カレンとC.C.とアーニャは今、東京内にあるカレンの自宅へと来ており、移動する間、カレンとC.C.は一言も喋らず、アーニャはそんな2人を心配そうに見ていた。
そして、自宅内にあるカレンの自室に、C.C.とアーニャの2人が入ったのを確認して、部屋の扉を閉めたあと、カレンはいきなり、C.C.に土下座をし、それを見たC.C.は、かなり驚いた顔をした。
「お前、いったい何を…」
「本当にごめんなさいっ!!!」
C.C.が、その行動の理由を聞こうとしたら、カレンから、謝罪の言葉が聞こえた。
「私はあの時、ルルーシュにゲームの駒だと言われて、裏切られたと思っていた。でもそれは、私を銃を向けられてる自分から離す為の嘘で、ルルーシュは助ける為には嘘をつく人だと知っていながら、私はそれを信じて離れてしまった。騎士団の皆は「ルルーシュは自分達を裏切ったんだ」って言ってるけど、それは違って、本当は自分達がルルーシュを裏切ってしまったんだ。その結果、ルルーシュは、ゼロレクイエムを決行させて逝ってしまい、でも、自分達がルルーシュを裏切らなければ、ルルーシュはゼロレクイエムをしなかったと思う。それと貴女にも酷い事を言った。ダモクレスの戦いの時、私は貴女に人間らしい事を言うのねって、まるで貴女が人間じゃないような事を言った。貴女はどんな存在であれ、ちゃんとこの世界で生きてる1人の人間だというのに。……それも謝りたくて」
カレンの言葉を聞いていたC.C.は、最初こそ驚いた顔をしていたが、次第に険しい顔へと変わっていった。
「……私の事はいい。だが、あいつの事は謝って許されると思っているのか?お前は2度も、ルルーシュを裏切ったんだぞ?」
「私は…私達はとんでもない事をしてしまった。許されるとは思ってない。…だから私は罪を償う為なら、なんだってする」
「…あの時、お前たちに裏切られ、当時はフレイヤによってナナリーは死んでしまった思い、大切な物を殆ど失ってしまったと思い込んでいたルルーシュは悲しみ、そして絶望して…。だからゼロレクイエムを決行したんだぞ?」
「…わかってる。でも私の頭じゃ、こうやって頭を下げる事しか考えつかなかった」
「……それはルルーシュに謝るべきであって、私に謝っても意味が無いだろ」
「…ルルーシュを裏切ったの同じように、貴女の事も裏切ってしまった。もし、ルルーシュに会えるのであれば、会ってちゃんと謝りたい…。でも、私達のせいで、もうルルーシュには会えない。だけど、貴女は生きている事を知っていたから、直接会って、ちゃんと謝りたかった。……それで許させる事では無いとわかってる」
「……ふぅ」
そう2人は言い合い、C.C.がそっと、息を吐いた。
「…カレン。私は今のところ、この件について、許すつもりはない」
「…うん」
「だが、お前が後悔し、ルルーシュの事を想っているのであれば、この世界を守り抜け。そして、いつか笑って逝けるよう幸せに生きろ。…それが、お前があいつに出来る償いだ。…そうすれば、私はお前を許せるかもしれない」
「っ!!。ごめんなさいっ…!本当に、ごめんなさいっ…!!」
その言葉を聞いたカレンは、泣きながら、そう叫んだ。
それをアーニャは優しい顔で見守り、C.C.は、これで良かったよな、ルルーシュ…。と、心の中で呟いた。
あれから少し落ち着いたカレンが、アーニャに会ったときから、疑問に思ってた事を聞いた。
「そういえば、アーニャ」
「どうしたの?」
「なんでC.C.の事を、お姉様って呼んでるの?」
「??それはC.C.が、私のお姉様だからだけど?」
「アーニャが、私の妹だからに決まっているからだろ?」
「…いや、意味わかんないから」
答えになってない答えを聞いたカレンは、まぁ、2人がいいならいっか。と思った。
「それと、C.C.」
