ファフニール VS 神   作:サラザール

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どうもサラザールです!小説を書くのは初めてですので頑張っていきます。
それではどうぞ!


序章
プロローグ


学校帰りに本屋で立ち読みしている少年、大島 亮はドラゴンボール超という漫画を読んでいた。読み終わるとレジに行き、本を買った。

 

(そういえば今日は銃皇無尽のファフニールの十五巻が出てたけど、明日買うか)

 

そう思い本屋を出ると横断歩道に少女が立っていた。さらに左側からトラックが向かってくる。

 

(危ない!!)

 

亮はそう思い買った本を手離し、少女を歩道へ押した。少女は転んだが、すぐに立ち上がり、無事を確認したが、亮は跳ねられ、頭を打った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……ん?ここは……」

 

気が付くと真っ白な場所に倒れていた。トラックに跳ねられそのまま倒れて死んだはず。起き上がり、周りを見渡すと、横断歩道にいた少年が椅子に座っていた。

 

「君はさっきの…」

 

「うん。君に助けてもらった神だよ」

 

「えっ?」

 

神と名乗った少年はポケットからリンゴを出して笑顔でそう言った。しかも服装は変わっていた。姿は人間だが、ドラゴンボール超に出てくる全王の服にそっくりだった。さらに側には従者らしき人が四人いた。

 

「僕は"絶対神"ゴッド、十二の世界の頂点に君臨する神だよ」

 

「ど、どうも大島 亮です。その……"絶対神"ゴッド様はどうして僕の前に…」

 

戸惑いながら聞くとゴッドは申し訳ない表情で答える。

 

「僕のせいで君を死なせてしまったからね。ごめんね。だからお詫びとして君を神にしてあげるの」

 

「なっ……か、神!!!」

 

亮は驚いて尻餅をついた。いきなり神が現れて神にすると言われると流石に驚くか、もしくは唖然とする。

 

「君は素質があるからね。清く正しい心を持つ人が神に相応しいんだよ。それに君のことはいつも見てたからね」

 

「俺のことを?」

 

「うん。そうだよ」

 

ゴッドは水晶を作り、そこからスクリーンのように画面が表示された。そこには地球が写っていた。

 

「世界は十二個存在していて、君の生まれた世界は第一世界と呼ばれてるんだよ。そしてそれぞれに一人の神が世界を管理しているの。それが世界神。創造と破壊を司る象徴だよ」

 

「つまり僕はその世界神ってのにしてくれるんですか?」

 

「そうだよ。実は五年前に第十二世界の世界神が引退しちゃって誰にするか困ってたんだよ。そしたら君を見つけたわけ」

 

「僕を?」

 

「うん。君は優しくてそして周りに気を配っていて、困ってる人をほっとけない、そしてトラックに引かれそうになった僕を助けてくれた。だから君を選んだわけだよ」

 

「そうですか……」

 

ゴッドはそう言うと水晶を従者に渡し、亮の前に立った。

 

「どうする?無理強いはしないけどやってくれる?」

 

ゴッドはそう言ってきて亮は悩んだ。いきなり神だの十二の世界だの言われて混乱していた。けど、自分の事を評価してるれて頼んでくれてるのに断るのは失礼だと思った。

 

「分かりました。引き受けます」

 

「ホント!? ありがとう!じゃあ"神界"に案内するね」

 

「神界?」

 

「"神界"はね、神たちがいる場所だよ!君にはそこで勉強して世界神になってもらうからね!」

 

「はい。よろしくお願いします!」

 

そう言って亮はゴッドとともに神界に向かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ここは"神界"。十二の世界の神々が住む場所であり、仕事したり遊んだりしているところである。色んな建物があり、娯楽施設や映画館、ショッピングがある。

 

特に目立つのが、高層ビルのように高い建物。そこは絶対神ゴッドが住んでいる。亮はその五階の客室にいた。そしてもう一人、スーツ姿の人が立っていた。年齢は二十歳ぐらいで髭を生やしていた。

 

「はじめまして、私は"絶対神"ゴッド様のお世話を務めております"神官王"シンと申します」

 

