ついに式三日目、最後の日となった。
昨日も冥界から帰ってくるとライザーやサイラオーグ達を加えた二次会パーティが開かれ事務所は初日同様大盛り上がりになった。主役であるダンテと黒歌も祝福されながら楽しんでいたが、ダンテは少し疲れた顔をしていた。まぁ正直俺もよくやったと思う、って普通なら三日連続で結婚式なんてやらないけどな。そんなこんなで二日目も過ぎていった。
◇ダンテの部屋
翌朝、ダンテは昨日同様いびきをかいて寝ていた。結局昨夜も三次会まで騒いでしまい寝不足であった。今日は朝に弱い黒歌もダンテを抱き枕にして一緒に寝ていたが…
「起きんかダンテェ!!また同じことを言わすなぁ!!」
∑「ふにゃ⁉︎」
今日もドアが勢いよく開いてティアの大声が室内に響いた!その声に黒歌はビクついて起きた。すぐに一緒に入ってきた白音が飛び乗ってきた。
「ダンテ兄様!起きてください!今日は式最後ですよ?ほら黒歌姉様も!」
「…うぅ〜…ん……」
「…ふにゃ…あ…?あぁ…おはよう白音…ティア姉…」
「あぁおはよう…って!呑気なこと言ってる場合じゃないぞ!また式に遅れるぞ!」
ダンテは唸っていたが黒歌は目を擦りながら体を起こした、髪が乱れて全裸であった。
「よし!一緒にダンテを起こすぞ!黒歌ちょっと降りろ!白音!そっちを持て!」
「はい!」
「よし、せーの!!」
掛け声と共にベッドが倒れ、ダンテは数メートル床に転がった。
「…う〜…何だよ?もう少しマシな起こし方できねぇのかよティア?」
「そう思うならさっさと起きろ!ほらベッドに座れ」
一蹴りでベッドを起こしたティアはダンテを引きずってくるとベッドに座らせた。座ると白音が飛びついて抱きついたが、今日は背中から黒歌も抱きついてきた…全裸のまま。
「おい黒歌…」
「今日はあたしも手伝ってあげるにゃ♡さ、やるよ白音」
「…はい姉様、じゃあ今日は私も特別仕様で…」
そう言い白音は光り出すと大人の姿になり頬を染めた。二人は頷くと体から仙術オーラを放ちダンテの体を癒し始めた。二人でやっている為心地良さは倍に感じた。
「ん♡…どうにゃダンテ?気持ちいい?」
「…疲れは取れましたかダンテ兄様?…!!…ッ///あ、あの…?ダンテ兄様?私のお腹に何か当たってますけど…?///」
「ん?おぉ悪りぃ。かなり気持ちいいからな、やっぱりこっちも元気になっちまった」
気持ち良さ倍でダンテの息子も元気になっていた!もろに当たっていた白音は赤面していたが、黒歌は肩越しに顔を出しやや興奮していた。
「あら?立派にゃダンテ♡……ね、ねぇダンテ?このまま…赤ちゃん作るのも…アリにゃよ?」
黒歌は色っぽく微笑むと前に回り込み白音をどかすとダンテの首に両腕を回しキスしようとしたが、そこへいつの間にか全裸になっていたティアが乱入していた!
