すみません、小猫様。
そして、小猫のファンの方。
「じゃあな、変態王子」
放課後になっていた。僕はとても憂鬱だった。
僕は散々ひどい事を言われたからだ。
あぁは成りたくないだとか、見ないで汚れるとか。
すごいな一誠は、いつも覗きをして見つかって罵倒されているのに全然へこたれないなんて、僕はあと何日持つだろう。
このままだと引きこもりになりそう。
一誠やポンタに相談したら自業自得だと言われた。
悲しすぎる。これでは立ち直れないかも………、
よし、こんな時は…………、
「よし、帰ってポロリだかりの水着大会の取り貯めていたやつでも見てやる。あと、ルル姉の教えてあ・げ・るも見ないとな。見るぞ、おっぱい」
「なるほど、聞きしに勝る変態さんですね」
いきなり、座敷わらしのように声が聞こえてきた。
ふと、声の方を見るときれいな白髪の女の子が立っていた。
その子はまるで小猫のようだった。
「えっと………君は誰?」
「そうですか、忘れてしまいましたか、いいですよ、思い出させますから」
彼女はそう言うと、僕の制服のネクタイを引っ張った。
あれ?この子力が強くないか!
僕は引き倒された、
その下には女の子がいた。まるで僕が彼女を、押し倒したようになっていた。
マズイ。こんな所を誰かに見られたら僕はまた良からね噂をたてられてしまう。
待てよ、こんな事最近にあった気がするんだが、
そんな僕の思考は口に出ていたようだ。
「そうですか、またですか。本当に先輩は完全に完璧に全壁に変態なのですね」
僕はそんな罵倒をされつつ、微妙に触れている彼女の体を楽しんだ。
だって、女の子の肌に触れられているんだもの。
あれ、この触り心地は……………!
「君は一本杉の丘の…………」
「そうです、やっと思い出しましたか」
なんだ、彼女か。
何だか昨日とは印象が変わっていたから気がつかなかった。
「やっと、分かりましたか。では恥ずかしいので、どいてください。」
「えっ、もうちょっとだけ女の子の肌の感触を楽しんじゃだめかな?」
「今すぐここで大声をあげますよ。それでもいいなら構いませんが」
捕まりたくはないので離れました。
くそ、もっと考えるふりをして体に触っていればよかった。
「全部、口にでてますよ」
「しまった、でもこれは誉め言葉みたいなものでね」
「裁判沙汰の多そうな人ですね。私訴えてもいいですか?」
「やめてくれると助かるな」
どうしょう、僕は今、牢屋の中で師匠、オスカー・ワイルドの言ったセリフを言う姿しか浮かんでこない。
「冗談ですよ。でも、本当に建前を失って苦労しているのですね。実は私も表情を奪われてくろうしているのです」
そのあと、僕は彼女からから事情を聞かされた。
そして、とりあえず原因であろう猫像の所に二人で行った。
彼女から聞いた話によると、
彼女は筒隠 小猫という名前らしい。
小猫か、彼女にぴったりの名前だな。
そんな彼女は表情がコロコロ変わる子供ぽい所を直したくて猫像に少しだけ顔に出なくなるように祈ったらしい。
すると、表情の変化と声の抑揚が出来なくなったらしい。
しかし、女の子は喜怒哀楽がはっきりしているほうがカワイイと思う。しかも、こんなにカワイイ子のがだ。
おのれ、猫像め。
この借りは倍返しだ。
さてと、これを言うためにさっきまで話していたのだけど。
そんな事を考えているうちに猫像の前についだが、猫像は驚くべき変化を遂げていた。
体は一周り大きくなっていて、それに名前の『笑わない猫像』を裏切るかのごとく笑っていた。
これはどういう事だ!
「もしかしたら、私の肉まんと表情を猫像に取られたのかもしれません」
小猫ちゃんは淡々と言った。
あぁ~、なるほど。確かに猫像に奪われたのか!って納得できるか!
「でも、そんな非現実的な事が起きるかな?」
「でも、実際に起きてますよ。それともなんですか、先輩はいつでも変態な事を言うディープな変態さんだったのですか」
小猫ちゃんに言われて反論が出来なかった。
何だか、小猫ちゃんの今の氷のような冷たい表情とクールな声は僕の心にグサグサ刺さるな。
「でも、それが本当なら先輩はこれから一生、卑猥な事をいい続ける事になりますよ」
なんだって!それは大変だ。そんな事になったら僕は破滅する。
「仕方ありませんね、先輩の建前と私の本音を取り戻すために協力しませんか」
僕は小猫ちゃんの提案に喜んで乗った。
「では、先輩。早速ですが何か案はありますか?」
小猫ちゃんに聞かれたが僕はまったく思い付かなかった。
どうやったら彼女を笑わせられるか……………。
待てよ、物理的に攻めればいいんじゃないのかな!
「小猫ちゃん。良い手を思い付いたから、ばんさいしてくれるかな?」
「いいですけど、何か嫌な予感がします」
「大丈夫、大丈夫信用して」
小猫ちゃんは渋々両手をあげた。今だ。
僕は全速力で小猫ちゃんの背後に回り小猫の体のいたるところをくすぐった。
「ホラホラ、笑え笑え」
僕は小猫ちゃんをくすぐった。
あれ、何だかイケない事をしている気分だ。
「なんだか、ゾクゾクしてきた。僕が本物の変態みたいだ」
「………変態みたいではなくて、変態です」
こしょこしょに耐えていた小猫は僕を振りほどいて全力で僕を殴った。
僕は空を飛んだ。
正確に言うと小猫ちゃんのパンチによって吹き飛ばされた。
僕の意識は飛びかかっていた。あばら骨の何本かが折れたように感じた。
「………小猫ちゃん。………怒ってる?」
僕は力を振り絞って声を出した。
「別に怒っていません。ただむしょうに先輩を殺したいだけです」
すごい怒っていた。マズイ、このままだと命の危険が迫っているな。
僕はそのあと、全力の土下座をして謝った。
そして、今度ミスタードーナツに行くことを条件に許しを得た。
今回の事で僕が得た教訓は『小猫ちゃんを怒らせると生死に関わるという事だ』
「おっす、横寺だせ」
「小猫だよ」
『予告編クイズ~』
「…………何で今回はこんな始まり方なんですか?」
「いや~、次回のキャラが出てくる話の予告の真似かな?」
「もしかして化物語ですか?」
「……………なんの事かな!」
「あぁ~、なるほどやっぱりですか。その反応で分かりました」
「すみません、小猫ちゃん。実は作者は化物語も好きでね」
「知ってますよ。作者のタイプの子ばかりですもんね」
「そうなんだよ、作者は羽川さんにキュンキュンしてるからね」
「そうですね。『羽川さんはカワイイ過ぎる。俺を悶え殺す気か!』って言ってましたから」
「作者は千石ちゃんが大変な事になっていて、今は真面目に心配し過ぎておかしくなりそうになってるんだって」
「作者は変態さんですね」
「まぁ、そこは否定出来ないけど、作者はそのせいで化物語のキャラクターを出しちゃうぐらいだけどね」
「それでは次回の予告をしましょうか」
「そうだね。では!」
『次回。まよいマイマイ。お楽しみに』