コードギアスR2 after story   作:アンサラ

17 / 53
第15話

カレンとC.C.とアーニャは今、東京内にあるカレンの自宅へと来ており、移動する間、カレンとC.C.は一言も喋らず、アーニャはそんな2人を心配そうに見ていた。

 

そして、自宅内にあるカレンの自室に、C.C.とアーニャの2人が入ったのを確認して、部屋の扉を閉めたあと、カレンはいきなり、C.C.に土下座をし、それを見たC.C.は、かなり驚いた顔をした。

 

「お前、いったい何を…」

「本当にごめんなさいっ!!!」

 

C.C.が、その行動の理由を聞こうとしたら、カレンから、謝罪の言葉が聞こえた。

 

「私はあの時、ルルーシュにゲームの駒だと言われて、裏切られたと思っていた。でもそれは、私を銃を向けられてる自分から離す為の嘘で、ルルーシュは助ける為には嘘をつく人だと知っていながら、私はそれを信じて離れてしまった。騎士団の皆は「ルルーシュは自分達を裏切ったんだ」って言ってるけど、それは違って、本当は自分達がルルーシュを裏切ってしまったんだ。その結果、ルルーシュは、ゼロレクイエムを決行させて逝ってしまい、でも、自分達がルルーシュを裏切らなければ、ルルーシュはゼロレクイエムをしなかったと思う。それと貴女にも酷い事を言った。ダモクレスの戦いの時、私は貴女に人間らしい事を言うのねって、まるで貴女が人間じゃないような事を言った。貴女はどんな存在であれ、ちゃんとこの世界で生きてる1人の人間だというのに。……それも謝りたくて」

 

カレンの言葉を聞いていたC.C.は、最初こそ驚いた顔をしていたが、次第に険しい顔へと変わっていった。

 

「……私の事はいい。だが、あいつの事は謝って許されると思っているのか?お前は2度も、ルルーシュを裏切ったんだぞ?」

「私は…私達はとんでもない事をしてしまった。許されるとは思ってない。…だから私は罪を償う為なら、なんだってする」

「…あの時、お前たちに裏切られ、当時はフレイヤによってナナリーは死んでしまった思い、大切な物を殆ど失ってしまったと思い込んでいたルルーシュは悲しみ、そして絶望して…。だからゼロレクイエムを決行したんだぞ?」

「…わかってる。でも私の頭じゃ、こうやって頭を下げる事しか考えつかなかった」

「……それはルルーシュに謝るべきであって、私に謝っても意味が無いだろ」

「…ルルーシュを裏切ったの同じように、貴女の事も裏切ってしまった。もし、ルルーシュに会えるのであれば、会ってちゃんと謝りたい…。でも、私達のせいで、もうルルーシュには会えない。だけど、貴女は生きている事を知っていたから、直接会って、ちゃんと謝りたかった。……それで許させる事では無いとわかってる」

「……ふぅ」

 

そう2人は言い合い、C.C.がそっと、息を吐いた。

 

「…カレン。私は今のところ、この件について、許すつもりはない」

「…うん」

「だが、お前が後悔し、ルルーシュの事を想っているのであれば、この世界を守り抜け。そして、いつか笑って逝けるよう幸せに生きろ。…それが、お前があいつに出来る償いだ。…そうすれば、私はお前を許せるかもしれない」

「っ!!。ごめんなさいっ…!本当に、ごめんなさいっ…!!」

 

その言葉を聞いたカレンは、泣きながら、そう叫んだ。

 

それをアーニャは優しい顔で見守り、C.C.は、これで良かったよな、ルルーシュ…。と、心の中で呟いた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あれから少し落ち着いたカレンが、アーニャに会ったときから、疑問に思ってた事を聞いた。

 

「そういえば、アーニャ」

「どうしたの?」

「なんでC.C.の事を、お姉様って呼んでるの?」

「??それはC.C.が、私のお姉様だからだけど?」

「アーニャが、私の妹だからに決まっているからだろ?」

「…いや、意味わかんないから」

 

答えになってない答えを聞いたカレンは、まぁ、2人がいいならいっか。と思った。

 

