もうテスト近いのに頑張りました。
それでは第10話ですどうぞ!
問題児たちが門をくぐって暫くすると扉が閉じ、周りの草木が門を覆い隠してしまった。
「いやもうこりゃあ完全にジャングルじゃねーか。何処にガルドがいるかも分かんねえじゃん」
「大丈夫。近くには誰もいない」
「あら、犬にもお友達が?」
「うん、二十匹ぐらい」
「物凄い五感だな」
「ガルドの詳しい位置とか分かりますか?」
「それは分からない。でも、風下にいるのに匂いがないから、屋内に居ると思う」
「そう、ならまずは外の散策かしら。指定武具を見つけないといけないものね」
「いや、指定武具が外にある可能性は低いだろう。」
「あら、どうしてそんなことが言えるのかしら?」
「今、ガルドは契約によって傷つけられないだろ?だったらそこらに隠すよりも自分で守った方が確実だ。」
「つまり、ガルドと指定武具は同じ場所に有るって言うの?」
「ああ、おそらくそうだ」
「なら、ガルドを探さないと」
「もう見つけた」
3人は木の上にいる耀へと視線を向けた。耀は木から飛び降りると残骸が残る街路を指差して、
「やっぱり建物の中にいる。影が見えただけだけど、視認できた」
「おお、猛禽類かなんかのお友達か?」
「うん」
3人は耀の引率のもと、本拠地に向かった。
============
「見て、館まで飲み込まれているわよ」
フォレス・ガロの本拠に着くと、虎の紋様を施された扉は無残に取り払われ、窓ガラスは砕かれている。
豪奢な外観も蔦によって蝕まれ、塗装もろとも剥ぎ取られていた。
「ガルドは2階にいた。入っても大丈夫」
耀の言葉に従って入ってみたが、外も酷ければ中も同様の有様だった。
贅を尽くして作られただろう家具は打倒され、散在していた。ここまで来ると皆この舞台に疑問を持ち始める。
「この舞台ガルドが作ったのか?」
「……わかりません。主催者側の人間はガルドだけでしょうが、舞台を作るための代理はたのめますから」
「代理を頼むにしても罠のひとつもなかったわよ?」
「森は虎のテリトリー。有利な舞台を用意したのは奇襲のため……でもなかった。それが理由なら本拠に隠れる意味がない」
「ここまで自分の屋敷を壊す理由もわかんねえし」
「とりあえず、なるべく気づかれないように武具を探しましょう。ヒントぐらいはこの階にあるかもしれないし」
「だな」
「うん」
「はい」
そう言って辺りを散策したが、結局何も出てこなかった。
「あとは2階ね。上にあがるけど、ジン君。貴方はここで待っていなさい」
「ど、どうしてですか? 僕だってギフトを持ってます。足手纏いには──」
「そうじゃないわ。上で何がおこるかわからないからよ。だから二手に別れて私達はゲームクリアのヒントを探してくる。あなたにはこの退路を守ってほしいの」
飛鳥の言葉にも一理があるのがわかるからか、不満の色を浮かべながらもジンは渋々階下で待つことになった。
レージ、飛鳥、耀の3人は正面の階段を物音立てずに進み、上った先にあった最後の扉の前で止まる。
「耀。この奥にガルドは居るか?」
「うん。間違いない」
「じゃあ、一気に突っ込むぞ」
「ええ」
「うん」
「いくぞッ!」
バンッ!っと中に入った3人の目に入ったのは、
「──────………GEEEEEYAAaaaaaaa!!」
言葉を失い、禍々しい姿をした白い虎の怪物が、白銀の十字剣を背に守って立ちふさがっていた。
「おわっ!」
部屋に入った瞬間に突進してきたガルドを3人は避ける。
「チッ!マジの虎かよ!」
ガルドは突進した勢いのままレージに向かっていく。
「って何で俺だけ!?」
「
飛鳥がギフトの力によって止めようとしたが、ガルドは一瞬動きを止めるものの飛鳥の言葉による力を振り切った。
その様子を見ていたジンが変わり果てたガルドの姿を見て彼に何が起こったのか理解した。
「鬼、しかも吸血種! やっぱり彼女が──」
「つべこべ言わず、逃げるのよ!」
「え、待ってください! 僕だって──」
「いいから、
飛鳥の命令にジンの意識が途切れた。
「……一気に逃げます」
「え?」
ジンは一瞬で飛鳥を抱きかかえ、普段から想像もできないほどの脚力で館から逃げ出していく。
「ちょ、ちょっと! 私とじゃなくて、ジン君ひとりで──ちょっとおぉぉぉぉ!!」
飛鳥もジンの取った行動が予想外だったのか、悲鳴に近い声が徐々に遠ざかっていった。
ガルドは部屋から出られないのか、飛鳥とジンを見送るだけで追いかけようとしたが、2人が扉を出たところで動きを止め、レージたちに襲い掛かってきた。
