シーン転換が多くて読みづらいぞ、気をつけろ!
ランスロットが五月蝿いぞ、気を付けろ!
独自設定があるぞ、気を付けろ!
そして書き溜めが尽きたぞ、気を付けろ…orz
リヨンへ向けて馬を駆り奔り行く集団がいた。
巨大な竜がワイバーンやモンスターの群れを引き連れてリヨンへと向かっていると斥候の兵士が報告した為にリヨンの民を救う為にフランス軍が向かっていたのだ。
「元帥、大変ですっ!」
「如何した!?」
軍の遥か前を奔って周辺の状況を確認していた斥候の騎兵が後続の集団へと戻って来た。護衛の兵士達に囲まれていたフランス軍元帥、ジル・ド・レェへと駆け付けた騎兵は慌てた様子で彼へと報告する。
「リヨンに巨大な黒い竜の姿を二体確認しました!」
「何だと! 強大な竜は一体だけでは無かったのか!?」
「それなのですが…一方の竜はリヨンを背にしてもう一体と対峙している様に見えまして…」
「何…?」
斥候の報告に驚愕する中、詳しい報告に疑問の声を挙げる。
「後、街周辺に煙は上がってはいますが…街自体が炎上している様子は見られません」
「…つまり、街の中までは攻められていないという事か?」
「詳しく見た所、リヨン西側の外壁にて兵士達が矢で竜達に応戦している姿が見られました」
「リヨンの兵士達はまだ頑張っているようだな…」
続く報告に安堵をするジル。
救援に駆け付けた街や村は殆どが辿り着く前に滅ぼされた後であった。そんな状況に遭遇し続けて何度も歯噛みした事か…
そんなジルの元に新たな斥候が新たに駆け付け、報告が入る。
「報告! リヨンにて天使の姿を確認、街を護る様に竜と魔物の軍勢へ攻撃をしているようです!」
「何っ!? 天使だと?」
斥候よりもたらされた“天使”の言葉にジルは驚愕する。
昨夜より、野営中の兵士達数名が空を飛ぶ天使を目撃したという報告が挙がっていた。当初は寝ぼけていたか酔っぱらっていたからと思われていたが、その後の移動中に寄った村や遭遇した旅人や商人から天使の存在を確認されたのだ。
なんでも昨夜から夜明け前に村や街に現れてその土地を守護しているらしい。攻めてきた竜の群れを撃退する様子を見た者もおり、戦乱のフランスに神が遣わした救いの使者であると称えられ、敬われているそうだ。
また、ラ・シャリテを襲撃した竜の魔女の一団を撃退した商人兼傭兵達の中に天使を呼び出して戦う女性がいたと云う。
(話では遠い東から旅をしながら行商をしている一団らしいが…遠い国の聖女なのだろうか…?)
天使使いの正体について気になるが、先ずはリヨンへ辿り着き街を護る事が優先だとジルは思考を切り替える。
「全員、速度を上げろ! 一人でも多くの民を救うのだっ!!」
《応っ!!》
ジルの号令に周囲の兵士達が力強く返事をするのを聞きながら、彼は馬を更に走らせた。
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リヨン 外壁北側
「何なのよ……何なのよアンタはぁ!!?」
「商人を兼ねた傭兵じゃい」
「アンタみたいな商人兼傭兵が居て堪るかぁっ!!」
質問に答えた優作に対し、ジャンヌ・オルタが大声で否定する。事実、天使を呼び出す上にファヴニールを怯えさせるドラゴンを召喚してのける商人兼傭兵は古今東西に存在しないだろう。
「失礼な、おいちゃん達は馬鹿な事をする阿呆が居ない限り、至って普通の商人やぞ!!」
「あ、あの…先輩。それだと馬鹿な事をする者の前では普通じゃ無い事になりますが…?」
「……まぁ、天使とか竜を召喚する商人なんてそうそういないし…」
((認めた!?))
「そんな事はどうでも宜し! ……先ずは…」
ジャンヌ・オルタに反論しつつもマシュの言葉に自分達が一般的な商人では無い事を認めた事にマシュとジャンヌの2人が驚く中、優作はメガホンを取り出してジャンヌ・オルタへと声を掛ける。
「おまいさん達のやっている事はフランスのみならず世界を転覆させる行為である。聖杯を此方に渡して大人しく投降しろ!」
「な、投降ですって!?」
「ファヴニールがバハムートに怯えている時点でおまいさんのとっておきは最早使えん状況だ。それでもこの街の侵略を続けようとするならば頭がどうかしてると思われても仕方が無いぞ?」
「ば、馬鹿にするなぁ! 今回はバーサーク・サーヴァント達に別の場所からも攻めて貰う様に指示をした! 投降するのはアンタ達の方だ!!」
「前回のメンバーが此処に揃っていないのを見ていて、その程度の対策を取っていないなんて思っては無いやろ?」
「っ!? ……」
「解かっているなら、さっさと降参した方が良いぞ?」
「う…うっさいっ!!」
突然の降伏勧告に驚きながらもそれを拒否するジャンヌ・オルタ。
「強がるのは結構だが、ファブニールから離れた方が良いぞ?」
「…?」
「さもないと……御供連なって死ぬぞ?」
「っ!?」
優作の忠告に彼が本気だと感じたジャンヌ・オルタはバーサーク・バーサーカーを伴ってファヴニールから離れる為に指示を下す。
「わ、ワイバーン! 私とバーサーカーを乗せて退避してっ!!」
「目標、ファヴニールッ! メガフレアをぶっ放せ、バハムートォ!!」
「グオォォオオオオオオオオオッ!!」
「キャアアアアァァァアアッ!?」
ジャンヌオルタは即座に近くのワイバーンを呼び出してバーサーカーと共にファフニールの背から離れるが、バハムートが咆哮と共に滅びのブレスを放ち、その威力と共に放たれる衝撃波にワイバーン共々吹き飛ばされた。
ジャンヌ・オルタが離れた影響でバハムートから逃げ様とした事も幸運であったのであろう。バハムートから背を向けたファフニールは優作の命令から威力を抑えられたとは云え、バハムートのブレスをモロに喰らい、遥か遠くへと吹き飛ばされながら地面に叩きつけられる。
当然、周辺にいたワイバーンやモンスター達はバハムートのブレスによって消し飛ばされていた。
衝撃波で錐揉み回転するワイバーンに必死に掴まるジャンヌ・オルタ。何とか地面に墜落する事無く済んだ状況で、彼女の目の前に地面に墜ちたファヴニールの姿を目撃する。
「嘘でしょ…ファヴニール…?」
目の前の有り得ない現状に声を漏らすジャンヌ・オルタ。バハムートのブレスによって全身が焼かれており、鱗こそ焦げながらも無事であったが、羽はボロボロになっていてとてもではないが飛べそうにない。
「ふむ…周辺の影響を考えて出力を抑えて貰ったからこの程度か…」
「な…!?」
優作の言葉に絶句するジャンヌ・オルタ。
今のが本気で無い?
