ハイスクールD×dmc   作:プラサミット

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dmc3要素がいくつか登場します


閑話 おっぱい実ります! 後

グレイフィアからの報告を元にはぐれ錬金術師の本拠地に出発したデビルメイクライとグレモリー眷属。初めての討伐対象のバイサーと元の世界からの刺客バエル・ダゴンが出現した廃坑よりさらに奥の森林を進むと目的地の廃墟の建物跡に着いた。

 

「着いたか、ここが奴の本拠地…なのか?完全に廃墟じゃねぇか、グレイフィアの情報間違ってねぇか?」

 

錬金術師の本拠地であると言う廃墟に来たが、ダンテの言う通り穴が開いた壁や天井、蜘蛛の巣だらけのその外観は本拠地と言うより本拠地跡に見える。

 

「えぇ、でも報告によるとここで間違いないわ。グレイフィアに限って報告ミスは無いと思うけど」

 

その外観にリアスももう一度報告書を見直したりしていたが本当にここらしい。微妙な空気の中捜査を始めダンテ達は錬金術師を探そうとしたが、ティアが声を上げた。

 

「こんな廃墟私達だけで潰してやろう!いくぞダンテ!続け!」

 

「やれやれ、お前も意外とガキだな、んじゃさっさと片付けようぜ」

 

「あ、待ってにゃダンテ!ティア姉!」

 

やる気満々のティアにダンテは少し呆れると続いて廃墟に走っていった。そんな二人にリアス達も続こうとしたが…

 

パカッ…

 

「「ん?……ん⁉︎」」

 

突然ダンテとティアの足元が開いた!

 

「「(お)うわあああぁぁぁぁぁっ!??!」」

 

そのままダンテとティアは穴に落下していった!

 

「ちょ!?えええええっ!?ダンテさーん!!ティアさーん!!」

 

「…極端に強い人ってこういう単純な罠に弱いのよね、それも慢心するなって言った本人達が」

 

イッセーは絶叫し単純な罠に嵌ったダンテとティアにリアスは呆れた。

 

パタン…

 

そう思っている間にダンテとティアが落ちた穴はすぐに蓋が閉じ塞がった。

 

「ダンテェ!!ティア姉ェ!!」

 

「下がってください黒歌姉様!ダンテ兄様直伝!キラービー!!はあ!!」

 

閉じた蓋を黒歌が叫んで叩いていたが、白音が光の代わりに魔力を纏った飛び蹴りを蓋に繰り出した!しかし蓋はビクともせず僅かに歪んだ程度だった。

 

「…!な、なんて硬さ!」

 

「くっ、やられたわね…」

 

ダンテとティアを封じられ舌打ちしていると、廃墟からスピーカーによる音声が聞こえてきた。

 

『…ザザ…これはこれは!昨夜は世話になりましたな?グレモリー眷属の方々!それから噂のデビルメイクライ!』

 

その声は昨夜取り逃したはぐれ錬金術師だった。リアス達…特に黒歌と白音はかなり目つきが鋭くなった!

 

「あらごきげんよう、はぐれ錬金術師さん?今日こそ貴方を討伐に来たわ、覚悟なさい?」

 

『フフフ…昨夜は危うく捕まりかけたが今日はそうはいきません!手始めに簡単な罠を仕掛けさせてもらいましたが、まさかこうも簡単に引っかかってくれるとは!一番厄介なお二人を先に片付けることが出来ました、ハハハ!』

 

「ちょっとアンタァ‼︎ダンテとティア姉は無事なんにゃろうね⁉︎」

 

『さぁ?それは彼らの運次第でしょうか?何しろ彼らは魔王を遥かに凌駕する実力の持ち主ですからね?それ相応の罠を仕掛けさせていただきました、もしかしたらもう死んでるかもしれませんね?』

 

スピーカー越しに二人の生死をはぐれ錬金術師は嘲笑っていたが、リアス達は笑みを浮かべていた。

 

「それはどうかしら?あの二人を甘く見ない方がいいわよ?特にダンテはそう簡単に死ぬとは思えないわ」

 

