神根島でシャルル達との話し合いから2日が経った。ルルーシュとC.C.は、自室でゆったりしており、ルルーシュは読書、C.C.はチーズ君を弄って遊んでいた。
「今頃、カレンは中華連邦で作戦会議でもしてるんだろうなぁ」
そう呟くC.C.の言う通り、神根島から戻った翌日に、カレンは紅蓮で中華連邦へと向かっていった。
「おいルルーシュ、暇だぞ」
「知らん。……冗談だから、そう拗ねるな。ほら、こっちに来い」
「フン…」
自分が言った冗談に拗ねてしまったC.C.を呼び寄せ、膝枕をして頭を撫でた。
「俺が悪かったから、機嫌を直せ」
「…またこうやって、私を子供扱いする」
「子供扱いしてるつもりはないんだがな。…まぁ、確かに暇だな。やる事もないし、昼寝でもするか?」
「…そうだな」
ルルーシュは、たまにはこうやって昼寝をして過ごすのも悪くないな。と思いながらC.C.に腕枕をして、一緒に昼寝をする為に目を閉じた。
ルルーシュとC.C.が昼寝をしている頃、中華連邦ではカレンと星刻が作戦について話し合いをしていた。
「作戦決行は明日で、地上のナイトメアについては私と星刻、そして中華連邦の軍で抑える事でいいのよね」
「あぁ。天子様が軍を出してくれてな。おかげで作戦を立てやすくなった」
「ほんと、天子様には感謝しないとねぇ〜」
「地下については、私とカレンを除く黒の騎士団の全勢力で抑えるつもりだ。…でも、扇達も報われないな。アイツ等の行動が全て無意味なのだから」
「人工ギアスではコードを継承出来ないと知ったら、扇さん、発狂しちゃうかもねぇ〜」
カレンは星刻に、ルルーシュとC.C.から聞いたコードと人工ギアスについて話してあった。
「まぁ、だからと言って容赦はしないけどね。…ルルーシュは今まで、世界の為に自分自身の幸せを捨ててまで戦ってきた。そしてC.C.は、そんなルルーシュをずっと隣で支えていた。そんな2人は今、幸せな時間を過ごそうとしていて、その中で2人の間に子供も出来た。それなのに今、C.C.が狙われている。…絶対に守る。そして、ここで終わらせるんだ。」
「そうだな。…ここで終わらせよう」
そうカレンが言い、星刻はそれに同意した。
スザクが航空艦内にある自室で作業をしていたら、ブリタニアから通信がきたので、何だろうか?と思いつつ通信を繋げた。
「…私だ」
『あ、スザク君?お久しぶり〜』
通信を繋げると、モニターにはロイド・アスプルンドが映り、それを確認したスザクはゼロの仮面を外し、口調を元に戻した。
「ロイドさん?どうかしたんですか?」
『ちょっと気になる事があってねぇ〜』
「気になる事?」
『……陛下、生きてるでしょ?』
そう言うロイドに、スザクは驚いてしまった。
「…どうして、そう思うんですか?」
『少し前に、C.C.と一緒にいる男の目撃情報があってねぇ〜。あのC.C.が陛下以外の男と一緒にいるはずないしぃ〜?』
「……ロイドさん。その目撃情報ってまさか…」
『ジェレミア卿の爆走事件でぇ〜す!』
「やっぱり…」
ロイドか言う目撃情報とは、少し前のジェレミアによる爆走事件の事であった為、スザクは自分の頭を抱えるしかなかった。
「と、言う事はセシルさんも…?」
『気づいてまぁ〜す!あとニーナ君も!』
「ですよね…。はぁー…」
思わず深いため息をついてしまうスザク。
「そうすると、神楽耶も、知ってる可能性があるのか…。でも、知らない可能性もあるから確認出来ないし…」
『まぁ、いいんじゃない?君に確認しないと言う事は、ゆっくり生きてほしいと思ってるからなんじゃないの?ゼロレクイエムの真実を知ってるわけだしぃ〜?』
「…そうかもしれませんね」
『でさぁ、スザク君。…もし、陛下に何かあったら僕たちにも言いなよ?僕たちも陛下には幸せに暮らしてほしいと思ってるんだから、なんだってするよ?』
「…わかりました。その時はお願いします」
『まぁ、それだけだから、じゃあねぇ〜』
そう言って通信を切るロイドに、相変わらずだなぁ、と思うスザクであった。
−ブリタニア本国−
「ギルフォードよ、ゼロの居場所が判ったと言うのは本当か?」
「はい。間違いありません」
「そうか」
ブリタニアではコーネリアが遂に、ゼロの居場所を突き止めていた。
「それで、居場所は?」
「日本の神根島上空です」
「神根島か…。よし、私の全部隊に伝えよ。これより神根島へ向かうと」
「イエス!ユア、ハイネス!」
「…その存在を消し飛ばしてやるぞ、不老不死の魔女よ。その為に私は秘密裏に''アレ''を手に入れたのだ」
そう言ってコーネリアは、歪んだ笑みを浮かべた。