「そ、そうはさせんぞ黒歌!ダンテと最初に子作りをするのはこの私だぁ!!///」
「ちょっとぉ⁉︎邪魔しないでにゃティア姉!」
「…ず、ずるいです姉様達!」
「あんたはまだ結婚してないでしょ白音!」
鼻息を鳴らしながら黒歌を突き飛ばし座っているダンテの上に跨り手を回すと頬を染めてダンテの顔を見つめた!黒歌と白音も負けじと抱きついてきたが、その時ダンテ達の頭上を紅い巨大な魔弾が擦り抜けベッドの後ろの壁に大穴を開けた!飛んできた方向を見ると、凄まじいオーラと目つきのリアスが手を向けて立っていた!!こりゃ相当お怒りだ。
「貴方達ねぇ…これから式だってことがわかってるの?ティアマット、小猫、貴女達も何してるのかしら?私はダンテを起こしてきてと言ったわよね?なのにこれはどういうことかしらぁ…?」
怒りでリアスの髪はゆらゆらうねり動き、ティアと白音は必死に言い訳し黒歌はそそくさと離れ無言で服を着始めた。
「ダンテも早く準備しなさい!昨日あれだけ遅れないように言ったでしょ⁉︎今日は朱乃の式なのよ?私の親友を悲しませたら許さないわよ!!」
「あぁ、わかったわかった」
落ち着きを取り戻したティア達と共にダンテは準備を始めた。
◇姫島神社
今回の式の会場である姫島神社の一室で朱乃は待っていた。
式場の方は、重婚と一夫多妻制が認められない人間界ではダンテは既に駒王町の結婚式場でティアと式を挙げている為出来ず、さらに学園二大お姉様の一人が結婚したと知られると大騒ぎになってしまうのでこの場所に決めたのであった。朱乃にとってはかつて母を失い父との亀裂が生じた場所だが、逆にここならば亡くなった母親朱璃も見守ってくれると思い決めたのだった。
今回の式は神社ということもあり和式で、朱乃は自前のロングヘアで結った髪と白無垢姿で座っていたが、壁側に座った父バラキエルを見た。バラキエルは祝い酒の酒瓶を片手に握り締め啜り泣いていた。その様子に朱乃はクスッと笑った。
「もう、父様ったら…いつまで泣いてるの?」
「うぅ…う…グスッ……あ、あぁすまない、大切な娘のお前が結婚することになって…うぅ…嬉しくてな…ふぐぅ…!」
バラキエルはさらに声を張り上げ泣き出した、側から見れば親バカである。
「ありがとう父様…でも、私達ダンテさんがいなかったら父様と和解することも出来なかったし、こうして一緒に祝うことも出来なかったわね」
「あぁそうだな、彼には感謝してもしきれない。彼は恩人以上の存在だ。ダンテ殿、ありがとう」
親子の絆を取り戻すきっかけを作ってくれたダンテに二人は目を閉じて感謝し、その彼と朱乃が結ばれたことにバラキエルは心より感謝した。
「それで、そのダンテ殿はまだ来てないのか?」
「えぇ、まだよ。流石に三日連続だから疲れてるのはわかるけど…」
「そうだな、ダンテ殿だからまだ許せるが、これが別の男だったら間違いなく婚約破棄しているところだ」
そう思っていると部屋の襖が開き羽織袴姿のダンテが入ってきたが、袴の裾を踏んづけ歌舞伎役者の様なステップをしていた。その姿に朱乃はクスッと笑いバラキエルは緊張が解れた。
「っとっとっと……遅れてすまねぇ朱乃」
「うふふ…はい、待ってましたわダンテさん。本日はよろしくお願いします」
朱乃はダンテの方に向き直ると三つ指揃えて丁寧にお辞儀をして頭を下げた。よかった…流石は朱乃だ、怒らずに笑顔で迎えてくれた。
「ダンテ殿、三日連続の式だから疲れていることはわかっている、だから遅れたことはもう何も言わない。その代わり…」
バラキエルも怒らず許してくれたようだ、中々強面の親父さんだから説教くらいされるかと思ったぜ。バラキエルもダンテに向き直ると真剣な表情で頭を下げた。
「ダンテ殿…どうか朱乃を幸せにしてあげてくれ!朱乃は幼い頃に母を失って私とも離れ離れになってしまい今までとても悲しい想いをさせてしまった!私はもう朱乃に悲しい想いをさせたくない!だからダンテ殿…!何卒…何卒…!朱乃のことをよろしく頼む!!」