「それと、C.C.」

「なんだ?」

「今、貴女、髪色や髪型を変えてるけど、もしかして、黒の騎士団から追われてる事を知っているの?」

「知っているぞ?スザクから詳しく話を聞いてな」

「………へ?スザク?」

「あぁ。1ヶ月程前だったか?その時に通信してな。なんだお前、聞いてなかったのか?」

「何も聞いてない…。あのバカ…。」

 

そう愚痴るカレンに、C.C.とアーニャは苦笑いを浮かべた。

 

「それじゃ、貴女の事とは関係なしに、今、日本と黒の騎士団が相当やらかしてる事は?」

「ん?なんかやらかしてるのか?」

「それは知らなかったのね。…やらかしてるのよ。それも、とびっきり最悪の事を」

「何をやらかしているんだ?」

「…今、合集国は20機までのナイトメアを持つことができるのは知ってるよね?」

「知ってはいるが…。それが?」

「日本は、その上限を超えてナイトメアを不正所持してるのよ…。しかも、それに藤堂さんが関わってる」

「……それは本当か?」

「残念ながら本当よ…」

 

と、頭を押さえながら頷くカレンから聞かされた話に、C.C.とアーニャは驚愕した

 

「無能だとは思っていたが、ここまでだったとは…」

「…どうするの?カレン?」

「藤堂さんは、私とスザクで対処する事になってる。…日本に関しては、スザクが、評議会議長である、神楽耶様と協議してる。神楽耶様、頭を抱えてるみたいだけど…」

「だろうな…」

「記念パレードの後日に、神楽耶様と扇さんが会談予定があるから、そこで不正所持の事を聞くと思う」

「ここで扇が対応を間違えれば、間違いなく合集国から除名をくらうな」

「神楽耶様は扇さんを、国家転覆を狙った国際犯罪者として、捕まえようとしてるみたい」

「まぁ、日本を生存させる為には、それが妥当だろ。…そろそろいい時間だし、帰るか」

 

と、言うC.C.に、アーニャは了承して、カレンは、それを途中まで送って行くため、カレンの自宅を後にした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「今、C.C.は、オレンジ農園に住んでいるの?」

 

C.C.とアーニャを、東京の駅へと送ってく途中、カレンはC.C.が今、住んでいる場所を聞いていた。

 

「あぁ。この件が終わるまでは、ジェレミアとアーニャに匿ってもらってるんだ」

「うん。C.C.お姉様は私が守るから」

「そうか。ありがとうな、アーニャ」

 

 

C.C.は、アーニャの頭を撫でながら礼を言って、アーニャは、それにルル様も…。と、心の中で呟いた。

 

それを見たカレンは、本当に姉妹みたい…。と、心の中で思った。

 

 

 

 

 

「さてと…。何かあったら、アーニャの携帯に連絡するわ」

「ん、わかった」

 

それから駅に着いたあと、カレンが2人にそう告げ、アーニャがそれを了承し、そしてカレンは、C.C.の方を向いた。

 

「C.C.」

「ん?どうした?カレン?」

「…今日は、本当にありがとう」

 

そう言ってカレンは、C.C.に頭を下げた。

 

「……。私は、今のところ、お前を許していない。だが、今後次第では、許す日が来るかもしれない。…全てはお前の努力次第だ」

「わかってる。私は頑張る、ルルーシュが創ったこの世界を守り抜く為に、そして笑顔で生きて、幸せに笑って逝けるように。……もう、道を間違えないように」

「……頑張れよ、カレン。そうすれば今は無理でも、いつか、きっと、私はまたお前の事を''大切な友達"と思える」

「っ!!。ありがとうっ、C.C.っ…!!」

 

そう言いながらC.C.はカレンを抱きしめて、それを聞いたカレンは涙を流しながら、礼を言った。

 

「私、頑張るからっ!また貴女に"大切な友達"って思われるよう頑張るからっ!!」

「あぁ……。それでいい……。また会おう、カレン」

「またね、カレン」

「うんっ!またね、C.C.、アーニャ!!」

 

 

 

 

そうしてC.C.とアーニャはカレンと別れ、オレンジ農園へと帰っていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。