9話 0話 2人と出会うまで
アリアナに用意してって言ったけど自分ができないんだよな。とりあえず、ダイヤモンドを入れてこの世界に来る時に持ってきたリュックに入れた。持っていくものは何を持っていけばいいのかな?とりあえずスマホと、着替え…でも服装が違うからな。どうしよう。俺はこっちの世界に来る時に来ていた服で良いとして、いい感じの服は…あ、そういえば俺の世界でこういうの来ているよってアリアナに買ったな。っとそろそろ時間か。
そうして急ぎ気味でアリアナの部屋に向かった。普通奴隷には部屋などない。あってもとても狭い。まず人間として見ていない。そこが大きな違いだ。そのようなことは慶喜には考えられないのだ。
「アリアナ。準備できたか?」
「は、はい。できました」
いつも通り金色の髪とメイド服で出てきた。金色の髪はいいとして。
「できればもう少し違う格好が…」
「どのようなものがよろしいのでしょうか?」
「それは、この前俺の世界で来ている奴だよって言ったやつかな」
「はい」
そのように返事をして着替え始めた。少し恥ずかしさもあるのか顔を赤くしていた。慶喜はそれには気づかなかったけど、下に行った。
「慶喜。それは変な恰好ね」
「ああ、これか俺の世界の服装だ」
俺からしてみればこっちの世界に服装が変だ。俺もよく知らんがヨーロッパあたりで昔に着ていそうな服だ。
「あ、ベルとガルシアをよろしくできるか?」
「いいわよ」
「ベルも行きたい!ダメ?」
「私も!」
2人が連れて行ってと目だけでもわかりそうなくらい輝いていた。
「ごめんな2人とも。また今度連れて行ってあげるから我慢して」
「わかった。もっと楽しいところね」
「今度、ちゃんとね。慶喜お兄ちゃん忘れないでね」
「ああ、約束する」
こんな約束してしまったけど大丈夫だろうか?まあ2人が素直でよかった。
金髪のツインテールをなびかせながら話しかけてきた。
「お土産まってるから。それと二人きりだからって犯すことはだめだからね」
「ああ、しない」
正直に言うとしたくないと言えばうそになる。だがそんな勇気があるわけではない。
そのあと少ししてアリアナが下りてきた。俺のいた世界の服装に近いな。意外と似合うんだな。
「やっぱりそれに合うね」
「そ、そうですか?」
少し照れくさそうにして目をそらした。
「ガルシア、そろそろ準備は大丈夫だよ」
「わかった。危険なことがあればこの粉を自分たちにかけてくれ。強制的に戻ることができるはずだ。この魔法は主殿のいた地球だと思うぞ。そのすまほと言うものと、その星にあるものが謎の力でリンクしたからな」
リンクするものと言えば…同じものがあった。いやそれは力を発信しているわけでは........電波…か。
「電波かな?」
「それはいかなる魔法であるか?」
「魔法じゃなくて…俺の世界の人間は魔法は使えないって話したよな?だから、それがなくても便利な生活ができるようにしているんだ」
「そうだったのですね」
「それではそこに立ってくれ」
2人で魔法陣の上に立って、ガルシアが呪文を唱え始めた
「!”(#!&%”&’!)”&」
相変わらず何を言っているかわからなかった。それが終わったころ俺は転送された。
しばらくして真っ白な光から俺のいた世界?が広がっていた。周りからは人が急に表れて驚いている人はいないようだ。これもガルシアの魔法なんだろうか?
