僕はどうにも他人から勘違いされる。
小学生一年生の頃。
パンツを見るために、女の子がジャンプしたときにパンツが見えるのではとクラスメイトを誘って縄跳びをしていたら。先生から「体を動かす事をすすめて偉いと誉められた」
しかし、その先生が男だったので嬉しくない。なんで女の先生じゃなかったんだ。
中学生の頃
階段の吹き掃除をすればパンツを見れると思ってひたすら吹き掃除に励んだ。すると「横寺 陽人君。日頃から学校の建物の奉仕を忘れないうんぬんかんぬん」
校長先生に朝礼で褒められた。
同じ奉仕するなら女の子の方が100倍良かった。
僕は立派な人間ではない。
それをみんな分かってくれない。
いや、本当の僕は女の子のスカートの中とも外とも仲良くなりたいんだ。
だから色恋沙汰には厳しい鋼鉄の王が仕切っている部活などごめんだ。
女子部員とイチャイチャしたいんだーーーーーー。
放課後に重たい道具を運んでいる女子部員に手を差し伸べる僕。女子部員と一緒に道具を運びながら体育倉庫に行く。
そのまま良い雰囲気になって体育倉庫でチョメチョメとか。
体調を崩した女子部員を保健室まで運ぶ。
女子部員は礼を言ってくれる。すると女子部員から「ねぇ、横寺君、私とHな事をしてみない」と誘われて、そのまま保健室でチョメチョメ。
のような学園生活を送りたい。
部活動に青春を捧げる気など1ミクロンたりともない。
僕は自由に生きたいんだ。
じゃあ、何で部長になるのを断らなかったかって?
簡単だ。僕はつい建前で話してしまって大事な時に本音が言えないのだ。
そんな自分が情けない。
僕は後悔しながらトボトボ歩いていると親友二人が立っていた。
「おっす、色男。憎い扱い受けてるじゃねえか」
「死ね、このハーレム野郎」
ポンタは軽く挨拶を、一誠は血の涙を流しながら僕を殴ってきた。
「なにするんだ、一誠」
「うるさい。このハーレム野郎。聞いたぞ。お前、鋼鉄の王の跡を継ぐんだってな。陸上部には可愛い女の子がたくさんいるじゃねえか。どうせ部長権限で女子部員にあんな事やこんな事をするつもりなんだろ」
「そんな事出来るなら、コッチも悩んでないーーー。どうせ部長になれば鋼鉄の王の奴隷のようなものだぞ。権限は全て鋼鉄の王が持ってる。あの人のせいでこっちも困ってるんだからな」
「でも良いじゃねえか、お前はハーレムを築けて。俺は未だに彼女の一人もいないんだぞ」
一誠は泣きながら僕を殴ってきた。
僕も怒りながら殴り返した。
「お前らいい加減に落ち着け」
ポンタになだめられた。
ポンタ。僕の親友の一人で。
エロ→エロポンチ→エロポンタ→ポンタ
というようなエロの代名詞のあだ名を継承した強者。
一誠。僕の親友の一人であだ名はエロ一誠。
極度のおっぱいマニアでいつも煩悩に溢れている。
いつも剣道部の着替えを覗いているところを見つかっては竹刀で殴られている。
そんな愛すべき変態の友達だが、最近は部活の時間のせいで余り話せていなかった。
「それで、何で次期部長が不満なんだよ」
一誠が血の涙を吹いて話を始めた。
「だて、鋼鉄の王は大概だよ。そんなのは名前からも感じるでしょ。普通、女の子につけるなら鋼鉄の女王だよね」
「まぁ、そうだな」
「それがただの『王』だよ」
僕がそういうそう言うとポンタは分かったようだ。
「なるほどな。確かに女を捨てて自分の精進に専念しているのか、何かかっこいいな」
「迷惑なかっこよさだよ」
僕は大きなタメ息をついた。
「ところで二人に見てもらいたいものがあるんだが」
そう言うとポンタはパンパンに膨らんだカバンを開けた。
すると、その中には…………。
「これはルル姉の特性イラスト集じゃないか」
「おい、陽人。こっちは『ルル姉のポロリしかないコスプレ大会』もあるぞ」
ポンタは嬉しそうに言った。
「おうおう、他にもあるぞ」
「これは『みう先輩のふわふわH』じゃないか、確かポンタの秘蔵の品じゃ」
「おいおい、これは『みうが優しく し・て・あ・げ・る』じゃないか。激レア過ぎて手に入らないんじゃ」
どういう事だ。ポンタが秘蔵のコレクションを持ち出すなんて。
今日は雪でも降るんじゃないか?僕が疑問に思っていると一誠が先に聞いてくれた。
「おい、ポンタどうしてこれを?」
「実はな、俺はエロを卒業したんだ。だからこれをお前たちに譲ろうと思ってな」
「そっか、なら俺はドラゴンになる」
「じゃあ僕は巨人を駆逐するよ。」
「お前ら全然信じてないな」
当たり前だ。
ポンタは僕達と一緒に、自転車でどれくらいの速度を出せば風圧がおっぱいに近づけるかとか、どうすればバレずにパンツを見れるかを検証する。などエロの事について語り合ったのに。エロに興味がないだと……………。
「みう先輩の癒しの甘い声は?」
「ちっともこないな」
「ポンタ、ルル姉のおっぱいは?」
「何も感じないな」
「病気がポンタ。3人で3日3晩語り合った話じゃないか。それを何も感じないだって」
一誠もあまりの事に驚きを隠せないようだ。
「だから、俺はエロを卒業したんだ。だからお前たちにこれを譲ろるんだよ」
嘘だ。前に別のイラスト集に一滴汗を垂らしたら本気で殴ってきたじゃないか。
あの時のポンタの目は親の仇を見るように目が血走っていた。
でも本当に譲ってくれるのかも。
それでも相当な金額は取られそうだな。
そういえば腎臓って1つだけでも生活は出来たはずだ。
臓器っていくらぐらいで売れるのかな?
