コードギアスR2 after story   作:アンサラ

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プロローグ

とある国の道を進んでいる、藁の荷車の上で寝転んでいる少女…C.C.が呟いた。

 

「ギアスという名の王の力は人を孤独にする…フフッ、少し違っていたか?…なぁ、ルルーシュ?」

 

その呟きを聞いた荷車を操る御者…ルルーシュがフッ、と笑い「そうだな…少し違っていたな」と呟いた。

 

 

 

 

 

 

 

 

-ゼロレクイエム当日-

 

「あぁ…、俺は…世界を壊し…、世界を……創る……」

 

この日、世界の悪の全てを自分に集めたブリタニア帝国第99代皇帝で世間から悪逆皇帝と呼ばれた魔王ルルーシュ・ヴィ・ブリタニアは自身が計画した通りにゼロの姿をしたスザクに討たれた。

 

世界が明日を迎える為に。

 

 

 

 

 

 

 

ルルーシュが討たれた夜、ルルーシュの遺体はゼロの計らいでアッシュフォード学園のクラブハウスの一室に安置されていて、傍には緑髪の少女C.C.が寄り添っており、部屋の警備には扉の外側にジェレミアが付き、周辺にはギアスがかけられた兵士が付いていた。

 

「ルルーシュ…」

 

そう呟くC.C.の目には涙が浮かんでいた。

 

「ルルーシュ、お前は私を笑顔にしてくれるんじゃなかったのか…?そんなお前がいない世界では、私は笑顔になれないよ…」

 

C.C.の目に浮かんでいた涙は、止まることなく流れていた。

 

そして、ルルーシュの唇に自分の唇を重ねて、同時に、C.C.の目から流れていた涙も、ルルーシュの顔に落ちた。

 

 

その時、ルルーシュの瞳がピクリと動き、そして「…C.C.?」という呟きが聞こえた。

 

その呟きが聞こえた瞬間、C.C.が顔をガバッと上げると、瞳を開いてこちらを見ているルルーシュの顔が目に映った。

 

「…ルルーシュ!!」

 

C.C.は、ルルーシュの名を叫びながら抱き着き、抱き着かれたルルーシュは、一瞬驚いた姿をしたが、C.C.の身体が震えてる事に気がついた。

 

「すまなかったな、C.C.…」

 

ルルーシュはそう呟きながら、そっと抱き返した。

 

 

 

 

 

 

 

 

それから少し時間が経ち、C.C.とルルーシュは、今の状況を確認していた。

 

「俺は、やはりコードを継承していたか…」

「私も確証がなかったから解らなかったが、あの時に、お前がシャルルからコードを継承していたのか」

「…シャルルは、V.V.からコードを奪っていたのに、俺のギアスが効いて自殺をした。ならばコードを奪っても1度、死ぬ必要があり、死ななかった場合でも、時間経過で継承してしまう可能性があるのかもしれんな。…まぁ、継承してしまったものはしょうがない。これでお前との約束を果たすことが出来るし、良しとしよう」

「約束?」

「あぁ。…お前に約束したろ?笑顔にしてやると」

 

ルルーシュがそう言うと、C.C.が驚いていた顔をした。

 

「覚えていたのか…」

 

そしてC.C.は、少し嬉しそうな顔をした。

 

 

 

 

そのあと、扉の外で警備していたジェレミアが中に入ってきて、ルルーシュの姿を見た瞬間、涙を滝のように流した。

 

「ルルーシュ様!!よくご無事で!!!」

「…お前にも心配かけたな、ジェレミア」

 

その姿を見たルルーシュは、少々困った顔になりながらもジェレミアに、そう声をかけた。

 

 

 

 

 

 

 

「それで、これからどうする?」

 

そうC.C.が聞いてきたので、今は3人で今後の話し合いをしていた。

 

「とりあえず、俺は今日ゼロに討たれた事になっているから、もう表舞台に出ることはできないし、出る気もない。…C.C.、2人で旅にでも出て世界を見て回らないか?」

「…そうだな。私は、お前となら何処へでも行くよ」

「ありがとう。…ジェレミアはこれからどうするんだ?」

「私は軍を辞め、オレンジ農園でもやろうかと思っております」

「オレンジ農園?」

「はい。オレンジは、我が忠義の証なので」

「いかにもジェレミアらしいじゃないか。なぁ?ルルーシュ?」

「そうだな。…ジェレミア、すぐには無理だが、ある程度時が経ったら旅の途中にでもオレンジ農園に立ち寄るよ」

「はい!いつでも心よりお待ちしております、ルルーシュ様!!」

 

 

 

今後について話しが纏まったのでアッシュフォード学園から出ようと(ルルーシュの服はよく着ていた私服になっていた)クラブハウスから出た瞬間、扉の少し先に、仮面を被り、マントを羽織った人物、ゼロ…スザクが立っていた。

 

「ルルーシュ…」

「スザク…」

「やっぱり君は、コードを継承していたんだね…」

「…ああ、あの男が俺に強制的に継承させたらしい」

「そうか…」

「…すまない、スザク。死んで…殺されてやれなくって」

「いや、いい。あの時、ユフィの仇だった、ルルーシュ・ヴィ・ブリタニアは死んだ。だから、今ここにいるのは、ただのルルーシュだ」

「スザク…」

「だからルルーシュ、幸せになれ。今度は世界の明日を願うんじゃなくて、自分の明日を願え」

「…ありがとう、スザク。なら俺も、お前にもう一つギアスをかける。…お前も自分自身の幸せをつかめ。もう枢木スザクとして生きることは無くても、この世界に生きる1人の命として幸せになれ」

「そのギアス…確かに受け取った。…ありがとう、ルルーシュ」

「…俺はこれから、C.C.と旅に出る。時が経ったらお前に手紙でも送るよ」

「…わかった。僕は、これからゼロとして生きつつ、自分自身の幸せを見つけるよ」

「それでいい。…それじゃ俺たちはそろそろ行く」

「…気をつけてね」

 

 

 

そうしてルルーシュたちは、スザクとジェレミアと別れた。

 

 




初めましてアンサラです。
コードギアス熱、そしてルルC熱が凄いことになってましたのでこのような小説を書かせていただきました。
未熟なところもありますが頑張りますのでよろしくお願いします!
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