ゼロレクイエムからちょうど2年が経った今日、ルルーシュとリーシャが乗っているベビーカーを押すC.C.、そしてカレンは東京へとやって来てた。
「見ろルルーシュ。今年も人がゴミのようだ」
「……そのネタ、今回もやるのか?」
「人混みを見たら、言うのがお約束だろ?」
「はぁ…」
「てか、前回もそのネタやっていたのね…」
そう言いながら、道に並ぶ人々を見ながら歩くルルーシュ達。
「あれから2年経つというのに、相変わらずゼロとナナリーの人気は凄まじいな」
「平和の象徴で救世主だからな、あの2人は。そこにカレンがいたら、もっと凄い事になってるんじゃないか?」
「…勘弁して。それを考えただけで、ぞっとするわ…」
そう言うカレンの姿は、髪色を黒色に染めて髪を下ろしており、ルルーシュは髪を亜麻色に染めていた。
すると、少し遠くの方でアナウンサーが街の人達にインタビューしてるのを見かけ、その見覚えのある人物にルルーシュ達は顔を引攣らせて固まった。
「なぁ…。俺の見間違いじゃなければ、インタビューしてる人って会長だよな?」
「間違いなくそうだな…」
「しかもカメラを持ってるのってリヴァルじゃない…?」
インタビューをしているアナウンサーはミレイ・アッシュフォードで、その近くにいるカメラマンはリヴァル・カルデモンドであった。
「リヴァルのやつ、会長を追いかけてテレビ局のカメラマンになったのか…」
「凄いわね、リヴァルのあの執念。…報われてるのかしら?」
「どうせリヴァルの事だ、空回りだろう」
「…なんか可哀想な奴だな、あの男…」
リヴァルは、ミレイを追いかけてカメラマンになったのはいいが、全く振り向いてもらえてなかったりしていた。
「…C.C.、カレン、インタビューされたら答えられる自信はあるか?聞かれる事は間違いなく俺の事だろうが」
「私は無理だな。自分の夫を悪く言う事など出来ないし、言いたくも無い」
「私も無理。貴方の事を悪く言えるわけないじゃない」
「…ならインタビューされない事を祈ろう。俺とカレンの姿の問題もあるしな」
ルルーシュは髪色を変えているだけで、カレンは髪型も変えてはいるが、ぶっちゃけ病弱設定で、アッシュフォード学園に通っていた時の姿なのでバレる可能性があり、ミレイにインタビューをされない事を祈った。
それから少し時間が経ち、ルルーシュ達はインタビューをされない事を祈りながら街を歩いていたら、
「あのー、すみませーん!!」
「「「(どうしてこうなるんだ(のよ)…」」」
ミレイに声をかけられてしまい、内心で頭を抱えた。
「ん?もしかして貴女…っ!!。…いえ、何でもないです!少しお聞きしてもよろしいでしょうか?」
ミレイはカレンの姿に気づいたが、カレンが黙っていてほしいというジェスチャーをした為、気づいてないフリをした。
「(会長、カレンの姿に気づいたな。それに、ここで断ったら変か…)まぁ、少しだけなら…」
「「(ルルーシュ!?さっき無理だと言っただろ(でしょ)!?」」
ここで断るのも変だと思い、ルルーシュは了承し、その言葉を聞いたC.C.とカレンは焦った。
「ありがとうございます!…2年前にゼロによって討たれた悪逆皇帝ルルーシュをどう思っていますか?」
「(ここは無難に…)すみませんが、その質問はあまり答えたくないです。…あぁ、どうしたんだリーシャ?急に泣き出して」
「(だからルルーシュの事、悪く言えるわけないでしょ!)私も…。ほら、泣かないのリーシャ」
C.C.とカレンは、ルルーシュの事を悪く言いたくなかったのでそう答えているとリーシャが泣き出したので、C.C.はベビーカーに乗っていたリーシャを抱き寄せて、カレンが優しい口調で慰めていた。
「そうですか…」
ミレイとカメラを構えているリヴァルは、2人は口に出したくないぐらいに憎んでいるのかと誤解し、悲しい表情をした。
ちなみに、ミレイとリヴァルにかけられたシャルルのギアスは、ジェレミアのギアスキャンセラーによって解かれている為、記憶を取り戻している。
「では、そちらの男性は?」
「…最低な人間だと思ってますよ。あの皇帝のせいで人々が苦しめられてましたから。もし、今も生きていたら世界は今みたいに平和じゃなかったでしょうね。だからゼロには感謝しています。ゼロのおかげで世界は平和になりましたし、こうして幸せを手に入れる事が出来ましたから」
そう言ってルルーシュは、C.C.の腕の中で泣いているリーシャの頭を撫でた。
「(あと、まさかとは思うけど…)もう1つ聞きたいんですけど、悪逆皇帝ルルーシュにかなり似ていますが、周りから似てると言われた事はありませんか?」
「…かなり言われますね。だから困っているんですよ」
「「(似てるも何も本人だし…)」」
ルルーシュが苦笑いで答えてる横で、内心そう思うC.C.とカレン。
「(本人のわけないか…)そうですか。…お時間ありがとうございました!これからも幸せな家庭を築いてください!」
そうしてインタビューが終了して、ミレイ達テレビ関係者は違う場所へと向かっていった。
この小説のミレイとリヴァルはゼロレクイエムの真実に気づいてませんが、ある程度は察しています。