ならば本気でしていれば自身共々消し飛ばされていた?
舐められている…
彼女の内心に沸々と怒りが込み上げていた。
「まぁ、良いさね。邪竜討伐はジークさんの役目、お願いします」
「…正直、この黒龍だけで事が済みそうな気もするが…任せろ」
「格好良く決めて貰いますよ?」
「何…? 「失礼します」…ぬっ!?」
優作の言葉と共に背中から抱えられて宙へ浮かび上がるジークフリート。後ろを向けば、主天使である『ドミニオン』が彼を抱えて宙へ浮かび上がる。
「サマナーからの命で貴方をバハムートへと運ぶように言われております」
「そ、そうか…すまない」
「お気になさらず」
ドミニオンに運ばれてジークフリートはバハムートの頭上に降り立つ。
「竜の王…だったな、我が宿敵を倒す為に宜しく頼む」
ジークフリートの言葉にバハムートは再び咆哮を上げるとファヴニールへ向けて飛翔を始めた。
吹き飛ばされたファヴニールへと飛んでいくジークフリート達を見送りながら、優作は剣を構えた。
「それじゃあ、こっちも始めますかね?」
「ふ…ふざけるな…」
「?」
「ふざけるのも大概にしろぉっ!!」
優作達を前にジャンヌ・オルタが喚き立てる。
「ワタシ達をファヴニール諸共殺せた癖に忠告をした挙句に、攻撃を弱めた? 馬鹿にしているのかっ!?」
「別にぃ? おまいさんには聞かないといけない事があるから忠告しただけさね」
「聞きたい事ですって…?」
「おいちゃんが聞いてもいいけんど…一番、聞くべき立場なのは彼女さね」
「優作さん…」
怒鳴るジャンヌ・オルタに優作は軽く返しつつ、ジャンヌに前に出る様に促した。
「これはジャンヌちゃんが問い質すのが一番っさ。だから全力で行きんさい」
「…良いのですか?」
「ジャンヌちゃんの頑固さはマル姐との戦いで良く理解したべ。そもそもジャンヌちゃんもそれを望んでいるっしょ?」
「はい」
「…だよねぇ(諦め)。但し! 無茶して危なくなったらおいちゃんが手を出させて貰うかんね、良い?」
「! …ふふっ、大丈夫です。無理はしませんから」
心配しながらも彼女の意思を尊重したい優作の言葉にジャンヌは嬉しさで笑いながらも答えを返す。
「何時でも万全で行くのがおいちゃんの信条。なので…来い、マリア!!」
封魔管を取り出した優作に呼び出されたのは黄銅色の複数の円盤を伴い、周囲を様々な生き物達の彫刻が彫られた女性の石像であった。
「せ、聖母マリア様…!?」
「あら、サマナー…姿は違うけど清き乙女を連れているのね? それに向こうには…彼女と同じ様で同じじゃない…不思議な娘だわ?」
「色々細かい説明は省くけんど、ジャンヌちゃんとあっちのジャンヌ・オルタが決闘するさかい。補助を頼みます」
「解かったわ…全ての子に慈しみを…」
ジャンヌとジャンヌ・オルタの姿を見ながらも優作に指示にマリアが両手を広げる。彼女に与えられた特性『松の生命力』に依ってピンチ時以外でも発動出来る様になった『テルモピュライ』でジャンヌとマシュ他仲間全員の攻撃・防御力と命中・回避率が上昇する。更に所持スキル『マハタルカオート』、『マハラクカオート』、『マハスクカオート』に依って更に仲間全員の攻撃・防御力と命中・回避率が上昇した。
「これで準備万態さね。行きんしゃい、ジャンヌちゃん!」
「はい、行きますっ!!」
自身の身体から力が溢れてくるのを感じたジャンヌは優作とマリアに感謝を捧げながら杖を構えてジャンヌ・オルタへと駆け出す。
「聖母を呼び出した…? ふ、ふざけるなぁっ! 行きなさいっ、バーサーカー!! 奴らを殺せぇっ!!」
「………Guruaaaaaa、Raaaaa! Arrrrrrthurrrrrrrrr ――――!!」
ジャンヌ・オルタの怒号に近い指示にバーサーカーが雄叫びを上げながら駆けだす。
拳を振り上げてジャンヌへと迫るが2人の間に紫と桃色の影が塞がった。
「マシュさん!」
「ジャンヌさん、行ってください! バーサーカーは私が抑えますっ!!」
「Arrrrrrrthurrrrrrrrr ――――――ッ!!」
バーサーカーの拳を巨大化させた十字盾で防ぎながらマシュが前に進む様に叫ぶ。バーサーカーは容赦無くマシュの盾を連打し、彼女は徐々に押されて地面の両脚の跡が線となって延び出していた。
「Guaaaaaaaaaa ――――! Arrrrrrrthurrrrrr ――――――!!」
「くぅ…先輩に強化して貰ったのに、重い…これが狂化を強めたバーサーカーの力…」
「いけないっ! 毒音波っ!!」
押され気味だと判断したジャンヌが水術『毒音波』でバーサーカーへと音波攻撃を仕掛ける。効果は絶大だったらしく、バーサーカーは攻撃を中断して頭を抱えながら苦しみだした。
「ジャンヌさん、有難う御座います」
「これを掛けておきます、ロックアーマー!」
「なら私もジャンヌさんに、堅牢なる守護を、バリアー!」
マシュが感謝の述べる中、ジャンヌは石術『ロックアーマー』をマシュに掛けて防御力をさらに上げてジャンヌ・オルタへと再び駆け出す。そんな彼女にマシュも防御力上昇の補助魔術『バリアー』を掛ける。
ジャンヌが通り過ぎた時、バーサーカーは漸く毒音波の効果から振り切れたらしく、ジャンヌの姿を探して周囲を探そうとするが…
「Arrrthurrr……? Gurua―――!?」
「ジャンヌさんには手を出させませんっ! ピアズクラスター!!」
バーサーカーにジャンヌの方を向かせる暇を与えずマシュは突貫し、構えた剣『霊剣メリクリウス』での連続突きと共に十字盾でタックルを喰らわせて吹き飛ばす。
