機械の駆動音が響く部屋にウェルの声が響く。
「どういうことだ?どうすればこのようになる?フォニックゲインのようなエネルギーを超高圧縮した肉体?いや、これは本当に肉体なのか?勾玉が核になってエネルギーを纏っている?」
シンはあちこちに電極やバイザーや計測器などの器具をウェルに付けられている、ウェルはやはり人修羅は生物ではない聖遺物だと、さらに先程暴走した完全聖遺物ネフィリムのようにはいかない。
人の形をしているのだが、それはガワだけで中身は超高密度のフォニックゲインに似たエネルギー体、それが人修羅の全てだ、禍魂が無ければ人の形すら保てず人魂の様なエネルギー体に成り下がりかねない。
ウェルは調査が終わったのか、シンに付いている器具を外して行った。
「いやぁ、協力ありがとうございます」
ウェルはにこやかな顔をさせてシンに話しかけてきた。
「対価」
シンは知ったことかという様に言葉を短くウェルに対価を要求した。
「貴方とはあまり話しが通じそうにないのが残念ですねぇ。ですがまぁ構いません、ではどんな情報をお望みで?」
「世界のこと」
「これはまた、曖昧で何を知りたいのかわからない質問ですね、もう少し具体的でマシな質問をお願いできます?」
シンは、この世界の事をこの世界の住人に聞いても何処が違うのかはわかりにくいのではないか?ならば、情報を得られる場所をを確保した方がいいのではないか?と考えた。
「報酬変更。情報を継続的に得られる場所がいい」
「普通なら許されないのですが構いません、しかし貴方次第ですが」
「条件は?」
「なに簡単ですよ、これからも継続的に貴方を研究させてくれればいいだけです」
「了承する。情報はどこで得られる」
「ああ、この施設にはデータベースがあるので、そちらを閲覧できるデバイスでも渡しましょう。如何ですか?勿論極秘データなどはは閲覧禁止ですが」
「ああ、それで構わない」
「交渉成立です、それでは暫くの間よろしくお願いします」
ウェルはシンに向かって手を伸ばした、どうやら握手の様だ。
「…コンゴトモヨロシク」
シンは特に気にせず手を取った。
「まぁ、後は話しながら歩きましょう、先程いた妖精の話もしたいので」
シンは今度は喋りすらしないで頷くだけで終わった。
一方ピクシーは避難所のような場所で避難している子供達を観察していた。
「全員暗い顔してるわねー、まぁ、あそこまでボロボロになってたらしょうがないのかなぁ?」
実際施設の子供たちは全員暗い顔をしている。施設の崩壊、慌しく行動する博士たち、厳しい環境に慣れていたとしてもかなり不安を感じている。
「それに人形なんかは転がってるけど、お菓子がない、接触しちゃおうかなぁー、でも勝手に話してたらシン怒っちゃうかもしれないし」
ピクシーは一人モンモンとしながら子供達を見物していた、ところにシンの言葉が聞こえた。
『ピクシー、交渉が終わった、来れそうか?』
『うん、シン大丈夫、お菓子はなかったけど、子供を見つけた』
『わかった』
『じゃあ、そっちに向かうね』
ピクシーは結構なスピードを出しながらシンの元へ飛んで行った。
「…べ、あれ、…デスカ!」
「きりちゃ…、落ち…て」
シンはウェルからここにいるようにと言われた個室のベッドに座ってピクシーの到着を待っていた。
「到着、お待たせ」
「おかえりピクシー」
ピクシーは壁の通風孔から出てきてシンの頭に乗った。
「一通り見てきたけど、機械と子供と白服と黒服くらいしかいなかった、お菓子見つかんなかった」
ピクシーは少々残念そうにシンに報告をした。
「そうか、暫くここにいることになった、対価がこれだ」
シンはウェルから受け取ったデバイスをピクシーにみせ起動させてある情報をピクシーに見せた。
「ノイズ?なにこれ、新しいアクマ?」
ピクシーが見たのは紫の色をした縦長い台形に足と触覚を付け身体中に丸い球体をくっ付けたブドウのようなアクマの様な存在だった。
「コレがこの世界の特徴の一つだ、更にシンフォギアという対抗手段があるらしい」
シンフォギアについて簡単なことしか書いていないページをピクシーに見せつつ、シンは聖遺物のページに飛ばしていく。
「面倒な世界だね、シン」
「あまり関わる気もないよ、ピクシー」
「関わってきたらどうすんのシン?」
「全て潰せばいい、全て纏めて」
「いつものように?」
「ああ、いつものように」
魔人であるシンは全てを潰しながら進んできた、敵も友もそして世界すら破壊した。
「そっか、…ねえシン、ベットもあるし一緒に寝よ」
「人の真似事か?まあ、偶にはいいか」
二つのアクマはベットに体を預け重なりそして眠りにつく人間の真似事をしてベッドで一つになるように。
文才が欲しい、描く時のテンションがめちゃくちゃだからムラができちゃう。
そしてアマラルートの人修羅強すぎるし多少は弱体化させたほうがいいのかなぁ?