恋姫†無双/外伝 ~天の子~   作:でるもんてくえすと

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結婚とは、芽生えとは、

夏が過ぎ、冬を迎え、雪がちらつく寒空の下懸命に槍を振るう少女の姿があった。

冬に一度帰省した一刀の姿にときめきを覚えて束の間、ある出来事が起こったことで、以来少女はモヤモヤした気分を晴らすことが出来ずにいた。

 

「わっちと勝負せい!!」

 

一刀が帰省中、突然遊びに来た閻行が一刀に試合を申し込んだ。きっと一刀の鍛錬しているのを見て我慢が出来なくなったのだろう。そして、一刀は自身がまだ一度も勝てていない閻行を破ってしまった。

私塾では武術の授業もあると聞いていたが、間違いなく彼は凄い速さで成長している。良い競い相手も居るのだろうと翠は推測した。さもありなん、兵学科との合同授業では毎度あの夏侯惇に挑まれているのだから。性格に似合わず攻撃一辺倒なところは相変わらずだったが、それがかえって飛び道具主体の閻行と相性が良かったのかもしれない。とにかく何かをする隙すら与えないほど接近、攻撃を繰り返しあの閻行を圧倒する。

 

「馬鹿の考えや住むに似たり、よ。」

 

師である韓遂の言葉が翠の脳裏に浮かんだ。速さで攪乱しよう、相手の隙を探ろうなどと考えては惨敗を繰り返していた自身を恥じた。彼のようにただ真っ直ぐに、自分の体躯を信じて戦えば道は開けると分かったから。

すぐ横では付き添いで来ていた韓遂や成公英まで感心したように一刀の立ち合いを見ている。特に努力家の成公英からしてみればさぞ眩しく映っただろう。その剣は基本に忠実、そして剛毅。才の上に奢らず一つ一つ積み重ねてきたまさに理想の姿だ。

何度やろうとも、閻行は一刀に勝つことはなかった。しかしモヤモヤの原因はこれではない。戦績こそ互角だが自身よりも一刀の方が強いのはわかっていたから、むしろ彼が勝ったことは誇らしい。問題はこの後。

仰向けに大の字になって荒い呼吸を繰り返す閻行は起き上がると、キラキラした目で一刀を見た。それこそずっと欲しがっていた玩具を目の前にしたような表情で、一刀に詰め寄る。

 

「ヌシ!!わっちと結婚しろ!!」

 

翠は自身の頭が真っ白になるのを感じた。

 

「結婚って男の子と女の子が仲良くなることだよね?」

「そうじゃ!!」

「ごめんね…僕、母さんとしか結婚しちゃいけないんだって。」

「なんじゃと?!」

 

驚いたのは閻行だけではない。韓遂もまた大口を開けていた。

一刀は以前、借り物競争で旦那様という札をひいた孫権に連れられたことがある。旦那とは自身の父のような人、という言葉の意味は知っていたからこそ結婚という連想は出来たが、そもそも結婚とはどういう事なのかを彼は知らない。だから宿で両親に尋ねたのだ。すると…

 

「け、けけけ、結婚?!そ、そんなのまだ早いわ!私が生きてるうちは絶対ダメよ!!」

「いや、いくら何でもそれはどうなんだ?」

「…いい、一刀?結婚はね、好き合う男女がもっと仲良くなることなの。そして…お母さんがするものなの。」

「そうなの?」

「言葉の意味は絶妙に間違ってないが情操教育ほんとにそれでいいのか?!」

「良いんだもん!!…ねぇ、一刀はお母さんと結婚したくない?」

「ううん、結婚したい!」

「キターーーーーーーーーーーーー!!