「Gugaaaa……Gala……had……?」
「続いていきますっ。邪悪なる魂魄、光の禊にて滅さん! グランシャリオッ!!」
「Aguooooooooaaa――――!?」
距離を離したバーサーカー相手にマシュは続いて7つの小さな星を展開する。何故か戸惑って隙を見せていたバーサーカーへ星々は襲い掛かり、7連続の爆発をお見舞いする。
爆発で宙へと吹き飛ばされるバーサーカーだったが、モンスターの迎撃で近くを飛んでいたエンジェルとすれ違いざまに持っていたエンゼルボウを奪い取った。
奪い取ったエンゼルボウは金色に輝いていた弓身が忽ちの内に黒く染まり、赤い脈動を浮かび上がらせる。
「先輩の使い魔の武器を奪った!?」
「Galaaaahadooaaaaaaa―――――ッ!!」
「くぅっ!?」
引き絞ったエンゼルボウから矢を連射してマシュへと放つバーサーカー。放たれた矢は砲弾でも着弾したかの様な爆発と共に赤黒い電気を纏う輪っかを周辺に撒き散らしていく。
これには堪らずマシュも盾での防御を選ぶ。盾に命中した矢こそバーサーカーへと跳ね返されているが、器用にも改めて放つ矢で射ち落としている。
乱れ放つバーサーカーの矢に防戦一方になっていたが、そんな状態の彼女を彼が放っておく筈も無く…
「地獄の鬼の首折る刃の空に舞う 無限地獄の百万由旬… 冥界恐叫打!」
優作の言葉と共にバーサーカーを衝撃波が襲い、エンゼルボウを破壊した。
「可愛い後輩に舐めた真似してんじゃねぇぞ、黒騎士野郎がっ!!」
「先輩!」
優作がマシュの前に立ち、バーサーカーへと剣を向ける。
吹き飛ばされたバーサーカーは立ち上がっており、近くの倒木を両手で抱えだす。すると破壊したエンゼルボウの様に倒木も黒く染まり、赤い脈が浮かび上がった。
「持ったモノを自身の武器にするんか…中々羨ましい能力やね」
「でも危険です。先輩や私の武器を万が一奪われでもしたら…」
「マシュはその盾を装備している限り装備を奪われる事は無いから安心しぃ。しっかし…」
倒木を構えるバーサーカーをスカウター越しに眺める優作は表情を歪める。
スカウターのレンズ越しの表示されるバーサーカーのデータがどれも文字化けして詳しい正体が判らないでいたのだ。
「コイツ、自身のステータスを隠すスキルも持ってんのか…初見殺しにピッタリやな」
「如何しましょうか?」
「能力的にはスカウトしたいとこやけど、バーサーカーだしな…勿体無いが倒させて貰う」
「Arrthurr…?」
此方の様子を伺っているのか、バーサーカーが動く様子は無い。しかし、フルフェイスヘルメットから覗かせる視線は優作の剣に向かっている様に感じる。
尚、今更であるが優作の装備している剣は『エクスカリバー(イヴァリース産)』である。
「Ex…cal……ibur………ッ!? Arrrrrrthurrrrrrrrr ――――!!」
「何か、興奮しだしとるけど…その鎧引っぺがして、その面拝ませて貰う!」
「Arrrrrrrthurrrrrr ――――――!!」
エクスカリバー(イヴァリース産)を構える優作に向かって倒木を振り下ろすバーサーカー。重い一撃を優作は敢えて受けて大きく弾き返す。質量が有る分、大きく仰け反るバーサーカーに優作は再び『剛剣』を放った。
「我に合見えし不幸を呪うがよい 星よ降れ! 星天爆撃打!!」
「Arrrrrrr…Guugaaaaaa ―――!?」
優作の振るう剣と共に放たれる衝撃波に吹き飛ばされながら、バーサーカーのフルフェイスヘルメットが破壊される。兜の破片を飛び散らせながら、長い濃紫髪を振り乱す偉丈夫の顔が現れた。
「Arrrrrrrthurrrr…」
「ふぅむ…狂ってなければ中々のイケメンであろうに…勿体無い」
「むぅ~」
「! 如何したん、マシュ?」
露わになったバーサーカーの顔に残念そうにコメントを零す優作だったが、マシュの表情が何故か不機嫌そうにしかめっ面になっているのに気付く。
「先輩…何故だか解からないのですが、あのバーサーカーの顔を見るとなんかムカムカしてきました…」
「顔で? 過去に嫌な事をしてきた奴と似た顔だったりする?」
「いえ、カルデアの人達で似た顔の人はいませんでした」
「ほむ…となるとマシュとフュージョンした騎士さんと縁があるんじゃろな?」
「敵同士だったのでしょうか…?」
「さてね、正体が判れば良いんやけどスカウターでは見破れないプロテクトしてるっぽいし…兎に角」
倒木を振り回しながら再び攻めて来るバーサーカーに優作は剣を構えながらマシュに指示を飛ばす。
「マシュのストレスの原因になるなら尚更倒すのみ! マシュ、防御しながらブッ飛ばせっ!!」
「分かりました! ギガプレスッ!!」
「Arrrrrrrthurrr…Galahad…Bugeruaaaa――ッ!?」
倒木を振り下ろすバーサーカーにマシュが立ち塞がり盾で防御しながら放った衝撃波で吹き飛ばす。続いて彼女の後ろから優作が飛び出して剣を振り下ろした。
「もういっちょ、喰らいなぁ! 冥界恐叫打ぁっ!!」
「Gaaahuaaaaaaa ――ッ!?」
再び衝撃波と共に武器にしていた倒木を破壊されるバーサーカー。連続で受け続けたダメージに因って受け身を取る事無く地面に叩きつけて転がっていく。
「マシュ、一気に決めるよ!!」
「了解ですっ!」
優作の言葉にマシュが頷き、共にバーサーカーへ駆けて行く。バーサーカーはよろめきながら立ち上がったものの態勢は整っておらず、追撃のチャンスであった。
「命脈は無常にして惜しむるべからず… 葬る! 不動無明剣!!」
