コードギアスR2 after story   作:アンサラ

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第39話

無傷の蜃気楼を見て、コーネリアは、驚愕しながら叫んだ。

 

『フレイヤに飲み込まれて、何故、生きているんだ!?』

「''ある人たち''が助けてくれたんだよ」

 

C.C.は、ユーフェミア、シャーリー、ロロの事を思い浮かべた。

 

『ある人たちだと!?』

「そうだ。まぁ、お前に教える気はないがな」

 

そう言ってC.C.は、機体をスザク達の方に向けた。

 

「すまなかったな。心配かけた」

『C.C.、大丈夫なのか?それに、その光はいったい…』

「それは後で説明するさ」

 

C.C.が大丈夫という事は、名前を出せないが、ルルーシュも大丈夫なはずなので、スザクは安堵した。

 

「ジェレミアとアーニャ、それにカレンも、心配かけたな」

『C.C.様、よくご無事で…!!』

『C.C.お姉様…!!』

『本当に、無事でよかったっ…!』

「ありがとう、心配してくれて。…とりあえず、この戦いに決着をつけるぞ」

 

そう言うC.C.に、カレンは驚きの声をあげた。

 

『あなた、まさか戦うつもり!?』

「あぁ。もう、逃げ続けるのも嫌になってきたからな」

『身体は大丈夫なの!?』

「大丈夫だから安心しろ。…それに、ギアスの力を悪用しようとしている輩を、許すわけにはいかないからな」

『…わかったわ』

 

C.C.の言葉を聞いたカレンは、納得するしかなかった。

 

「ゼロ。ここはお前とジェレミア、アーニャに任せ、私とカレン、ラクシャータは扇の相手をする。いいな?」

『了解した』

『承知しました、C.C.様!』

『ここは任せて、C.C.お姉様』

「頼んだぞ」

『行かせると思っているのか!?……くっ!?』

 

扇の相手をしに行こうとすると、コーネリアがこちらに向かって来たが、スザクがスーパーヴァリスで邪魔をする。

 

『邪魔をするな!ゼロ!!』

『するに決まってるだろ。それに、フレイヤを使われて、私がキレないとでも思ったか?』

 

そう言うスザクの目は、少し赤く光っていた。

 

「コーネリア、お前に言っておく。ギアスは悪なんかじゃない。''ギアスを悪用する奴''が悪なんだ。ちゃんと正しくギアスを使えば、人を救う事だって出来る。私は、それを知ることができた」

『お前がそれを言うか!?ギアスを与えて、人を不幸にしてきた魔女が!!ギアスは呪われた力だ!!その力は、人を不幸にする事しか出来ないんだ!!』

「…そうだな、否定はしないよ。私は、自分の目的の為に、たくさんの人を不幸にしてきた。だが、ルルーシュに出会えたことで、人を不幸にする魔女から変われたんだ。今の私は、ルルーシュ(魔王)を愛するだけの、ただのC.C.(魔女)だよ」

『それで、お前の罪が消えると思っているのか!?』

「思ってはいないさ。だから、私は出来ることをする。もう、誰かにギアスを与えるつもりはないし、ギアスを悪用させるつもりもない。だが、お前と違って、悪用さえしなければ、ギアスを持ってる者を殺そうとは思わずに、ただ見守るだけだ。…それと、お前は私の事を魔女と呼ぶが、ユーフェミアの願いを、想いを考えようとせず、ひたすらギアスは悪だと言って、ギアスを持つ者を殺そうとし、さらにはフレイヤを躊躇なく撃てる。…私より、お前の方が本当の魔女らしいよ」

『なんだと!?』

「さよなら、ブリタニアの魔女。…もう、お前と会うことはないだろう」

 

 

コーネリアにそう告げ、C.C.は、カレンとラクシャータを連れて、扇がいる所へと向かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

C.C.達が、扇がいる場所へ向かった後、スザク達はコーネリア軍を圧倒していた。

 

『バカな…。こんなことが…』

「言ったはずだ。お前の負けだと」

『認められるものか!私は、まだ負けてなどいない!!』

 

コーネリアが乗るヴィンセント指揮官機が、アルビオンに様々な武器を使って攻撃をしかけるが、自身にかけられたギアスを利用しているスザクの、超越的な操作で避けられていく。

 

「C.C.は今まで、人々の悪意のせいで地獄を経験してきた。だけど皇帝ルルーシュに会った事で、その地獄から解放され、生きる喜びを知り、今はこの世界を、幸せに、ひっそりと見て回っていたんだ。なのに何故、それの邪魔をする?」

『今更そんな事、許されると思っているのか!?そしてユフィのためにも、ここで、あの魔女を殺さなければいけないんだ!!』

「今更なんかじゃない。今のC.C.は、お前と違って人を信じているんだ。あと、それはユーフェミアの為ではなく、お前の為だ。ユーフェミアの名前を、利用しているだけなんだよ、お前は」