「うふふ、私の夫は不死身ですわ♪ねぇ黒歌さん?」

 

「そうにゃ!あたし達のダーリンを見縊るにゃ!」

 

第二第三夫人に続きイッセー達も頷いた!全く応えないリアス達の様子に錬金術師は若干怯んだが、廃墟の入り口の扉を開いた。

 

『…まぁいいでしょう、それではこの奥に私の最高傑作がお待ちしています。中へお進みください』

 

「いくわよ!皆!!」

 

『はい!部長!!』

 

スピーカーが切れリアス達は廃墟の建物に入って行った、ダンテとティアの無事を信じて。

 

 

side ダンテ&ティア

 

その頃、単純な罠の落とし穴に落とされたティアは頭と腰を摩って文句を言っていた。

 

「痛たた…くそぉ!何だあの落とし穴は⁉︎ふざけおって!あんな物ザコキャラが引っかかる物だろうが!ったく。ここは…うわっ⁉︎何だここは‼︎」

 

自分が落ちた場所を見たティアは驚いた、運良く刺さらなかったが周りは鋭い突起の針の山だった!別の突起には作り物だが口や背中から貫通した髑髏があった。しかもご丁寧に…

 

「この突起から感じる悪寒…ドラゴンスレイヤーの力か!これは明らかに私への対策か…やってくれる!」

 

本格的な自分への罠にティアは怒りつつも笑みを浮かべたが、ダンテの姿が無いことに気づいた。

 

「ッ!そうだダンテは⁉︎ダンテ!何処だダンテ‼︎」

 

「…すぐ側にいるぜ?」

 

呼びかけるとすぐ近くからダンテの声が聞こえた!ティアは周りを見渡すと再度呼びかけた!

 

「何処だ!何処にいるダンテ⁉︎」

 

「…ここだここ、お前の尻の下」

 

「…えっ?」

 

そう言われて下を見ると、そこにはなんと!頭、胸、足…ほぼ全身串刺しになったダンテがいた!ティアはそのダンテの上に乗っていたのだった!

 

「うわああああぁぁぁっ!??ダンテェェ!!しっかりしろぉぉぉっ!!」

 

慌ててダンテの上から降りるとティアはダンテを突起から引き抜き起こした!脳や心臓などを貫通していたしどう考えても普通なら即死なのだが突起から抜け出したダンテは多少ふらつく程度で済んでいた、相変わらずよくわからないくらい頑丈過ぎる男だ。

 

「…大丈夫なのかダンテ?」

 

「う…うぅ…ん…あぁ、ちょっとばかしフラフラするが問題ねぇ、この程度ならすぐに良くなる。それよりも、結婚したばかりでもうお前の尻に敷かれるとはな?」

 

「ッ///それ意味違うだろ!!」

 

ダンテのジョークにティアは顔を赤くして頭を引っ叩いたが笑って宥めた。

 

「落ちた穴は…もう閉じてるか。どうするダンテ?無理矢理こじ開けるか?」

 

上を見て自分達が落ちた穴が塞がっているのを確認したティアは強行手段に出ようとしたが、ダンテは先に進める道があることに気づき止めた。

 

「いや、どうやらこのまま進めるみたいだ、行ってみようぜティア。上でもリアス達も進んでるしな」

 

「そうだな、では私達は下から進もう。その内外に通じる階段でもあるかもしれないからな」

 

針山落とし穴から出た二人は繋がっていた通路を進み始めた。

 

その様子を監視カメラで見ていたはぐれ錬金術師は生きていた二人に信じられない表情をし悔しそうに舌打ちしていた。

 

「な⁉︎まさか串刺しになったのに無事とは!どうなっているあの男の生命力は⁉︎…ま、まぁいいでしょう、まだ地上には簡単には辿り着けませんよ?私の錬金術トラップはこれからです!『メモリーズトラップ』の力…じっくりと味わっていただこう‼︎」

 

落とし穴から進み始めたダンテとティアだが少し進むと…

 

グニャア〜…

 

通路の壁や天井が何かの現象のように歪み出した!二人は警戒して止まった。

 

「ん?何だ?超常現象か?」

 

「いやこれは…気をつけろダンテ!また何かの罠かもしれんぞ?」

 

それぞれ武器に手を掛け警戒していると歪みが収まり壁、床、天井に無数の穴が開いた通路に変わった!これは一体?そう思っていると奥から音が聞こえ、壁・床・天井・床・床と鋭い金属製の棘の山がランダムに突き出てきた!!