「Gurrrr…gaaaaaa ――――ッ!」
優作が聖剣技『不動無明剣』を放ち、バーサーカーの動きを完全に止める。そこへマシュが霊剣メリクリウスを構えながら懐へ飛び込んだ。
「これで終わりですっ! 奥義、トライスラッシュ!!」
「Galaha……」
高速の3連斬りが決まり、崩れ落ちるバーサーカー。
金の粒子を散らしながら薄れゆく彼の表情は穏やかなモノになっていた…
「あぁ…愛しき息子よ…ゆる……」
悲しげな表情で何か言い残したかった様だが、言い切る前に消滅してしまった。
彼がいた場所には聖晶石が3つ転がっていた。
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「はぁあああっ、回し打ち!!」
「っぐうぅうう!?」
距離を一瞬で詰めたジャンヌが体を捻りながら構えた杖をスイングする。ジャンヌ・オルタは旗で防ぐがその衝撃に驚愕の表情を浮かべた。
「重いっ!? 昨日の今日なのに、如何して!!?」
「これは私の皆を護りたいと云う覚悟、そして成長の証です!」
「くぅう…舐めるなぁっ!!」
ジャンヌの打ち込みに合わせて態と吹き飛ばされる事で距離を離すジャンヌ・オルタ。周辺のモンスター達はバハムートに因って恐慌状態であり、そこへ赤チョコボや天使達、そして外壁のフォウと弓兵達が容赦なく攻め立ててその数をどんどん減らしていた。
「燃え尽きろっ!」
「アクアバイパー!」
ジャンヌ・オルタの放つ業火とジャンヌが操る水の大蛇がぶつかり合う。互いに相殺されて大量の蒸気が発生する中、ジャンヌは臆する事無く彼女の元へ突き進んでいく。
「やあっ!」
「ウザったい…好い加減倒れろっ!!」
旗を振り回して乱れ打ってくるジャンヌ・オルタに対し、ジャンヌは的確にブロックしてその攻撃を防いでいく。
「潰れろ、潰れてしまえ残りカスッ!!」
「ふっ、はぁっ!!」
攻撃を悉く防がれる事に焦りだすジャンヌ・オルタ。昨日のラ・シャリテ前では攻撃を防ぐ度に押されていたのに、押される様子がまるで無い。
焦りが隙を生み、ジャンヌの渾身の振り上げでジャンヌ・オルタの旗が大きく弾かれた。
「っ!? し、しまっ…」
「脳天直撃っ!!」
「おぐぅおっ!?」
無防備になったジャンヌ・オルタの頭上目掛けてジャンヌが思いっ切り杖を振り下ろす。キツイ一撃に脳を揺さぶられてふらつく彼女にジャンヌは更に追撃を加えた。
「必殺、疾風打ちっ!!」
「あぐっ? うぐあああぁああああっ!?」
ジャンヌが杖を振りぬくと共に小さな竜巻がジャンヌ・オルタを巻き上げる。
風圧の打撃が彼女を襲い、全身を打ちのめされて吹き飛ばされるが、態勢を立て直してなんとか着地してのけた。
「おのれ、おのれおのれおのれぇえええええ!! 残りカスの癖にぃっ!!」
優作に因る恥辱とジャンヌに与えられたダメージは彼女を怒り狂わせるのに充分だった。ジャンヌ・オルタは魔力を高めだし、宝具を発動する。
「これは憎悪によって磨かれた我が魂の咆哮……特にこの残りカスへ向けた憎悪の炎っ!」
宝具発動の詠唱と共にジャンヌ・オルタの全身へと魔力が溢れていく。自身と周囲の怨念と怒りを力とし、敵対するモノを灰塵へと焼き尽くす憤怒の炎を纏いし無数の槍が形成されていく。
「全ての邪悪を此処に! 今こそ、報復の時は来た! ―――
「っ! いけない――「ここは任せて…ランダマイザ」…マリア様!?」
無数の槍が矛先をジャンヌに向ける中、構えた彼女の横にマリアが現れ、デバフスキルである『ランダマイザ』発動する。放たれたデバフスキルがジャンヌ・オルタのあらゆるステータスを下げていき、彼女の宝具の威力をも弱めていく。
「う……力が抜けていく……?」
「今がチャンスね、決めなさい?」
「はいっ! 風と樹の歌っ!!」
マリアの言葉にジャンヌは強く返事をしながら樹と音のアニマを開放し、歌いだす。
「!? …何よ…これ…は…心が乱れる!?」
優しい声色の歌が響く中、敵であるジャンヌ・オルタや周辺のモンスター達にはその音色の魔力に精神を犯されて混乱していく。遂には展開していた宝具の槍達も魔力に依る実体化の維持を保ち切れずに消滅していった。
「さぁ、行きなさい清き聖女」
「マリア様…私は…」
「サマナーが任せたのなら貴女は勝てるわ。大丈夫、私は何時でも貴女達を見守っているから…」
「――はいっ! 行ってきますっ!!」
ジャンヌの頬を優しく撫でながらマリアは彼女を促す。聖母の言葉に勇気づけられたジャンヌは再びジャンヌ・オルタの元へと駆け出していく。
「はぁああああああっ!!」
「うぅ…ぐ…こんな事で…」
旗を杖代わりにしてよろめく身体を支えているジャンヌ・オルタへ杖を構えたジャンヌが迫る。意識を集中し、其の手に握る杖を彼女へと叩き付けた。
「ハートビートッ!」
「あぐぅっ!?」
ジャンヌ・オルタの胸を杖が強打し、ダウンを奪った。
「か、身体が痺れて動けない…?」
「これで貴女は暫く動けない筈です」
麻痺状態を付与されて動けないジャンヌ・オルタを前にジャンヌは杖を降ろした。
「これで漸く話が出来ます」
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「まさかこうして再び相まみえる事になるとは思ってもみなかった…」
ファヴニールは怯えていた。
目の前には黒龍とその頭に乗る大剣を構えた青年の姿、嘗て自身を討ち取った竜殺しに自身を遥かに超える竜の王を前にしているのだ、そもそも怯えない存在がいるだろうか?