『ふざけるな!!私はユフィの名を、利用していない!!』

「しているんだよ。こんなこと、ユーフェミアが望むはずがないと、姉であるお前が、何故気づかない?…ブリタニアの魔女よ、せめてもの情けだ。狂ったお前は、ここで終わらしてやる」

 

そう言ってスザクは、アルビオンを操って、ヴィンセント指揮官機に超高速で近づき、メーザーバイブレーションソードを、コクピットに突き刺し、スザクは、コーネリアのみに聞こえる個別通信に切り替えた。

 

『がはぁっ…!?』

「…お前は先にCの世界に行って、''ユフィ''に怒られてこい。そして伝えてくれ。''僕は、君の騎士になれて本当に良かった''、と…」

『な…に…!?おま…え…は、まさ…か…!?』

「私はユーフェミアの騎士であり、ルルーシュの騎士でもある者だ。…さよなら、コーネリア」

 

そして、コーネリアが乗るヴィンセント指揮官機が爆発した。

 

 

 

 

 

『姫様!?』

 

撃墜されたコーネリアを見たギルフォードは、ヴィンセント指揮官機をアルビオンに向けた。

 

『ゼロォォォォ!!』

 

こちらに向かってくるギルフォードを、対処する為に機体を動かそうとした時、横からシュタルクハドロンが放たれ、ギルフォードが乗るヴィンセント指揮官機に直撃した。

 

『記録、終了』

『ひ、ひめさま…。申し訳ございません…』

 

そう呟くと、ギルフォードが乗るヴィンセント指揮官機が爆発した。

 

「アーニャ」

『余計だった?』

「いや、ありがとう。…ブリタニア、コーネリア軍全員に告げる!たった今、コーネリアは私が討ち取った!全員、直ちに戦闘行為をやめ、降伏しろ!!しない場合は、コーネリア同様の処置を、取らせてもらう!!」

 

すると、コーネリア軍のナイトメアが戦闘行為を止めていき、それを見たスザクは、そっと息を吐いた。

 

 

 

ブリタニアのコーネリア軍と、スザク達の戦闘は終了した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一方、C.C.達は扇と対峙していた。

 

「久しぶりだな、もじゃもじゃ頭」

『C.C.!?生きていたのか!?』

「あぁ。私には、死ねない理由があるんでな」

 

そう言ってC.C.は、後ろに乗っているルルーシュを見た。

 

「で、お前は私のコードを狙ってるらしいが、残念ながらお前はコードを持つことができないぞ?」

『な、なぜ!?』

「まず、人工ギアスではコードを継承出来ない。だから、コード所有者と契約しなければならない。そもそも、資格がなければギアスも、人工ギアスも発現はしない。お前には資格がないからな、ギアスを手に入れる事は出来ないだろう。残念だったな」

『そんな…』

「仮に契約出来たとしても、ギアスを悪用しようとしているお前とは、契約する気はない。それに、私はルルーシュで最後にするって決めてるんだよ」

 

C.C.の言葉を聞いた扇は、今までの行動が全部無駄だった事に、絶望を感じた。

 

「人は、ギアスの力に頼らなくても、努力をすれば''願い''を叶える事ができて、使い方次第では、人を救える事を私は知った。だから、ギアスを悪用されない為にも、ここで終わらしてやる」

 

C.C.がそう言うと、ルルーシュはドルイドシステムを操り、拡散構造相転移砲を放とうとした。

 

『邪魔はさせないよ!』

『あなた達は、ここで、おとなしく見ていなさいな』

 

それを見た敵ナイトメアが、蜃気楼へ攻撃しようとするが、カレンが操る紅蓮が、即座に輻射波動で撃墜させていき、ラクシャータは紅蓮の援護をしていく。

 

「これで終わりだ。…恨むのなら、ギアスじゃなくて、自分自身の愚かさを恨めよ」

 

そして、蜃気楼から拡散構造相転移砲が放たれ、扇が乗る航空艦を貫き、扇は爆散していく航空艦と運命を共にした。

 

『これで、終わったのね。…C.C.大丈夫?身体の事とか、お腹の中の赤ちゃんの事とか』

「あぁ。この光が守ってくれたからな」

 

蜃気楼を包む3色の光は、徐々に消えていく。

 

「ユフィ、シャーリー、ロロ、俺たちを守ってくれてありがとう…」

「私たちは、これからも生きていくよ。だから、Cの世界から見守って、そして支えてくれ」

 

(((私達(僕達)は、いつでも見守っているよ)))

 

ルルーシュとC.C.は、言葉のあとに、3人がそう言って微笑んでる姿が見えた気がして、その後に、蜃気楼を包んでいた3色の光は、完全に消えていった。

 

 

 

 

 

こうして、ギアスとC.C.のコードを巡る戦いは終結した。

 

 

 

 

 

 

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