ルルーシュ達が航空艦に来てから1週間が経ち、その間にC.C.は、扇達にバレてしまったのだから変装する必要はないと思い、髪を元に戻し、カラコンを外していて、ルルーシュもある事をする為に、髪色と髪型を元に戻し、カラコンを外していた。
「暇だなぁ…」
「仕方ないだろ。お前の姿がバレて、外に出かけられないんだから。あと、お前は妊娠しているんだから安定期に入るまで、おとなしくしていろ」
ルルーシュとC.C.は、航空艦内にある2人の部屋におり、ルルーシュは読書をしているが、C.C.は何もしていないので、暇をしていた。
「おいルルーシュ、読書をしていないで、私をかまえ」
「読書しながらでも、お前をかまっているだろ…。ゲームでもするか?」
「なんのゲームだ?」
「チェスとか?」
「却下だ。私が負けるからつまらん」
「えぇ…。じゃあ、何か提案でもあるのか?」
「トランプで、ババ抜きなんてどうだ?」
「えっ?ババ抜き?」
C.C.がババ抜きを提案したら、ルルーシュがC.C.をガン見し、考えてる事がわかったC.C.はキレた。
「…おい。お前、何考えてる。この航空艦からノーロープバンジージャンプでもしたいのか?手伝ってやるぞ?」
「……俺が悪かった。冗談だから、その顔をやめてくれ。…かなり怖い」
「まったく…」
ルルーシュとC.C.のやり取りを、遊びに来ていたカレンは呆れ半分、驚き半分で見ていた。
「あなた達、変わったわね…」
「ん?そうか?」
「黒の騎士団にいた時、そんなやり取りしてなかったじゃない」
「まぁ、こいつの事を童貞坊やって言ったりして、からかったりはしていたが、こうやって、冗談を言い合ってはいなかったな」
「もう2度と言われたくないあだ名だ」
そう言うルルーシュに、C.C.とカレンは苦笑いを浮かべた。
「安心しろ、もう言うつもりはない。…ところで、スザクは星刻を呼びに行っているんだったな?」
「ああ。星刻にも俺の事を伝えておこうと思ってな」
「たぶん、星刻驚くわよ?」
ルルーシュは、こうやって黒の騎士団に匿ってもらっているから、星刻にも自分が生きている事を教えておこうと思い、変装をやめて、元の髪型や髪色、カラコンを外したのである。
「なんなら、ナナリーにも生きてる事を伝えてやればいいのに」
「星刻には必要があると思ったから教えるだけで、必要がないのなら無闇に教えるつもりはない」
「ほんと、あなたって頑固よね…」
「なんとでも言え。…しかし、妙な気分だな。C.C.が追われていたから黒の騎士団から逃げていたのに、こうして黒の騎士団に匿われるというのは」
「それは確かにな」
「その件は、うちの元バカどもがとんだご迷惑を…」
ルルーシュの言葉に、カレンは頭を下げて謝罪し、C.C.とルルーシュは苦笑いを浮かべた。
「別に責めてるわけじゃないさ。カレンも苦労してたんじゃないか?」
「それは、苦労してたけどね…」
カレンは苦笑いを浮かべた。
「それとカレン、聞きたいことがあるんだが」
「なに?」
「ゼロレクイエムの真実を知っている人間は、他に誰がいるんだ?」
「天子様と神楽耶様は知ってるわよ。あとは玉城も知ってるわね」
「…天子様と神楽耶はまだわかるが、玉城だと?」
「あの考えなしが真実に気づくなんてありえるのか?」
「…まぁ、あなた達の気持ちはわかるけど。玉城は最初、扇さんに閣僚に誘われてたのよ。でも、玉城はそれを断って、理由を聞いてみたら「ゼロに…ルルーシュにあんな事させた俺達に、そんな資格はないんだ」って言ってね。後悔してるのなら黒の騎士団でルルーシュが創ってくれたこの世界を守らないか?って聞いたら「俺に黒の騎士団は荷が重い」と、それも断られて。今は日本でバーを経営してるわよ」
「だから、記念パレードに玉城の姿が見えなかったのか」
「ふーん、私をゼロの愛人と言っていたアイツがなぁ」
「……それ、初耳なんだが?」
「今、初めて言ったからな。当然だ」
記念パレードの時、姿が見えなかったのは玉城で、本人は、記念パレードの参加を断っていた。
「それと玉城のヤツ、私以外の、当時の黒の騎士団メンバーと連絡を取らなかったのよ。「ゼロの事を悪く言う奴らとは話したくない。…そんな事を言う資格、俺達にはないっていうのに…」とか言って」
「…玉城が真実に気づく事は予想外だったな」
「ほぅ、アイツ自覚あったのか。だが、許してやるつもりはないがな」
「お前な…」
「あはは…」
そんな事を言うC.C.にルルーシュは呆れて、カレンは空笑いをするしかなかった。
そして3人はスザクが星刻を連れてくるまで、他愛もない話を続けた。