All I Need is Something Real   作:作図

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17. Stylish Bar

5/23(水) ー夜ー

 

 

 バイト終わりの夜九時頃。すっかり人通りの少なくなった夜の街を、至るところに散見される街灯や、明かりのともったビルが照らしていた。ビルは複数見られたが、そのどれもが未だにひどく明るい。夜の暗さを確かに照らし出しているはずなのに、形容し難い何かが混在されているように思えて仕方なかった。

 

「今日もお疲れさまー! いやー…今日は一段とお客さん多かったですね…」

 

「エビもお疲れ、今日、愛川さんの代わりにシフト入ってくれたんだってな。助かった」

 

 俺と彼女は横並びになって、彼女の利用する最寄り駅に向かって歩く。俺は駅を利用しないものの、バイトのシフトが被った時はいつもこうして駅まで送り届けている。

 

「そんなのいいのいいの! 先輩にも昨日急にシフト入ってもらっちゃったし、その恩返しって事で! 今日は色々と収穫があったし、むしろ来てよかったですよー」

 

 彼女は腐腐腐…と不敵な笑みをみせた。

 

「収穫って…。比企谷達の事か?」

 

「イエース! もちろん、結衣や雪ノ下さんも似合ってたんだけど、けどッ! 何より比企谷くんと戸塚くんがほんっとうに最高だったッ! 自分の奥底に眠っていた創作欲が迸って止まらないよ……愚腐腐腐…」

 

「そ、そうか…。お手柔らかにな」

 

 そのフラストレーション(?)の矛先が今後俺に向けられなければ良いのだが…。背筋が急速に冷えついて、頬に一筋の冷や汗がたらりと伝っていく。お尻も思わずキュッと締まった。

 

「あ、そうそう先輩! 隼人くんとは最近どうなんですか?」

 

「は、葉山?」

 

 ようやく発作が収まったかと思うと、エビは藪から棒にそう切り出した。

 

「ふふん。そんな隠さなくても、私は知ってるんですよー? 先輩、隼人くんとよろしくやってたみたいじゃないですかー?」

 

「ごめん、何の事だ?」

 

「またまたとっぼけちゃってー❤️ テニス後の事ですよ。隼人くんと抱き合ったりなんかしちゃって❤️ ああ……神聖な学び舎でなんていやらしいことを……はしたない……」

 

 彼女の表情はどこぞのギャンブラーとタメを張れるんじゃないかって位に恍惚としていた。

 

「ああ……うん、そんな事もあったな。というか、エビもあの時のテニスを見てたのか」

 

「そりゃそうですよ! あんな濃厚なホモがある所に私がいない訳がないじゃないですかっ!」

 

「……の、濃厚な……ホモ?」

 

「ちゃんと証拠だってあるんですからっ! あの時に撮られた伝説のツーショット写真は、今や我々の界隈の中で高値で取引されるほどの逸物なんですよッ!? …愚腐腐腐腐腐…」

 

「そ、そっとしておこう…」

 

 何をやっているんだその界隈は…。謎に包まれたエビの事情を垣間見てしまったが、これに関して深く聞く必要はなさそうだ。むしろ、これ以上知ってはいけない気がする。

 

「だから、先輩がここで働いてるのを知ったときは本当に驚きました…。時給も良くて、しかも『テニスで隼人くんと抱き合っていた謎のイケメン先輩』がメイドカフェで働いているなんて…! もう秒でアルバイト応募しちゃいましたよ❤️」

 

「そ、そうなのか…。エビがバイトを始めたのにはそんな訳が…。でも、エビはよく働いてくれているし、皆助かってるよ」

 

「キャーお上手っ! そんなカッコいい事をすんなり言えちゃう先輩だったら、夢のハーレムだって築けちゃいますよ! 先輩なら隼人くんも戸部っちも、いや、もしかしたら……ヒキタニくんだって落とせちゃうかも……❤️ 私が保証します!」

 

「それはパスで」

 

 闇夜の中で、エビの眼鏡の奥が面妖にきらりと光った。彼女の妄想の矛先は、もう既に俺自身に向けられているようだ…。一応ここに述べておくが、俺は至ってノーマルであり、当然、彼女の提案や保証には夢も希望も感じない。多分。

 

「だけど、まさか結衣達がメイドカフェに来るとはね……流石の私もちょっと予想できなかったなー」

 

「俺もそれは正直驚いた。あんまりイメージに無かったっていうか」

 

 材木座とかなら全然分かるんだけどな……。由比ヶ浜とかはこういったオタク気質のあるようなお店はあまり好まないだろうと思っていた。だから、今日彼女達が純粋にメイド体験を楽しんでくれた事は、この店にお世話になっている身として素直に嬉しかった。

 

