 

 

 優作の真剣な表情を前に説得しきれないと察したロマニは通信端末が備えられた腕輪を渡し、彼を連れて中央管制室へと走り出した。

 

 

:::::

 

 

 中央管制室に着いた優作とロマニ。部屋はモニターに映っていた光景と同じく炎がそこら中で燃え上がっており、酷い有様だった。

 

 

「生存者はいない、無事なのはカルデアスだけだ。此処が爆発の基点だろう。しかも、これは本当に人為的に引き起こされたものだ」

【動力部の停止を確認

 発電量が不足しています

 予備電源への切り替えに…異常…があります

 職員…は手動で……替えてください】

「拙いなぁ…。優作君、僕は発電所に行く。カルデアの火を止める訳にはいかない。君は急いで来た道に戻るんだ。今ならまだ間に合う。いいな? 寄り道はするんじゃないぞ? 外に出て、外部からの助けを待つんだ!」

 

 

 言うだけ言ってロマニは管制室から飛び出して行った。彼の言葉通りにしたかったが、やはりマシュや他マスター適正者達が心配だった。もし生きているのなら救助しなければ…

 

 

「取り敢えずは、来い! ジャックフロスト!!」

「ヒホー!!」

 

 

 懐から管を取り出して青いフードを被った雪だるまの様な妖精を呼び出す。

 

 

「冷却で炎を鎮火してくれ」

「お安い御用ホー!」

 

 

 優作の指示と共にジャックフロストが全身から冷気を噴き出して炎を消していく。

 炎が収まった管制室内で優作は瓦礫を退けながら生存者を探した。

 

 

フォウ、フォーウ(こっちだ、優作)!」

「フォウ?」

 

 

 ふとフォウが優作の肩から降りて駆け出す。その後を追うと、瓦礫の下敷きになったマシュの姿があった。

 

 

「マシュ!?」

「せ…先…ぱ、い?」

 

 

 駆け寄った優作はマシュの容態を視る。彼女は頭から血を流している上に瓦礫で体を潰されたのであろう、おびただしい量の血が周囲に流れており、非常に弱っていた。

 

 

「くそ、急いで治療しないと…」

「無駄です。先輩、この傷ではとても助かりません…逃げて下さ…い」

「そんな言葉は聞きたくない! 来い、オニ、ピクシー!!」

 

 

 優作がジャックフロストを戻し、別の2本の管から鬼と妖精を呼び出した。

 

 

「オニはマシュの上の瓦礫を退けろ。ピクシーは彼女にディアラハンを」

「ヘイヘイへイ! 凄ェ事になってんじゃねぇか?」

「まっかせて~♪」

 

 

 優作の言葉に従いオニはマシュを下敷きにした瓦礫をあっさりと退ける。全身が露わになったマシュの容態は酷いモノであったが、ピクシーの回復呪文によって見る見るうちに治癒していく。

 

 

「痛みが…無い…? それに先輩、それは一体…?」

「話は後! 兎に角此処から出ない…【観測スタッフに警告】…んな!?」

 

 

 マシュに肩を貸して管制室から出ようとした時、室内にある巨大な球体、カルデアスが突如赤く輝き出したのだ。

 

 

【カルデアスの状態に変化が起こりました

 シバによる近未来観測データを書き換えます

 近未来100年までの地球において、人類の痕跡は 発見 できません】

 

 

 アナウンスで流れるは人類の滅亡という啓示だった。

 

 

【人類の生存は 確認 できません

 人類の未来は 保障 できません】

「カルデアスが真っ赤になっちゃいました…。いえ、そんな事より……」

【中央隔壁封鎖します

 館内洗浄開始まであと180秒です】

 

 

 カルデアスの異変やアナウンスに気を取られている内に管制室から外へ出る為の扉が隔壁で完全に閉まってしまった。

 

 

「隔壁…閉まっちゃいましたね…」

「…まぁ、炎は消したしロマニに連絡して開けてくれるまで待つしか無いかな? いやそれよりも他の生存者を探すのが先か」

 

 

 周囲の瓦礫を退けるようオニに指示しようとした時、再びアナウンスが流れて来た。

 

 

【システムレイシフト最終段階に移行します

 座標、”西暦2004年1月30日 日本 冬木”

 ラプラスによる転移保護成立

 特異点への因子追加枠確保

 アンサモンプログラムセット

 マスターは最終調整に入ってください

 …コフィン内マスターのバイタルが基準値に達していません

 レイシフト定員に達していません

 該当マスターを検索中……発見しました】

「ん? レイシフトって確かタイムスリップするヤツだったっけ?」

「そうですね、そして発見というのは多分…」

【適応番号48、十 優作をマスターとして再設定します

 アンサモンプログラムスタート

 霊子変換を開始します】

「おぉう…やっぱりおいちゃんなのか…ってかいきなりレイシフトするってどうすんべ…」

 

 

 付いて行けない展開に優作が呻く中、周辺に光の粒子が浮かんでフワフワ漂っていく。これがレイシフトする際に発生する現象なのだろうか?

 

 

「…先輩」

「何?」

「その…手を握って貰っても良いですか?」

「喜んで!」

「な、何ですかその満面の笑みは!?」

「そりゃあ、マシュみたいな美少女にそんなお願いされたら笑顔になるって♪」

「び、美少女!?」

キュウ、フォーウ(マシュ、赤くなってるよ)?」

 

 

 マシュのお願いに笑顔になりながら優作が答えると、聞き慣れていないのかマシュは頬を赤く染めた。

 そうこうしている内にレイシフト開始のカウントダウンが始まった。

 

 

【3】

「しっかし、さっきまで電力不足とか言ってた癖にどうやってレイシフトしてんだろ?」

「そうなんですか?」

 

 

【2】

「…無事帰って来れれば良いね?」

「そうですね。その時は先輩、コスプレとか色々教えてくださいね?」

「喜んで♪」

 

 

【1】

「無事帰ってきたらさ…」

「何です?」

「コスプレのモデルになってくれる?」

「…はい!」

 

 

【全行程完了

 ファーストオーダー、実証を開始します】

 

 

 カウントダウンを終えたアナウンスの言葉を最後に、優作とマシュの意識は途絶えた。




人物紹介的なナニカ
十 優作
本作の主人公君。
前世は30代に入ろうとしていたサラリーマンでコスプレ製作及び撮影が趣味。
神かすらも判らない謎の存在に問われた質問に答えたら型月世界に転生してしまった。
手に入れたなりきりで順風満帆な日々を送り、現在は大学生でコスプレサークルにて青春を謳歌している。
尚、彼は前世で型月作品にミリ単位も触れてなく、カルデアに来るまでは魔術といった超常現象が存在しない前世と同じ世界だと思っていた。

藤村 立香
ぐだ子。
本作では大学生で優作の後輩であり、コスプレサークルには入ってないが、優作のお願いでモデルとしてお手伝いしている。
優作との関係は友人以上、恋人以下で親しい異性の友達といった感覚である(但し、優作本人の感想)。
優作と買い物に出ていた際に献血を模した適性検査が行われていたのだが、優作の影響で衣装趣味が出来た彼女は近くの洋服店へと行ってしまった為、代わりに優作が受ける事となった。


Q,何でこんな話書いたの?
A,プリズマ観た時「サーヴァントの衣装を着て戦う→どっかで見た事ある描写だな→なりダンやん!!」の結果


次話は9月8日投稿
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