コードギアスR2 after story   作:アンサラ

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第22話

黒の騎士団の再編から1週間経った頃、ルルーシュとC.C.、そしてアーニャは、オレンジ農園の屋敷にいた。

 

「C.C.お姉様、体調大丈夫?」

「今のところ大丈夫だ。ありがとう、アーニャ」

「無理はするなよ?何かあったらすぐに言え」

「本当に大丈夫だ。だから、そう心配そうな顔をするな、ルルーシュ」

 

今、C.C.は、ルルーシュに膝枕をされており、ルルーシュはC.C.の頭を撫でて、アーニャはそんなC.C.を、心配そうに見ていた。

 

「確かに、この症状は辛いものがあるが、それ以上に、幸せを感じるんだ」

 

そういうC.C.は、幸せそうに笑っていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

C.C.は今、妊娠をしていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

−2日前−

 

その日、普通に過ごしていたC.C.が、違和感を感じたのは、昼食を食べようとしたときだった。

 

「…む」

「ん?どうした?」

 

自分が作ったピザを食べようとした時、急に不機嫌そうな声を出したC.C.に、ルルーシュは、作ったピザに何かあったのだろうか?と、思い、声をかけた。

 

「いや、何故だかわからないんだが、身体がピザを受け付けないんだ」

「…体調が悪いのか?」

「そんなはずはないと思うんだが…。コードを継承してから私は、体調を崩したことはないんだ……っ!?」

「お、おいっ!?C.C.!?」

 

急に立ち上がってトイレへと駆け込むC.C.に、ルルーシュは驚き、そして、慌ててC.C.が駆け込んだトイレの前に行った。

 

「C.C.!!大丈夫か!?」

「………すまないっ、少し待ってくれっ」

 

トイレの扉の向こうから、苦しそうな声で言うC.C.に、ルルーシュは、途轍もなく不安になったが、C.C.の言う通り、待つ事にした。

 

しばらくすると、顔色が悪いC.C.が出てきた。

 

「……もう、大丈夫だ。少し落ち着いた」

「顔色が悪いのに大丈夫なわけがないだろう!何があった!?」

「落ち着け、ルルーシュ」

「落ち着けるわけないだろ!お前、本当に…」

「いいから…、少し落ち着け。私は大丈夫だから」

「………、すまなかった」

 

少し落ち着かせる為に、C.C.はルルーシュを抱きしめて、そのおかげで、ルルーシュは落ち着く事ができた。

 

「しかし、本当に何があった?」

「私にもわからない…。ピザを受け付けなくなったと思ったら、急に吐き気がきて、それで、トイレに駆け込んで吐いたんだが…」

 

こんな事、今まで生きてきた中で一度もなかったのに…。と、考え込むC.C.を心配そうに見つめるルルーシュに、ちょうど帰ってきたアーニャが声をかけた。

 

「ルルお義兄様、C.C.お姉様、こんな所でどうしたn……C.C.お姉様、顔色が悪いけど、本当にどうしたの?」

 

C.C.の顔色を見たアーニャは、心配そうに聞いてきて、ルルーシュがそれに答えた。

 

「C.C.が、急にピザを受け付けなくなったと思ったら、トイレで吐いてしまったんだ。体調が悪いという事ではないらしいが…」

「…2人とも、今すぐ病院にいく。ジェレミアに、車を用意させるから待ってて」

 

それを聞いたアーニャは、C.C.の症状に思い当たりがあるのか、そう言って、外でオレンジの収穫をしている、ジェレミアの元へ向かった。

 

その後、アーニャから話を聞いたジェレミアが、慌てて屋敷に戻ってきて、急いで車の準備をし、4人は、その車に乗り込んで、街の病院へと出て行った。

 

 

 

 

 

 

 

ジェレミアが、世界を縮めてしまいそうなスピードで、車を走らせ(ルルーシュとC.C.は、生きた心地がしなかったと語っていて、ジェレミアは、鬼の形相のアーニャに説教された)街の病気へと着き、医者からの診断を聞いていた。

 

「これは''つわり"ですね」

「「つわり?」」

 

医者の言葉に、ルルーシュとC.C.は聞き返し、アーニャは、やっぱり…。と、思い、ジェレミアは…感動で震えていた。

 

「えぇ。おめでた、という事です」

「「おめでた?」」

「はい、妊娠されてますよ。おめでとうございます」

「「……は?」」

 

その言葉に、ルルーシュとC.C.は放心した。

 

 

 

 

 

 

その後、医者からの説明を受け(ルルーシュとC.C.が帰ってこなかったため、ジェレミアとアーニャが説明を聞いた)4人はオレンジ農園へと帰ってきた。

 

「…ルルーシュ」

「…なんだ?C.C.?」

「……コード所有者も、妊娠することが出来たんだな」

「……みたいだな」

「ルルーシュ様、C.C.様、おめでとうございます!このジェレミア、感激でございます!」

「ルルお義兄様、C.C.お姉様、おめでとう」

 

2人からの祝福を受けて、やっとルルーシュとC.C.は、自覚することができ、ルルーシュはC.C.のお腹を優しく撫で、C.C.は自分のお腹の上に手を置いた。

 

「……私たちの子供が、ここに…」

「……ここに、俺たちの子供がいるのか」

「…ルルーシュ」

「どうした?」

「……ありがとう」

「…それは、俺の台詞だ」

「だが、この子には、悲しい思いをさせてしまうことになるな…。私達は不老不死だから、早いうちにこの子と別れる時がくる…」

「……その分まで、幸せを与えればいい。この子が少しでも、悲しくならないように」

「……そうだな」

 

 

 

その後の話し合いで、アーニャは、ルルーシュとC.C.の私室で過ごすことになり、日常でも、ジェレミアとアーニャのどちらかが、ルルーシュとC.C.の傍に、できる限りいるようにすると決めた。

 

 

 

 

 

 

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