「でも、こうして改めて『奉仕部にいる結衣の姿』を見て思ったよ。やっぱり結衣、何か変わったね」

 

 彼女はあっけらかんと言った。先ほどの情熱さはどこぞに置いてしまったのか、妙に淡々としている。

 

「そうだな。テニスの時もそうだったけど、なんだか吹っ切れたような感じはする」

 

「へー…。先輩って抜けてるようで、結構ちゃんと見てるんですね? でも、結衣と同じグループに属している身としては、なーんかちょっとだけ妬けちゃうかも」

 

「俺からしたら、エビも初めて会った時より随分明るくなったと思うけど」

 

「……え、私?」

 

 俺の言葉は彼女にそれなりの衝撃を与えたらしかった。口を半開きにした素っ頓狂な顔になる。

 

「ああ。最初は影のある感じだったけど、最近はいつも他のバイトの人とか、常連さんとか、色々と話をしてるじゃないか。今日だって、由比ヶ浜達に積極的に絡みに行ってたし。凄い楽しそうに見えるよ」

 

「あー……そうか、な? アハハ…。面と向かって言われると変なカンジ……」

 

 エビは遠慮がちにそう答えた。その視線は所在なさげで、あちこちに揺れ動いている。

 

「……でも、確かにここのバイトは楽しいよ。私にすごい合ってるのかも。それに、店長さんも、バイトの友達も、いつも来てくれる常連の人も、みんないい人だし」

 

「それは同感だな。人手不足なのか仕事量は多いけど、ここの人は個性豊かだし、働いてて楽しいよ」

 

「個性豊かなのは先輩も大概ですけどねー? 私と店長でダメ元でメイド服を押し付けた時、堂々と着こなしだした時は興f……驚きましたよー」

 

「当然だ。やるからには咲くしかないだろう?」

 

「おおっ! そういう妙に踏み切りがいいところ、私嫌いじゃないですよー?」

 

「お褒めに預かり、光栄だ」

 

 俺が親指を立ててニッと白い歯並びを見せると、彼女はクスッと一つ笑って肩をすくめた。

 

「………先輩って、やっぱり眩しいですね」

 

「眩しい?」

 

「はい。人望があって明るくて、でもいつも落ち着いているようにも見えて…。そんな先輩だからきっと、いろんな人が集まってくるんだと思います。なんていうかうーん……。例えるなら、一昔前の番長みたいな」

 

「ば、番長……か」

 

 番長という名前がやけに浸透しているのは、マヨナカテレビの影響なんだろうか…。俺がそんな事を考えているとは露知らず、彼女は口元を左の掌で隠しながらニヒルに笑う。

 

「ふふっ。……だからやっぱり、()()()()()()()()()()かな」

 

 不意に、冷たい風がヒュウと俺の頬を掠めた。薄ら寒い何かを感じ、思わず頬をおさえた瞬間、さしかかって駅が見えてくる。

 

「あら、もう着いちゃったかー。じゃあ先輩! お疲れ様です! 結衣の事、これからもよろしくね。ヒキタニ君と雪ノ下さんにもよろしくいっておいてくれると嬉しいな!」

 

 彼女は先ほど何かを感じさせない、極めて明るい口調で言った。

 

「了解だ。気を付けてな」

 

「はいっ! 先輩もまた!」

 

 彼女は俺の横からピョンと躍り出ると、左手を自身のおでこにあてて、敬礼のポーズをぴしっと決めた。俺もそれに敬礼で返すと、満足したのか背中を向けて、改札の奥へと消えていく。彼女の姿が見えなくなってから、俺は踵を返した。

 

 

 

>海老名の新たな一面を知れた気がする。

 

>新たな絆を手にいれたことで、"悪魔"属性のコミュニティである"海老名 姫菜"コミュを手にいれた!

 

 

 

 

* * * * * * * * * * * * * * *

 

 

 

 

5/24(木) ー夜ー

 

 

 直斗と交わした約束の日*1。待ち合わせ場所である駅前の広場に置かれた、やけに存在感のあるデジタル時計が、現在の時刻である午後七時二十分をさしていた。今日はここ最近の中でも一段と風が冷たく、少しでも熱を逃がさぬよう、俺はジャケットのジッパーを上まで上げる。

 

 なるべく風の当たらない場所に移動し、その場で待つ事約五分。駅の改札口から彼女が姿を表した。

 

「すいません! お待たせしてしまいましたか?」

 

「いいや、俺も今さっき来たばかりだから」

 

 直斗は例のごとく男の格好をしていた。俺が見慣れた青の探偵服を身につけ、仕事終わりなのかその手には黒の手帳が握られている。トレードマークの青い帽子は相変わらずだ。

 

「確か、直斗は千葉の方で仕事があるんだよな」

 

