桜の一太刀 作:あおぞら
1週間更新になると思います。
20XX年現在。
少し前のテレビゲームとは一線を画す新たなゲーム形式が大の流行であった。
以前から騒がれていたVR技術。
それを用いた、いや、完全に上位版であるフルダイブ技術は文字通りゲームの中に入ってゲームをするという誰もが抱く憧れである。(以下略)
ここは、ある道場。
古びたそれは威厳や貫禄を出している。
庭には桜が植えられている。きれいな桜だ。
しばらくして、
ドガッ
といやな音がしたと思うと、一人の少年が道場の壁をぶち破りながら中から吹っ飛んできた。
顔は血まみれで、それ以外のところも所々傷が目立つ。
そんな状態なのに、吹き飛ばした人はお構い無いらしい。
追撃をしてきた。
着物姿の美しい女性が鬼のような形相で少年にガチな刀を振るう。
対して少年もガチな刀を持っているが、振るおうとはしない。
音もなく振られた刀を紙一重で避けて自らの刀に当てる。
そこから至る動きは
[花足]
そうつぶやく声が聞こえたと思うと、少年はすでに彼女の後ろに回って刀を振るおうとしている最中である。
[桜花七式 三の太刀 飛花]
一直線に刀を振るう少年。
対して
「ククッ」
女性が不気味な笑い声が聞こえたかと思うと
[桜花七式 一の太刀 五月雨]
桜の花弁が舞い、女性の刀が少年の首を捉え、そして刎ねた。
すこしして、少年が復活する。
「先生、もう少し手加減していただいてもいいと思いますけど。」
ニィッと笑みを深めながら
「言うようになったねぇ。若造が。」
まぁ、先生のとs
シュンッ
「すまん、つい首を。」
「」
「」
スッ
また刎ねられた。それから何回も首を刎ねられ
「いい加減に、しろやぁぁ!!あんた何回僕の首をはねればいいんだよこのやrっげふんげふん、このばbっごほんごほん、このあmっごほんごほん、
すいません、お師匠様。お美しいお師匠様。」
言いそうになるたびに絶対零度の視線に震え、結局僕は何度も謝り、師匠を褒め称えまくった。
スッ
結局その後3回ぐらい殺されてしまったが。
「そういえば、この類いのゲームは飽きてきたなぁ。」
「えっ?それってまさか」
「あぁ、実際殺した方がぶっちゃけ楽しくないか?」
とんでもない人でした。
「あ、あの、新しいゲームが出るんですけど」
「ほぉ」
「ソードアートオンラインというゲームで、通称がSAOとなっています。
そのゲームにはソードスキルなるものがあって、それを使って敵を倒しアイテムをゲットしレベルアップをして、100階層あるステージをクリアしていくネットゲームですね。」
「なんか、面倒くさいなぁ。」
「あっ開発者は、あの茅場昭彦だそうです。このフルダイブ技術を手がけた人ですよ。」
「そういえばそうだったな」
こんな会話をして、日常を送っていたはずなのに2週間後僕は師匠を現実世界に残したまま仮想世界へと旅立ってしまうのだった・・・。
いや、旅立つって言うか強制連行?監禁だな。
なんにせよ、今まで通り自分の剣の道を進むだけさ。
じゃあね