「GURRRRAAAAA!!」
ガルドが咆哮を上げ、またしてもレージに向かっていく。
「ってだから何で俺ばっかなんだよ!」
「レージ、頑張れー」
「余裕だな!おい!」
「大丈夫。剣はもうとった」
「ああ、そうですか」
こんな気の抜けた会話をしながらもレージはガルドの攻撃を避け続けている。
「GUAAAAA!!」
「耀!」
耀が剣をとったからなのかガルドは急に耀に向かっていった。
耀は手に取った剣を握ってガルドと向き合った。
「耀!危ねえ!」
耀が剣を振るうがガルドはそれを軽やかに避け、耀に向かって爪を振るう。
「チィ!」
レージはそれを見た瞬間に目にも止まらぬ速さで飛び出し、ガルドと耀お間に体を滑り込ませる。
「ガッ!」
ガルドの爪はレージの左肩から右脇腹にかけてを裂いた。
「……レージ?」
ガルドにやられるのを、覚悟していた耀は目の前で起きた事に対して一瞬惚ける。
「オ……ラァ!」
ドガァ!という音と共にレージの目の前の床が爆ぜる。ガルドはその音に驚き、後ろに跳ぶ。
「レージ!」
「耀、大丈夫か」
「私は大丈夫。それよりレージが!」
「かすり傷だ。すぐ治る。それより一旦ここを出るぞ」
「レージは逃げて」
耀は剣を持ってガルドの方へ行こうとする。
「何言ってんだ。さっさと逃げんぞ」
「ここに私が残る。その間にレージは逃げて」
「勝てんのか?」
「………」
「無理なら逃げろ」
「……いや。レージは私のせいで怪我をしてる。だから私が時間を稼ぐ」
「これはお前のせいじゃねえ。俺の不注意だ。」
耀が振り向いて叫ぶ。
「私のせいだよ!私が油断していたから──」
「後ろだ!」
「え?」
「GAAAAAAAA!!」
レージの声に反応して耀が振り向くとガルドが再び突撃してきた。
レージの方を向いていて一瞬注意が逸れてしまった耀はガルドの突撃に反応が遅れてしまった。
反応が遅れてしまった耀はなんとか攻撃を防ごうと防御体勢に入るが、あの腕で、あの速さで振り抜かれればいくら動物並に頑丈な耀でもタダでは済まされないだろう。
それでも時間稼ぎくらいはと覚悟を決めた時だった。耀の目の前にレージが庇う様に立ち、ガルドを受け止めようと構えた。
しかし、レージは衝撃を受け止めきれず、耀を巻き込まないように体を無理矢理捻って耀の横を通り過ぎる様にガルドと共に後ろにとんでいった。
いやー短いですね。すいませんorz
次回でガルド篇終了だと思います。
最後にちょっとオマケ…
◆◇NGシーンその①◇◆
飛鳥たちが門をくぐると扉が閉じ、周りの草木が門を覆い隠してしまった。
レ「おいちょっと待て。何かおかしいと思わないか?」
飛「いえ?特に何も無いけれど……」
黒「Yes。今の所は何も……」
レ「俺がまだ入ってねえんだよ!!何?俺はこのゲームをするなってか?ふざけんな!勝手にしまってんじゃねえよ!」
飛「あら、本当ね。じゃあレージ君はそこで待っておきなさい?私たちでゲームをクリアしてあげるわ」
耀「レージドンマイ」
十「ヤハハ!相変わらずどんくせぇなレージ」
黒「あ、あり得ないのです。け、契約書類に名前が有るのには、入れないなんて……プッ!す、すいません……プッ!」
レ「チクショー!」
◆◇NGシーンその②◇◆
飛「いいから、
飛鳥の命令にジンの意識が途切れた。
ジ「……一気に逃げます」
レ「え?」
ジンは一瞬でレージの襟を掴み、普段から想像もできないほどの脚力で館から逃げ出していく。
飛・耀「「え?」」
レ「ちょっと待って!何で俺!?そこは絶対飛鳥だろ!いや、ちょっまっ──」
飛・耀「「え??」」
◆◇NGシーンその③◇◆
耀は手に取った剣を握ってガルドと向き合った。
「耀!危ねえ!」
耀が剣を振るうがガルドはそれを軽やかに避け、耀に向かって爪を振るう。
「チィ!」
レージはそれを見た瞬間に目にも止まらぬ速さで飛び出し──
そのまま壁を突き破って飛んで行った。
耀・ガ「「……………」」
レ「ギャアアアアアァァァァ!!」
飛「あら?今、ガルドの屋敷から何かが飛んで行ったような……」
いやーちょっとやってみたかったんですよねーこういうの。次回からもやるのかどうかは皆さん次第!
次回からもやっていいと思う人もいらないいらないこんな下手くそなもんっていう人もドンドン言って下さい。それによって次回からもやるかどうかを決めたいと思います。
勿論感想、批評なども待ってます。
それではまた次回で会いましょう♪