お母さん的息子に言ってもらいたい台詞第一位の“お母さんと結婚したい”キターーーーーーーー!!」

 

そんなこんなで、完全に間違った情操教育を施された一刀は偏った知識を植え付けられていたのだ。縁側に座って一刀の試合を観戦していた夕陽を、韓遂が睨む。夕陽は気まずそうに眼をそらすと下手な口笛を吹いて誤魔化していた。

 

「董白くん、結婚というのはね、好き合う男女があなたのお父様とお母様のようになることなのよ。」

「そうなんですか?」

「ええ。子供を授かって家庭を築くという大切な行いなの。」

 

口を挟もうとした夕陽を睨みつけて黙らせ、本来の意味を教える韓遂。

 

「子供ってどうやって授かるの?」

「あ…えっと、そ、それは…」

「気持ちいいってことだけを考えて天井のシミを数えていたらコウノトリが運んでくるって友達(李儒)は言っていたけど本当?」

「…あなた、付き合う友達は選びなさい。あと、良い子なのはわかるけどお母さんの言葉を鵜呑みにしちゃだめ。」

 

涙目で一刀を抱きしめ、これ以上余計な知識は与えないでと懇願する夕陽を無視して続ける韓遂。愛情深いのは良いことだが、行き過ぎは立派な虐待だと。

 

「そっか…そういえば私塾に通ってる孫権さんっていう女の子も、僕と結婚してくれるんだって!」

「なんじゃい、わっち以外に目を付けた奴がおるのか。じゃが一番槍は譲らんぞ!」

「お母さんだって譲らないんだから!!」

「あなたは黙っていなさい!!」

「はい…」

 

この世界では息子を溺愛し過ぎる母というのは珍しくもないが、このままではあまりにも教育に悪すぎると韓遂は毅然とした態度を取った。しかし一連のやり取りで最もショックを受けていたのは間違いなく翠だろう。まずもって目の前で一刀が結婚を迫られている光景も衝撃的だったが、他にもいたというのは翠の体から魂を離脱させるに足る出来事だった。

 

「お姉さま!ほぼ逝きかけてる場合じゃないって!」

「…はっ!すまん、なんか悪い夢を見ていたみたいだ。一刀が誰かと結婚して子宝に恵まれているなんてそんなこと…」

「それ現実になりそうなの!だからグズグズしないで気持ちを伝えなきゃって言ってたのに…私だって順番守って待ってるんだからね!」

「うぅ…」

 

このままでは一刀を取られてしまうかもしれないと本気で思えたのはこの時が初めてだった。なんだかんだとずっと一緒に居られると、そしてゆくゆくは…そんな甘い考えを目の前の現実は容易く破壊する。目の前では「ガルルルル…!」と夕陽と閻行が睨み合っており、一刀をよじ登った月がその頭を抱えて「へぅ!!」と徹底抗戦の構えだ。詠もまた脚にしがみついて「ボクの…!」と睨んでいる。

こんなことがあってからというもの、翠の胸には曇りがかってしまっていた。いつだって気持ちを伝えなきゃと思っていても、怖くてその一歩を踏み出せない。関係が壊れてしまうんじゃないか、自分のことはただの友達と断られるのではないか、良くない考えが頭に浮かんでは伝えたい言葉が口から出ることはなかった。

こうして今日もただ黙々と槍を振る。胸に立ち込めた雲を払うために。女として劣っていても、せめて武では閻行や彼を見染めた人間に負けないために。

 

 

 

年が明けてまだ厳しい寒さが残る水鏡の街。

張郃の手助けを得て李儒の隙をつき、ようやくこぎつけた逢引を前に、孫権はソワソワしながら女子寮の前で一刀が来るのを待っていた。

 

「今日こそちゃんと…!というか今日を逃したらもう機はないわ。絶対決めるのよ私!」

 

そうまでして約束を取り付けたのには理由があった。もはや自分の気持ちは疑いようがない。間違いなく彼が好きだと言える。誤魔化しきれない胸の高鳴り、気付くと目で追っている自分がいた。そして止まない空想…それは多少不適切なことまで。

 

「昨日の夜あんなに練習したんだから…!」

 

あとは彼の気持ち次第だ。結婚についても肯定的?だったところを見ると、脈はある…と思う。だからこそハッキリさせなくては。折角の機会を棒に振りたくはない。

そんなことを考えながら、しきりに髪を気にしたり服装チェックに余念がない様子は見ていてほほえましい光景だった。

 