「なんだ?」
「今、貴女、髪色や髪型を変えてるけど、もしかして、黒の騎士団から追われてる事を知っているの?」
「知っているぞ?スザクから詳しく話を聞いてな」
「………へ?スザク?」
「あぁ。1ヶ月程前だったか?その時に通信してな。なんだお前、聞いてなかったのか?」
「何も聞いてない…。あのバカ…。」
そう愚痴るカレンに、C.C.とアーニャは苦笑いを浮かべた。
「それじゃ、貴女の事とは関係なしに、今、日本と黒の騎士団が相当やらかしてる事は?」
「ん?なんかやらかしてるのか?」
「それは知らなかったのね。…やらかしてるのよ。それも、とびっきり最悪の事を」
「何をやらかしているんだ?」
「…今、合集国は20機までのナイトメアを持つことができるのは知ってるよね?」
「知ってはいるが…。それが?」
「日本は、その上限を超えてナイトメアを不正所持してるのよ…。しかも、それに藤堂さんが関わってる」
「……それは本当か?」
「残念ながら本当よ…」
と、頭を押さえながら頷くカレンから聞かされた話に、C.C.とアーニャは驚愕した
「無能だとは思っていたが、ここまでだったとは…」
「…どうするの?カレン?」
「藤堂さんは、私とスザクで対処する事になってる。…日本に関しては、スザクが、評議会議長である、神楽耶様と協議してる。神楽耶様、頭を抱えてるみたいだけど…」
「だろうな…」
「記念パレードの後日に、神楽耶様と扇さんが会談予定があるから、そこで不正所持の事を聞くと思う」
「ここで扇が対応を間違えれば、間違いなく合集国から除名をくらうな」
「神楽耶様は扇さんを、国家転覆を狙った国際犯罪者として、捕まえようとしてるみたい」
「まぁ、日本を生存させる為には、それが妥当だろ。…そろそろいい時間だし、帰るか」
と、言うC.C.に、アーニャは了承して、カレンは、それを途中まで送って行くため、カレンの自宅を後にした。
「今、C.C.は、オレンジ農園に住んでいるの?」
C.C.とアーニャを、東京の駅へと送ってく途中、カレンはC.C.が今、住んでいる場所を聞いていた。
「あぁ。この件が終わるまでは、ジェレミアとアーニャに匿ってもらってるんだ」
「うん。C.C.お姉様は私が守るから」
「そうか。ありがとうな、アーニャ」
C.C.は、アーニャの頭を撫でながら礼を言って、アーニャは、それにルル様も…。と、心の中で呟いた。
それを見たカレンは、本当に姉妹みたい…。と、心の中で思った。
「さてと…。何かあったら、アーニャの携帯に連絡するわ」
「ん、わかった」
それから駅に着いたあと、カレンが2人にそう告げ、アーニャがそれを了承し、そしてカレンは、C.C.の方を向いた。
「C.C.」
「ん?どうした?カレン?」
「…今日は、本当にありがとう」
そう言ってカレンは、C.C.に頭を下げた。
「……。私は、今のところ、お前を許していない。だが、今後次第では、許す日が来るかもしれない。…全てはお前の努力次第だ」
「わかってる。私は頑張る、ルルーシュが創ったこの世界を守り抜く為に、そして笑顔で生きて、幸せに笑って逝けるように。……もう、道を間違えないように」
「……頑張れよ、カレン。そうすれば今は無理でも、いつか、きっと、私はまたお前の事を''大切な友達"と思える」
「っ!!。ありがとうっ、C.C.っ…!!」
そう言いながらC.C.はカレンを抱きしめて、それを聞いたカレンは涙を流しながら、礼を言った。
「私、頑張るからっ!また貴女に"大切な友達"って思われるよう頑張るからっ!!」
「あぁ……。それでいい……。また会おう、カレン」
「またね、カレン」
「うんっ!またね、C.C.、アーニャ!!」
そうしてC.C.とアーニャはカレンと別れ、オレンジ農園へと帰っていった。