「決着を着けるぞ、ファヴニールッ!!」
「グォオオォオオオオォォオオオっ!!」
「グ……グガアアァアァアアアアアアッ!!」
ジークフリートの宣言と共にバハムートも咆哮を上げる。未だ怯え続けていたファヴニールだったが、羽を潰されて最早逃げる事は叶わないと悟り、抵抗すべく必死の咆哮を上げた。
ジークフリートを乗せたバハムートがファヴニールに向けて急降下する。
ファヴニールも迎え撃つべくブレスを放とうとするが…
「グオォウ!!」
「ガァアアァッ!?」
バハムートがその尾でファヴニールの顔を打ち据えて怯ませた事でブレスは不発に終わる。
「すまない、竜の王。だが後は…」
ジークフリートはバハムートに感謝を零し、頭から飛び降りた。
「俺の役目だ―――!!」
「グォ…」
「行ってこい…」、そんな意味を込められた様な鳴き声に見送られながら着地したジークフリートは大剣『バルムンク』を構えて駆け出す。
因みに今のジークフリートは鎧姿ではない。移動中に優作から服の力を与えられており、彼はノースリーブのハイネックシャツと肩当を付けた紫紺の服にブーツを履いた『ソルジャー:クラウド・ストライフ』の衣装姿になっている。
「いくぞ、ファヴニール!」
「ガァアアアァァアァアァアァッ!!」
始まるは『ニーベルンゲンの歌』に綴られなかった邪竜と竜殺しの死闘。この叙事詩はジークフリートが妻にするクリームヒルトへ求婚する処から始まっており、それ以前に彼が行ったファヴニールとの戦いについては詳しく書かれていない。
つまり、後世に於いて誰も知らぬ戦いが始まろうとしているのだ。
「ずぇあっ!」
「ガァアッ!?」
先制を取ったのはジークフリートだった。丸太の様に太く、鋭い爪を振りかざしたファヴニールの前足を斬り裂いて指の一本を斬り飛ばした。
鋭い痛みに吠えながらもファブニールはもう片方の前足を振り下ろす。地面を抉る一撃に土埃が舞って周辺を覆い尽くすが…
「はぁあっ!」
「ガ…ゴアアアガアアアァアァアァアァ!?」
土煙を斬り裂いて飛び込んだジークフリートがファヴニールの顔と首を振り下ろしの一閃で切り裂いた。
痛みに仰け反るファヴニールの前で、飛び散る邪竜の鮮血のシャワーに濡れながらもバルムンクを構えるジークフリートが立っていた。
宿敵であるジークフリートへの呪怨、そして蘇って尚も同じ展開を迎えようとしている自身への憤怒を含めた感情の力をファヴニールは自身に蓄えてのけた。
「グ、ガァアアアァァアアアァアァアァアァッ!!」
「ぐぅっ!? 貴様も無様に消えるのは不本意と言いたいかっ!!」
両前足を地面に叩きつけた事で発生させた衝撃波でジークフリートを吹き飛ばして僅かでも距離を離す。そこへ集まるは受けた理不尽の憤怒とを溜めた怒りのブレス、バルムンクを構えているジークフリートへ怒りの炎を放った。
業火のブレスがジークフリートに迫る中、彼は腕を突き出すと、突き出した方の腕に装備している腕輪『インペリアルガード』に填められたビー玉の様な結晶体『マテリア』が輝き出す。
「シールドッ!!」
ジークフリートの周囲を光の壁が包み、ブレスを無効化する。己の全力で放ったブレスが効かなかった事に驚いているのであろう、無傷な儘の彼にファヴニールは動揺している様だった。
「マテリア…凄いなこの宝珠は…」
与えられた服の力の一つであるマテリアの性能に感心しながらジークフリートは再びファブニールへと突貫する。
対するファヴニールは脚と尾を振り回してジークフリートを迎撃する。どれもが致命傷を超える一撃を時に避け、時に受け流し、時に防御して吹き飛ばされる。
「うおおおおおおっ、画竜点睛っ!!」
「グゥァアアアアオオオオオオオオッ!?」
バルムンクを振り被り、横に放った一閃は巨大な竜巻を巻き起こす。
最早小さな村程度なら全てを呑み込みそうな竜巻はファブニールの全身を巻き込んでその巨体を高く宙へと吹き飛ばした。
「俺がフランスに呼ばれたのはこの為だったのだろうな…」
宙を舞い、無防備となったファヴニールを前に、改めてバルムンクを構えたジークフリートは己に巡る魔力を高めていく。
「ファブニールよ、これで終わりだ! この国と民の為、貴様は此処で討つ!!」
掲げたバルムンクが輝き出し、眩い蒼の光を放つ。
「黄金の夢から覚め、揺籃から解き放たれよ……邪竜、滅ぶべし!
