フェイト / グランド なりきり オーダー   作:影鴉

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“次回は12月9日投稿予定”と宣った前話から1年2か月21日経ってしまいましたが私は元気です。

長かった、本当に長かった…(白目)


今回はコミュ回ですが…

長いだけで読み辛い気がして仕方ないが許し亭許して?


鳥籠の少女に素敵な世界を…

「先輩、まだですか?」

「もうちょっとだよ」

 

 

 現在、目隠しされた状態であるマシュは手を繋いだ優作に連れられて暗い廊下と思われる道を歩いていた。マシュ自身は目隠しされている為に歩いている道がどうなっているかは皆目つかないのだが、時折豚の鳴き声や良く解からない声が聞こえていた。

 傍から見たら変な処か通報必至な光景であるが、事の始まりは数時間前から始まる。

 

 

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数時間前

 

カルデア 多目的ホール

 

 

「マリー、腕を前で組んで! マシュは……そうだな、盾を斜め前に構えてくれる?」

「こ、こうかしら?」

「こんな感じで良いですか?」

「っしゃあっ! ナイスポーズッ!!」

 

 

 優作の指示を受けてポーズをとるオルガマリーとマシュに彼は歓喜の声を挙げながらカメラのシャッターボタンを押しまくる。

 そんな優作がカメラを向けて撮影している2人の姿はオルガマリーは何時もカルデアで着ている制服であるのに対し、マシュはシールダーとして謎のサーヴァントから与えられたロマニ曰く破廉恥な衣装になっている。

 因みに離れた所ではクーフーリンやメディア他、ダ・ヴィンチ含む呼ばれたサーヴァント達が呼ばれた際の衣装を着て立っていた。

 

 

「ようしっ! マリーの撮影分は終わり、マシュは今から出す置物に腰かけてね」

 

 

 オルガマリーが撮影場所から下がるのを確認した優作が指をスナップさせるとマシュの周囲が古城跡地の様な石積みの柱が並んだ景色へと様変わりした。

 

 

「よぅし、片膝を抱えたポーズを取ってくれるかな?」

「こうですか?」

「う~ん、バッチリ! それじゃあ撮るよ~♪」

 

 

 現在、優作が増築した撮影ルームにて英霊+αの面々の撮影会が行われていた。

 優作がカルデアにて英霊を召喚するという説明を受けた時に如何してもやりたい事が出来たからと言う。

 と、いうのも…

 

 

“古今東西の英霊達のサイン付き写真集を作りたい”

 

 

 優作の一番の趣味はコスプレ衣装作成及び撮影である。座からのコピーとは云え、神話や過去にいた英霊達本人を撮影し、写真集を作る機会など万が一処か億が一も無いだろう。しかも英霊をサーヴァントとして幾人も召喚出来るカルデアならばまさにうってつけである。

 そんな訳で優作の願いで始まった撮影会。因みにサインは用意した色紙に既に書いて貰っており、受け取った優作は暫くの間小躍りして喜んだ。

 

 

「英霊達の生サインゲットォ―――ッ!! 未来永劫、一族の家宝にしたるぅっ!!」

「あんなに喜ぶもんなのか?」

「色紙に名前を書いただけなのですが…」

「我々は英霊なんだぞ? 私のは兎も角、世界遺産級の宝になるのだから当然だ」

「主殿の喜び方は見ていて面白いで御座るな?」

「喜んで貰えて何よりね」

「ま、ダ・ヴィンチちゃんの直筆サインなんだから喜んで当然だよねっ♪」

 

 

 仕舞いにはアクロバティックな踊りを始める優作に対し、サインを書いた英霊達は様々な反応を示していた。

 その後、撮影も終わって皆が解散する中、優作はマシュへ声を掛けた。

 

 

「マシュ、ちょっと良いかな?」

「どうしましたか、先輩?」

「この後時間は有るかい?」

「はい、問題無いですけど?」

「それじゃあ、さ?」

 

 

 

 

 

 

 

 

「おいちゃんとデートに行こうぜ?」

「ふぇっ!?」

 

 

 

 

 

 勇作の突然のデートの誘いにマシュが素っ頓狂な声を挙げるのも無理は無かった。

 

 

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それからどうした

 

 

「とうちゃ~く♪」

 

 

 デートと云う名目で優作のマイルームで落ち合った2人。初めてするデートに期待半分、緊張半分だったマシュは彼に目隠しされて連れられる事、数分後。周りから聞こえていた変な声が聞こえなくなり、代わりにそよそよと吹く風がマシュの頬を撫で、風に揺られる草木の音が優しく耳を打った。

 そう、風や草木の揺れる音が聞こえたのだ。

 

 

「…え? 先輩、今私達は何処にいるんですか?」

「それは自分の目で確かめてね? それでは……」

 

 

 優作の気配がマシュの後ろへ移り、彼が彼女の目隠しを外す。

 

 

「御開帳~♪」

「…あ」

 

 

 マシュの視界に映った景色……風で揺れる草と木々、そして青い空に流れる雲と燦々と輝く太陽。

 本来ならありふれた自然の景色が広がっていた。

 

 

「ようこそ、秘密の箱庭へ…ってね?」

「は…ふぇ? えぇ!?」

 

 

 演技染みた仕草で歓迎のポーズをとる優作。しかし、そんな彼の姿をマシュは見る事無く、唯々視界に広がる景色に釘付けになっていた。

 マシュは軽く歩き回りながら周辺を見渡す。嘗ては VR でしか体験できなかった自然、優作がカルデアの地下に造ってくれた事で生まれて初めて生の草木に触れたのだが、それが見渡す限り果て無く存在している。

 また、心地よい風に草木の香りが鼻腔を刺激した。自然公園で芝生の上で横になった時に嗅いだ香りよりも濃ゆい香りだった。

 何より、自身が見たくて堪らなかった青空が視界いっぱいに広がっていた。

 

 

「す、凄いです先輩っ!! でも此処はカルデアの外なんですか?」

「うんにゃ、外は焼却されているから流石に連れていけないよ。別の世界さ」

「別? 如何いう事ですか?」

「カルデアの外…地球とは違う世界でね、おいちゃんもたまたま見つけたと言うか…試したらあったというか…」

「?」

 

 

 現在、優作がマシュを連れて来たこの世界は優作がスティーブの服を着た際にどれだけ原作再現が可能であるか試していた際に発見したモノだ。

 原作に於いて、プレイヤーがスタート時に活動する世界である『オーバーワールド』にて黒曜石ブロックでフレームを作り、フレーム内に火を灯す事で『ネザーポータル』が生成されてネザーに行く事が出来る。

 このネザー内にて別の場所にポータルを作成して通過するとオーバーワールドの別の場所に新たなポータルが生成され、其処へと繋がるのだが、優作が試しに新たなポータルを作って通過すると地球で無い世界へと繋がった。周辺を探索した結果、『Mine craft』のオーバーワールドへと繋がった事が分かった。

 初めて訪れた時、歓喜した彼は色々と遣りたい放題しまくったのだが、それは置いておく。尚、カルデア施設の修復や改造に使用した資材は凡て此処で用意したモノである。

 

 

「ま、何はともあれ別世界と思ってくれれば良いよ」

「別世界…本当に先輩は何でも出来るんですね?」

「この世界に関しては偶然発見しただけなんだけどね? そんな事よりも今日はマシュとデートで来ているのだから、この世界を色々堪能して貰いたいと思ってね」

 