「ええ。しばらくはこちらの方でも仕事をすることになりそうです。八十神高校に通いながらではありますが」

 

「通いながら? つまり、稲羽と千葉の往復するって事? 大変じゃないか?」

 

「ええ、先輩の言うとおり、この往復を毎日続けていたら一つの体では足りませんね…。ですから久慈川さん同様、学校側に特別処置を取ってもらっています。それでも、大変な事には変わりませんけど」

 

 口ではそう言いながらも、直斗は心底楽しそうに笑ってみせた。

 

「それに、もしどうしようも無くなった時は、先輩には僕の助手として、遠慮なく頼らせてもらいますよ? 怪盗X*2の時みたいに」

 

「ああ、その時はバッチリ任せてくれ」

 

「ふふっ、そうですね。頼りにしてますよ、鳴上先輩。あ、それともう一つ。つい先ほど連絡があったのですが、今日は久慈川さんもこちらに来れるみたいです」

 

「りせが?」

 

「ええ。どうやら急に予定が空いたみたいで。今こちらに向かっていると連絡がありました」

 

「なるほど。楽しみだな」

 

「あ、噂をすれば……」

 

 言いながら直斗が奥の道をちょんと指差す。指された方向を見てみると、一人の少女が手を振りながらこちらに駆け寄ってきていた。見慣れない黒のサングラスが薄明かりの中で光っている。

 

「せんぱーい❤️」

 

 その声に俺と直斗が手を振って返すと、彼女は慣れた動きで俺の左腕にギュッと抱きついた。俺の左腕をゆらゆらと揺らす度に、彼女から仄かな香水のいい匂いが漂う。

 

「キャー! 先輩会いたかったー❤️ ねぇ? 久しぶりに見る生りせちーはどう? 恋しかった? 惚れ直しちゃった?」

 

「ああ。りせも元気そうで何よりだ」

 

 俺に抱きついてきた彼女は『久慈川りせ』。俺達の仲間の一人で、ファンからは『りせちー』という愛称で呼ばれている、人気絶頂中の有名アイドルだ。一時は休業していたものの、今年の四月からアイドル活動を再開し、お茶の間を再び賑わしている。

 

「直斗くんも久しぶり! 正直、今日は来れないかなーって思ってたから、急に予定が空いてホントに良かったよー!」

 

「僕も久しぶりに会えて嬉しいです。ゴールデンウィークの時は、あまりゆっくりとは話せませんでしたから」

 

「そうだよねー…。それに私達なんかは学校も毎日行ってる訳じゃないし、意識しないとあんまり会えないもんねー」

 

「お互いに仕事がありますから、仕方のない事ではありますけどね」

 

「でもでも、こうして会おうと思ったら会えるし、寂しくはないけどね! ちょっと寒いのがやだけど…」

 

「上着るか?」

 

 震えた声を出すりせに、俺は着ていたジャケットを脱いで手渡す。りせの格好はいわゆる小悪魔系ファッションというもので、彼女のオトナな魅力を全面に引き出してはいるのだが、防寒機能は皆無といってよかった。

 

「うぇ!? い、いいよいいよ! そしたら先輩が寒くなっちゃうじゃん!」

 

「本当にいいのか?」

 

「いいの! 確かにそれも魅力的だけどねー。でもでもその代わり~今日はこうしてくっつかせて❤️」

 

 彼女はそういうと、さらに深く俺の腕に抱きついた。

 

「お安い御用だ」

 

「やったぁ!」

 

「ははは……久慈川さんは相変わらずですね……。ただ、久慈川さんの言うとおり今日は寒いですし、すぐにでも場所を変えましょう」

 

「そうだな。俺はどこでも大丈夫だけど、二人はどこか行きたい所とかある?」

 

「うーん……。行きたい所かぁ……。直斗くんは?」

 

 りせの問いかけに、直斗はやや遠慮がちに答える。

 

「そうですね…。どこでもと言うのでしたら、ぜひとも行ってみたいお店が一つだけ。ただ、バーになってしまうので、あんまりかもしれませんが…」

 

「バーかぁ…。私はそういうとこ慣れてるし、全然オッケーだよ? そういう類いのお店って、修学旅行以来じゃないかな。先輩はどう?」

 

「俺ももちろん大丈夫だ。修学旅行の時も楽しかったのを覚えてるし。……不思議とあんまり覚えてないけど」

 

「あ、先輩、それ私も! なんかすぐに寝ちゃったらしくて、あんまり覚えてないんだよねー」

 

「は、ははは…。でも、修学旅行に行った『エスカペイド』とは違って、今回はちゃんとしたバーですから、あんまり騒いだりは出来ませんよ? ………えっと、間違っても場酔い*3なんてしないでくださいね……?」

 

「まっさかー! 流石の私でも場酔いなんてしないよー?」

 