「蓮華ったら乙女な顔しちゃって…我が妹ながら可愛いわね~!」

「…放っておいて差し上げたらどうだ?蓮華様とて見られたくはないだろう。」

「あらいいじゃない。こういうのは全力で冷やかすのが孫家の作法なのよ。」

「どうして翆玲先生まで…」

「硬いこと言いっこなしよ♪」

「あ、董白くん来たみたいだよ!」

 

こっそりのぞく孫家所縁の面々が、遠くから小走りで近付く一刀の様子を見つけ物陰に隠れる。孫権も一刀を見つけると、パッと笑顔が華やいだ。

 

「ごめん、待たせちゃったかな?」

「い、いいえ、私も今来たところよ。」

 

真っ赤な嘘。本当は小一時間はこうして待ち惚けていた。「じゃあ行こう!」と一刀が何食わぬ様子で手を握ると…

 

「へあ?!」

「大変!手が冷たくなっちゃってる!」

「え、あ、て、ててて、手ぇ…!」

 

この寒空の下にずっと立っていたのだから当たり前だが、その手は完全に冷え切っていた。本当は随分待たせてしまったのかもと一刀は慌てていたが、孫権は全く別の意味で慌てる。まさかいきなり手を握られるなんて思ってもみなかったのだ。もちろん、昨晩から夢想していた計画では帰り際に雰囲気を作ってどうにかこうにか手をつなごうと考えていたが、出会いがしらの僥倖に思考が追い付かなかった。一刀としてははぐれないようにという育ちを感じる行為なのだが、乙女的には痛恨の一撃だ。

 

「~~~~~!!」

 

顔が綻んでいるどころではない。乙女的にアウトなまでに蕩けきった顔を見せまいと明後日の方向を向きながらも、空いた手を握り締めてガッツポーズ。

 

「…あれ?もうあったかくなってきた。」

 

頭からぷすぷすと蒸気が出ているのだから暖かいにきまっている。

 

「きゃー!手をつないだわ!蓮華ったらあんなに真っ赤に!」

「ちょっと雪蓮、聞こえちゃうって!」

「ごめんごめん、なんだか私までドキドキしてきちゃって…!」

「気持ちは分かるけどねん!」

「…やれやれ。」

 

物陰から手をつないで歩く二人の様子を見つめる野次馬たちだったが、通りの反対側の物陰には別の集団が居た。“董白くんを見守る会”の役員とその他一名だ。

 

「全く…李儒さん!あなたが付いていながらこの状況はなんですの?失態ですわよ!」

「返す言葉もありません…」

「それから…そこの一年生!さっきからちょっとうるさいですわ!」

「許さない許さない許さない…!私の…を見ておきながら他の女と仲良くするなんて…許さない許さない許さない…!」

 

荀彧は例の一件で得た恨みがなんだかおかしな方向に向いてしまっているようだ。先ほどから「責任」という言葉を挟みながら許さないと連呼していた。

そんな人間たちの存在を知る由もなく、二人は露店街へと入っていく。ここは人形劇の屋台が出ていたり、食べ歩きするにはうってつけの食べ物や二人飲みのジュースなどが売っていて、逢引を楽しむ生徒たちがよく訪れる所謂デートスポットだ。二人も例にもれず、そんな街の様子を楽しんでいるようだ。

 

「さっきの劇面白かった~!」

「ふふっ、そうね!」

 

出し物を見ては笑い合い、

 

「お願い、め、目を瞑ってて…!」

 

一つの容器に二本刺さったストローに孫権が照れてなかなか口にできなかったり、

 

「ん~…こんなの似合うかしら…」

「わあ!すごくかわいいよ!」

「店員さんコレください!!!」

 

服屋に入れば試着した服を褒められて即購入を決めたりと楽しそうな逢引が続く。

 