 

 優作がマシュをこの世界に連れて来た理由、それは“彼女がカルデア以外の世界を知らなかったから”。

 カルデアに来たあの時、中央管制室にてオルガマリーと軽い言い争いをした後にマシュの案内の元、優作へ充てられたマイルーム向かいながら彼女と色々話をしていたのだが、優作がカルデアまでの旅道中を話していた時に彼女がこう言ってきた。

 

 

“外を自由に出歩く事が出来るなんて羨ましいです”

 

 

 マシュはカルデアで生まれてカルデアで育った。その間一度も外へ出た事が無く、許される事も無かった。

 窓の外は何時も吹雪いており、一面が雪景色。偶に吹雪が止んでもどんよりと厚い雲に覆われて青空などちっとも拝める事が出来なかった。

 “一度で良いから太陽が輝く青空と外の世界をこの目で見てみたい”、短い会話であったが、マシュの心からの望みを優作は会話の中から感じた。だから別世界とは云え、此処へ連れて行こうと決心していたのだ。

 

 

「ピカ!」

「はい?」

 

 

 マシュを案内しようとした時、近くの草むらから鳴き声が聞こえた。暫くすると鳴き声がした方から草むらを掻き分け、不思議な生き物が現れた。

 

 

「おぉ! ピーさん、ゲートの番をしてたんか?」

「ピカピ」

 

 

 近寄って来たので優作が抱き上げた『ピーさん』と呼ばれた生き物は毛が黄色く、背には茶色の縞模様、とんがり耳の先は黒くて両頬は赤い。そして何より雷を模したような尻尾が特徴的だった。

 彼の頬を舐めてきたピーさんに優作は優しくその頭を撫でる。

 

 

「さぁ、ピーさん。お客様を連れてきたぞ、挨拶して?」

「ピカチュウ」

「は、初めまして。マシュ・キリエライトです」

「ピカ!」

 

 

 ピカチュウの両脇を掴みマシュと面と向かわせる。挨拶するマシュに対し、ピカチュウは片手を上げて挨拶を返した。

 

 

「見た事の無い生き物ですけど、先輩の使い魔か何かなんでしょうか?」

「ん~、使い魔のジャンルに入るっちゃ入るけど、言うならパートナー的な関係だよ」

 

 

 そのまま手を延ばして握手を求めたピカチュウに応えながら問い掛けるマシュに対し、優作はピカチュウ及び『ポケットモンスター』達について説明をする。

 

 

「ポケモン達はあくまでもトレーナーと呼ばれる立場に付き合っているだけでそこには上とか下は無いよ」

「ピカピ!」

「どんなに大きくてもポケットみたいな小さいものに入り込める生き物だからポケモン…不思議な生き物です…」

「皆賢いし良い子ばかりだからマシュも直ぐに仲良くなれるよ」

「この世界の彼方此方で暮らしているんですか?」

「そう。森に海に空に色んな処で暮らしているから其の内会えるよ」

 

 

 マシュに撫でられて気持ち良さそうな鳴き声を挙げるピカチュウを肩車し、改めて声を掛ける。

 

 

「じゃあ、行こうか?」

「は、はいっ!」

 

 

 優作に案内されながら、マシュは周りの景色を眺めていく。小道の横を流れる川や離れた先にある山から落ちる滝、滝の下にある湖では時折魚が撥ねている。何もかもが新鮮で、彼女にとって初めて生身で体験するモノであった。

 

 

「ほら、マシュ」

 

 

 軽く整備された小道を歩きながら、優作は横に生えている林檎の木から林檎を2つ捥ぎ取って片方をマシュへと手渡す。

 

 

「あ、リンゴ…ですか?」

「美味しいよ?」

「かぷ……あ、甘い♪」

「ピカピカ」

「はいはい、ピーさんも」

「チャ~♪」

 

 

 カルデアではカットされたモノしか食べた事の無い林檎をシャクリと齧るマシュ、スッキリした甘酸っぱさが口中に広がった。彼女の顔が綻ぶのを見た優作は微笑みながら自身も己の手にある林檎を齧る。

 小道の両脇は木々が街路樹の様に並び、枝葉の間から差し込む木漏れ日が心地良い。

 

 

「歩いているだけなのにとっても気持ちが良いです…」

「森林浴は疲労回復やリラックス効果があるからね」

「そうなんですね…ドクターや所長にもお勧めしたいです」

「特異点の特定で今忙しいからね…特にマリーは凪の服の力を使いこなせる様にならないといけないし…」

 

 

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「それじゃあ、これからマリーにはデビルサマナーの力を使いこなせる様になって貰います」

「お願いするわ」

 

 

 肉体を取り戻した際になりきりの適性を得たオルガマリーに優作はデビルサマナーの服を与えた。なりきる事で当然、悪魔召喚の技術や服の主の戦闘方法等は脳内でイメージ出来るのだが、荒事経験が0であった彼女はしっかりと使いこなせる様に慣熟する必要が有った。

 

 

「マリーの服ははおいちゃんが冬木で使っていたライドウの服と同じく、悪魔を使役して戦った人物の服。此処カルデアで所長を務めているマリーなら指揮する事に慣れているだろうから、適していると思って渡しましたんだけど、先ずは戦況を判断しながら悪魔達に的確な指示を出せる様にする事と自身が行う戦闘に慣れる事が大事だね。手渡したマニュアルは読んでくれた?」

「えぇ。悪魔の種族や特性等は一通り目を通したし、衣装の戦闘スタイルも大体理解しているわ」

「じゃあ、先ずは悪魔召喚をしてみようか? ピクシーを呼び出してみて」

「任せて」

 

 

 優作の指示でオルガマリーは腰の封魔管を1本取り出して構えた。

 

 

「来なさい、ピクシー!」

「はぁい、サマナーさん?」

 

 

 オルガマリーの呼び声と共に封魔管から光が溢れ、ピクシーが現れる。

 彼女が召喚したピクシーは優作が使役していたピクシーに対してレベルは低く、扱う特技も低級から中級のモノのみが揃えられていた。

 

 

「悪魔はサマナーの魔力であるマグネタイトを消費する事で呪文や攻撃補助と云った特技を使用出来る。特技は何れも強力だけど、ちゃんと指示をしないと悪魔達は容赦無く特技を使用していくから自身の魔力量を常に意識して上手く運用していって欲しい」

「メディアに渡したスリースターズは使えないの?」

「スリースターズは自身が使う魔術に効果があるんだけど、悪魔達が引き出す分には効果を与えないさね」

「そう、万能な訳では無いのね」

「後は慣れなんだけど、丁度良いコーチがいるから何度か模擬戦を繰り返して?」

「優作がしてくれないの?」

「おいちゃんの悪魔達は強過ぎるさかい、殴るだけでマリーの悪魔はダウンしちゃうさね」

「そう…」

 

 

 何故か残念そうなオルガマリー。彼女の努力を彼女主観ではあるが、最初に認めてくれた優作は彼女にとって特別な存在になっていた。彼の持つ規格外な能力を含め、彼に信頼を抱くのは当然であろう。

 

 

「まぁまぁ、剣や銃の詳しい扱い方はおいちゃんが教えるからさ? 取り敢えず…来い。ライホー君!!」

「ヒーホー!!」

 

 

 気を取り直して優作が召喚したのは冬木で呼んでいたジャックフロストに似た悪魔だった。只、着ているモノが優作がライドウの服を着ている時と同じ黒色の学生服衣装であったが…

