ファフニール VS 神   作:サラザール

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どうもサラザールです。今回は銃皇無尽のファフニール 第一巻 序章の話です!悠と深月が登場します。それではどうぞ!


原作の序章

"天上塔"十階、亮とエドワードは書類仕事をしていた。亮は今までの歪みのあった場所をまとめ、エドワードはパトリックから依頼された人間の生存率と死亡率をまとめていた。今は部屋に居るのはニ神(ふたり)だけで、他は自分の管理している世界に行っている。

 

「そういえばお神さんとは仲直りしました?」

 

「したぞ!土下座して5回ビンタされて許してもらった!いつもなら6回のところを1回免除してもらった」

 

「……」

 

エドワードは笑顔で言った。亮はあの一件からエドワードと会うのは久しぶりに会う。亮は苦笑いして仕事を進めた。

 

「それより八重ちんとはどうだい?」

 

「相変わらずですよ。いつも抱きついて来て、僕のチョコを取ったんですよ。どうにかなりませんか?」

 

「どうにもならないね(本当に鈍いな〜)」

 

「そんなこと言わないで下さいよ」

 

「諦めることも覚えたほうがいいぞ(若いっていいな〜。妻にも話してやるか)。」

 

亮はため息をついて仕事を続けた。するとエドワードは書類を終わらせた。

 

「それじゃあ俺っちはこれでな。まぁ頑張れ!」

 

「……はい、お疲れ様です」

 

エドワードは書類を持って十五階の第四神官室に行った。亮は自分の世界の状況を調べた。

 

亮が"世界神"になって二年が過ぎ、ミッドガルはニブルから独立して、アスガル傘下の教育機関となり、"D"の人権が世界に認められた。

 

 その理由はヨーロッパにあるエルリア公国と呼ばれる国が関係してある。王族の中に"D"が現れたみたいで、現公王アルバート・クレストが人権運動をしたおかげだそうだ。

 

「なるほど……よしっと、自分の第十二世界(仕事場)に向かうか」

 

亮は杖を取り出して自分の管理してる世界へ向かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ドラゴンが現れてから二十二年、日本 七登市にヘカトンケイルが襲来した。住民は避難したが展望台に少年と少女がいた。

 

 彼らは"D"で五歳の頃から能力が生まれたが、二人は大人達にバレないように隠し通していた。そして少女はヘカトンケイルに向くて攻撃した。

 

「来ないで……来ないでよ……」

 

少女は少年の傍で泣きながら懇願している。

 

「深月は———諦めないんだな」

 

少年は小さな声で話し掛けた。

 

「諦められる訳……ないもん」

 

掠れた声で深月は答える。

 

「どうしてだ?父さんと母さんは避難した。他の皆だってとっくに逃げ出してる。ここまで守るものなんて———」

 

「あるよっ!私達の家があるもんっ!あの町は、私達が家族で居られる場所だもんっ!!」

 

少年はの声を遮って深月は叫んだ。

 

「……そっか、分かった」

 

 小さく息を吐くと、悠は深月の頭に手を乗せる。

 

「兄さん?」

 

「あとは———俺に全部任せとけ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ここが七登市か……ん?あそこに誰かいるな?」

 

亮は日本の七登市に付き、歪みを探していた。すると人の気配を感じ、その場所に向かう。そこにはヘカトンケイルに攻撃している少女と立ち尽くす少年がいた。

 

「あれが物部 深月だな。そしてあの男が物部 悠……んっ?あの葉っぱは?」

 

亮は地面から生えた葉っぱを見つける。そして悠は葉っぱに話しかけている。

 

(なるほど、あれが"緑"のユグドラシルだな。そういえばここで悠と取引するんだったな。さあて、どうなるか)

 

すると悠は深月の前に立ち、上位元素(ダークマター)を生成し、巨大な大砲を創り出した。

 

 「対竜兵装 マルドューク!!!」

 

(あれが対竜兵装 マルドュークか……すごい気を感じるぞ!)

 

 「砲撃(ファイア)!!!」

 

悠は大砲を打ち、ヘカトンケイルを消滅させた。悠はそのまま倒れた。体力を回復させるために悠に近づこうとするが、沢山の人の気配を感じ取った。

 

(ニブルか。仕方ない、逃げるか。)

 

そう思い、亮は展望台を後にした。

 

 

 

 

 

亮は太平洋の無人島におり、杖で歪みを調べていた。

 

「今度の歪みはイギリスか……近くにニブルの基地があるが、透明化すればいいか。」

 

杖で確認すると急に光り出した。

 

「通信か……はい、大島です」

 

通信の相手は第一世界の世界神 河本義晴である。

 

「亮、急に悪いな。実は一週間後に会議が入った」

 

「分かった。じゃあ明後日な」

 

そう言って亮は通信を切ってイギリスに向かった。




ありがとうございます!次も楽しみにしてください!

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