「…なるほど、董白さんはあのような服装が好みと。李儒さん、きちんと書き留めましたわね?」

「はい、会長!」

「許さない許さない許さない…!」

 

因みに、水鏡塾ではこちらの世界で言うところの所謂アルバイトが認められている。家が裕福な生徒が多いため従事している人は少なく、一刀も裕福な家庭であることは違いないのだが家に負担を駆けたくないと何肉本舗水鏡店で時折店先に立ったりして駄賃を稼いでいた。そこにいる二人の姉妹も油断ならないと袁紹は会員たちに警戒を呼び掛けている。

 

「ってあの二人どちらに行かれますの?!だってそちらは…!」

 

いつの間にか二人は露天街を通り抜け、宿場通り…所謂ラブホ街にたどり着いていた。無論、孫権としてはこんなところに来る予定はなかった。なんとなく歩いていたら辿り着いてしまっただけだ。稀によくある逢引あるあるだが、まさか自分がこんなお約束をするなんて思ってもみなかった。

 

「わ~、宿屋さんがいっぱいだね!…ご休憩って何のことだろう?一休みさせてくれるのかな?」

「し、知らない!」

「孫権さんも疲れたら言ってね?あそこで休憩できるみたいだから!」

「良いの?!…じゃなくて!その…い、行かない。」

 

真っ赤になって「だってまだ…」と呟く孫権は足早に通り抜けようとするが、一刀は物珍しいのかキョロキョロと見回している。

 

「あ、おもちゃ屋さんだって!あそこ見てみる?」

 

指をさすそこには確かにおもちゃ屋があった。ただし、“そういう”おもちゃ屋だ。ごてごてした張り型が店先に並ぶのを見て、孫権は手を強く引っ張って速度を速める。

 

「ちょ、ど、どうしたの?」

「…わ、私たちにはまだ早いから!」

 

言っている意味が分からないようで、一刀は首をひねった。

 

「あ~、あそこね。品揃え良いのよ~?」

「そうなんだ!…ねぇ冥琳~♪」

「駄目だ。」

「ちぇ、ケチ。」

 

 

「あぁぁ~…破廉恥ですわ…破廉恥ですわ…!ワタクシを差し置いてこんなところに董白さまを連れ込んで…!」

「「許さない許さない許さない…!」」

「ちょっと一人増えてますのよ?!」

 

このような不慮の事態もあったが、逢引は終始とても楽しいものだった。

夕暮れが二人の影を伸ばす寮への帰り道。もちろん、手はつないだままだ。もうこの頃になると孫権も照れより状況を噛みしめるように手を絡めていた。

取り留めのない会話をしながら、孫権はまだ着かないでと祈る。しかし残酷にも女子寮はもう目と鼻の先だ。

 

「今日は楽しかったね!」

 

彼女は返事を返せない。楽しかった、なんて言ってしまっては、もうその時間は終わりを告げるようで嫌だった。だからこれはせめてもの抵抗。急に立ち止まってしまった孫権を不思議そうに見つめる一刀。その口が何かを言っているようだが耳に入ってこなかった。

これを逃すと彼と二人きりになる機会は当分来ない。またあの悶々とした日々が訪れる。心の中では何度だって好きって言えた。練習もしてきた。だから大丈夫、ちゃんと伝えられる。

 

(好き…好き…好き…よし、いける!)

 

しかし、体というのは時に思考を凌駕する。

孫権はかかとを浮かせ、彼との距離を無くしていた。思いを募らせ過ぎて孫権の体は気持ちを通り越してしまったのだ。

物陰から声にならない悲鳴が響くが、二人の世界には届いていなかった。一刀はレンに舐められたり齧られたりしていたが、なんとなく、これはそれとは違うものだと認識した。初めて味わう種類の胸の高鳴り。頬に感じる不思議な感触。

 

「そ、孫権さん?」

「…ハッ!わ、私ったら何を…!ご、ごめんなさい!」

 

我に返ってバッと離れる。無意識にしてしまった頬への口づけに、相手の反応を見るのが怖くてギュッと目を瞑り立ちすくむ。体は小刻みに震えているようだ。

 