 

 

「ライホー君、彼女はオルガマリー。新人のデビルサマナーになるから先輩のサマナーとして指導をして欲しい」

「え、えぇっと…オルガマリーよ。宜しく…」

「ヒホー! 遂にオイラにも後輩が出来たホー!!」

 

 

 優作の頼みに大喜びで飛び跳ねるライホー君。その後、ライホー君に依る詳しい悪魔の使役方法や指導付きの模擬戦を行い、その後優作から剣術及び銃の扱いをレクチャーして貰った。

 尚、優作からレクチャーをして貰う際に彼と密着状態で刀や銃の持ち方を教えて貰っていた時、彼女は顔を赤くしながらも嬉しそうだった事を明記しておく。

 

 

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「まぁ、マリーも連れて来たかったけど鍛錬やら復旧作業で忙しいからまた今度だね」

「でも所長が今後、特異点に同行すると言った時は驚きました」

「だよね? てっきりカルデアで指揮を執ると思っていたのだけど」

「所長も先輩と一緒に居たいからなのでしょうけど…」

「?」

 

 

 マシュが何か小声で呟いた気がしたが、追及せず歩みを進めていく。木々が並ぶ景色はやがて開いてゆき、沢山の花が咲き誇る平原が広がっていた。

 

 

「綺麗…です」

 

 

 花の蜜を吸おうと色とりどりな蝶達が飛び回る様子をマシュは感嘆の声を零しながら眺める。そよそよと吹く風にのせられた花々の香りが鼻腔を楽しませてくれた。

 そんなマシュの様子を横目で見ながら優作は連れて来て良かったと思っていた。多くの者がありふれた景色と言うであろう周りの景色に目を輝かせて喜ぶ彼女に自身も嬉しくなる。

 

 

「あの…先輩、アレは何でしょうか?」

「ん?」

 

 

 何かに気付いたマシュは優作に尋ねる。彼女は後ろを向いており、数歩先には緑色の変なモノが立っていた。尚、「シュー」と音を立てながら点滅している。

 

 

「やばたにえんっ!!」

「せんぱ……ひゃあ!?」

 

 

 変な悲鳴を上げながらも優作はマシュを抱き上げると思いっ切りジャンプした。直後、緑色のモノは膨れ上がり自爆した。

 

 

「せ、先輩!?」

「あ、危なかった…」

 

 

 緑のモノが自爆した事に因って周辺は吹き飛び、黒焦げたクレーターが出来上がっていた。そんな小道へマシュを抱えながら降り立った優作は焦った表情を安堵に変える。

 

 

「ったく…油断も隙も無い」

「あ、あの…今のは何だったのでしょうか?」

「あれは匠こと『クリーパー』つって、リフォーム対象を見つけると接近して自爆する緑の悪魔さね」

「悪魔ですか?」

「音も無く接近して自爆する時に漸く“シュー”と音を立てるから、奴に消し飛ばされる被害者は後を絶たないべ(おいちゃんも何度建築中に爆殺されたり、リフォームされた事か…)」

「ピカ~」

 

 

 優作が遠い目になりながらマシュへ説明し、取り出した杖を一振りすると吹き飛んだ周囲の木々や花が元の姿へと戻っていった。

 

 

「ま、この世界はモンスターが沸くから完全に安全な世界と云う訳では無いさね」

「はぁ…モンスターが存在するんですか。クーフーリンさんが喜びそうですね?」

「ははっ、確かに」

 

 

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カルデア トレーニングルーム

 

 

「さて、約束の模擬戦ですが…」

「おう、楽しみにしてたぜ?」

 

 

 トレーニングルームにて優作とクーフーリンの2人は対峙していた。

 冬木にてクーフーリンは優作に模擬戦を行う様に約束していた。

 

 

「しっかし、クー兄と小次郎さんが叶えたい願いが“強者との戦闘”って…バトルジャンキー過ぎない?」

「良いじゃねぇか。ゲッシュのせいで全力を尽くした戦いをする事無く死んじまったんだからよ」

「私の場合は剣を極めたいに尽きる故な。折角、古今東西の剣豪達と剣を交える機会を得られたのだ。況してや主殿なら御伽草子の剣豪とも立ち会わせて貰えるのだからな」

 

 

 現在カルデアに在籍する英霊メンバーに対し、優作は各々が望んでいる願いを聞いていた。

 本来、英霊は何でも願いをかなえる聖杯に願いを託して聖杯戦争へ参戦する。つまりは死んだ際に未練を残していた為に成仏する事無く、英霊の座に居座って願いが叶う聖杯戦争へ呼び出されるのだ。

 そんな英霊の中で、クーフーリンと佐々木小次郎は特殊な例で、聖杯自体には願う事は無く、“聖杯戦争に召喚される強者と全力尽くした戦いをしたい”と云う願いから英霊となっていた。

 

 

「それで、クー兄的に何か戦いたい相手のリクエストはある?」

「オレは強いヤツと戦えるなら誰でも良いぜ?」

「ほむ、それなら…」

 

 

 クーフーリンの言葉に優作は杖を振ってルーレット台を呼び出した。

 

 

「バトルルーレット(凶悪版)でーすっ!!」

「る、ルーレット?」

 

 

 回転式のルーレットには様々な名前が書かれていたが、クーフーリンには知らない人物の名前ばかりであった。

 

 

「クー兄と対戦する相手の衣装はこのルーレットから選ばれます」

「お、おう…」

「それではルーレット……スタァートゥッ!!!」

 

 

 遊作の掛け声と共に回されるルーレット。暫く回転し続けた後、ルーレット表の決定矢印が指す箇所で止まった名前は…

 

 

「クー兄の対戦相手は……あ…」

「おい、如何したよ? “あ”って…?」

 

 

 決定したキャラの名前を見た優作が一瞬、硬直する。ルーレットの矢印が指した先には『ジェネラル(出典:カイザーナックル)』と書かれていた。

 

 

「っこ、こほんっ。クー兄の対戦相手は『ジェネラル』ですっ!!」

「おい、“あ”って何だ!? ヤバいヤツなのか!?」

「それではメインチェンジ『最強の尖兵:ジェネラル』」

「聞けよっ!?」

 

 

 クーフーリンの問いを流しつつ、優作の言葉と共に私服姿だった彼の姿は緑を基調とした軍服へと変わった。

 

 

「大丈夫、大丈夫。スカサハの弟子なら大丈夫だって!(充てにならない確信)」

「そ、そうか…?(誰でも良いと言ったのは間違いだったか…?)」

「それじゃあ、始めましょ」

「お、おう。来いや」

 

 

 こうして始まった模擬戦だが……結果は散々なモノ(クーフーリンにとって)となった。

 

 

「I'm a perfect soldier!」

「か…勝てる訳無ぇだろ…コレ…」

 

 

 勝利ポーズを決める優作の後ろではボロボロのクーフーリンが倒れていた。

 倒れている彼がこうボヤくのも無理も無い。

 模擬戦が開始した途端に優作は自身を模した気の塊をクーフーリンへ向けて乱射しながら、それを避けた彼をスライディングで足元を崩ししてからのコンボでボコボコにするわ。

 クーフーリンが攻撃を仕掛けても高速の瞬間移動で片っ端から避けられ、後ろから掴まれて投げられたら彼の落下先へと瞬間移動して気の塊やらスライディングでボコボコにしてくるわで一転攻勢する暇など全く無かったのだ。