「ここがご主人様のいた世界なのですか?」
興味津々そうに言っていた。だがこの世界は違う。かといって全く見たことがないわけではない。テレビなどで見たことがあるような気がする。
「多分俺のいた星ではあるけど、俺のいた国ではないかな」
「残念です。ご主人様のいたところのいけると思ったのですが」
「あ、こっちにいる間は、ご主人様ってやめてもらえない?この世界では結構な違和感だから。まあこれは命令かな」
「命令とあればわかりました。ではなんて呼べば?」
「慶喜でいいよ」
「わかりました。慶喜さん。そう呼ばせてもらいます」
慶喜本人たちは気づいていないが2人とも仲が進歩したのだ。
「それと、敬語はできればやめてほしいな」
「め、滅相もございません」
「ならいいよ」
とりあえず、ダイヤモンドをお金に変えないと。そうしてダイヤモンドをお金に換えることに何とか成功した。
「そろそろ、お腹すかない?」
「少しすきました」
ぐぅ~そういう風にアリアナのお腹が鳴った。
「す、すいません」
「いいよ。気にしないで。何食べる?」
「これはなんて読むのでしょうか?」
「ごめん。俺にも読めないや」
「ごしゅ…慶喜さんにも読めないんですか」
「まあ絵を見ればだいたいわかるでしょ…あ、ちょっと待って」
確かスマホのCoogle翻訳で使えたはず。翻訳したらどんな料理かが分かった。
「アレルギーとかないか?」
「ないですが」
「わかった」
「ローストビーフってのでいいか?」
「はい」
不思議そうに言っていた。英語で大丈夫だろうか。てか英語苦手だけど
「(すいません。ローストビーフを2つください)」
伝わったかな?
「(承知いたしました)」
「別の言葉もつかえるんですか」
店員さんが言った後すぐに話しかけてきた。
「学校で学んだ程度には使えるかな」
「そうなんですか」
少しして料理が手元に届いた。
「わぁ~おいしそうです」
嬉しそうにしてくれるので慶喜もうれしかった。
「本当だ。おいしい」
「こっちの世界はよく知らないけどホテルを確保して観光するか。それでいい?」
「いいですよ」
店を出て少ししたら、あたりが地球に来た時と同じような光が現れた。
「アリアナ。ごめん」
「え!?」
そう言って念のためアリアナの手を握った。光が晴れた時目の前にはホテルがあった。
ガルシアの魔法かな?慶喜はそう思いこの時は気にしなかった。
「ああ、ごめん。手を握ってたな」
「だ、大丈夫です」
そのまま2人はすこし黙ってしまった。
「そういえば、これはガルシアの魔法かな?」
「ええ、そうでしょう」
そのまま2人はホテルに入った。
変なホテルではない。普通のホテルに。
そのように必死で説明したら何とかわかってくれたらしく泊まることができた。携帯を使わないのかって?さっき充電が切れてしまって使えないのだ。一応、充電器とコンセントを買っていくか。そうすれば魔法でどうにかしてくれるだろう。
「これが、ほてる、なんですか?」
「部屋は結構狭いですね」
「まあ俺たちのいた家がでかいだけだよ」
まあぶっちゃけこのホテルの部屋は狭くはない。ただ、俺の家の一つ一つの部屋がでかいだけなのだ。
「まあ、今日は夕食を食べて風呂に入って寝ようか」
「はい。何を食べるんですか?」
「それは食堂に行って決めるよ」
あれ、そういえスタッフに持ってきてもらうんだっけ?
「ちょっと待って。間違えてた。スタッフに持ってきてもらうんだった」
「そうなんですか」
何がおいしいかわからないからスタッフには適当におすすめを持ってきてもらった。
「ご主人様。早くご主人様のいた世界に戻りたいですか?」
「今はそうと思わない。だけど、いつか話戻りたいと思うかな」
「それはうれしいです。でも何でですか?」
「元の世界以上に可愛い子たちと仲良くなれたから?かな。もちろんアリアナもだよ」
「あ、ありがうございます」
「当たり前でしょ」
白い肌が少し赤くなった。照れていてかわいい。ってそんな風に思ったらアリアナに悪いかな?