 

「な⁉︎何だこれは⁉︎しかもこれからもドラゴンスレイヤーの力を感じるぞ!」

 

さっきの突起と同じくドラゴンスレイヤーの力がある棘にティアは必死に飛んだりして避けていたが、一方ダンテは腕を組んで罠を見ていた。

 

「うーん…?なんかどっかで見た仕掛けだな?」

 

顎に手を当て考えながらトリックスターのダッシュで棘を無効化回避するダンテ。

 

「おいダンテ!何だそれ⁉︎ズルいぞお前だけ!私にも教えろ!」

 

当たると致命傷は避けられないティアは必死に避けていたが楽に避けているダンテにキレながら叫んでいた。

 

 

side グレモリー眷属

 

上の廃墟の建物の内部を進み続けるリアス達にもダンテ達と同じ現象が起きていた。同じく周りが歪み出すと廃墟から朽ちかけた塔の内部と思われる場所に変わり、至る所から以前戦ったことがある悪魔である7ヘルズのヘル=プライド、ヘル=ラスト、ヘル=スロースが現れたのだ!

 

「こ、この悪魔達は!まさかヘルズ⁉︎」

 

「どうしてここに⁉︎それにここは何処なんだ⁉︎一体どうなってんだ!」

 

何が起こったのかわからないままリアス達は現れたヘルズ達と戦闘を開始した!その中で黒歌は白音と一緒にヘルズと共に現れた蜘蛛型女性悪魔のアルケニーの相手をしていたが、やたら殺気立っていた!

 

「アンタ達ィ!!ここで会ったが百年目にゃ!ミッテルトの仇ィィィ!!」

 

「…その首貰います!覚悟してください‼︎」

 

デビルトリガーを発動させた二人に首を飛ばされたり真っ二つにされたりとモザイクレベルにぐちゃぐちゃにされるアルケニー達。

 

 

side ダンテ&ティア

 

棘の山トラップを抜けたダンテとティアは新たな通路に出たがまたも景色が歪むと今度はまるで生き物の体内の様なグロテスクな肉壁の場所になった。

 

「今度は何だ?ずいぶん気色悪い所に変わったな…ん?さっきからどうしたダンテ?難しい顔をして?」

 

「…ん?あぁいや…」

 

さっきから顎に手を当て考え事をしているダンテにティアは気になったが二人は進み始めた、がその時‼︎

 

『キシャアアアアア!!!!』

 

突然二人の背後から無数の赤い目に鋭い大顎を持つ巨大なムカデに似た怪物が現れ追ってきた!慌てて逃げ出すダンテとティア!

 

「な、何だコイツは⁉︎一体何処から!?」

 

『シャアアアアア!!』

 

逃げる二人を怪物は巨大な顎で噛みついてきた!なんとかジャンプで回避すると再び逃げ出したが、そこでダンテは気づいた。

 

「…!わかったぞティア」

 

「わかったって何がだ?」

 

「さっきから起きてるこの現象のことだ。この前の通路の棘の山やこの肉壁と怪物といい、俺がこの世界に来る前にテメンニグルで体験した事だ!おそらく錬金術師が俺の記憶を読んで引き起こしてるんだ」

 

「何だと?まさかそんなことが…」

 

現象の正体にティアは驚いたが、追ってくる怪物…ギガピードの方を向いた。

 

「ところでダンテ?コイツ倒せないのか?」

 

「あぁ、倒せるぜ?」

 

「早く言え!!オラァ!!」

 

倒せると知りオーラを纏った蹴りをダンテが繰り出したスティンガーと一緒に放った!