 

 

「因みにこのキャラの攻略を担当した雑誌編集者がおりまして…」

「おう、何て書いてたんだ?」

「“はっきり言って打つ手がない”とか“気合いで何とか……”で攻略を放棄しました」

「えぇ…(困惑)」

 

 

 優作のコメントに倒れているクーフーリンも困惑の声を漏らした。

 

 

「で、次は小次郎さんですが…」

「…拙者の相手は程々のモノにして欲しいで御座るよ主殿」

 

 

 クーフーリンとの模擬戦を終え、続いて小次郎との模擬戦を行うのだが、引き気味だった小次郎本人の希望により剣客ルーレットは(マイルド版)となった。

 

 

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「小次郎さんとの模擬戦は隙を突かれた際に武器を弾かれて負けちゃったけどね」

「クーフーリンさんを圧勝できる時点で先輩は規格外と思います」

 

 

 小次郎の頼みでマイルド版となった剣客ルーレットとなり、優作は選ばれた『不律(出典:アカツキ電光戦記)』の衣装で彼と模擬戦を行った。まぁ、小次郎が放つメテオや燕返しを無敵移動技である『前駆』で避け続けながら少しずつ彼を追い込んでいたのだが、手持ち武器である刀を鍔迫り合いの末に弾き飛ばされ、無手になった隙を付かれて負けてしまった。

 

 

「マシュはその時はエミヤんと鍛錬していたんだっけ?」

「はい。剣の使い方や様々な武器の対処法等、色々ご指導して貰いました」

 

 

 優作がクーフーリンと模擬戦をしている間、新しくエステルの服の力にある剣技を使いこなすべく、マシュはエミヤを指導者として鍛錬を行っていた。

 イメージする事で戦い方は理解出来るが、実際に扱うとなると齟齬が出てしまう。実戦でその様な事態になるのは非常に危険なので、こうして模擬戦で使いこなせる様にしていた。

 

 

「ところで先輩?」

「何?」

「そろそろ下ろして貰えると嬉しいのですが…」

「おっと!? 御免ね?」

「い、いえ…」

 

 

 クリーパーの自爆を避ける為にマシュを抱えていたままであった優作は所謂お姫様抱っこで彼女を抱えていた。お姫様抱っこ状態のマシュは心なしか頬が赤い。

 

 

「お、そろそろ見えるかな?」

「見える、ですか?」

「ほら、あそこ」

 

 

 彼女を下ろし、会話しながら歩く事数十分。丘を越えた先に海が広がっており、更に優作が指差した先には港町があった。

 

 

「あれが……海…」

「海にも後で行くけど、まずは街へ行こうか?」

「え、えぇっと…先輩、この世界には人が住んでいるんですか?」

「勿論! この世界でも村や街が有って、各々が暮らしているさね。と、いう事で港町があるから行きましょ」

 

 

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「わぁ…」

 

 

 また暫く歩く事数分、2人は港町の入り口前に立っていた。石畳の大きな通りの両側を様々な店や家屋が並んでおり、通りには多くの人やポケモン等のモンスターが歩いている。

 

 

「こんなに人がいっぱい…」

「この港町はおいちゃんがとことん拘って造った街だからね。人口も多いし」

「先輩がこの街を造ったんですか!?」

「この海岸付近には元々誰も住んでいなかったんだ。おいちゃんが丈夫で住みやすい家だったり、仕事場を紹介したりして敵性モンスターに襲撃喰らって家を無くしたり、辺境で住んでいた村人達を集めたさね」

 

 

 オーバーワールドでは住みづらい場所でも村が生成されたりする。優作はそういった村の住人達を勧誘して自作した街の住人にしていた。

 

 

「お昼時だし、街の散策は後にしてお昼ご飯食べよっか?」

「そうですね。何を食べますか?」

「マシュは屋台のハンバーガーとか初めてじゃないかな?」

「屋台のハンバーガーッ! 気になりますっ!!」

 

 

 通りの先に立つハンバーガー屋台を指さした優作にマシュは目を輝かせる。

 

 

「レギュラーサイズのバーガーセット2つとポテトMサイズをくださいな?」

「は~い、いらっしゃ…って提督じゃん!?」

 

 

 フードトラック屋台の中で働いている店員へと注文をする優作に対し、返事をしながら振り向いた店員は驚いた様子で目を大きく見開いた。

 

 

「鈴やんおひさ~」

「ホント久々じゃん! 何してた訳!?」

「リアルで充実してたのも有るんだけどさ、今おいちゃんのとこが世界規模の一大事になってさ? ぶっちゃけ、救世主ポジになっちゃったから世界を救う戦いで忙しいとこです」

「世界規模? 宇宙人でも攻めて来たワケ?」

 

 

 優作へと質問をしながらも“鈴やん”と呼ばれた少女は彼が注文したメニュー内容を準備兼調理をしている当たり、ハンバーガー屋店員としての作業をしっかりしている事が解かる。先にお冷とピクルスの小鉢を手渡しながらも翠色ストレートロングの彼女は空いているテーブルに座った優作とマシュに視線を向けていた。

 

 

「宇宙人では無くて、オカルト方面の魔術結社かな? 何でも過去のあちこちにちょっかい出して未来を滅茶苦茶にして破壊してるっぽい」

「どっちにしても一大事じゃん!? 私達の助けが要るんじゃない!?」

「今のところはモーマンタイかな? 今務めている処が過去の英雄なんか召喚出来るから戦力は足りてる感じ? まぁ……何時かは力を貸して貰うかもしれないけどね…」

「…提督がウチ等『艦娘』を戦わせたくないってのは解かってるけどさ~? 必要になったらちゃんと呼んでよね? 戦う事関係無くさ? こうして好きな事だけして生活するのは良いけど、元は戦艦なんだし?」

「にゃはは、解かってるさね。…必要になったら、大艦隊で運用させてもらうさな」

 

 

 驚き顔から軽い会話を転じて若干ジト目を向ける店員に、笑い顔を向けながら答えている優作の様子を眺めていたマシュは2人が知り合いである事を知る。2人の応対を聞く限り、店員をしている彼女は戦う立場であった筈だが、自身と同じどころか荒事には自身以上に詳しいと思われる。

 

 

「先輩、此処の店員さんと随分な知り合いの様ですけど?」

「くはは……んまぁ、見てて解かるだろうけど、とある(・・・)服を着た時の部下だった娘さね」

「“だった(・・・)”って酷くない? まだ部下だし」

 

 

 関係を説明する優作に店員はジト目を向けるが、マシュへと視線を向けた。

 

 

「で? 先輩とか言ってるけど、その娘は誰?」

「今のバイト先の後輩ちゃん。マシュ、自己紹介よろ」

「マシュ・キリエライトです、宜しくお願いします」

「提督の後輩? ふ~ん…パッと見、浜風かと思ったけど」

「それはおいちゃんも初見で思った」

「ま、髪の色違うか…最上型重巡洋艦の鈴谷よ、シクヨロ~」

「最上型重巡洋艦…ですか?」

「あ~、艦娘を知らないか。まぁ、戦艦の付喪神と思ってくれたら良いっしょ」

「付喪神ですか…確か長い年月を経た道具などに神や精霊が宿った存在でしたよね?」

「そうそう、それで合ってる」

 

 