「ガァッ!? グガアァアァアァアァ」
振り下ろされたバルムンクから放たれるは邪竜を滅ぼした黄昏の剣気。蒼き剣気の波動は津波の如く、ファヴニールを呑み込んだ。
「グォオオ……」
「さらばだ、我が宿敵よ」
放たれた剣気が消えた後には落下して地面に叩きつけられたファヴニールの姿が有った。最後に弱々しい鳴き声を挙げた後、金の粒子となって舞い散りながら消滅した。
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「ワタシに話ですって…?」
身体が痺れて動けない状態の中、ジャンヌ・オルタは怪訝な表情でジャンヌを睨む。
「はい。どうしても貴女に聞かなければならない事があります」
「今更何を聞くというのですか? 貴女は唯の残りカスだと、ラ・シャリテでそう言った筈」
「いえ、貴女がジャンヌ・ダルクであると云うのなら先ず答えて貰わなければならない事があります」
「な…に?」
「貴女は自身の家族を思い出せますか?」
「っ!?」
ジャンヌが放った問いにジャンヌ・オルタは目を大きく見開いた。先程迄の崩そうとしなかった威圧的な態度が打って変わり、まるで恐れていた事が遂にやって来たかの様に怯えだし、身体が震えだしていた。
「答えて下さいっ! 貴女がもう一人の私であるならば、直ぐ応えられる事なんです!!」
「あ……うぐぅ……!?」
「私の家族の顔は? 寝る時に感じた藁の感触は? 母が御馳走と言って作ってくれた料理は?」
「う…あぁ……や、やめ…」
苦しそうに頭を抱えるジャンヌ・オルタは答えられない、ラ・シャリテで優作に問われた内容と同じ。だが答えられなかった彼女は逃げた後、答えられなかった理由を考える事無く忘れる選択を選んだ。
「やはり、答えられないのですね…?」
「あ……あぁ…」
選んでしまったのだ…
「貴女は私の過去を忘れているのでは無く…」
何故ならそれは…
「元々知らなかった」
「う…うわぁあぁあぁあぁあああああああっ!!?」
ジャンヌの言葉にジャンヌ・オルタは悲鳴に近い絶叫を挙げた。
「何で? 何で何でなんでなんでなんでナンデナンデナンデ!?」
怯えた様に自身に問い続けるジャンヌ・オルタ。
そこにはジャンヌが問い掛ける前までの憎悪に溢れた姿は無い。大事なモノを失ったかのような、家族と離れ離れになってしまったかのような、怯える少女の姿があった。
「貴女がジャンヌ・ダルク本人と云うのならば…両親や兄、家族の名前を答えられないのは何故ですか!? フランスを救う為に戦った身だとしても、村娘として暮らしてきた日々の方が圧倒的に長いのに!」
「如何して!? 何で思い出せないのっ!? ワタシは誰なのっ!? 解からない、思い出せない…あ、あぁあ……うぁあぁあぁあぁあああアアアア―――ッ!!」
遂には痺れる身体を支える為に抱えていた旗を取り落とし、座り込んで喚き叫ぶジャンヌ・オルタの姿をジャンヌは痛ましそうに見つめる。
向こうではファヴニールがジークフリートに依って打倒されており、周辺のモンスター達もバーサーカーを倒した優作とマシュが天使達共に殲滅作業に移ったので僅かな数しかいない。
最早彼女は戦える状態では無い、どちらにせよジャンヌ・オルタを確保すべきと判断したジャンヌは彼女へと近づこうとするが…
「聖処女には触れさせませぬぞっ!!」
「!?」
男の声と共に突如、ジャンヌの前に複数体の魔物が現れる。イソギンチャクをこれでもかとグロテスクにデザインしたかのようなモンスター達は複数の触手をジャンヌへと伸ばしてくる。
咄嗟にバックステップして回避するジャンヌに対し、モンスター達は彼女へ襲う事無くジャンヌ・オルタを守護するかのように展開していく。
そして、モンスター達の背後…ジャンヌ・オルタの横に現れた男は…
「貴方は…」
「危ない所でしたな、ジャンヌ」
「ジ…ル……」
ジャンヌ・オルタの手を取って立たせようとしながらジルは片方の手に持つ魔導書を掲げる。すると、ジャンヌ達の間を塞ぐモンスター達が更に増えていく。
「これは…貴方の仕業ですか、ジル?」
「お久しぶり…否、この姿では初めましてとなりますか、ラ・ピュセルよ。まさかファヴニール含め、集めに集めた軍勢をこうも破るとは、このジルの目をもってしても読めませんでした…」
立ちあがりながらも足元がおぼつかない様子のジャンヌ・オルタを支えながらジルはジャンヌへと軽く会釈し、挨拶する。
「味方は全滅、此方の戦力はジャンヌと私だけである以上、態勢を立て直す為に此処は引かせて貰いますぞ」
「逃がすと思ってんの?」
ジャンヌ・オルタに肩を貸しながら去ろうとするジル。そこへモンスター達を全滅させた優作とマシュが現れる。更にはジル達の周辺を天使達が囲み、ワイバーンを召喚しても逃げられない包囲網が形成された。
「異邦人の騎士か…天使どころかあのような竜をも操るとは…全く以って忌々しい」
「そっちの感想なんて如何でも良いさね。黒幕であるアンタとアンタが生み出したジャンヌ・オルタを確保できるチャンスなんだ。大人しくすれば痛い目に遭わずに済むべ?」
「成程……気付いていた訳ですか…」
「会話した時に疑問を抱いたのもあるけんど、マリーのアークエンジェルとおいちゃんのマリアが違和感を感じた事が決定打になったさね」
さて、突然だがここでサーヴァントの特徴を一つ説明しておこう。
召喚されたサーヴァントはその肉体を魔力によって構成しており、魔力が無くなれば当然消滅する。通常の聖杯戦争では聖杯から与えられた魔力に依って一時期迄は単独でも顕現を維持出来るが、以降はマスターからの供給、又は魂喰らい等の外から魔力を得なければならない。
次に、優作やオルガマリーが使役している仲魔ことアトラス作品に登場する悪魔達について話題を変えるのだが、彼等は本来肉体を持たない生物であるので