 

 

side グレモリー眷属

 

ヘルズとアルケニー達を全滅させたリアス達は廃墟の建物を抜けると裏にある広場に出た。その先にはぐれ錬金術師の言う最高傑作のキメラがいるのだろう。木々の生い茂る道を進むと前方に巨大なシルエットが見えてきた、大量の蔦が生えその先に巨大な赤い花弁がある、見た目は巨大な薔薇の花に見える。しかし花弁の中央が開くとそこから黄色い顔に赤い目をしたドラゴンの頭が出てきた!情報通り植物とドラゴンのキメラだ。

 

「あれがグレイフィアさんが言ってた…」

 

「…‼︎しっ!誰か来るわ!」

 

茂みから何者かの気配を感じ取りリアス達は隠れたが、そこに現れた者を見てイッセーは驚いた。

 

「…ん?あれ?うちのクラスの片瀬と村山じゃん」

 

そこに現れたのはパジャマ姿の片瀬と村山だった、何故ここに?よく見ると二人の目は虚ろだった。そのまま二人はキメラの前に行くと止まったが、キメラは二人に蔦を伸ばすと先端を開き二人の胸にくっつけた。

 

「「……あ…///」」

 

二人の胸から蔦を通して何やら吸い取っている!

 

「う、動いてますけど…⁉︎」

 

「狙った女子生徒に術をかけ夜な夜なここへ来る様にしていたみたいですわね、そしてああやって胸から精気を吸い取っているみたいですわ」

 

「なるほどね、あれがティアマットが言っていたあの子達から感じた魔力の正体ね」

 

「あのヤロ‼︎」

 

その時イッセーが飛び出しそうになったがリアスは止めた。

 

「待ちなさいイッセー」

 

「ですが部長!」

 

「体調が悪くなった女子達も皆無事だし、何も命まで奪おうってわけじゃないみたいだ」

 

「えぇ、だからもう少し様子を見ましょう」

 

祐斗にも言われイッセーはとりあえず抑えた。少しすると蔦は二人の胸から離れ、片瀬と村山はそのまま帰って行った。

 

「少しフラフラしてるけど大丈夫そうだな、それじゃ!」

 

イッセー達は茂みから出るとキメラの前に来た!キメラも気づきイッセー達の方を向いた!それぞれ戦闘体勢を取り攻撃を仕掛けようとしたが、そこへある人物が現れた。

 

「貴方は‼︎」

 

現れたのはキメラの開発者で昨夜取り逃したはぐれ錬金術師本人だった!

 

「これはグレモリー眷属の皆様!如何ですかな私の最高傑作は?素晴らしいものでしょう?」

 

「アンタァ!!ダンテとティア姉は何処にゃ!!」

 

ドス黒いオーラを纏った黒歌が錬金術師に問い詰めた!

 

「ご心配なく、お二人ならまだ生きてますよ?まったく、あんな目に遭って生きているとは恐れ入った、やはりメモリーズトラップではダメですね」

 

「メモリーズトラップ?」

 

「そうです!アナタ達が先程遭遇した悪魔達は我が錬金術によってあの男の記憶から具現化させたものです!本物と変わりない再現度!あぁ素晴らしい!私は天才でしょう!」

 

やたら自惚れ気味に自信満々に語る錬金術師だがリアス達にとっては心底どうでもよかった。

 

「さぁ!いきますよグレモリー眷属!アナタ達の精気を吸い尽くせば我が実験は完成します!!行けぃキメラ!!」

 

「いくわよ!皆!!」

 

『はい部長!!』

 

 

side ダンテ&ティア

 

ギガピードを倒し肉壁通路(リバイアサンの体内)を超えたダンテとティアであったが、ティアは苛立ち始めていた。

 

「だあああ!!くそっ!一体いつになったら外に出られるんだ⁉︎それにさっき上から片瀬と村山の気配を感じたが、まさかあの二人巻き込まれてるんじゃないだろうな⁉︎」

 