「ああ、任せてくれ」

 

「(ほ、本当に大丈夫かな……)」

 

「でも、この近くにバーなんてあったか?」

 

「今から行こうとしているバーはホテル、ロイヤルオークラの最上階にあるんです。『エンジェル・ラダー天使の(きざはし)』というお店なんですが…」

 

「『エンジェル・ラダー天使の階』か……。なんというか、随分ハイカラな名前だな」

 

「な、名前はともかくとして、なかなかにお洒落なお店みたいですよ」

 

「だろうね。ロイヤルオークラのCMは一回だけ受けたことがあるんだけど、高級感をすごい売りにしてるっぽいし」

 

「そうなんですよね…。なので、一人で行くのはなかなか敷居が高くて…。元々は桐条さんからオススメされたお店なんですが、どうにも…」

 

 直斗は困ったように肩を竦めた。確かに修学旅行の時とは違って、今回のバーは高級ホテルの最上階だ。さしもの直斗でも躊躇してしまうのは当然の事に思えた。

 

「なるほどな。そういう事なら尚更付き合うよ。それに、落ち着いて話すにはうってつけだからな」

 

「うんうん! 私も一応お忍びの身だしね!」

 

「ありがとうございます。あ、あと代金の方は心配しないでください。実は、もし立ち寄る事があるのならと、桐条さんから優待券を貰っているんです」

 

 直斗は自身の財布から、何枚かの優待券を取り出した。取り出された券はどれも黒光りしていて、辺りの光を強く反射している。真ん中には『五千円券』と大きく書かれていた。

 

「な、なんて高級感だっ…!! これが、セレブっ!!」

 

「すごい…。至れり尽くせりって感じだねー…。流石は桐条グループ……」

 

「でも、それならありがたく、その親切に甘えるとしようか」

 

 こうして俺達三人は、ホテル・ロイヤルオークラへと足を運んだ。高級ホテルだとは聞いていたが、いざホテルの正面に立ってみると、それが実感としてよく分かる。壁や床、雰囲気、建物を照らしだす淡い光までもが、いっそうの高級感を引き立たせていた。

 

 建物自体も非常に大きく、最上階から見下ろす夜景は、さぞや絶景なのだろう。洋風か和風かの違いもあれど、ロイヤルオークラは稲羽にある『天城屋旅館』とは大きく趣を異にしている。

 

「い、いざ目の前にしてみると、なかなかに大きいホテルですね」

 

「本当に大きいな……。高さだけなら、ジュネス七個分はありそうだ」

 

「先輩の基準はやっぱりジュネスなんですね……」

 

 自働ドアを通って中に入ると、こだわりを感じさせる丁寧な内装が俺達を出迎えた。ラウンジなどの部屋を歩いていくと、俺達は最上階に直通する大きなエレベーターホール前に辿り着く。エレベーターも当然のように吹き抜け仕様だ。

 

 最上階に着いて扉が開くと、優しく穏やかな光に包まれた、バーラウンジが一面に広がっている。ピアノで弾かれたジャズの音色が、お洒落な雰囲気を演出している。それに耳を傾けながら、俺達はバーカウンターとは少し離れた、四人用のテーブル席に腰を下ろした。ぽっかりと一つだけ空いた座席は、俺達の荷物置き場と化している。

 

 この後、高級感溢れるこの場所で昨日に引き続き比企谷達と遭遇する事になるのだが……。その事をこの時の俺はまだ知らない。

 

 

 

to be continued

*1
第14話参照。

*2
ペルソナ4本編での直斗のコミュに登場する人物。

*3
お酒を飲んでいないのにもかかわらず、その場の雰囲気で酔ってしまうこと。ペルソナ4 the animationで修学旅行に訪れたクラブ『エスカペイド』にて、悠はともかくりせは盛大に場酔いしていた。ちなみに『エスカペイド』はペルソナ3が初出。




タイトル日本語訳
『ハイカラなバー』

愛川さんの名前の由来は神奈川県愛甲郡愛川町より。便宜上、名前が付いただけですが…。

判明アルカナ
00.【 愚者 】奉仕部
00.【道化師】比企谷八幡
01.【魔術師】
02.【女教皇】
03.【 女帝 】
04.【 皇帝 】葉山隼人
05.【 法王 】
06.【 恋愛 】
07.【 戦車 】材木座義輝
08.【 正義 】戸塚彩加
09.【 隠者 】
10.【 運命 】
11.【 剛毅 】
12.【刑死者】
13.【 死神 】
14.【 節制 】城廻めぐり
15.【 悪魔 】海老名姫菜 <new!>
16.【 塔 】
17.【 星 】由比ヶ浜結衣
18.【 月 】雪ノ下雪乃
19.【 太陽 】
20.【 審判 】

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