「父様…」
ほとんど土下座に近い体勢のバラキエルに朱乃は寄り添い、そのバラキエルの姿にダンテはゆっくり座るとバラキエルに頭を下げて返事をした。
「あぁ、任せてくれ親父さん。朱乃は必ず幸せにする、約束するぜ」
「ダンテ殿…‼︎」
ダンテの言葉にバラキエルはさらに深く頭を下げて感謝し、朱乃も涙を拭った。
それからバラキエルは先に退室し、ダンテと朱乃は部屋に待機していたが、少しして時間になりダンテは朱乃に声をかけた。
「時間だ、行くぞ朱乃」
「はい、ダンテさん…!」
◯●◯
先にチャペル…神社の本堂に入っていたイッセー達来賓は席に座って式の始まりを待っていた。
「イッセーさん!いよいよ最終日ですね!」
「あぁそうだな!長い様で短かったな」
イッセーとアーシアは無事に式最終日を迎えることが出来たことを心から嬉しく思った。
今回の式は人間界ではあまり知られるわけにはいかない為小規模で、来ている来賓もグレモリー眷属を始め、四大魔王とシトリー眷属、アザゼルとシェムハザというちゃんと訳を知っている者達だけであった。ティアの式に招待されていたイッセーの両親ももちろんおらず、特に学園の一般生徒に知られると朱乃は登校できなくなってしまうので今回の式は極秘なのである。
「いやぁ、まさか神社に入る日が来るとは思わなかったぜ」
「イッセーさんが言っていた通り何ともありませんがまだドキドキしてます」
匙とアーシアは悪魔になって神社に入ったことに緊張していた。イッセーは以前アスカロンを貰った時に来ていたので平気だったが、周りを見るとリアス達も少し緊張しているように見えた、特にギャスパーはそわそわして落ち着かない様子だ。それぞれの様子を見ているとリアスが泣いていることに気づいた。
「部長?大丈夫ですか?」
「…グスッ……あっ、ごめんなさいイッセー、大丈夫よ」
「リアスお姉様…」
アーシアも心配して寄り添った。
「朱乃が…大切な親友が結婚することになって嬉しくて。朱乃は今までも同級生から何度か告白されたこともあったけど、男の人が苦手だった朱乃は全て断っていたの」
それを聞いてイッセーは同じく朱乃が好きな者として先輩同級生達をライバル視して悔しそうに拳を握り締めていた。
「でもこうして朱乃が心から愛した相手が現れた…それだけで私は何よりも嬉しいわ!朱乃!今日は本当におめでとう!」
リアスは再び涙を流し朱乃を祝福し、アーシアも貰い泣きして同様に朱乃を祝った。イッセーも好きな人の一人が結婚することは思うところはあったが、これからも眷属の先輩として家族として全員で支えていこうと胸に刻み込んだ。
それから数分後、式が始まる時間になり、参進の儀…神職と巫女、ダンテと朱乃、バラキエルの順に入場してきた。
「ダンテさーん!朱乃さーん!おめでとうございます!」
「ダンテェ!朱乃ぉ!おめでとう〜!幸せにねぇ〜!」
「ダンテ‼︎朱乃ち〜ん‼︎おめでとうにゃ〜‼︎」
ティアと黒歌の式と違い新郎新婦同時に入場だったが、リアス達の祝福にダンテは頷き朱乃も笑顔で微笑み頷き進んだ。そしてやはり最終日の今日もスパーダとエヴァ(幻影)がいた。
入場したダンテと朱乃の前に斎主が来ると、修祓の儀…心身を清めるお祓いを受けることになったが悪魔の朱乃は受けても大丈夫か?しかし朱乃は予めサーゼクスからお祓いを受けても大丈夫なように施しをされていたから問題無いとのこと。無事にお祓いを終え、祝詞奏上…斎主が祝辞を読み上げ新郎新婦の結婚を神に報告し、二人の末永い幸せを祈った。
次に和の結婚式の儀式…三献の儀になり、ダンテと朱乃の前に小・中・大の異なる杯が出された。
「…美味え」
うっかり声が出たがダンテはそれぞれの杯を三口で飲み干した。次に朱乃も初めての酒だったが緊張しつつゆっくりそれぞれ三口ずつ飲み干した。
次に新郎新婦が夫婦となる誓いの言葉を読み上げる誓詞奏上になり、ダンテと朱乃は前に出た。