「落ち着けよティア?気長に行けばその内出られるさ」

 

「そうは言っても…なんかお前楽しんでないか?」

 

落ち着いているダンテにティアは少し不審に思っていた。

 

「まぁそうだな、前に一度来たことある所で懐かしいからな。それに魔具達と出会った場所でもあるしな」

 

「確かテメンニグルと言ったか?」

 

「あぁそうだ、玄関でケルベロスに出会って、そんでここで…」

 

話しながら歩いていると二人の前に巨大な扉が現れた。扉の左右にある柱の上には影になっていて見えないがある人物達が座っており、その姿を見たダンテは笑みを浮かべた。

 

「兄者、久方ぶりの客人じゃ」

 

「客人じゃな」

 

「客人はもてなさねばなるまい」

 

「もてなさねばなるまいな」

 

「しかし、どうやって?」

 

「知らん、どうしてくれようか?」

 

門番をしている兄弟と思われる二人はもてなし方に悩んでいた、その掛け合いにダンテはフッと笑ったが、二人の正体がわかっていないティアは問い掛けた。

 

「何者だ貴様ら!降りてこい‼︎」

 

「兄者、客人がご立腹のようだが?」

 

「リップク?リップクとは?」

 

「リップクと言うのは…」

 

「貴様らいい加減に…!」

 

問い掛けてもまともに答えない二人にティアはさらにキレそうになっていたがダンテは落ち着かせた。

 

「まぁ待てよティア?ここは俺に任せな。おいお前ら?俺達はこの先に進みたいんだ、じゃあお前らはどうする?」

 

「我らの務めはこの扉を守ること!」

 

「ここを通すわけにはいかぬ!」

 

ダンテの問いに門番の二人…アグニ&ルドラは柱からゆっくり立ち上がり自身である刀剣を構えた!その正体を知ったティアは驚いた。

 

「な⁉︎こいつらは⁉︎」

 

「また会えて嬉しいぜお前ら」

 

柱から降りてきたアグニ&ルドラにダンテとティアもそれぞれエボニー&アイボリーとルーチェ&オンブラを構えた。

 

「祐斗がいなくてよかったぜ、いくぜティア!」

 

「了解だダンテ!」

 

 

side グレモリー眷属

 

キメラと戦闘を開始したリアス達。

 

「…ぶっ飛ばします!」

 

「学園の平和を脅かす者は倒さないとね!」

 

蔦による攻撃を仕掛けてくるキメラに対し祐斗とゼノヴィアは剣で斬り裂いて蔦を減らした!

 

「よっしゃ!ブーステッド・ギア!」

 

『Boost‼︎』

 

イッセーも赤龍帝の籠手で攻撃したがキメラは蔦を網状に展開すると無効化しイッセーに蔦を振り下ろした!

 

「うわっ⁉︎コイツ案外賢いぞ!?」

 

蔦を斬り裂いたりリアスが滅びの魔力で消し飛ばしても蔦はすぐに再生してしまう!

 

「くっ!これではキリがない!」

 

リアスが言うには再生力が攻撃を上回っているらしく、人間界の空気と土、そして吸収した生徒の精気が余程合っているということ。

 

「大丈夫でしょうか、皆さん…?…えっ?きゃあああっ!!」

 

その時下がって見ていたアーシアの足元から蔦が現れた!

 

「アーシア!!」

 

「きゃあ!?」

 

アーシアの元に駆けつけようとしたイッセーだったがリアスの悲鳴も聞こえ振り向くとリアスと朱乃と白音が蔦に絡め取られていた!

 

「な、なんなのこれ⁉︎」

 

「あらあら、エッチな触手ですわねぇ♡」

 

「…ぬるぬるしますこの触手」

 

「白音!今助けるにゃ!」

 

「…!姉様!後ろです!」

 

「えっ?にゃん♡あっ⁉︎しまった!」

 

白音を助けようとした黒歌だったが蔦が尻尾に絡まって怯んだ隙にリアス達同様絡め取られてしまった!