MAGが枯渇した悪魔は徐々に肉体が崩壊してゆき、最終的には死亡に至る為、悪魔は人間を捕食したり、信仰を集めたりしてMAGを吸収する必要がある。
前述の2つの事例だが、優作はカルデアにてサーヴァントの説明を聞いた際、この世界の魔力と生体マグネタイトは近しいモノだと考えた。
悪魔は認識した対象が生体マグネタイトを保持している存在だった場合、その特徴を個別に認識出来、細かい違いはあるらしいのだが、様々な感情が色となって混じり合った感じに全て見えるらしい。
当然、サーヴァントである英霊達も同じ様に見えるそうだが、此処フランスにて出会ったジャンヌ・オルタは他の英霊達とは大きく異なっていたと云う。
曰く、
「憎しみと云った黒い負の感情を表す生体マグネタイトのみで構成されている」
「肉体を構成する生体マグネタイトは肉体の表面を膜か殻の様に覆う形で構成されている」
「偏った感情のみ且つこの様に構成されている存在は見た事が無い」
「まるで空っぽの人形の様に見えた」
この様な仲魔からの発言もあり、ジャンヌ・オルタが正規のサーヴァントでは無い存在であると優作は確信したのだ。
「色々聞きたい事は沢山あるが、大人しくしろや?」
「ふむ…確かに逃げる事は不可能な状況ですな………ですが…」
片手に持つ魔導書を消したジルは懐に手を入れて叫んだ。
「聖杯よ、我らをオルレアンの監獄城へ!」
「っな!?」
「! そうきたか…」
ジルの言葉と共に彼の懐が輝き出し、ジャンヌ・オルタと共に消え去る。聖杯の力で彼らの拠点へと転移して逃げた様だ。
2人が消えると残っていた海魔達が襲い掛かって来たが、天使達の集中砲火で敢え無く全滅した。
「ジル…」
「逃げられてしまいました…如何しますか、先輩?」
「だが、スカウターで連中のデータは登録された。何処へ逃げ様とも追い掛ける事が出来る。ロマン、2人はオルレアンへ?」
【その様だね。オルレアンの城がある場所に登録された2つの反応が確認されているよ】
「そっか、なら取り敢えずは…」
敵の足取りを捉えている事に何度した優作はリヨンの外壁へと顔を向ける。壁の上では兵士達が勝利の歓声を挙げており、彼らの中にフォウも高らかに吠えていた。
「リヨン防衛成功を喜びましょ?」
元ネタ
>ドミニオン(出典:女神転生他)
アトラス作品に登場する悪魔。
神学による天使9階級で第4位に位置する中級天使で『主天使』と云い現わされる。
『統治』を意味する天使達で、人間の住む世界で神の意向を知らしめる為の働きを担うとされている。
>マリア(出典:女神転生他)
アトラス作品に登場する悪魔。
イエス・キリストの母であり、『神の母』等の称号を持り、天使『ガブリエル』に受胎告知を受け、聖霊によりキリストを身籠ったとされる。
教会に於いて崇敬を受ける聖母であるが、教派によっては崇敬の対象と認められていなかったりする。
>松の生命力(出典:ペルソナ5)
『ペルソナ5』に登場する特性。
敵に包囲されていない時でも包囲された時用のスキルが使える様になる。
>テルモピュライ(出典:ペルソナ5)
『ペルソナ5』に登場するスキル。
敵に包囲された時に発動可能なスキルで、3ターンの間、味方全体の攻撃・防御力と命中・回避率が上昇させる。
>マハタルカオート(出典:女神転生他)
アトラス作品に登場するサポートスキル。
戦闘開始時に『マハタルカジャ』を発動し、3ターンの間、味方全体の攻撃力を上昇させる。
>マハラクカオート(出典:女神転生他)
アトラス作品に登場するサポートスキル。
戦闘開始時に『マハラクカジャ』を発動し、3ターンの間、味方全体の防御力を上昇させる。
>マハスクカオート(出典:女神転生他)
アトラス作品に登場するサポートスキル。
戦闘開始時に『マハスクカジャ』を発動し、3ターンの間、味方全体の命中・回避率を上昇させる。
>毒音波(出典:サガフロンティア2)
『サガフロンティア2』に登場する水術。
『水』+『音』の組み合わせで発動し、敵全体に光と音波属性のダメージを与えると共に毒状態を付与する。
>ロックアーマー(出典:サガフロンティア2)
『サガフロンティア2』に登場する石術。
『石』+『石』+『石』の組み合わせで発動し、味方単体の防御力を上昇させる。
>バリアー(出典:テイルズシリーズ)
『テイルズシリーズ』に登場する法術及び下級魔術。
対象となる味方一人の物理防御力を一定時間上昇させる。
>ピアズクラスター(出典:テイルズオブヴェスペリア)
『テイルズオブヴェスペリア』に登場するエステルが使用する特技。
敵を連続突きで切り刻んだ後、盾で吹き飛ばす。
メイン武装に剣を装備しているとヒット数が増え、攻撃速度が上がる上に30回使用しているとガードブレイク効果も付く。
>霊剣メリクリウス(出典:テイルズオブヴェスペリア)
『テイルズオブヴェスペリア』に登場する武器。
剣に該当するメイン武器であり、エステル専用の最強武器。
持ち手に依り自在にその姿を変える水銀の剣。冷徹なる刃が望むのは誰の命か…
>グランシャリオ(出典:テイルズオブヴェスペリア)
『テイルズオブヴェスペリア』に登場するエステルが使用するスキル変化術。
スキル『連撃』をセットしてフォトンを使用した際に発動し、光属性の爆発する7つの星で、対象となる敵を7連続で攻撃する。
>エンゼルボウ(出典:イニシエダンジョン)
『イニシエダンジョン』に登場するユニーク弓武器。
使える技は着弾した周囲に電撃属性の輪っかを炸裂させる『ライトアロー』。
登場回層で猛威を振るうエンジェルの使用する武器であり、エンジェルのみが落とすユニーク武器なのだが、固定プレミアムに手数を増やせるものが無い為、火力面での不安がある上に、回避率上昇やHP自動回復の効果プレミアムは装備していない限り効果が無いのでプレイヤー達の期待を裏切ってきた一品。