「明日行きたい所ある?」
「どこでもいいですよ。ご主人さ…あ、忘れてました。慶喜さんの行きたい所であればいいですよ」
やっぱり、呼び方にはまだ慣れないようだ。まあ俺的には2人の時はどっちでもいいけどな。
「それじゃあ、海ってどうかな?水着を買ってさ」
「海、ですか。あっちの世界でも1回しか行ったことないので行きたいです」
「わかったじゃあ、行こう」
その会話が終わって少したらスタッフが料理を持ってきた。
「チップ、チップ」
そう言ってチップを渡した。伝わったよな?
「昼間食べたものよりもおいしそうだな」
「お、おいしいそうです」
「「いただきます」」
2人でそう言って、それを食べ始めた。
「お、おいしいです」
「この世界のものはすべてがおいしいです!」
「俺も初めて食べたけどおいしい」
美味しすぎてしゃべることをお互いに忘れていた。
「おいしかったな。まあ、そのせいで喋らなかったけどな」
「また、食べたいです」
「俺もだ」
食べ終わって、少し休憩したところで俺が話しかけた。
「風呂、入っちゃいな」
風呂は浴槽はなくシャワーだけだった。まあここは日本じゃないししょうがないか。でも本当にどこなんだろう?
「ご主人様。先に入っちゃってください」
「アリアナが先に入っていいよ」
「いや、先に入ってください」
「先にはいちゃってよ」
「それじゃあ一緒に入りましょう」
「わかった」
あれ?今アリアナが何て言った?良く聞こえなかったぞ。確か…一緒に入りましょう。だっけ?........え?あれ?
「あぁぁあ。間違えましたぁ。すいません。ご主人様も一緒に入りたいんですよね?」
「いや、ちが。違くないけど。そういう気はないよ」
「嫌、ですか?」
「嫌ではないけど」
「それじゃあ入りますよ」
と、アリアナのペースに飲まれ、入ることに!?アリアナも一度言ってしまい、後戻りができないようだ。
「……」
「…………」
無言のままお風呂に入った。俺はほとんど風呂に入っていた時のほぼ記憶がない。覚えていることはアリアナの顔も真っ赤だったな。俺は目線をずらしていだがやっぱり2ヵ所ほどをやはり見てしまう。それは悪かったと思っている。きっと俺も顔を真っ赤にしていただろう。
2人が風呂から出てしばらくの時間がだっただろう。しばらくしたとき突然アリアナが話しかけてきた。
「あの…これで2回目ですよね?」
「あ、ああ」
前にもアリアナの………思い出すだけで変な気持ちに…
この気持ちを何て言うんだろう。
ここで肝心なことを忘れていた。それはダブルベットってことだ。ホテルに来るのは修学旅行以来だった。そのときは男友達だったので気にしなかったが、今度は可愛い女の子が隣に…
「あの…ベットが1つしかないんですが…」
アリアナも気づいたようだ。
「俺は床で…」
また俺は肝心なことを思い出す。布団で寝るのはおそらく日本だけだ。
「私が床で寝ますから」
「いや、俺が」
「私が」
さっきの件を思い出したように黙り込んだ。ここで今度は俺が言ってしまった。
「アリアナが一緒でもいいって言うならいいかも…」
「そ、それで良いですよ」
「あれ?俺口に出してたぁぁぁぁ!」
口にしていたと思うと恥ずかしく思う。寝たいのは山々だ。だが、犯さないという保証はできない。
「ご…慶喜さんだったら一緒に寝ても。変なことをする人ではないと分かっていますから」
「それは保証できないかも…」
「え?私にそういう気があるんですか?」
アリアナは一度言ってしまい後戻りがもうできなくなったようだ。
「え…」
そういう気がないと言えば、嘘になる。それが本当かというとそれは本当なのかもしれない。
「……」
「…………」
また黙り込んでしまった。
「もう寝よう」
「そ、そうですね」
そうして俺は眠りに………つけない…
