コードギアスR2 after story   作:アンサラ

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第14話

記念パレードまで、後1ヶ月となった頃、ブリタニア本国では、ゼロの姿をしたスザクと第100代皇帝ナナリー・ヴィ・ブリタニアがペンドラゴン跡地の端に来ていた。

 

「お久しぶりですね、お兄様…」

 

そこには、ルルーシュの小さな墓が建てられていた。

世間から悪逆皇帝や魔王と呼ばれ、人々から憎まれているルルーシュは、皇族としての墓を建てても荒らされるのが判っていた為、ゼロレクイエムの真実を知る者達だけで、こっそりと小さな墓を建てたのだ。

 

「お兄様が亡くなられてから、もうすぐ1年が経とうとしてます。世間はお兄様が亡くなられた日は[ゼロがお兄様から世界を取り戻した日]なんて呼ばれてますけど、ゼロレクイエムの真実を知っている者は[お兄様のおかげで世界が救われ、明日へと向かう事が出来た日]と、呼んでいます。…世界はまだ、たくさんの問題が残っていますが、それでも明日に向かって進んでいて、私は少しでも多くの問題を解決出来るよう頑張っていきます。ですからお兄様、空の向こうから私達の事を見守っててくださいね。……今までも、そしてこれからも愛しています、お兄様…」

 

その独白を聞いていたスザクは、ルルーシュが本当は生きていて、それを黙ってる事に心の中で、ごめん、ナナリー…。と、謝りつつも、彼はルルーシュ・ヴィ・ブリタニアとして生きる事はもうないので、これで良いと思っていた。

 

「ナナリー、そろそろ戻ろう」

「…わかりました」

 

そうして2人は、アリエス宮へと戻っていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「そういえば、C.C.さんは今、何をしていらっしゃるでしょうね?」

 

アリエス宮に戻ってきたあと、2人は1日休暇だったのもあり、スザクの私室で過ごしており、スザクは、ナナリーがゼロの正体を知っている為、仮面を外して2人で紅茶を飲んでいた。

 

「C.C.かい?…さぁ?でも、元気にしてて今頃ピザでも食べてるんじゃないかな?彼女、ピザ大好きだし」

 

スザクは紅茶を飲みながら答え、本当は知っているが、C.C.が追われている状況の為、居場所を知らない風に誤魔化した。

 

「ふふっ、それなら良いですけど。…私、C.C.さんに1年以上会ってませんし、久しぶりに会ってみたいですね。顔も見たことないので、見てみたいですし」

「そのうち会えるさ」

 

そうしてスザクとナナリーは、ゆっくりと過ごした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その頃、日本では・・・

 

「さすが、ここのピザは美味しいなぁ…」

「…C.C.凄い」

 

C.C.が日本にあるピザ○ットで、スザクの言葉通り、ピザのLサイズを食べていた。(すでに3枚完食済みで現在4枚目である)

 

ちなみにC.C.は、今、アーニャと一緒に東京に来ており、ルルーシュはオレンジ農園を手伝っていた。(その際、ジェレミアが感動の涙を滝のように流して、それを見たルルーシュは軽く引いていた)

そのアーニャは、C.C.からピザを少し分けてもらい、それを食べていた。

 

「しかし、東京に来るのに2時間近くかかるのは、さすがに不便だな」

 

C.C.が愚痴る通り、オレンジ農園から東京までは、車だと1時間近くで行けるが、電車だと遠回りをして行くため、2時間近くかかり、そのうえ、乗り換えを2、3回しないといけなかった。

 

「不便だとは思うけど、しょうがない」

「単なる愚痴さ。それより、これからどうする?ショッピングでもするか?」

「うん」

 

2人が東京に来た理由は、C.C.が「女同士で遊びに行かないか?」と誘い、アーニャが了承して遊びに来ただけである。

 

「女同士で、こうやって遊びに来るのもいいもんだろ?」

「うん。C.C.、私にいろいろとかまってくれて、なんだかお姉様みたい」

「私がか?」

 

アーニャがそう言い、C.C.は少し驚いたが、そのあと苦笑いを浮かべた。

 

「私はいいぞ?お前の姉でも。…これからお前は私の妹だな」

「C.C.お姉様?」

「なんだ?アーニャ」

 

そうC.C.が答えると、アーニャは少し嬉しそうな顔をし、そして、爆弾を投下した。

 

「なら、C.C.お姉様にプロポーズしたルル様は、私のお義兄様になる?」

「ぶふっ」

「どうしたの?」

 

そんな事を言われたC.C.は吹き出してしまい、アーニャは??と、疑問を浮かべていた。

 

「ど、どうだろうな?そ、それより服でも見て回ろうか」

「??、わかった」

 

C.C.が、答えを誤魔化しながらそれを提案し、アーニャが了承して店から出だ瞬間、声をかけられた。

 

「あ、アーニャじゃない!久しぶり!」

 

2人が声をした方を向くと、カレンが私服で立っていて、それを見たC.C.は険しい顔をした。

 

「カレン、久しぶり」

「うん、元気にしてた?」

「元気にしてた」

「そっか」

「………」

「……あのぉ〜すみません、さっきから私を、険しい顔で見てますけど、貴女に何かしたんでしょうか?」

「っ!?いや、すまない。なんでもないんだ」

 

その言葉にC.C.は、我に返って声をかけた。アーニャは、C.C.が黒の騎士団を憎んでおり、カレンの事も許せてないのを知っているが、カレンが今、ルルーシュの為に行動している事も知っている為、C.C.に声をかけた。

 

「お姉様、カレンなら大丈夫」

「……しかしだなぁ…」

「カレンはあの時の事を、後悔してるから」

「………。はぁ、わかった」

 

2人の会話を聞いていたカレンは、…お姉様?それに、私なら大丈夫とか、あの時の事を後悔してるって…?と、心の中で疑問に思っていると、黒髪の女性がこちらを向いてきた。

 

「……はぁ、久しぶりだな、カレン」

「…え?」

「こんな姿をしてるから判らないとは思うが、私はC.C.だ」

「………へ?…うそ、まじ?」

 

 

 

こうしてC.C.とカレンは再会した。

 

 

 

 

 

 

 

 

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