2日後、ルルーシュとC.C.は無事日本に渡り、今はトウキョウから少し離れた街にいた。
「それで、ジェレミアのオレンジ農園の場所は判っているのか?」
「判らないからこうやって、いろんな人に聞いているんだろうが…」
日本に渡ったのはいいが、肝心のジェレミアが営んでいるオレンジ農園の場合が判らず、ルルーシュが街の人に聞き込みをしていた。
「せめて、オレンジ農園の名前さえ判ればいいんだが…」
「いや、それが判れば場所も判るだろう…」
「………」
「……ルルーシュ、お前…」
「…俺ってこんなにバカだったか?」
「まぁ、いいんじゃないか?それだけ平和だっていう証拠だろ?」
落ち込むルルーシュに、C.C.は苦笑いを浮かべながらフォローする。
C.C.は嫌いとは言わないが、ゼロや皇帝だった頃の、いつも気を張っていたルルーシュは好きではなく、今のどこか抜けてるルルーシュのほうが好きだったりする。
「ねぇ…」
「「ん?」」
後ろから声をかけられ、ルルーシュとC.C.が振り向くと、声をかけてきた人物を見て固まった。
そこに立っていたのは、元ナイトオブラウンズのアーニャ・アールストレイムだった。
「2人とも、ジェレミアのオレンジ農園に行きたいの?」
「あ、あぁ…。お前、場所が判るのか?」
「うん。私はそこで働いているから。2人はジェレミアの知り合い?」
「ジェレミアが、オレンジ農園を始める前からの知り合いだ。ジェレミアに会いに日本に来たんだが、連絡もせずに来たもんだから場所が判らなくてな…。できたらその場所を教えてくれないか?」
「私、今からオレンジ農園に向かうから、よかったら着いてくる?」
「いいのか?じゃあ、よろしく頼むよ」
と、アーニャが連れて行ってくれるそうなので、ルルーシュはそれに着いていくことにしてお願いをした。
「そういえば、2人の名前まだ聞いてない。…名前教えて?」
「あー…。俺たちの名前を教えるのは、オレンジ農園に着いてからでいいか?ちょっと訳ありで、ここでは言えないんだ」
アーニャが名前を聞いてきたが、街中ではフルネームを言えないため、オレンジ農園に着いたら教えると、ルルーシュは答えた。
「…わかった。じゃあ、2人ともついて来て。ここからオレンジ農園まで、3時間近くかかるから」
そうして3人は、オレンジ農園へと向かった。
それから3時間ほど、電車に乗ったり歩いたりして、街から随分と離れた所にある、立派な大量のオレンジが成る農園に着いた。
「これは、すごいな…」
「かなり立派なオレンジじゃないか」
立派なオレンジの木を見たルルーシュは驚き、C.C.は感心した。
「ありがとう。…ジェレミアはこっちの建物にいる」
その言葉を聞いたアーニャは、少し嬉しくなったので、2人に礼を言って、先に見える大きな屋敷へと案内した。
アーニャが建物の中に入るとそこにはジェレミアが立っていて、それに気づいたジェレミアが声をかけた。
「おぉ、帰ったかアーニャ」
「ただいま、ジェレミア。頼まれたもの買ってきた」
「うむ、ご苦労であった」
「それとジェレミア、貴方にお客様が来てる」
「私に来客?」
その言葉に、ジェレミアが疑問に思っていると、建物の扉が開き、そこから入ったきた2人を見て、ジェレミアは驚愕した。
「…久しぶりだな、ジェレミア」
「……ぉぉぉおおおおおおおお!!そちらの女性と、その隣に立っておられる方はもしや!?」
「ああ、俺だ。今は髪を染め、カラーコンタクトをつけて変装しているがな」
「ルルーシュ様!!それにC.C.!!よくぞここにお越しくださいました!!!このジェレミア感激でございます!!!」
と、ジェレミアが滝のような涙を流しながら言ってくるものだから、ルルーシュとC.C.は、苦笑いを浮かべるしかなかった。
アーニャの喋り方がおかしかったらごめんなさい…。