>冥界恐叫打(出典:FFT)
『FFT』に登場する技。
『剛剣』に分類される技で、対象の武器装備破壊と同時にダメージを与える。
>エクスカリバー(出典:FFT他)
『FFT』処かあらゆる創作物に登場する聖剣。
『アーサー王伝説』に登場する湖の精霊である『ヴィヴィアン』が授けたとされる聖剣がモデルであり、殆どの作品で最強かそれに匹敵する高性能な剣として扱われている。
>星天爆撃打(出典:FFT)
『FFT』に登場する技。
『剛剣』に分類される技で、対象の頭部装備破壊と同時にダメージを与える。
>不動無明剣(出典:FFT)
『FFT』に登場する技。
『聖剣技』に分類される技で、対象とその周囲にダメージと共にストップの追加効果を与える。
>トライスラッシュ(出典:テイルズオブヴェスペリア)
『テイルズオブヴェスペリア』に登場するエステルが使用する奥義。
高速の三連斬りで敵を攻撃する。
>ブロック(出典:サガフロンティア2)
『サガフロンティア2』に登場する杖技。
防御技であり、ダメージを無効化する。
>脳天直撃(出典:サガフロンティア2)
『サガフロンティア2』に登場する杖技。
『集中』+『集中』+『叩く』の組み合わせで発動し、打撃属性のダメージと共に魔法攻撃力を低下させる。
>疾風打ち(出典:サガフロンティア2)
『サガフロンティア2』に登場する杖術技。
『樹』+『振り回す』+『振り回す』+『振り回す』の組み合わせで発動し、打撃と射撃の複合ダメージを与える。
>ランダマイザ(出典:女神転生他)
アトラス作品に登場するデバフスキル。
3ターンの間、対象1体の攻撃・防御力と命中・回避率を低下させる。
>風と樹の歌(出典:サガフロンティア2)
『サガフロンティア2』に登場する樹術。
『樹』+『音』の組み合わせで発動し、敵全体に精神攻撃を仕掛け、恐怖、混乱状態を付与する。
>ハートビート(出典:サガフロンティア2)
『サガフロンティア2』に登場する杖技。
『集中』+『叩く』の組み合わせで発動し、打撃属性のダメージと共に麻痺状態を付与する。
>クラウド・ストライフ(出典:FF7シリーズ他)
『FF7』の登場人物にして主人公。
なんでも屋を営んでおり、かつて神羅カンパニーの私設エリート部隊『ソルジャー』に所属いた頃は、最高位であるクラス1stであったと自称(実際は一般兵士止まり)していた。
興味の対象外である会話には積極的に参加しないばかりか突き放す物言いをする為、他者に対し冷ややかな性格であると受け取られる。自身の利益にしか関心がない態度で接するので、雇い主の受けが悪い等、人間関係の構築を積極的に行う性格ではない。
しかし、この性格は彼の本質が引っ込み思案な上、人付き合いが苦手で、責任感が強く内気である事が影響しており、意地を張ってそれを隠している為である。
また、原作開始の5年前に人体実験を受けた影響で本来の記憶を失い、他者の意識や記憶、自身の願望等が混じり合った偽の人格・記憶を持つようになってしまう。原作では彼の記憶を旅を進めると共に取り戻していく。
使用する武器は身の丈程もある大剣。戦闘終了後は片手で振り回している様子からかなりの怪力を持っている事が解かる。
世界各国のメディアでのシリーズ歴代人気キャラクターランキングでも1位に選ばれる等、シリーズ屈指の人気キャラクター。
>インペリアルガード(出典:FF7)
『FF7』に登場する防具。
特殊効果こそないものの、物理と魔法防御を大きく上げ、連結マテリア穴が3組ある為に便利。
>マテリア(出典:FF7シリーズ)
『FF7シリーズ』に登場するサポート装備アイテム。
原作に於いて、星の記憶が結晶体となったアイテムであり、武器と防具にあるマテリア穴
に装着する事で魔法や特殊技能を発動する事が出来る様になる。
大きさはビー玉からテニスボールサイズまでまちまちであるが、テニスボールサイズの場合、防具が腕輪である原作では装着出来るのか疑問が浮かぶ為、本作ではビー玉サイズに統一している。
>シールド(出典:FF7)
『FF7』に登場する補助魔法。
魔法マテリアである『シールド』を装備する事で使用可能になり、対象1体に一定時間物理攻撃のダメージを無効化し、属性魔法攻撃のダメージを吸収するのバフを掛ける。
一見強力だが、回復魔法の効果すら無効化されるデメリットがあり、無属性魔法のダメージは受ける。
>画竜点睛(出典:FF7他)
『FF7』に登場するクラウドが使用する奥義リミットブレイクで発動出来る技。
巨大な竜巻を発生させて敵全体にダメージを与えると共に一定確率で一撃死を付与する。
本来は「事を完成するために最後に加える大切な仕上げ」と云う意味の四字熟語である。
Q、天使どころかマリアまで召喚とかジャンヌ達がヤバくない?
A、まぁ、何とかなるでしょ(適当)
Q、何でランスロットがアーサーと喚いているの?
A、アルトリア顔に近いジャンヌ→アーサー王だ!
優作の持つ武器がエクスカリバー→アーサー王だ!
ほらこんなもん(ガバガバ推理)
Q、ジークフリートにクラウドの服?
A、FF7リメイク発売記念(大遅刻)
Q、魔力と生体マグネタイトの関係云々って?
A、独自設定
次回は5月17日投稿
感想コメント、意見・質問お待ちしております。
カルデアで召喚して欲しいサーヴァントは?(上位2名が召喚されます)
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アストルフォ
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ケイローン
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キングプロテア