コードギアスR2 after story   作:アンサラ

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第26話

戦闘が終わり、周囲の安全が確認出来たので、ジェレミアはサザーランド・ジークから降りてアーニャに連絡を入れた。

 

「アーニャ、そちらは無事か?」

『うん。今、避難部屋で待機してる』

「外の安全を確保出来た。出てきても大丈夫だ」

『わかった』

 

ジェレミアがアーニャとの連絡を終えると、カレンが紅蓮から降りてきた。

 

「カレン君、すまなかった。おかげで助かった」

「いえ、私は何もしてませんよ。殆どジェレミアさんやアーニャがやったんですから。…それよりも、すみませんでした。こうなる前に抑えることができなくて」

「それは仕方ないだろう。今は、こうして守れた事を喜ぼう」

「…そうですね」

 

そうしてジェレミアとカレンが話し合いをして、しばらく時間が経つと、ルルーシュとC.C.を連れたアーニャの姿が見えてきた。

 

「確か、あの男の人はパレードで…」

 

カレンは3人の方を見たが、ルルーシュの事を知らないので、そう呟いた。

 

「カレン、久しぶりだな」

「久しぶりね、C.C.。……どうしたの?少し息切れしてるけど…」

「いや、少しな…。負傷したとかじゃないから安心しろ」

「なら、いいけど…」

「C.C.お姉様、あんまり無茶しないで?少し休もう?」

「そうだな…。悪いな、少し座らせてもらうぞ」

 

そう言ってC.C.は地面に座り、それを見たカレンは、辛そうだけど…大丈夫なのかな…?と、C.C.の事を心配しつつ、その隣に心配そうに寄り添う男の方を向いた。

 

「ところで、その男の人は…?」

「忘れていたな。こいつは…」

「大丈夫だC.C.。自分で説明するからお前は休んでいろ」

 

C.C.にそう言ってルルーシュは立ち上がり、カレンの方を向いた。

 

「久しぶり、カレン…」

「久しぶり?私、貴方に会ったことあったっけ?」

「俺だよ。………ルルーシュだ」

「………え?」

「世間では死んだ事になっている、ルルーシュ・ヴィ・ブリタニアだ」

「えっ、うそでしょ…?だって、貴方はゼロに刺されて…」

「あぁ。俺は確かに、スザクに刺されて死んだはずだった。…だが、今はC.C.と同じ不老不死として生きている」

「本当にルルーシュなの……?」

「本物だよ…。今はこうして変装はしているが」

 

ルルーシュがそう言うと、カレンが泣き崩れた。

 

「生きてて、本当に良かったっ…!!」

「すまなかったな。黙っていて」

「…ううん、謝るのは私っ!。私はあの時、貴方を裏切ってしまったっ!親衛隊隊長だった私は、何があっても貴方についていかないといけなかったっ!」

「俺は気にしてないんだけどな。あれは俺が悪いと思っているし」

「それでもっ!私だけはっ!貴方を裏切ってはいけなかったっ!!」

「…今、それを後悔して、俺の為に頑張ってくれているんだろ?…なら、それでいいじゃないか」

 

その言葉を聞いたカレンは、また泣き崩れた。

 

「っ!!……ありがとうっ!もう、絶対に貴方を裏切らないからっ!道を間違えたりしないからっ…!!」

「ありがとう、カレン。俺の為に頑張ってくれて」

 

泣き崩れたカレンを見て、ルルーシュは少し困った顔したが、苦笑いを浮かべて、そう呟いた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それから少し時間が経ち、カレンが落ち着いてからルルーシュは今までの事を話していた。

 

「なるほどねぇ。ゼロレクイエム後は、ルルーシュとC.C.は旅をしていたんだ」

「あぁ。C.C.はともかく、俺は1箇所に長く居られないからな。それに今、C.C.は扇と藤堂から追われているから、この問題が終わるまでジェレミア達に匿ってもらっているんだ。まぁ、その後も、ちょっとした事情でしばらくいるつもりだが」

「そうね、今、C.C.が追われてるんだから、何処かに身を隠すのが安全だしね。……ところで、そのちょっとした事情って、C.C.が少し辛そうにしてた事に関係あるの?」

「……」

 

急に口を閉ざすルルーシュに、カレンが、どうしたんだろ?と、疑問に思っていると、C.C.が口を開いた。

 

「ルルーシュ、別に言っていいじゃないか。隠す事でもないし。あと私から伝えさせてくれ」

「まぁ、そうだな…。わかった」

「どうしたの?」

「いや、ちょっとした事情っていうのは、私の事で間違いない」

「…何処か悪いの?」

「悪いわけじゃないさ。私は今、妊娠しているんだ」

「………へ?鰊?」

「定番のボケをありがとう。鰊じゃなくて妊娠だ。私は、お腹の中に、ルルーシュの子がいる妊婦さんだ」

「ええええええええええええぇぇぇぇぇぇぇ!!?」

 

それを聞いたカレンの、驚きの絶叫が辺り一面に響いた。

 

「え!?いつ!?今何ヶ月!?それを、どうしてもっと早く言わなかったの!?」

「少し落ち着け、カレン」

「落ち着けるわけないでしょ!?今、大丈夫なの!?安静にしていないとダメじゃない!!今すぐラクシャータさんの所に連れて行かなきゃ!!でもナイトメアじゃ負担がかかっちゃう!!どうしよう!?」

「……この驚き方は、俺たちの予想の斜め上だな」

「……いい具合にテンパってるな。…どうする?」

「……落ち着くのを待つしかないだろ」

「……そうだな」

 

ルルーシュとC.C.は、暴走したカレンが落ち着くのを待つ事にした。

 

ちなみに、ジェレミアはサザーランド・ジークをチェックをしており、アーニャはモルドレッドを取りに行っていたりする。

 

 

 

 

 

 

 

「へぇ〜、今は3ヶ月なんだ〜」

 

落ち着きを取り戻したカレンは、C.C.の妊娠の状況を聞いていた。

 

「あぁ。だから、C.C.が出産してからも子供が大きくなるまでは、ここにいる事にしたんだ」

「私達は不老不死だから、ずっと傍にいられないのが残念だが、この子が少しでも悲しまないように、幸せにするつもりだ」

「…そっか。おめでとう、2人とも」

「「ありがとう」」

 

そう微笑むルルーシュとC.C.を見て、カレンは、幸せそうでよかった…。と、思うと同時に、絶対に守り抜いてみせると、決意した。

 

 

 

 

そうしていると、上空にスザクが乗る航空艦が到着した。

 

 

 

 

 

 

 

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