 自己紹介するマシュに店員も鈴谷と名乗りながら、二カッと笑った。

 その後、出されたハンバーガーセットをマシュは目を輝かせながら堪能するのだった。

 

 

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 昼食を済ませた優作達は服屋へと足を運んでいた。

 

 

「先輩、如何でしょう? 似合ってますか?」

「うん、とっても可愛いよ」

 

 

 マシュにとって始めて来た事になる服屋であるが、ずらりと並んだ服の数々に目を丸くしてしまった。取り敢えずは気になった服を選べば良いよ、と謂う優作の言葉に選んだ服を試着室で着替えたマシュがカーテンを開けて優作にその姿を魅せる。そんな彼女を優作はサムズアップしながら誉めた。

 シンプルな紺色のワンピースに白のコクーンカーディガンを合わせ、下は白のソックスに黒のブーツという出で立ちだ。

 

 

「ピカピ~!」

「おう、ピーさんも似合ってるんべ」

「可愛いですよ」

「チャ~♪」

 

 

 そんな2人にピカチュウも自身が選んだ帽子を被りながら「どうだ?」と尋ねてくる。互いに褒めながら優作が顎を撫でると心地良さ気な鳴き声を上げた。

 

 

「あ、司令官よ!」

「本当なのです」

 

 

 マシュが服を選んでいる様子を眺めていた優作だったが、店内にいたお客の少女達が声を掛けて来た。

 お揃いのセーラー服を着た4人の少女達は優作へと駆け寄って来る。

 

 

「司令官! レディをずっと放っておくなんて失礼よ!」

「姉さん、司令官はこの世界の住人じゃあ無いのだから何時でも来れる訳では無いんだよ?」

 

 

 黒髪ロングの少女がぷりぷりしながら優作に迫るが隣の銀髪ロングの少女が窘める。

 

 

「御免御免、今忙しくてね? 此処にいるって事は服を探していたのかな? それならお詫びに買ったげるけど?」

「「やったぁ♪」」

「司令官有難う!」

「はわわ、有難う御座います」

 

 

 優作の言葉に少女達はそれぞれ気になっている服のコーナーへと駆けていく。

 

 

「あの、先輩。この娘達も付喪神だったりするのですか?」

「せやで、第6駆逐艦隊のメンバーさね」

「はぁ、メディアさんやメデューサさんが喜びそうですね」

「ほむ、確かに…」

 

 

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 メディアに充てられたマイルームにてメディアと優作、そしてメデューサの3人でお茶を飲みながら衣装談義を交わしていた。

 

 

「これが『魔法少女 まどか☆マギカ』の衣装で…こっちが『リリカルなのは』さね」

「可愛い…(でもフェイトって娘の衣装は露出が多い気がします)」

「時代が変われば魔術師の衣装も変わるってヤツかしら? でもどれも可愛らしくて良いわね」

 

 

 優作が今迄制作した様々なコスプレ衣装を2人に見せて感想を聞いている。

 

 

「私もこんな可愛い衣装を着たいです…」

「メーちゃんはモデル体型だからね~、可愛いよりも格好良い系が一番似合うべ。ぶっちゃけパリコレに通用するレベル」

「パリコレですか…嬉しい…嬉しいのですが、やっぱり可愛い系が…」

 

 

 優作の言葉に対し、納得いかずに落ち込んでゆくメデューサ、その様子に優作は慌てて言葉を続ける。

 

 

「まぁまぁ、あくまでも格好良い系が一番なだけであってメーちゃんに似合う可愛い系はちゃんとあるさな」

「本当ですかっ!?」

「おぉう…、心配しなさんな。それにいざという時は肉体年齢操作すりゃ良い訳だし」

「肉体年齢操作!!? 幼くなれるんですかっ!?」

「ぬおおぉっ!? 近い近いっ! 顔が近いってぇ!!?」

 

 

 身体を小さく出来る事を聞いたメデューサが興奮しながら優作に詰め寄って来る。テーブル越しの状況で且つ驚いた優作が身体を後ろに退いてもお互いの鼻が接触する具合なのだから凄い喰いつきである。

 

 

「お願いします、肉体を幼くしてください! 何でもしますからっ!!」

「ん? 今何でm…アバァー!? 脳が震えるっ!!?」

「ちょっと落ち着きなさい、メデューサ!!」

 

 

 遂には優作の肩を掴み、ゆっさゆっさと揺らしながら問い詰め出したメデューサにメディアが止めに入った。

 

 

~数分後~

 

 

「済みません、我を失っていました…」

「視界のクラクラが治まらないんですが、それは…しっかし、小さい身体になる事に随分食い付くのな? “姉ちゃん達と静かに暮らす”のが望みだったんちゃうの?」

「確かに“誰にも侵害されずに静かに暮らす”事が望みです。ですが、私は末っ子なのに姉様達よりも身体が無駄に育ってしまったせいもあり、姉様達の御下がりを着ても召喚された時の衣装の様になってしまって…」

「どれだけ体格差があるのっ!?」

「アレ、姉ちゃん達の御下がりだったんか…」

 

 

 宥められたメデューサが落ち着きを取り戻し、謝罪する中、頭を押さえながら問い掛ける優作。そんな彼等へ彼女は生前の悩みを打ち明け、各々が驚きを含めた反応を示した。

 

 

「まぁ、静かに暮らすのも体形変化も別に問題無いけどもさ? そういや、メディ姉は“故郷に帰る”以外に有ったりするん?」

「私? そうね…」

 

 

 優作がメディアへ話の先を変え問い掛けると、彼女は考え込む。

 

 

「“あの方と添い遂げる”事かしら…?」

「ほう? そこんとこ詳しく」

「や、やけに食い付くわね…?」

 

 

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「お待たせ、司令官!」

「似合っているだろうか?」

「可愛いですか?」

「これでますますレディになれたわよね?」

 

 

 服を選び終えた第6駆逐隊の面々が優作の元へ駆け寄って来る。

 そんな面々に笑顔で応える優作にマシュは笑みを浮かべるのだった。

 

 

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「あ~ん、はむっ……ん~っ♪」

 

 

 店を彼方此方廻った優作達は休憩がてら彼お勧めの喫茶店へと訪れていた。

 優作お勧めのパンケーキを頬張ったマシュはその美味しさに舌鼓を打つ。喜ぶ彼女の様子に優作は微笑みながらコーヒーを啜っていた。

 

 

「ふわっふわでとっても美味しいですぅ…」

「ふんわりパンケーキを気に入って貰えて何よりさね」

 

 

 ほんわりとふやけた笑みを浮かべるマシュ、生クリームとシロップをかけたパンケーキを頬張る度に口福が招かれていた。

 

 

「このパンケーキは先輩が考えたんですか?」

「料理好きにおいちゃんが覚えたメニューを色々教えてたらそれぞれ店を出すようになった感じさね」

 

 

 オーバーワールドの料理事情はMOD効果もあって焼いた肉や果実、パン、シチューのみといった悲惨な状況は避ける事が出来ていた。しかし、現実世界の全ての料理を網羅している訳では無い。

 なので優作は気に入ったお店の料理等のレシピを持ち込んで料理好きな村人や艦娘に教えてきた。レストランから居酒屋、果てはファーストフードチェーン店の隠しスパイス等々……結果、村が発展していくにつれて店を持つようになり、他の村や町への支店拡大まで至っていた。

 

 