隣で美少女が寝ている。かつて妹のような存在がいたが、それは妹のようなものだから変な気持ちにはならない。今はその話をしている場合ではない。隣から良いにおいがしてくる。金髪の髪が当たっている。きっとこれは寝不足だな。
「ご主人様?起きていますか?」
眠れないのを察したのか、話しかけてきた。
「起きてるよ。アリアナも眠れないの?」
「まあ、はい。何か話をしてもらえませんか?この世界の話を」
「この世界の話か。じゃあ、この世界にはこの前見せたスマホっていうものが良く使われているんだよ」
そうしてスマホを…あ、充電中か。
「ほらそこの机に置いてあるでしょ。それで充…しばらくそうしておけば二田日使えるようになるの。これは魔法じゃなくて、電気、光…なんて説明すればいいだろ」
「特別な力なんですよね。続けてください」
「あ、わかった。それで遠く離れた人でも一瞬でやり取りができるの」
「へぇ。すごいですね」
「今度はアリアナが話してよ。この世界の歴史でもさ」
俺はもうネタ切れだ。アリアナに歴史でも教えてもらおう。
「歴史ですか。それでしたら…」
そう言って歴史を語りだした。
「この世界には神が何人もいました。その神たちが『我が一番だ』とどの神も言い、争いが起こり、勝ち残ったのは少ない女の神でした。それがこの世界で言われ…」
すー、と吐息がアリアナの耳に聞こえた。
「寝ちゃいましたか。それでは私も寝ますか。おやすみなさい」
そうして朝になった。
「おはようございます…」
って私ったらご主人様の顔をこんな近くに…でも、もう少し…って私のような身分のものでご主人様にこのような気持ちを抱いては…今はどのくらいの時間でしょう?この世界は私の世界と同じでしょうか?外は明るいので起こして大丈夫ですよね。
「ご主人様、起きてください。起きる時間ですよ」
「ああ、ありがとな。こっちの世界に来てまでもな」
「いえ、当たり前ですよ」
「じゃあ着替えて行くか」
ガルシアが持たせてくれたこの変な、入れ物、何が入っているのかな?この小さな入れ物に。
「おぉ!すげぇ。たくさん、入っている」
「アリアナのは、こっち半分だから、自分で取ってくれ。
「はい」
俺たちは着替えて、海に向かいがてら、朝ご飯を食べに店に入った。
俺はまた片言英語で何とか朝ご飯を食べることができた。だが何かが可笑しい。地球であることは間違いがないと思う。なぜって?見たことない建物、機械がある。
「海に向かうのですか?」
「ん?ああ」
慶喜が確信があるのはなぜか?それはスマホがつかるからだ。これだけでは証拠にならないかもしれない。だが未来だってことは全く考えていなかった。
「あ、あれが海ですね!」
珍しくアリアナが興奮していた。
「ごしゅ…慶喜さん。皆さんが来ているのは何ですか?」
「水着だよ。アリアナの世界にはなかったの?」
「ありましたよ。ですがもっと地味なものでした」
「水着ならあそこの店で買えるだろうから」
「買いに行こう」
そうアリアナを誘って水着の売店に向かった。
「これが水着売り場ですか」
一つ誤算だった。女性もの売り場と、男性もの売り場は全く別の場所だ。
「アリアナ、好きなもの選んできて。お金は払うから。値段は気にしなくていいよ。俺はあっちで自分のを選ぶから」
「はい。わかりました」
少しして俺は自分のを選んだ。アリアナのところに向かうか。
アリアナはまだ悩んでいる様子だった。
「あ、ご、慶喜さん。どっちが良いと思いますか?」
「ど、どっちも似合うともうよ」
裸を見てしまってからはあれだけど、水着にはまた違う、良さがある。
「どっちの方が似合ってますか?」
「こっちじゃないかな?」
「はい。それではこちらを買いたいです」
「わかったレジに行こう」
「はい」
俺とアリアナは店を出て海に向かった。金髪で胸もある美少女と海で遊ぶってのはなんていい日なんだろう。これから楽しみだなあ。そう思いながら、海に向かった。