女物と思われる帽子が飛んできたのでとると一人の男性が向かって来た
「ありがとうございます」
よく見たら後ろに女性いた。
「いやいや大丈夫ですよ、俺たち日本語わかりますから」
語尾のほうが間違えた!的なものだったのでそれにここは外国だし言ってあげると。
「あれ、日本人でしたか……これは失礼いたしました」
やはり相手も日本語が分かった。多分日本人だろう。まさか別の国で日本人に会えるとは思ってもいなかったな。
「はい。あ、俺は蓬田慶喜です。こっちがメ…アリアナ・ワードです」
あぶねぇ。メイドっていうところだった。もし言ってしまえば変な目で見られたであろう。
「よ、よろしくお願いします。ここは地球…ですか?」
と思った先にアリアナが恐れていたことを起こしてしまった。
「あ、アリアナ。何言ってるの? す、すいません」
「えっ、ちょっと……異世界から来たんですか!? 光の読んでた新聞記事……たんなる噂じゃなかった……」
「実はそうなんです。異世界から来ました。」
え?と一瞬思ったが、知っているのであれば言ってもいいだろう。ごまかすとめんどくさいことになりそうだし。
「僕の名前は、園田光です。そして、彼女の名前は巽未来です。なるほど、では、新聞で有名になった異次元から来た人ですか……」
「転移してきたですよ。詳しいことは言えませんが」
まあガルシアのことを言うのはやめておこう。魔法なんてものがもしもばれたら俺は殺されてしまうだろう。魔女狩りのように。
「なるほど、我々は、こちらに向かう途中で新聞を買いまして、そこで知ったのです。タイムマシーン実験が失敗して異次元の人を出現してしまったとか書いてありましたね。」
「タイムマシン? ああ、2度目の光はそれだったか」
「二度目の光? 光の事です? 光はここにいますよ」
二度目の光はその光か。流石にガルシアも時を超えて話すということは無理なのだろう。だができるものもいるのではないか?今度探してみたいものだな。
「あ、そのことは忘れてください」
「我々はこっちの学校と交流するために、彼女と来たのですが。何のための交流かは分かりませんがとにかく明日にあるんですよ。」
頭がいいんだ。俺なんて比べ物にならないかもな。はは、俺なんかと話していると馬鹿になっちまうよな。まあ言わないほうがいいんだろうけど
「交流ですか。それはおもしろそうですね。そちらの方は…」
「彼女は、アンドロイドなんですよ。」
「アンドロイド!? ここは地球じゃないのか?……あ、何でもないです」
未来といっても結構な先なのか。大体数年だと思ってた。
「私は、歌うことしかできないけどね……」
「いやいや、勉強はできる方だろうに……やめてくれ、僕が惨めに思われるから。」
「海外と交流するってことは頭が良いのでは?それに良さそうに見えますよ。」
「そうですか? 僕は単なる凡人ですよ。」
まあこの人なら打ち明けても大丈夫だろう…もしアリアナもしくは俺が口を滑らせる可能性があるし。そちらの方がめんどくさいだろうな。
「そうなんですか……実はアリアナは俺のメイドなんですよ。」
「メイドですか……あの前代にはやった俗世男子が好む噂の……」
「ただの住み込み家政婦のような物ものですよ。あっちではそれが当たり前なんですよ。あっちの世界では奴隷制度があるんですよ。」
「私はご…慶喜さんのメイドで良かったと思ってますよ。」
ちょ、そんな照れるような台詞を普通に言うなよ…
「光が言う万人対等の考え方と正反対ですね……」
「あ、ところでこのあと海で遊びません? 例えばビーチバレーとかで」
「ビーチバレーですか? すみません……僕、ルールが」
「光、安心して、私がルール教えてあげるから。」
「おう、サンキュー。」
「では、行きましょう」
「ええ、やりましょう!! 光、向こう行こう! 」
「えっ、ちょっと待っ……」
先に行ってしまった。追いか…
「私たちも行きましょう。」
「あ、うん。」
2人が行ってから後を追うように2人を追いかけた。アリアナがいつもより楽しそうにしているように感じた。