コードギアスR2 after story   作:アンサラ

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第37話

ジェレミアとアーニャは、たった2機でコーネリア軍と互角に戦っていたが、徐々に押され始めていた。

 

「流石に少しキツイな…!」

「数が多くて鬱陶しい…」

 

そう呟きながらジェレミアとアーニャは誘導エネルギー弾で、敵ナイトメアを撃墜させていき、敵機からの攻撃はブレイズルミナスを展開して防いでいた。

 

そこに、スザクのランスロット・アルビオンが合流する。

 

「すまない、大丈夫か?」

『少しキツかったけど、大丈夫』

『ゼロ、あちらは良いのか?』

「あぁ。カレンが来てくれたし、ラクシャータも出てきた」

 

スザクがそう告げながら、機体を敵の上空へと飛翔させ、エナジーウイングを広げると、そこから砲撃を行い、敵機を複数撃破する。

 

「あとは出来る限り数を減らすぞ。私が前に出る。ジェレミアとアーニャは援護を頼む」

『了解した』

『わかった』

 

そう言ってアルビオンが前に出て、サザーランド・ジークとモルドレッドはそれの援護を始めた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「流石は、と言ったところか」

 

航空艦のブリッジで、スザク達がたった3機で自分の部隊と、数に押されていたとはいえ、互角に戦っている事に、コーネリアは素直に感心した。

 

「姫様、あれは本当に蜃気楼なのですか?スーパーヴァリスといい、エナジーウイングによる砲撃といい、攻撃手段が、あのランスロット・アルビオンに酷似しておりますが…」

 

コーネリアの傍に立つギルフォードが疑問を口にする。

 

「確かに、あの機体はランスロット・アルビオンなのかもしれんが、パイロットが枢木スザクという事はない。奴はダモクレスの戦いで戦死しているからな。恐らく、第9世代ナイトメアフレームという事で修復し、使ってるのかもしれん」

「なるほど。これから如何されます?」

「我等も出るぞ。扇の目的はコードを所持する事らしいが、それを許すわけにはいかない。魔女が乗っている航空艦に''アレ''を撃ち込み、全てを終わらせる。いいな?」

「イエス!ユア、ハイネス!」

 

そして、2人は格納庫へ向かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

スザクは、敵ナイトメアの数が減ってきたのを確認して、ルルーシュに通信を入れた。

 

「ルルーシュ、敵の数がある程度減ったから、僕の合図と共に出撃して、遠くに避難するんだ」

『わかった。…死ぬなよ?』

「大丈夫」

 

通信を切り、敵の注意をこちらに引き寄せようとした時、ヴィンセントの指揮官機がこちらに突っ込んできた。

 

『ゼロ!姫様の為に、ここで落ちてもらうぞ!!』

「ギルフォードか!」

 

ギルフォードが乗るヴィンセント指揮官機が、ニードルブレイザーで攻撃して来たのを避け、メーザーバイブレーションソードで反撃しようとするが、ガレスのバドロン砲がこちらに向かって放たれたので、攻撃を中断してそれを回避する。

 

「ちっ…!、鬱陶しい…!」

 

その後、複数のヴィンセントがスザクに向かって、アサルトライフルで射撃し、それをアルビオンを巧みに操り避けていく。

 

「ジェレミア!ギルフォードの相手を頼む!」

『承知した!』

 

スザクは、ギルフォードをジェレミアに任せ、自分を狙ってくる敵機を相手しようとした時、航空艦に向かっていく複数の機体を確認した。

 

「アーニャ!ナイトメアが航空艦に向かった!追ってくれ!」

『わかった…!』

 

アーニャが追いに行こうとした時、航空艦に向かっているナイトメアから通信が入った。

 

『これで、チェックメイトだ、ゼロ』

「コーネリアか…!」

『そこで見ているがいい。全てが終わる瞬間を…!』

「なに?……っ貴様!何故それを持っている!?」

 

コーネリアが乗るヴィンセント指揮官機が構えた武器に、見に覚えがあるスザクは、急いでルルーシュに通信を入れた。

 

「ルルーシュ!今すぐ出撃するんだ!!コーネリアが''フレイヤ''を所持している!!!」

『なんだと!?わかった!!行くぞC.C.!!』

『わかっている!!』

 

だが、それよりも早く、コーネリアは引き金を引いて、フレイヤが発射された。

 

『これで終わりだ!滅せよ、ギアスの源!!』

 

そして、航空艦がフレイヤの光に飲み込まれた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

扇達の相手をしていたカレンとラクシャータは、後方で爆発したフレイヤの光を見て驚愕した。

 

「あれは、フレイヤ!?」

「そんな…!?どうして、フレイヤがこんなところに!?…ルルーシュとC.C.は!?2人とも無事なの!?」

 

 

 

 

扇も航空艦のブリッジで、フレイヤの光を確認した。

 

「何故この場所にフレイヤが…」

 

 

 

 

その後、フレイヤの光が収まると、突風が発生して、カレンは機体を安定させながら、スザクへと通信を繋げた。

 

「ゼロ!!あの2人は!?」

『…フレイヤの光に飲み込まれた。2人はコードを持っているから生き返るかもしれないけど、C.C.のお腹にいる子は…』

「そんな…!?」

 

すると、コーネリアが乗るヴィンセント指揮官機から、高笑いが聞こえた。

 

『ふはははは!!やったぞ!これで全てが終わった!!フレイヤは全てを消滅させる兵器!!例え、不老不死といえど、全てを消滅させられたら蘇ることなど出来るはずがない!!』

『コーネリア!!!キサマァァァァ!!!』

 

その言葉にジェレミアがキレて、コーネリアに向かって行くが、それをギルフォードが邪魔をする。

 

『姫様をやらせはせん!!』

『邪魔をするなぁ!!』

 

メーザーバイブレーションソードで攻撃してくるギルフォードに、ジェレミアは避けながら、ロングレンジリニアキャノンを放つ。

 

『お前達の負けだ!ゼロ!!……ちっ!』

『お前だけは、絶対に許さないっ…!!』

 

アーニャが、コーネリアに向かってシュタルクハドロン砲を放つが避けられ、そのコーネリアを守ろうと敵ナイトメアがやってくるが、アーニャは誘導エネルギー弾を放ち撃墜させていく。

 

『邪魔っ…!!』

 

カレンも怒りに任せて、コーネリアに向かおうとしたが、ゼロが一言も喋らないので、不安になって声をかけた。

 

「よくもっ!!……ゼロ?」

『…残念だったな、コーネリア。お前の企みは無駄だったようだぞ?』

 

そんな事を言うスザクに、コーネリアは不満を露わにし、カレンは首を傾げ、もしかしたら心が壊れてしまったのかと、不安になった。

 

『無駄だと!?魔女は確実にフレイヤの光に飲み込まれた!!寝言も大概にしろ!!』

『ならば、上空を見るがいい』

 

そう言われ、コーネリア、カレン、そしてジェレミアとアーニャがモニター越しで上空を見て、そして驚愕し、全員に通信が入った。

 

 

 

 

『…残念だったな?私はこうして健在だぞ?』

 

 

 

 

そこには、エナジーウイングで全身を覆い、周囲にブレイズルミナスと絶対守護領域を展開させ、ピンク、オレンジ、亜麻色の光に包まれた蜃気楼の姿があった。

 

 

 

 

 

 

 

 




何故、蜃気楼が光に包まれ、フレイヤから助かったのかは次回説明します
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