コードギアスR2 after story   作:アンサラ

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第38話

ルルーシュとC.C.は、フレイヤの光に飲み込まれた瞬間に意識を失い、気がつけば真っ白な空間に立っていた。

 

「ここは…?俺たちは死んだのか…?」

「わからない…。でも、恐らく死んでしまったのだろうな。フレイヤは全てを消滅させる兵器だ。コードも関係なかったのだろうな」

 

そう言いながらC.C.はしゃがみ込み、そして、涙を流し始めた。

 

「出来ればっ、この子をっ…産んでやりたかった……!!」

「C.C.…」

 

ひたすら、ごめんなぁ…!と、お腹を撫でながら呟くC.C.にルルーシュも悲痛な思いを抱くが、ふと、今のC.C.の姿に、疑問が生まれた。

 

「なぁ、C.C.。…どうして、まだお腹に子供がいるんだ?俺たちは死んだんだろ?」

「ぐすっ………確かに」

 

今のC.C.の姿は、お腹が膨らんでおり、その中に子供がいるのがわかった。

 

「それは、あなた達が死んでいないからです」

 

女性の声がしたので、ルルーシュとC.C.は声がした方を向き、そして驚愕した。

 

「お久しぶりですね、ルルーシュ」

 

何故なら、そこには、ユーフェミア・リ・ブリタニアが立っていたからだ。

 

「ユフィ!?何故ここに!?」

「それは、こちらの台詞です!どうして、ルルーシュが''こちら側''に来ようとしてるのですか!!」

「…ん?''こちら側''?」

「そうです!あなた達、もう少しでCの世界に来るところだったのですよ!?死んじゃいそうになってたんですよ!?」

「いや、俺たちだって、死にたくて死のうとしてるわけじゃ…」

「お黙りなさい!!」

「えぇ…」

 

相変わらずの姿に、ルルーシュは呆れると同時に、懐かし思いをしていた。

 

「そうそう、ルルはこっちに来るべきじゃないかな〜」

「……シャーリー、君まで」

 

そこに、シャーリー・フェネットがやってきた。

 

「ルルはもっと幸せにならなきゃ!」

「……許されるとは思っていないが、俺は、君とユフィに謝らなければいけない。俺のせいで、君達は…」

「私は気にしてませんよ?あの時、ルルーシュは私の手を取ったではありませんか。運が悪かっただけですよ」

「…運が悪かったという言葉で、済ませてはいけないんだ」

「いいんですよ。それに、ルルーシュは私を止めてくれました」

「…その結果、君は死んだ」

「もう!!とにかく!私は、あなたを許します!!そもそも、気にしていないんですから!!」

 

その言葉に続くように、シャーリーもルルーシュに話しかけた。

 

「私も気にしてないよ。ルルは私の為に、ギアスをかけてくれたんだから。それに、ロロの事だって、私は許したよ?」

「シャーリー…」

「あの時も言ったけど、私はルルが好き。お父さんを巻き込んだとわかっても、嫌いになれなかった。全てを忘れさせてくれたのに、また好きになった。生まれ変わっても、また、好きになる。私は、ルルの''本当''になってあげたいって思ってたんだから。まぁ、今、ルルには奥さんが居るから、あれなんだけどね?」

 

そう言ってシャーリーは苦笑いを浮かべ、C.C.の方を向いた。

 

「C.C.さん」

「…なんだ?」

「私は、ルルの事が大好きです。生まれ変わっても、ルルの事を好きになります。でも、私じゃ、ルルの奥さんになれない。どんな辛い時だって、ルルの傍にいた貴女には勝てない。…だからルルの事、お願いします」

 

シャーリーの言葉に、C.C.は真剣な表情をして答えを返した。

 

「……あぁ。私は、これから先、何があってもルルーシュを裏切らない。どんな辛い時だって傍にいる。絶対に守ってみせる。だから安心してくれ。そして、生まれ変わっても、また、ルルーシュの事を好きになってくれ。…ありがとう、シャーリー。私はお前に会えて、誇りに思う」

「…ありがとう、C.C.さん」

 

C.C.の言葉を聞き、シャーリーは満足そうな顔をした。

 

そこに、1人の男がやって来た。

 

「兄さん」

「ロロ…」

 

やって来たのは、ルルーシュの弟である、ロロ・ランペルージであった。

 

「兄さん、僕は、お礼を言いに来たんだ」

「…お礼?」

「うん。…ありがとう、僕を兄さんの弟にしてくれて。僕は、兄さんのおかげで救われて、幸せになれたんだ」

「俺は、お前に何もしてやれてない。酷い事も言ったんだ。お礼なんて…」

「あれぐらい、なんでもないよ?それに、兄弟なんだから喧嘩ぐらいするさ」

「……そうか。…ロロ、礼を言うのは俺の方だ。お前のおかげで、俺は生きる事が出来たんだ。…ありがとう、俺を助けてくれて。…俺の弟になってくれて」

「…兄さんは、今、幸せ?」

「…あぁ。幸せだ」

「そっか。…C.C.」

「ん?」

「兄さんの事、頼んだよ?」

「…あぁ、任せろ」

 

ロロも満足そうな顔をした。

 

「だから、あなた達は、ここにいるべきではありません。それに、親になるんでしょ?」

「そうだよルル。早く戻らなきゃ」

「大丈夫だよ兄さん。2人…いや、3人は、僕たちが守ってあげるから」

 

笑顔で3人がそう言うと、ルルーシュとC.C.の身体が消え始めた。

 

ルルーシュは、それに驚きながら、一度目を伏せ、そして頭を下げた。

 

「ユフィ、シャーリー、ロロ、本当にありがとう…!」

 

涙声で言うルルーシュに、C.C.はそっとルルーシュの手を握り、3人に話しかけた。

 

「私は、ルルーシュの隣で支える。だから、お前達はCの世界から、ルルーシュを支えてくれ」

 

その言葉に3人は頷き、それを見たルルーシュとC.C.は、笑顔で言った。

 

「「行ってきます!」」

 

「「「行ってらっしゃい!」」」

 

 

そして、ルルーシュとC.C.の姿が、完全に消えていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ルルーシュとC.C.が、蜃気楼のコクピットの中で意識を取り戻すと、ピンク色、オレンジ色、亜麻色の光に包まれてる事に気づいた。

 

「この光は…」

「…あぁ。あの3人の光だ」

 

今、蜃気楼はフレイヤの光の中におり、その蜃気楼は、エナジーウイングで全身を覆い、周囲にブレイズルミナスと絶対守護領域を展開していた。

 

「…ありがとう、蜃気楼。俺たちを守ってくれて」

 

そう言って、ルルーシュは、フレイヤから出る為にドルイドシステムを弄り、C.C.は、操縦桿を握った。

 

 

「行くぞ!''セラ''!!」

「あぁ、行こう!ルルーシュ!!」

 

 

そして、蜃気楼はフレイヤの中から上空に向かって、全速力で飛び出して行った。

 

 

 

 

 

 

 

 




しばらくの間、更新が遅くなったり、できなかったりします。申し訳ありません。
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