スイカ割り
「それじゃあスイカ割りするか」
「すいません。スイカ割って何ですか?」
あっちの世界にはスイカってないのかな?それならしょうがないな。
「そういえば、アリアナはやったことないんだよな?」
「ええ、ありません。スイカなどはありませんでしたから」
「目隠しして、割るやつですよ。初めてなんですか?」
「まあそのことについては深入りしないでくれ」
「あっ、はい……」
少しとまっでいるようだったがそのあとすぐにアリアナがまた質問してきた。
「飛び散るのがもったいなくないですか?」
「飛び散ったやつもちゃんと使うから勿体なくないよ」
「ならいいんですが」
「しかし……飛び散ったやつは一体どこで使うんですか?」
「それはラムネにスイカの飛び散ったやつをいれるものです」
まあこれも昔漫画に出ていたやり方なんだけどな。
「あぁ、なるほど」
「ところで切るのではだめなのですか?」
「それじゃ、アリアナさん、おもしろくないじゃないですか……」
「そうですね」
初めてやり人が疑問に思うようなことを言っているので少し予想道理ではあった。
「はい。じゃあ、これで目を隠して、棒を中心に自分が回って、あそこにおいてあるスイカをこの棒で割ることだよ」
「目隠し…ですか」
「どうかされました? 何か硬い表情していますが……」
「聞いた話で…」
「嫌なら言わなくても言いんじゃないか?だろ?」
「そうですよ。何も無理しなくても……」
みんなが納得してくれ俺も内心安心していた。
「多分だけど、アリアナの思ってるようなことはないよ。この世界にはないよ。なぁ?そうだろ」
「はい、おそらくそれは確かです」
「それならば…慶喜さんがそう言うなら…変なこともないとおもうので…」
「あれ? 光、この二人おかしいと思わない? なんか人に言えない……」
「未来! 人を茶化すな」
「そ、そ、そんな関係じゃない!ただのメイドだよ!ね?アリアナ?」
こ、恋人じゃいよ!な、なにを言ってるの!?
「は、はい」
「もう、すみません……未来」
「ごめんなさい……」
「あそこに置いてあるスイカを割ってね。じゃあ、目隠しして」
アリアナが目を隠してから10回回ってもらった。
「少し目が回ります…」
「左……ですね」
「そのまま前!前!」
「いやいや、もっと右」
「未来、いじめちゃダメだろ」
「み、みんな違う方向…誰が本当のことを…」
「前!3歩次に右に2歩!あ…行き過ぎ半歩戻って左向いて思いっきり振り下ろして!」
ボスッっと鈍い音がした。
「わ、割れたか?」
「いや……うーん、当たっているというより……」
アリアナが目隠しをとり確認すると…
「割れてませんでした…でも少しだけひびが入ったみたいです」
「初めてにしては上手だな」
「ありがとうございます!」
「じゃあ、次ですね」
「次は誰がやるんですか?」
「じゃあ、未来にやらせてください」
「うん。いいよ」
「ありがとうございます」
「やったー!! じゃあ、アリアナさん、指示よろしくお願いいたします! 」
「え?私が指示ですか?わかりました!的確な指示できるように頑張ります!」
「よろしくお願いいたします!」
「前に3歩と4分の1歩です!次は右に2歩と3分の2歩です。75度左を向いて振り下ろしてください」
見事に的中した。
「俺だったら多分あれはできない」
「未来は一応、アンドロイドですからね……指示したら正確に行動しますんで」
「そうだな」