「先輩の料理好きは元々からなんですよね? お店の料理まで再現するなんて凄いです」

「でもエミヤん程でない気もするけどね、世界回って色々覚えてたってのにコックのサーヴァントじゃないってどういう事なん?」

「確かに…不思議な人ですけど、あの時のエミヤさんは何時もの雰囲気と違って驚きました」

「あぁ、アレはしゃあないね。憧れのヒーローになれたんだし」

 

 

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カルデア トレーニングルーム

 

 

「え~、それではエミヤん待望の例のアレをなりきってもらいます」

「ふふふ、遂にこの日が来るとは…年甲斐も無く興奮するな」

 

 

 トレーニングルームの仮想空間エリアにて優作とエミヤが向かい合う。

 尚、興味を持った面々がスタッフ含めて見に来ており、彼等の周りに多くのオーディエンスが集っていた。

 

 

「それで、一応聞くけどご希望は?」

「当然、カカロットこと孫悟空だ」

「了解~。それではなりきりインストール『最強のサイヤ人:孫悟空』」

 

 

 取り出した道着を光の玉に変え、エミヤに与える。

 

 

「おぉ…これで孫悟空の力を得たのか…」

「早速、何かやってみたら?」

「そうだな、それでは……」

 

 

 悟空の服を着ている事に感動しているエミヤに優作が提案すると彼は額に指を当てて目を閉じる。すると彼の姿が瞬時に消えると同時に優作の後ろに現れたので周囲の外野がどよめく。

 

 

「お、瞬間移動したん?」

「うむ、悟空の特技の一つで攻撃以外だとこれが浮かんでな」

「令呪を切って漸く行使できる魔術がこうも簡単に…」

「まぁ、DB世界じゃ魔術では無く技術に近い超能力らしいから問題無いと言えるけど、それでも実際行う様子を見ると凄いなぁ…」

 

 

 エミヤの行った瞬間移動にオルガマリーが驚愕の声を漏らし、ロマニも納得しながらも感嘆の言葉を述べた。

 

 

「後はスーパーサイヤ人とかかめはめ波もしたいっしょ?」

「そうだな。だが流石に屋内でかめはめ波は…」

「モーマンタイ。デジョン」

 

 

 優作が呪文を唱えると共に2人の前に異空間へ通じる穴が生じる。

 

 

「この穴に向けてぶっ放せば問題無いさね」

「…そうだな、君が対策を考えてない筈が無いか。では…」

「おっと、ちょいと待ってぇな? 折角なんだし、雰囲気を整えましょ?」

 

 

 早速かめはめ波を放とうと構えたエミヤに優作が待ったを掛ける。

 仮想空間を巨大な湖に点在する岩場にし、取り出した杖を振るうとデジョンの穴の前に白いマネキンが現れた。

 そのマネキンの正体は…

 

 

「ふ、フリーザだと?」

「それと…あー、あー……いいだろう! 今度は木端微塵にしてやる! あの地球人のように!

「!?」

 

 

 エミヤがギョッとしながら優作の方を向く。先程の優作の声はまんまフリーザ本人であった。

 周辺景色及び優作の台詞から分かる事……それは惑星ナメックにて悟空がスーパーサイヤ人に覚醒した時のシチュエーションだった。

 ならば遣る事は一つ。

 

 

「あの地球人の様に? …クリリンのことか…」

 

 

 嘗て読んだ漫画の展開を思い返しながらイメージする。サイヤ人、悟空のスーパー化を…

 

 

「クリリンのことか―――――っ!!!」

 

 

 金色のオーラがエミヤの全身から溢れ出すと共に白い髪も金色になり逆立つ。漫画やアニメで見たシーンを彼は見事再現してみせたのだ。

 尚、ドラゴンボールを知らない者にとっては優作の声真似もエミヤが言ったクリリンの事も解からないのだが、エミヤは気にする事無く構えて気を溜めだす。

 

 

「か~め~」

 

「は~め~」

 

「破ァアアアア――――――っ!!!」

 

 

 突き出した両の掌から気の奔流が放たれそのままフリーザマネキンを呑み込んでデジョンの彼方へ消え去った。

 見事遣り遂げたエミヤの顔はとても満足した笑みであった。

 

 

:::::

 

 

「なりきった感想はどうだった?」

「感無量だな」

 

 

 野次馬達が解散し、片づけをしながら優作はエミヤに問い掛けると彼は未だに笑みを浮かべていた。

 

 

「やはり、孫悟空は良い。純粋でひたすら真っ直ぐなヒーローだ」

「男は何時だってヒーローに憧れるもんだし?」

「そうだな。世界を転々としながら正義の味方ごっこをしていた大馬鹿者とは大違いだ」

 

 

 浮かべていた笑みを消し、エミヤは自嘲的な笑みを浮かべた。

 

 

「マスターは我々サーヴァントの願いを聞いて回っていたのだったな?」

「まぁね。あの胡散臭いブツに頼って迄叶えたい事が何なのか気になるし、可能な範囲で叶えてあげたいしね?」

「なら私の過去を改変してくれと頼んだら叶えてくれるかね?」

「?」

 

 

 そう言ってエミヤは己の生前について語りだす。

 

 幼い頃に起きた大災害で家族を失い、自身も死に掛けの所を養父となる男性に助けられたのが全ての始まり。

 

 養父の願いを叶えるべく己を摩耗し続けた奔走した人生。

 

 最後は裏切りに因って処刑され、その死の間際に世界と契約して『アラヤの尖兵』となる。

 

 そして人類史を歪める存在を殺すだけの存在へとなり果ててしまった事を…

 

 

「…死に間際だったからしょうがないにしてもどう考えても詐欺られてるよね?」

「うむ、思い返す度に騙されたと後悔ばかりだ」

「…エミヤんの行いで救われたヒトは当然いただろうさ。でもなんだかんだで大事な人達を泣かせたんじゃない?」

「あぁ、義姉や大事な人達を散々泣かせただろうな」

 

 

 どこか遠い目をするエミヤ。嘗ての知人達を思い出しているのだろうか…

 

 

「でもエミヤん、クー兄なんかが並行世界の記憶を持っている以上。エミヤんの過去を改変しても別のパラレルワールドが出来るだけなオチだと思うんやけど?」

「あぁ、そのようだ。結局別の世界でしてきた自分殺しも無駄であった事が分かったがね」

「う~ん…結局のところ、エミヤん的にはアラヤの奴隷から解放されるのが願いで良いのかいな?」

「そうだな」

「ならアレ(・・)を使いますかね」

 

 

 改めてエミヤの望みを聞く優作は懐から鋏を取り出す。

 

 

「その鋏は?」

「おいちゃんが考えて作った最強の縁切り鋏。効果は折り紙付きやで~?」

 

 

 そう言って優作は開いた鋏で空を切る。

 

 

「はい、ちょっきん」

「……それで終わったのかね?」

「せやで、これで此処にいるエミヤんはアラヤとの契約は無くなったさね。後は英霊の座に登録されているデータを木っ端微塵にすれば終わりさね」

「そんな事も出来るのか!?」

「アカシックレコードに接続したら出来るんじゃない? 面倒だけどね」

 

 

 とんでもない事を面倒だけで済ます優作に流石のエミヤも呆気に取られるのだった。

 

 

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「先輩、今日は有難う御座います」

「今日は楽しめた?」

「はいっ! どれも初めての体験で、とっても楽しかったです♪」

 

 

