食堂で運命の出会い?をした2人は光と未来の部屋で会話をする事にした。
「先ほどの食事は日本では食べれないな」
「日本に行ってみたいです。慶喜さんの国ですよね?」
「ああ。今度また来れるようにガルシアに頼んでみるか」
「ガルシア? 僕、アリアナさんの聞き間違え……いや、してませんよね?」
「ああ、ガルシアは…魔法が使えるんだ…」
「魔法……えっ、光、私達、異世界転生」
「んな、わけないだろ。」
「俺もよく知らないんだよな。実はな俺は少し前までは日本に住んでいたんだ」
「もしかして、本当に」
「おい、未来」
「いや、きっとそれはない。憶測だが、俺はここより数十年前の世界から来たと思う」
「どういう意味……」
「さぁ、分からん。僕の脳では理解できないな……意味深長というところかな……」
「そこの未来さんのことロボットって聞いたときは少し驚いたもん。俺の時代には無かったし。だけど魔法を見たあとじゃ、別にそこまで驚かなかったな」
「すみません……僕達には正直理解しがたい状況ですが……」
「悪い、悪い」
「もうちょっと詳しく話を聞かせてもらえませんか? 少し調べますので。」
「あ、超高度技術発展大都市ならありますよ。生き物は入れませんが」
「生き物は入れない?」
「どういう世界なんですか? 僕達と比べて」
「人間や他の種族たちだけでは到底かなわない特別な力があるみたいなんですよ」
「今度行ってみたいな」
「入れないって言ったじゃないですか」
「そうだったな」
「アリアナさん、少し、耳を貸してください……」
「そ、好きなわけないですよ。それは迷惑ですよ…」
「ふーん……そうですか?」
「ほんとにないですって…そういう未来さんは…」
「光があんな状況だし、別に……」
「女の子2人で何喋ってるんだ?」
「何もしゃべってません!」
「そ、そうか?」
「そうです」
「うんうん、何も話してませんよ、慶喜さん」
「ちょっとトイレに行ってくる」
「あっ、僕もです」
トイレに行った男性の2人は
「実際のところどうなの?」
「だから、そんなわけがないですよ、未来はあくまでも生徒です……」
「未来さんのこと好きなのかって」
「慶喜さんこそどう思われるんですか、アリアナさんのこと」
「アリアナのこと?まあ、嫌いではないかな」
「なるほど……」
「好きか嫌いかで言ったら好きなのかな。光は?好きか嫌いかで言ったら」
「どちらかと言うと好きですよ、何しろ手を取り合ってなんとか危ないところを一緒に乗り越えてきたので。おそらく、学校の中で僕の一番の理解者ですよ。」
「そうなんだ。早くトイレ済ませて戻ろうぜ」
「そうですね、行きましょう。」
女性たちは
「慶喜さんってどんな人です?」
「慶喜さんは結構な鈍感ですよ」
「こちらもですよ……」
「どこの男性も同じなんですかね?」
「どうでしょう……光は、まだ鈍感のような鈍感じゃないような……」
「相談に乗ってもらえますか?話せる相手がいなくて…」
「私は、そんな悩みは切り捨てているんです。悩んでもしかたないですからね……何かアンドロイドの自分が言うのも何ですが……まぁ、内容によれば自分でよく考えていますが。」
「内容ってのは、私のような慶喜さんは私のご主人様。そして言葉悪くして言えば奴隷。そのような身分の私が恋心を抱いても良いのでしょうか?」
「それは、大丈夫ですよ。恋は愛。愛は慈しみです。光は確か、こう言ってました。『慈しみは、万人に対して平等に与えなければならない。与えられる人も同じく、万人に対して平等に慈しみを与えなければならない。慈しみは相手がどんな身分でも通用する。だから、いくら相手の社会的身分が高かろうが、慈しみの上では相手とは対等なのである。』と。だから、恋しても別に問題ないですよ。アリアナさんの気持ちをそのまま伝えればいいんですよ。」
「相談に乗ってもらってありがとうございます」
「いえいえ。」
コンコン
「オートロックで閉まっちゃった。開けてくれ」
「はーい」
「今、何時だ、未来。」
「9時半だよ。」
「そろそろ俺たちは自分の部屋に戻るから。それにしても同じホテルでまさか部屋が隣なんて…どんなけの確率だよ」
「そうですね、正直、僕もびっくりしました……」
「それではまた。明日の夕方にでも」
「また。会いましょう」
「えぇ、また夕方に。」
「私達、待ってますよ!!」