僕がそんな事を考えているとポンタは語り始めた。
「いいか、横寺・一誠。アフリカにはでは子供達が生活のために臓器を売っているんだぜ。同じ地球に住む人間としてこんな非道な事があってはいけないと思うんだ。アフリカに出来るなだけの金は小遣いからだした。しかし、それでも足りない。
どうか二人とも。このコレクションを二人で100円で買ってくれないか。100円あれば子供達が40リットルの水が飲めるようになるんだ。頼む!」
僕と一誠は絶句した。
すごく立派な事を言っているのは分かるんだ。でもそれをアフリカ大陸が巨乳娘に見えて興奮って言った男が言うと説得力を無くすんだが。
僕達は遥か空を見ていた。
明日、良い精神科医のいる病院を紹介しよう。
「どうしたんだポンタ!何があったんだ」
「実はな俺はエロを笑わない猫像に頼んで誰かに譲ったんだ」
「お前ら、笑わない猫像の話は知ってるか?」
「俺知ってるぞ。確か何かお供え物をするといらない物を必要とする人に上げれるんだよな」
「そうだ。実は俺は古典で解答用紙が消えて再テストになっちまったんだ」
「それよりも、ポンタ勉強してなかったような…………」
「うるさい。それで勉強しようと思ってみたが煩悩のせいで集中出来ない。ツンデレやヤンデレの属性のグラフを作る始末だ。だから俺は猫像に頼んで煩悩を必要な人に渡してもらったんだ」
「そっか、そんな事が………」
そう言いながら僕と一誠は財布から50円ずつだして、カバンに本やらビデオやらをきれいに半分に分けて積み込み始めた。
その間もポンタは楽しそうに話続けた。
「そして煩悩が消えると古典の勉強にも身が入ってな。ありをりはべりいまそかり。無事に再テストを切り抜けた訳だ。いやー、煩悩がないと気分もさわやかで世界が美しい」
「わーい、めでたしめでたし」
僕と一誠は自転車に乗って全速力でベダルをこいだ。
「おーい、お前ら礼くらいしっかりと言わせてくれよ。お前らありがとな」
ポンタが何か言っていたが関係ない。
やった。ポンタの奴め。一時期の気の迷いで大きな過ちをおかしたな。
このお宝グッズは僕達のものだ。もう絶対に返さないぞ。
僕は強く思った。
『横寺陽人と筒隠子猫の雑談』
「今回で第二話ですね」
「そうだね。子猫ちゃん」
「なんで、私の出番はないんですか?」
「えっ………と、それは…………」
「あと、明らかに関係の無い話の女の人の名前は出てましたね。ヒロインの名前は出さないのに」
「えっとね。子猫ちゃん。怒ってる?」
「別に怒ってません。ただ私を差し置いて話に出てきた。二人が知りたいだけです」
作者のせいで偉いとばちりだな。
「よし、子猫ちゃんに分かりやすく。ルル姉とみう先輩について説明するよ」
「まず最初はルル姉。これはダカーポⅢに出てくるキャラクターで作者が大好きなヒロインの一人だよ。けしからん過ぎるナイスバディと癒しの声が特徴だよ」
「ふむふむ」
「ちなみに、作者は大好き過ぎて。アニメの二話で『脱いで』と言ったルル姉のセリフの時に自分も服を脱いだことは秘密だよ」
「秘密になってない気がしますが……。それよりも次はみう先輩ですね」
「そうだね。みう先輩はましろ色シンフォニーに出てくるキャラクターだよ。そのかわいさから作者が死にそうになったらしいよ。ちなみに作者はみう先輩が飼っているぱんにゃっていう生き物になっておっぱいをふみふみしたいって言ってたよ。なんでも作者の1日の終わりはゲームのみう先輩に罵られて終わるんだって」
「……………、なるほど作者さんも変態さんなんですね。」
「子猫ちゃん。指をコキコキ鳴らしながらどこに行く気かな?止めなよ暴力反対だよ」
「うるさいです。止めないでください」
そのあと、僕は子猫ちゃんに吹き飛ばされて。
作者も吹き飛ばされたらしい。