 日が傾き、夕焼けが海をオレンジに染める頃。砂浜を歩きながらマシュが優作へ感謝の言葉を告げる。因みにピカチュウは街を出る時に仲間のポケモン達に呼ばれたので別れた。

 

 

「今はオーバーワールド位しか連れて行けないけど、この事件を解決したら外の世界へ連れてってあげるさね」

「外の世界ですか?」

「世界を回るのも良いけど、おいちゃんの故郷に連れて行ってあげたいから」

「先輩の故郷…」

「他の国と比べたら小さな島国かもしれんけど、観光地とか沢山あるし…後おいちゃんのダチとかにも紹介したいさね」

 

 

 カルデアから出た事の無い彼女には経験が圧倒的に足りない。だから優作は色々な所へと彼女を連れて行きたかった。序に友人達に可愛い後輩が出来たと自慢したかったりする(スネ夫並感)。

 

 

「…私、先輩の故郷に行きたいです」

「そっか、ならさっさと人理を修復しなきゃね。人生短し、全力で楽しまなきゃ?」

「………」

 

 

 マシュの言葉に優作は笑顔で返しながら歩みを進めていく。歩くこと十数分、行きとは違うルートでポータルへと帰り着く。

 

 

「じゃ、帰ろうか?」

「あの、先輩…」

「何?」

 

 

 マシュの声に優作は振り返る。

 何か言いたそうな表情をしているマシュだったが、口を開く様子が無い。

 言いたいのに言い辛い、そういった複雑な感情を受けた。

 

 

「……今日行った鈴谷さんのお店にまた行きたいです」

「…そっか、また行こう?」

 

 

 “マシュは言いたかった事を言ってない”、そう優作は直感した。

 しかし、追及はしない。彼女が言える時まで待った方が良い、そう判断して彼は彼女の偽りの言葉に頷きながらポータルゲートを抜けた。

 

 

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::

 

 

「たらいま~」

フォウフォウ(お帰り、優作)

 

 

 マイルームに戻るとフォウの鳴き声が出迎える。肝心のフォウは壁に備え付けられた大型テレビモニターで映画『ピラニア3D』を観ており、画面向こうで騒ぐ役者達と同調して「キュッ、キュッ、キュッ、キュッ(ボイン、ボイン、ボイン、ボイン)!」と鳴いていた。

 

 

「セクシーおバカパニック映画なんて観ちゃって…」

 

 

 盛り上がっているフォウを尻目に優作は外着から着替えて一息吐く。

 あの時は敢えて尋ねなかったが、彼女が本当に言いたかった事が気になった。

 何か打ち明けたいのに、それが怖くて言い出せない、そんなマシュの苦しそうな表情。彼女は何を秘めているのだろうか?

 

 

「ま。デミ・サーヴァント関連だろうな…」

 

 

 首をゴキゴキと廻しながらソファーへと深く座る。

 魔術師の施設で生まれ育ったサーヴァントの力を得た存在であるマシュ。

 つまり彼女はオカルト混じりのデザイナーズベイビーだろうと想像が着く。創作物の世界じゃそういった存在は大抵が…

 

 

「肉体の異常劣化とか寿命かねぇ…」

 

 

 優作の呟きに映画へ夢中になっている筈のフォウがピクリと動いた気がした。

 

 もしそうだとしたらタイムリミットは何時なのか?

 

 期限までに彼女が語ってくれるのか?

 

 彼女は如何したいのか?

 

 

「…ハッピーエンドで終われたらなぁ…」

 

 

:::::

 

 

「…結局、先輩に言えませんでした」

 

 

 自身の部屋に戻ったマシュは溜息と共にそう零す。

 オーバーワールドで購入した物は既に片付けた。

 

 同じ制服ばかりだった衣装棚には色とりどりの衣装が並んだ。

 

 日記を書く机には可愛らしい小物が置かれた。

 

 本しか無かった壁の棚には新しい縫いぐるみが並べられている。

 

 嘗て無機質に近かった部屋が見る見るうちに彩られていく。

 

 部屋に物が増えただけなのに心が豊かになったようだ。

 

 

「先輩…」

 

 

 カルデアで生まれ育った自分

 

 このカルデアが全ての世界だった自分

 

 そんな自分が過ごす日々は

 

 変化が無い日々だった

 

 朝起きて

 

 食堂の同じ場所で一人食事して

 

 身体検査や実験を受けて

 

 一人で食事して

 

 本を読んで

 

 一人で食事して

 

 部屋に戻ってシャワーを浴びたら寝る

 

 毎日毎日変わる事無く同じ事の繰り返し

 

 そんな変わらぬ日々を最初変えてくれたのはロマニ(ドクター)だった。

 

 ドクターは仕事の合間に色々な事を教えてくれた

 

 それまで透明で何もなかった世界に色が染まった

 

 “青い空を見たい”と云う願いが出来た

 

 そして優作(先輩)が来てからまた大きく変わった

 

 毎日が驚きと感動の連続で毎日を過ごすのが楽しくなっていた

 

 青い空を見る事が出来た

 

 「何時かカルデアの外へ連れて行く」と彼は約束してくれた

 

 世界が色んな色で輝き出した

 

 

「私は……何時か外の世界へ行けるのでしょうか…?」

 

 

 カルデアと云う鳥籠の中で生きる少女は自分しかいない部屋で不安げに呟いた。




元ネタ
>オーバーワールド(出典:Mine craft)
『Mine craft』にてプレイヤーがスタート時にいる世界。
スタート時にプレイヤーが入力したシード値に依って生成される地形が変わる。

>ネザーポータル(出典:Mine craft)
『Mine craft』に登場する構造物。
オーバーワールドとネザーを繋げるゲートであり、最低10ブロックの黒曜石で囲んだ空間に明かりを灯すと生成される。

>ネザー(出典:Mine craft)
『Mine craft』にて登場する世界。
オーバーワールドで作成したネザーポータルを抜けると辿り着ける。
火や溶岩に囲まれ、危険なモンスターが跋扈するがこの世界でしか入手出来ない素材やアイテムも多い。

>ピカチュウ(出典:ポケットモンスターシリーズ)
『ポケットモンスターシリーズ』に登場するポケモン。
でんきタイプのねずみポケモンで両方のほっぺに小さな電気袋を持ち、戦闘時等には放電する。
ゲーム開始時に選ぶ3種類のポケモンではないが、アニメでは主人公のパートナーとなる等、その愛らしいルックスから人気が出て、日本国内外問わずポケモンを象徴する存在である。
本作に登場したピカチュウは優作の手持ちポケモンであり、某スーパーマサラ人の相棒をリスペクトしているのでクッソ強い。

>ライホー君(出典:葛葉ライドウシリーズ)
『葛葉ライドウシリーズ』に登場する悪魔。
ジャックフロストが風間刑事から譲り受けた無頼漢の証と合体して誕生した突然変異態。
クールなボディにホットなハートを兼ね備えた彼(?)の野望は十五代目葛葉ライホー襲名…らしい。
他の悪魔と違い、複数の仲魔を使役している。

>クリーパー(出典:Mine craft)
『Mine craft』に登場するモンスターで、通称『緑の悪魔』、『匠』。
オーバーワールドにてスポーンし、プレイヤーを感知すると無音で接近する。ある程度接近するとシューッと音を上げながら体が膨張且つ白く点滅し、最後には爆発する。
難易度が『Normal』以上だと即死クラスの爆発になり、作業中の奇襲で死亡且つ、建築物の破壊やアイテム消滅等嫌らしい存在である。
因みに猫が苦手で、猫や山猫が居た場合プレイヤーを感知していても逃げる。