「フッ、なんか照れ臭いぜ」
「あらあら、うふふ♪」
少し緊張気味のダンテに朱乃はクスッと笑うとダンテは読み上げ始めた。最初はほとんどアザゼル達から教わった文章だったが、段々慣れてきたダンテは自分の気持ちを話し始めた。
「俺達はこれから共に夫婦としてお互い手を取り合っていくぜ」
「私達はこれから待ち受けるどんな困難にも手を取り合って立ち向かっていきます」
「「どうか末永く見守りください」」
読み終え一礼すると本堂内に拍手が響き渡った。バラキエルも泣きながら拍手し、息子の立派な姿にスパーダとエヴァも笑顔で頷き拍手を贈った。朱乃も亡き母朱璃に祈った。
「母様、どうか見守っていてください…」
『朱乃…頑張ってね…』
「…えっ…?…母様…?」
その時ふと声が聞こえ朱乃はハッとして上を見た。
「ん?どうした朱乃?」
「あっいえ、今母様の声が聞こえた気がして…」
「そうか…きっとおふくろさんも祝いに来てくれたんだな」
「…ふふ、そうですわね」
朱乃は微笑むと天から祝ってくれた母に感謝しお礼を伝え、ダンテはそっと朱乃の肩を抱いてあげた。
この後、式の目玉の指輪交換になり、和式では普通ではやらないが朱乃の希望により誓いの口付けも行われた。
新郎新婦の門出の祝福と両家の繁栄を祝い巫女が舞を披露し、親族杯の儀でイッセー達参列者は緊張しながら神酒を三口で飲み干した。
「…うぅ…ん…祝い酒とはいえ酒は慣れないなぁ…アーシア?大丈夫だったか?」
「ふぁ…ふぁい…だ、大丈夫ですイッセーしゃん…あ、あれ?イッセーさんが二人います…ヒック!」
「ア、アーシア⁉︎しっかりしろ!」
ほんの少量の酒で酔っているアーシアにイッセーは慌てて介抱した。
この後斎主が挙式が終了したことを神に報告し、神職に続きダンテと朱乃新郎新婦、媒酌人、バラキエルの順に退場し、挙式は無事に終わりを迎えたのだった。さぁ次は最後の披露宴だ。
◇披露宴会場
姫島神社から少し移動した所にある多目的ホールを貸し切りにして披露宴は開かれた。披露宴の流れは洋式と同じになったが、唯一の違いはケーキ入刀が無いことくらいだ。
少しするとダンテと朱乃が入場し、拍手が響き渡ると二人は装飾が施された酒樽の前に来た、ケーキ入刀代わりの鏡開きだ、二人は木槌を握ると顔を見合わせ頷いた。
「それでは開いていただきましょう!せーの!よいしょ!」
「じゃあいくぞ朱乃?」
「はい!ダンテさん!」
「「せーの!」」
司会の掛け声と共にダンテと朱乃は木槌で酒樽の蓋を叩き割り、会場内に拍手が響いた。開き終わるとダンテと朱乃が自ら来賓に配り、配り終わるとダンテが来賓に挨拶し披露宴は始まった。
料理は和食メインでめでたいということで定番の鯛飯を始め高級寿司などが振る舞われ、来賓達は楽しそうに会話をしながら食べていた。ダンテは朱乃と会話をしながら料理を少しつまんでいたが、少しすると来賓達がグラスを持って祝福してきた。
「ダンテ!朱乃!結婚おめでとう!朱乃!これで正式に第三夫人だな、これからもよろしくな!」
「ダンテ!朱乃ちん!おめでとうにゃ〜!一緒に頑張ろうにゃ〜!」
「おぅ、ありがとうよティア、黒歌」
「はい!ありがとうございますティアさん!黒歌さん!これからもよろしくお願いしますわ!」
第一、第二夫人のティアと黒歌が祝福してきて二人は朱乃を抱き締めると乾杯しダンテを加えて写真を撮った。
「ダンテ!朱乃!おめでとう!部長として親友として嬉しく思うわ!今日は本当におめでとう!」
「おめでとうございます朱乃さん!ダンテさん!俺も後輩として嬉しいです!」
「ありがとうリアス、イッセー君。これからもよろしくお願いしますわ。イッセー君もリアスとアーシアちゃんと…頑張ってね、うふふ」
リアスとイッセーも祝福し眷属達も祝福するとゼノヴィアとイリナとアーシアが祈りを捧げた。ソーナ達も祝福し朱乃はリアスと三人同級生同士で写真を撮っていた。
