記念パレードから2週間が経った日、ゼロの姿をしたスザクとカレンは、斑鳩内にある、ゼロの私室で話し合いをしていた。
「どういう事だ?日本が不正所持していたナイトメアが見当たらないとは…」
「わからないわよ…。情報は間違いなく確かだったんだから…」
「神楽耶が今、扇を追求してはいるが、間違いなく振り切られるだろう」
スザク達は、日本が不正所持しているナイトメアを扇に問い詰めようとしたが、その肝心のナイトメアが見当たらないでいた。
「日本には間違いなく、ある程度のナイトメアが運び込まれてるんだ。隠されているとされる、全ての場所に無いなんて…」
「普通は有り得ないわよ。こっちだって念入りに調査したんだから」
「そうなると、情報が流れていて、それを知った扇が、国外に出したのか」
「それしか考えられないわね…」
「それと同時に、問題になっているのが、藤堂の行方がわからない事か…」
「あと、団員の行方も複数名わからない事も…」
「…わかった」
「え?何が?」
「ナイトメアの行方だ。日本が不正所持していたナイトメアは、確実に藤堂が運び出している。行方がわからない団員も、それについて行っているんだ。だから、いくら日本を探そうと意味はない」
「じゃあ、藤堂さんは、ナイトメアを持って何処に行ったの?」
「たぶん、ギアスの研究施設を見つけて、そこに向かったんだと思うけど、何処にあるのか…」
そして考えるスザクだったが、とりあえず扇の事は神楽耶に任せ、自分達はまず、黒の騎士団の再編をする事にした。
「とりあえず、先に騎士団の再編をしよう」
「そうね。…私が総司令になるんだっけ?」
「あ、その事なんだけど、違う人になってもらう事にしたんだ」
「はぁ!?誰よ!?大丈夫なの!?てか、何で先に、それを私に伝えないの!?」
「ご、ごめん。でも、カレンも知ってる人だから大丈夫だよ。待ってて。今、呼ぶから。…私だ。彼を、私の私室に連れてきてくれ」
そう言ってスザクが、部下に連絡し、それを待ってる間、カレンは、彼?誰だろう…?と、疑問に思った。
「ゼロ、彼をお連れしました」
「ありがとう。…ロックを外した。入ってくれ」
少し待っていると、扉の向こう側から声が聞こえ、スザクが扉のロックを外して、声をかけた。
すると、1人の男が入ってきて、その人物を見たカレンは驚愕した。
「久しぶりだな、カレン」
「星刻!!」
部屋に入ってきた男…黎星刻がカレンに挨拶をした。
「彼が、黒の騎士団の、新しい総司令だ。まぁ、単なる復帰だけど」
「あなた、ブリタニアで療養してたんじゃないの?」
「1年間療養してたからな、ほぼ完治した。1日数回、薬を飲まないといけないが、大丈夫だ。……ゼロ…いや、スザク、礼を言う。お前のおかげで、私は生きる事が出来た」
「礼ならナナリーに言ってくれ」
「…ん?星刻、貴方、ゼロの正体を知っているの?」
「あぁ。…あと、ゼロレクイエムの真実もな」
「そう…」
「だから、私は戻ってきた。私は、ルルーシュと''枢木スザク''に返しきれない恩がある。この命、天子様の為に使ってきたが、世界の為にも使っていこうと思っている。それが、たった2人に世界を背負わせてしまった私達の罰であり、世界の為に逝ってしまった、ルルーシュと''枢木スザクとして生きる事が出来なくなった者''に対してへの、少しもの恩返しに繋がると信じて…」
「…わかった。またよろしく」
「こちらこそ、よろしく頼む」
「(ごめん、2人とも…。でも、ルルーシュが生きている事を知ったら、どうなるんだろ?)」
カレンと星刻が話してる間、スザクは罪悪感に襲われていた。
「これで、総司令は決まったな。あとは、行方がわからない者を除名する。あと、今の幹部を全員調べて、白は継続して幹部をしてもらい、黒は除名して新しい者を幹部にしよう」
「わかった」
「了解した」
そうして、黒の騎士団の再編が終わり、藤堂と複数名が黒の騎士団から除名され、総司令に星刻が復帰したことを発表した。