(さ、最低よ私…気持ちも確かめ合ってないのにこんなこと…)

 

いくら気の優しい彼と言えど、気分を害したに違いない。いきなりこんなことされたんじゃ嫌われたって文句は言えない最低な行動だ。せっかく楽しい逢引だったのに…いや、楽しい逢引だったからこそ舞い上がってしまったのだろう。取り返しのつかない事態に涙がこぼれそうになった。

 

「その…ありがとう。」

 

しかし孫権は信じられない言葉を聞いた。どうしてお礼なんかと驚きに目をひらいて彼を見ると、これまで見たことが無いくらい真っ赤な顔をした彼がそこに居た。目が右へ左へさまよい、視線が定まらないようだ。ひょっとして彼は照れているのだろうか。

 

「よくわからないんだけど…えっと、ありがとうって言いたくなって…あの、だから、その…ってわわっ!て、手つないだままだったね!ごめん!」

 

後半早口でまくしたてるようにそう言うと、慌てて手を離し後ろを向いてしまう一刀。

 

「じゃ、じゃあ僕行くから!えっと…あ、明日また教室で!じゃあね!」

 

そうして全速で駆けていく一刀を見て、孫権は胸に手を置いた。そしてその手を握り締めると、天高く突き上げる。渾身のガッツポーズだ。

 

「あ、あ、ありがとうってことは嫌じゃなかったってことよね?!それにあんな風に照れたりして…!」

 

まさかの逆転劇。あの反応は完全に是だった。

女子寮の前で一人舞い上がる孫権だったが、そこへ予期せぬ客人が来襲した。ずっと影から見守っていた孫家所縁の面々だ。

 

「見たわよ見たわよ~!やったじゃない蓮華!」

「お、お姉さま?!それにみんなも…!み、見てたの?!」

「おめでとうございます、蓮華様。これで孫家も安泰ですね。」

「お、お姉さんから見たらちゅ、ちゅーなんて珍しくもないけど…これで董白くんもメロメロだね!」

 

メロメロかどうかはわからないが彼女に手応えはあった。口づけを嫌がらなかったのならそれは脈があるという事…即ち、勝利への第一歩に他ならない。あの反応を思い出すだけでにやけ顔が治まらないようだ。覗いていたことを怒ってみても、語尾がだらしなく伸びてしまう。このままではいけないと逃げるように寮の自室へと飛び込み、枕に顔を突っ伏す。

 

「やっちゃった~!やっちゃった~!!」

 

足をバタつかせながら喜びを爆発させた。

ところ変わって男子寮では、同じように枕に顔を突っ伏した一刀が居た。李儒は緊急会議とやらで出払っているため、ひとり今も頬に残る感触と胸の鼓動にどうしたらいいか分からないようで帰ってきてからずっとその調子だった。あの時の彼女の様子を思い出しただけで顔から火が出るようで、味わったことのない動悸が止まない。その後も、夕食がのどを通らず、宿題すら手につかない。廊下でハリネズミになっていた牛輔にも気が付かない有様だった。

そしてこれが、一刀が女子を意識するようになった最初のきっかけとなる。余談だが、それ以来翠らはもちろん母や妹ともお風呂を一緒にしなくなったらしい。ある日お風呂で玄の背中を流しながら何かを相談したようなのだが、それは男同士の秘密だ。




今回もお付き合いくださりありがとうございます!二話に分かれていた予定の物を一つにまとめた結果、少し長くなってしまいました…。私塾のみんなもお年頃ですね。
さて、次回は袁紹が卒業し一刀たちも四年生になります。そろそろ私塾パートも終わりに近付いてきました。後々、回想的に挟む予定ですが、ひとまずはあと2、3話くらいで終わるかと。その後はとあるイベントを経て既存ルートに入ります。少しぶっとんだお話になりますが、あらすじの「星を捕まえた少年の不思議なお話」として楽しんでいただけたらと思います。
それでは皆さんのご感想お待ちしております!

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