「ダンテ、おめでとう。三日連続の式は大変だったね?お疲れ様。どうか彼女達三人を幸せにしてあげてくれ、おめでとう」
「おめでとうダンテ君☆彼女達を悲しませたらダメだよ〜?もし悲しませたらデビルメイクライに攻め込んじゃうからね☆」
「あぁ…わかったわかった。ありがとよサーゼクス、セラフォルー」
セラフォルーの微妙な祝福にツッコミつつサーゼクス達魔王達と乾杯した。その際バラキエルからは再び泣きながら朱乃のことを頼まれた、やれやれだぜ。
しばらくしてお色直しの時間になり、ダンテは殿様の様な格好、そして朱乃は…新たに髪を結い直し飾りを付け、とても豪華な着物姿になった!その姿はまるで花魁だ!そのあまりの美しさに来賓の男性陣は言葉を失っていた。
「朱乃…なんて綺麗なの」
「マジかよ…綺麗なんてもんじゃ無いぜ朱乃さん…美し過ぎる!まさに大和撫子だぜ朱乃さん!!」
その美しさに朱乃の撮影会が始まってしまった!朱乃もノリでドSスイッチを入れ高圧的な花魁口調でポーズを取ったりしていた。
撮影会が終わると席に着き、今までの思い出が詰まった収録映像が上映され、式の目玉の朱乃からの両親への感謝の手紙を読んだ。その内容には両親への感謝の他にバラキエルへの謝罪、亡き母朱璃にこれからも頑張ることなど、朱乃の想いがよく伝わるように書かれていた。
(朱璃…私達の娘は立派に成長したぞ)
聞いていたバラキエルは顔を伏せ涙を流すと娘の成長を心から喜んだのだった。手紙を読み終わると拍手が響いたが、来賓の多くも涙を流していた。朱乃も涙を流して一礼したがダンテはそっと肩を抱いた。
そしてクライマックスのブーケトスになったが、朱乃はブーケを投げずにロスヴァイセの元に行くとブーケを渡した。
「……えっ…?あの朱乃さん?これは?」
渡されたロスヴァイセはきょとんとしていたが朱乃は笑顔で答えた。
「次は貴女の番ですわ、素敵な殿方と結ばれることをお祈りしますわ。頑張ってくださいね♪」
周りを見ると全員笑顔で見ていた!ロスヴァイセはブーケを見ると震えながら泣き出した!
「あ…あああ…ありがとうございます!私頑張ります!いつか必ず素敵な殿方を見つけてみせます!!」
ロスヴァイセの恋が実るようにゼノヴィア達が祈りを捧げ、リアス達も応援した。
こうしてついに最後の式も終わりを迎え、三日連続の式も終了したのだった。お疲れ俺!ホントよく頑張ったと思う!まぁまた数年後に白音とゼノヴィアの式があるかもしれないが今は妻三人と面白おかしくやっていくぜ!
◇ダンテの部屋
そしてその日の夜、頭の後ろに腕を組んで寝そべるダンテの前に下着姿のティア、黒歌、朱乃の三人がいたが、三人の間には火花が散っていた。
「フフフ、やはり今回も第一夫人の私が…」
「いやいやティア姉、こういうのに第一も関係ないにゃ」
「うふふ、そうですわ。こういうことは早い者勝ちですわ」
さらに笑顔に迫力が増し身体から魔力が滲み出た!
「えぇい!この分からず屋共が!私が最初だ!!」
「ダメにゃ!式は二番目でも今回はあたしが一番目にゃ!!」
「あ〜らあら!私だって一番は譲りませんわよ!!」
口論はヒートアップしついに枕投げに発展していた!そのやり取りをダンテは溜め息を吐いて見ていたが、黒歌が閃いた。
「あっ、だったらダンテ自身に決めてもらおうにゃ!」
その言葉にティアと朱乃も止まり納得した表情になり、三人はダンテの方を向いた。
「「「さぁダンテ(さん)!誰を抱く(にゃ)⁉︎」」」
「…ハァ〜…ったく、勘弁してくれ」
その様子を部屋のドアの影からゼノヴィアと白音が見ていたが、三人の迫力に入れなかった。
「おぉ…なんという修羅場だ…!入りたいが入れん!」
「…あの中に入るのは修羅の道ですよゼノヴィア先輩?」
そしてダンテはその夜は一睡も出来なかった。
ようやく三人の結婚の話を書き終わりました!疲れた〜!
次回、ダンテ達の◯◯が登場します。お楽しみに!