コードギアスR2 after story   作:アンサラ

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第17話

記念パレードまで、あと2週間となった頃、ルルーシュとC.C.は東京で買い物をしていた。

 

そして、その東京の街の人たちは少し浮かれていた。

 

「明後日、ナナリーとスザクが来日するんだったな」

「あぁ。ナナリーとスザクの人気は凄まじいからな。平和の象徴である、ブリタニア帝国第100代皇帝ナナリー・ヴィ・ブリタニアと、悪逆皇帝ルルーシュを討った、救世主ゼロが来日するんだ。そりゃ、街の人たちも浮かれるさ。…私としては面白くないがな」

 

そう言うC.C.に、ルルーシュは苦笑いを浮かべながら頭を撫でた。

 

「むっ、子供扱いするな!」

「子供扱いしてるつもりはないんだがな」

 

そうC.C.は怒って、でも頭を撫でてる手を振り払おうとはせずに、ルルーシュの隣を歩いていく。

 

 

 

 

そのC.C.の左手の薬指には、純白の指輪が嵌められていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

−1週間前−

 

「おいC.C.、少し出かけるぞ」

 

今、アーニャはカレンの所に行っており、ジェレミアは外でオレンジ収穫をしている為、やる事のなかったC.C.は、ジェレミアから今日の朝に獲れたオレンジを貰って食べていた。そのC.C.の所にやってきたルルーシュが、急にそう告げた。

 

「なんだ?急に?なにかあったのか?」

「ちょっと欲しい物があるから、街に行くぞ」

「まぁ、別にいいが…。少し待ってろ。準備してくる」

 

そう言ってC.C.は、出かける準備をしに地下の自室へ行った。

 

「待たせたな」

「それじゃあ、行くか」

 

その後、準備を終えたC.C.がやってきて、外で作業をしていたジェレミアに出かけてくる事を伝えて、ルルーシュとC.C.は街へ出て行った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「それで?こんな所まで来て、欲しい物とはなんなんだ?」

「店に着けばわかる」

 

今、C.C.とルルーシュは東京に来ており、すぐ近くの街にでも出かけるものだと思っていたC.C.は、ここまで来てコイツが欲しい物とはなんだ…?と、少し疑問に思っていた。

 

しばらく歩いていると、ルルーシュは目的地に着いたらしく、足を止めて、C.C.は、その店を見て驚いた。

 

「ここは…」

「ほら、C.C.入るぞ」

 

そう言ってルルーシュは、その店…宝石店へと入って、C.C.は驚きながらもそれについていった。

 

「すいません、予約したチャールズですけど…」

「いらっしゃいませ、お待ちしておりましたチャールズ様。どうぞ、こちらへおかけになってお待ちください」

「……おい、何を予約したんだ?それにチャールズって…」

「少し前に、指輪を予約したんだ」

「指輪?」

「あぁ。理由は帰ったら、チャールズの名を使った事も含めて話す」

「お待たせしました」

 

そうルルーシュが言うと、店員が声をかけてきた。

 

「予約されてた指輪は、こちらのデザインでよろしかったでしょうか?」

 

そう言って店員が見せてきたのは、純白のシンプルな指輪だった。

 

「はい、これで大丈夫です。ありがとうございます」

 

そしてルルーシュは会計を済まし、C.C.と店の外へ出た。

 

「これで目的は済んだし、C.C.、お前が何もなければ帰るがどうする?」

「私は特にないが…」

「よし、じゃあ帰るぞ」

 

そうして2人は、オレンジ農園へ帰っていったが、C.C.はその間、ルルーシュが指輪を買った理由と、チャールズを使った理由を考えていた。

 

 

 

 

 

オレンジ農園へと着いたら、ルルーシュはC.C.を連れて敷地内にある、オレンジの木々を見渡せる丘の上にやってきた。

 

「ルルーシュ?」

「C.C.、今から指輪を買った理由や、チャールズの名を使った理由を話す」

「ここでか?まぁ、わかった」

「指輪を買った理由は、お前に渡す為だ。指のサイズとかは知っていたからな。次に、チャールズの名を使った事についてだが、俺はもう、ランペルージの名や、ブリタニアの名を使う事が出来ないから、俺がチャールズの名をつける事にした」

 

そうルルーシュが言うと、C.C.は驚いた顔をしていた。

 

そして、ルルーシュは、買ってきた指輪が入った小さな箱を、C.C.の前に差し出しながら言った。

 

「E.Uにいた時にも言ったが、改めて、もう1度言わせてもらう」

 

 

 

 

 

 

 

 

「俺は、お前の傍に一生いる。だから、お前は俺の傍に一生いてくれ、セラ」

 

 

 

 

 

 

 

 

その言葉を聞いたC.C.は、少し固まりながら、ルルーシュの顔と、指輪が入った小さな箱を交互に見た。

 

そして、指輪の意味を理解したC.C.は、涙を流しながら笑顔で答えた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……はい。よろこんで」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ルルーシュはC.C.の左手の薬指に指輪を嵌めて、そして2人は、今の幸せを、噛みしめるように抱き合い、キスをした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そのあと屋敷に戻って、ジェレミア達に丘の上での事を報告したら、

 

「おめでとうございます!ルルーシュ様!!C.C.…いや、C.C.様!!」

 

と、ジェレミアが、滝のような涙を流しながら祝福した。

 

「ありがとう、ジェレミア」

「…別に、今まで通り、C.C.でいいぞ?」

「何をおっしゃるのですか!ルルーシュ様の奥様になられる方に、そのような言い方など出来ません!!」

「…まぁ、いいか」

 

C.C.は苦笑いを浮かべながら、まぁ、ジェレミアだしな…。と、思い、諦めた。

 

「おめでとう、ルル様、C.C.お姉様」

「「ありがとう、アーニャ」」

「これで、ルル様は、C.C.お姉様の旦那様になったから、ルルお義兄様と呼べる」

 

アーニャは、2人を祝福しつつ、ルルーシュの事を、ルル義お兄様と呼べる事に喜んだ。

 

 

 

((ルルーシュ(俺)のこと、まだ続いてたんだ…))

 

 

 

そう思う、ルルーシュとC.C.であった。

 

 

 

 

 

 

 

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