コードギアスR2 after story   作:アンサラ

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第44話

オレンジ農園でリーシャが生まれてから約2週間が経った、ある日の夜、

 

「もっとだ!もっとピザを持ってこい!!もっと私にピザを食べさせろ!!!」

「いいだろう!その願い、この俺が叶えてやる!!…ジェレミア!!!」

「承知いたしました!!」

「「……」」

 

現在、C.C.はピザを凄い勢いで食べていて、ルルーシュもC.C.に負けない勢いでピザを作っており、それを見ているカレンとアーニャは言葉を失っていた。

 

ちなみに、ジェレミアは出来上がったピザを運ぶ作業をしている。

 

出産後、一般的には身体が元の調子に戻るのに1ヶ月はかかると言われているが、C.C.はコードを保有している影響からか、約2週間で元の調子に戻ったので、C.C.はピザを要求し、ルルーシュがそれに答えたのが今の現状だったりする。

 

「…ねぇ?そろそろ止めとかない?貴女、そのピザ12枚目よ?」

「何を言っている?私はまだ食べれるぞ?それより、お前たちはもう食べないのか?」

「私はいいかなぁ」

「私も…」

「なら、遠慮なく食べていくぞ?」

 

そう言ってC.C.は、食べるスピードを上げようとした瞬間、リーシャが泣き出した。

 

「「っ!?」」

「「えぇ…」」

 

リーシャの泣き声が聞こえた瞬間に、ルルーシュとC.C.はリーシャが寝ているベッドにもの凄い勢いで近づき、あまりの速さにカレンとアーニャは困惑した声を出した。

 

「どうしたんだ?リーシャ?私達はここにいるぞ?」

「お腹が空いたのか?それとも不安になったのか?」

 

優しい口調でリーシャに語りかけるルルーシュとC.C.を見たカレンは平和だなぁ〜、と思いつつ、苦笑いを浮かべながら残ったピザにサランラップをして冷蔵庫に入れたり、空いてる食器を洗い場に持って行ったりと片付けを始めていたアーニャを手伝いに向かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

−2ヶ月後−

 

「はぁ…」

「どうした?ため息なんてついて。…ほらリーシャ、ゆっくり飲むんだぞ?」

 

今、C.C.は自分の膝の上でリーシャにミルクを飲ませていて、その横ではルルーシュが読書をしており、カレンは2人の近くで医学の勉強をしていた。

 

ちなみにジェレミアとアーニャは、外で作業をしていたりする。

 

「…これを見てよ」

「ん?なになに?……どうしたんだ?それ?」

「……何だ?その、紙が大量に入った袋は?」

 

カレンは手紙が大量に入った袋をルルーシュとC.C.に見せて、それを見た2人は顔を引攣らせた。

 

「黒の騎士団宛の手紙が大量に東京政庁に届いてて、その殆どが私宛だったから私の元に来たのよ。しかも手紙の8割はラブレターだし…」

「…それはそれで凄いな。…はい、もうお終いだ、リーシャ」

「それにしても、すっかり母親になってるわね、貴女」

「そうか?」

 

ミルクを飲み終わったリーシャの口周りをキレイに拭くC.C.に、カレンは思わず感心した。

 

「いつかのピザ爆食いを見てた身としては不安があったけど」

「あれでもリーシャに気を配っているからノーカンだ。…それより、その大量の手紙はどうするんだ?」

「ほんと、この手紙どうしよう…」

「捨てればいいんじゃないのか?興味ないんだろ?」

 

カレンが手紙の扱いに困っているところに、ルルーシュがそう提案した。

 

「そうしようかなぁ。それと、これからの対策もしないと…」

「ラブレターのか?それなら、さっさと相手を見つければいいじゃないか?」

「…貴女、そう簡単に言うけど、中々見つからないと思うわよ?」

「そんな事は知っているさ。私だってルルーシュと出会うのに、数百年はかかったんだぞ?」

「それ、私からすれば絶望的じゃない…」

 

C.C.の言葉に、カレンは肩を落とした。

 

「そういえば、お前と仲が良かった奴がいなかったか?…確か金髪で元ラウンズの…」

「もしかして、ジノの事か?」

「そう、そいつだ。そのジノという奴はどうなんだ?お前に好意を持っていたんじゃなかったか?」

「ジノの事は友達と思っているけど、そういう相手としては見れないのよねぇ。…てか、何でそんな事、C.C.が知ってんの?」

「そりゃ私はC.C.だからな」

「…何だか魔法の言葉になってきてるわね、それ…」

 

ちなみに、話題にあがったジノ・ヴァインベルグは、面白そうな場所を探して世界を旅していたりする。

 

「じゃあ、お前が好意を持った奴はいないのか?」

「…いるにはいるわよ?''叶わない好意''だけど…」

「なるほど。……やらんぞ?」

「…わかってるから、''叶わない好意''って言ったんじゃない」

 

そう言ってカレンとC.C.は、ルルーシュの方を向いた。

 

「…ん?2人ともどうした?」

「お前、カレンの事をどう思っている?」

「友達だと思っているが?」

「じゃあ、カレンがお前の事を、どう思っているか知ってるのか?」

「友達だろ?どうしたんだ?急に?」

「「はぁ…」」

「…人の顔を見て、ため息をつくとは失礼だなお前ら」

 

ルルーシュの鈍さに思わず、ため息をついたカレンとC.C.。

 

「とにかく、手紙を送るのを止めさせるよう、スザクに黒の騎士団として声明を出してもらうしかないだろう」

「そうね…。そうしてもらうわ」

 

そうして、カレンはスザクと通信をする為に2人から離れ、C.C.はミルク瓶を洗いに行って、ルルーシュはリーシャを抱いて、C.C.の後について行った。

 

 

 

 

 

 

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