「はじめまして、大島 亮です」

 

「そんなに緊張しなくて大丈夫です。それではこれからの事を説明しますね。」

 

そう言うと神官王は手から光を出し、スクリーンになった。そこには世界神としての仕事内容が書かれており、説明した。

 

「"世界神"の仕事は一つは世界の歪みを直す事です。歪みとは世界に必ず起きる現象であり、放っておくと世界の破滅に繋がるのです。そこで亮さんには神の気を使いこなしていただきます」

 

「神の気?神だけが持つ力のことですか?」

 

「そうです。神の気を注げば歪むを直すことができます」

 

映像には歪みと人が映っており、人が神の気らしきものを注ぎ、歪みが修正されるのを見た。

 

「次に書類仕事です。内容は人間の死亡率や文明の状況、世界の状況を書類にして提出してください」

 

"神官王"は映像を閉じ、更に神の仕事について説明する。

 

「最後に世界の脅威となる存在を排除することです。それは特訓をしていただきたいと思います。よろしいですか?」

 

"神官王"の説明が終わると亮は質問する。

 

「世界の脅威になる存在はどういうことですか?」

 

「それは人間がたくさん殺されたり、地球を破壊しようとする存在と戦い、そして倒して欲しいのです」

 

「それは僕が判断するのですか?」

 

「そうです。こちらから指示することがありますが、基本は世界神に任せます。それでは訓練場に案内します」

 

そう言って神官王は地下3階に案内した。階段を降りながら、質問した。

 

「ゴッド様はどうしているんですか?」

 

「ゴッド様は書類仕事をしております。あの人は12の世界を創ったお方ですので我々の何十倍働いているのです」

 

さらっとすごい事を言った。世界を創ったなんて神の存在を知ったばかりの人は誰でも驚くだろう。

 

「あとゴッド様を怒らせない様にお願いします。かつては世界も36あったのですが、ある世界神が一つの世界を滅ぼしてしまい、お怒りになったゴッド様は、世界神ごと24の世界を一瞬にして消されました」

 

「えっ!!!!」

 

さらに恐ろしい事を言った。しかも笑顔で。

 

「ゴッド様は人間だけでなく我々神を試してあるのです。もちろん亮さんのこともですよ」

 

「不安になってきました」

 

「大丈夫ですよ。滅多なことには怒りませんから。それに、亮さんのことは気に入ってますので安心してください」

 

「僕をですか?」

 

「はい。自分を助けてくれた人間は初めてだと言っておりました。よほど嬉しかったんでしょう」

 

そう言っているうちに地下三階の訓練場に着いた。

 

「それでは訓練開始です準備はいいですか?」

 

「大丈夫です」

 

「それではぞうぞ」

 

そう言って亮は訓練場に入っていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一年後

 

 

 

 

 

 

 

 

「お疲れ様です。今日からあなたも"世界神"です。頑張ってください。」

 

「ありがとうございます」

 

あれから一年が過ぎた。僕は特訓の末にドラゴンボール超に出てくる破壊神ビルスレベルにまで強くなり、戦えば戦うほど強くなるサイヤ人の特性と超サイヤ人に変身する力、そして破壊のエネルギーを手に入れた。 さらに勉強も教えてもらい高校卒業レベルになった。そして今、"世界神"になり、これから仕事場の第十二世界に向かうところである。服装はドラゴンボール超の破壊神と同じ服装に、黒いシャツを着ている。"絶対神"ゴッドと"神官王"シンに見送られていた。

 

「亮君、頑張ってね!」

 

「はい! 頑張ります!」

 

ゴッドと握手をした。手を離すと"神官王"が杖を渡してきた。その杖は天使ウイスの持っている物と同じだった。

 

「こちらをどうぞ。この杖で場所を確認したり、物を保管したり作り出すことができます。あと通信もできますので何かあればいつでも連絡してください」

 

機能はアニメと同じ物だった。

 

「ありがとうございます!それでは行ってきます!」

 

「期待してますよ」

 

「亮君、じゃあね」

 

亮は杖を地面に突くと光になって下界に向かった。




いかがでしたか?次回も楽しみにしてください!

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