>ジェネラル(出典:カイザーナックル)
タイトーの格闘ゲーム『カイザーナックル』の登場人物でノーコンテニューでクリアする事で対戦出来る隠しボス。
とある秘密組織に所属する軍人で、目の辺りにある傷が特徴的な白人男性。原作において格闘大会を開催した主催者である。
どんな戦場からも仲間を連れて帰って来て、その目で見られたら誰一人として生きている者はいないと、傭兵達は尊敬と崇拝と恐れを込めて『エビルアイズジェネラル』呼んでいる。
紳士的な性格で人間になる為に大会に参加した生体兵器のサンプルの望みを叶える等、良識人。
性能に関しては格闘ゲーム史上最強のラスボス として名を挙げられる事が多い。
3方向に飛び、相手の飛び道具を打ち消す溜め無しの飛び道具に、反撃不可の3ヒットスライディング、隙が皆無・超高速・移動後動くまで無敵な瞬間移動、即死コンボ、凶悪なCPUアルゴリズムといった勝たせる気皆無な強さで、某ゲーム雑誌が「気合いで何とか……」、「今後の格ゲーにこんなラスボスが出ませんように」と書いて攻略を放棄してしまった。

>不律(出典:アカツキ電光戦記、エアヌイン)
同人サークルSUBTLESTYLE制作の格闘ゲーム『アカツキ電光戦記』及び『エヌアイン完全世界』の登場人物でキャッチコピーは『彼岸の剣客』。
元軍医の老人で嘗てクローン技術を研究しており、その技術が悪用された為にその始末を着けるべく、軍刀と旧式電光被服を装備して独り立ち上がった。
軍刀を使った一撃必殺の剣術で戦い、回転こそ悪いものの一撃で他キャラの基礎コンほどの火力を出す事が可能な為にプレイヤーからは『一人サムライスピリッツ』と呼ばれたりする。
必殺技が前方、または後方移動技のみ且つゲージ技にも無敵移動技があるといった特徴がある。

>艦娘(出典:艦隊これくしょん)
『艦隊これくしょん』でプレイヤーが集めるユニット達の通称。
嘗て実在した第二次世界大戦の艦船をモチーフにした擬人化少女達であり、『艤装』と呼ばれる軍艦の装備をモチーフにした兵装を装着して戦う。
原作に登場する敵『深海棲艦』と唯一戦える存在であり、プレイヤーは建造や任務報酬、戦闘勝利等で集めていく。
外見年齢は10~20代であり、身体的特徴は人間と類似しているが公式で詳しい設定は明らかになっておらず、メディアミックスによって様々である。

>鈴谷(出典:艦隊これくしょん)
『艦隊これくしょん』の登場人物。
横須賀海軍工廠にて1934年(昭和9年)11月20日進水し、1937年(昭和12年)10月31日就役した最上型重巡洋艦の3番艦で艦名の由来は樺太南部の豊原市を流れる鈴谷川。
JKギャルな性格をしており、スタイルは良い。

>第6駆逐隊(出典:艦隊これくしょん)
『艦隊これくしょん』の登場人物、『暁』『響』『雷』『電』のチームの呼び名。

>孫悟空(出典:ドラゴンボール)
鳥山明作、週刊少年ジャンプの漫画『ドラゴンボール』の主人公。
惑星ベジータ生まれの戦闘民族サイヤ人で、本来の名前は『カカロット』。地球を商品にする為に、「地球の人類を絶滅させる」という命令を施された上で生まれてまもなく宇宙船で単身地球へ送り込まれたが、頭に強い衝撃を受けた事に依り命令を忘れ、サイヤ人特有の狂暴性も失われた。
性格は元気で明るく、朗らかで細かい事は気にしない能天気。非情になり切れない事から悪人であっても殺さずに見逃そうとするがそれが原因でピンチに陥った事もある。
サイヤ人である為に強い相手と戦う事を生き甲斐としており、超大食い。

>瞬間移動(出典:ドラゴンボール他)
瞬時に移動する技術であり、様々な作品で使われているが『ドラゴンボール』においては知っている者の気を感じ取って瞬時にその場所まで移動する技であり、ヤードラット星人が使用し悟空は彼等に教わる事で習得した。
気を感じる事が出来ない場所へは移動不可能だが、気を感じ取る事さえ出来れば別の星や異なる次元、原則上死者と神しか立ち入る事が出来ないあの世にまで移動可能。

>フリーザ(出典:ドラゴンボール)
『ドラゴンボール』の悪役であり、ナメック星編のボス。
宇宙最強の存在として登場した“宇宙の帝王”と恐れられている宇宙人。数多くの部下を従えて環境の良い惑星の生命体を絶滅させ、自らのコレクションとしたり他の異星人に売り飛ばす星の地上げ行為等の悪事を行っていた。
自分の実力に絶対の自信を持っており、余裕のある落ち着いた物腰を取っている。その為、自らの部下に対しても丁寧語を使う。
しかしその本性は他者の生命を奪う事を何ら躊躇しない、残忍で冷酷な性格の持ち主である。自分こそが全宇宙最強であるということにこだわり、どんな手段を使ってでも自分より強い者を排除しようとする。
原作の人気投票では上位に入り、残忍な性格ながらも部下に理不尽を働かずに大事にする事から理想の上司キャラに挙げられたりする。

>クリリン(出典:ドラゴンボール)
『ドラゴンボール』の登場人物。
悟空の兄弟弟子であり一番の親友。話が進むにつれて悟空達の強さに追いつけなくなるが、地球人最強の存在である。
原作に於いてフリーザに因って爆殺された。

>かめはめ波(出典:ドラゴンボール)
『ドラゴンボール』に登場する技。
原作の登用人物である『亀仙人』が編み出した、体内の潜在エネルギーを凝縮させて一気に放出させる技でその威力は山どころか月や星すら破壊出来る。
孫悟空の得意技であり、作品を代表する技の一つである。
名前の由来はハワイ王国の『カメハメハ大王』。

>縁切り鋏(出典:リアル)
静岡県の神場山神社に奉納されている厄災や悪縁を断ち切ると言われている鋏。
優作が持っているのは彼自身が持ち得る技術、素材全てをつぎ込んで製作された特別製である。
つまりヤバい。


Q、デートって事はマシュ√確定!?
A、デートとは男女が日時を決めて会う事を意味し、恋人同士で無くてもデートと言うからモーマンタイ。

Q、何でオーバーワールドにピカチュウがいるの?
A、ポケモントレーナーになりきった際に開放したから。

Q、何でオーバーワールドに艦娘がいるの?
A、深海MOD及び提督になりきった際にPOPしたから。

Q、オーバーワールドってヤバい事になってない?
A、優作のなりきり能力の実験で闇鍋化しているので…まぁ、お察しで…

Q、フォウが観ていた『ピラニア3D』って?
A、『ピラニア』のリメイク作品でセクシーパニック映画。日本語吹き替えだと『釘宮理恵』、『出川哲朗』、『坂本真綾』、『田村ゆかり』が出演しているゾ。


次回は3月8日投稿でオルレアン編に突入。
感想コメント、意見・質問お待ちしております。
尚、活動報告に於いてアンケート実施中。
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