 

「くっ!この!離すにゃこの変態キメラ!離さないなら仙術を流して気を乱してやるにゃ!」

 

「…あ⁉︎ダメです姉様!今仙術を流したら…」

 

怒った黒歌は蔦に仙術を流してキメラの気を乱そうとしたが…

 

「わ、私達にも伝染して流れてしまいます〜!」

 

「にゃ〜⁉︎しまった!…にゃ…にゃあああん!?あ、あたしにも流れちゃったにゃ〜〜!??」

 

黒歌の仙術の伝染でリアス達も喘ぎ声を上げていた!さらにこれでは迂闊に攻撃出来ない!

 

「くそ!どうすれば!…なっ!?」

 

イッセーは捕まったリアス達を舌打ちして見ていたがその時目を疑った!なんとリアス達を捕まえた蔦から粘液が出てきて服を溶かし始めたのだ!

 

「あらあら♡困りましたわね〜♡」

 

「いやぁ⁉︎ヌメヌメが服を溶かしてます!」

 

「にゃ〜ん!?やめるにゃ〜!!イッセーちん向こう向くにゃ!」

 

どんどん裸にされていくリアス達!…朱乃は何処か楽しんでいるように見えるが。

 

「部長の魔力で弾くことは出来ないんですか?」

 

「ダメ、魔力が散らされてそれと仙術のせいで滅びの魔力が上手く発動出来ない」

 

「こちらも雷撃が作り出せませんわね」

 

どうやらこの粘液は魔力を練れなくさせているらしい。

 

「ならば木場、お前の師匠の力で蔦を燃やしてしまえ」

 

「ダメだゼノヴィア、これだけ密着してる状態で師匠の炎を使ったら全員怪我をしてしまうよ!」

 

「くっ!打つ手無しか!」

 

アグニの炎で蔦を燃やす作戦は危険で出来ず、同じくロスヴァイセも攻撃出来ない為万事休すであった。そうしてる間にリアス達はほぼ全裸にされ、それぞれ蔦の先端が胸に張り付くと精気を吸い始めた。それによりリアス達の甘い声が響いた!

 

「こ、これはなんとも…大変なことだ!!」

 

その状況をイッセーは鼻息を鳴らして興奮していた。

 

「イッセー!見てないであなたも戦いなさい!」

 

「あっはい!ドラゴン…おわっ!?何だ!?」

 

我に帰るとイッセーは攻撃をしようとしたが突然地面が揺れ出した!地震か?

 

ゴゴゴゴ…ドゴォォォォン!!!!

 

その時後方の地面が吹き飛ぶとそこから蒼いドラゴンが這い出て来た!あれはティアさん!?いや、よく見ると半透明だ、これはもしや…

 

「ふぅ、やれやれ…やっと外に出られたぜ」

 

「まったく手間をかけさせおって、こんなことなら最初からこうすればよかった」

 

龍王の分身の手に乗ったダンテとティアが出て来た!

 

「ダンテさん!ティアさん!」

 

やはり無事だった!二人の顔を見てイッセー達はホッとした。

 

「よぅお前ら……何遊んでんだ?触手プ◯イ中か?」

 

「…いや違うだろダンテ」

 

蔦に捕まった状態のリアス達を見てダンテは笑っていたがティアにツッコまれた。無事に出てきたダンテとティアに錬金術師は苦虫を噛み潰したような顔をした。

 

「ッ!まさか本当に無事だったとは…やはり侮れませんね」

 

「よぅ、お前が例の錬金術師か?中々面白いトラップだったぜ?」

 

「私にとっては命懸けだったがな?…ふむ、ソイツがドラゴンのキメラか、誇り高きドラゴンを実験に利用しおって!万死に値する!覚悟してもらうぞ!」

 

笑うダンテと殺気立つティアに錬金術師は怯むと後退ったが負けずに笑みを浮かべた。

 

「フフフ、たとえ貴方達が無事でも私の実験は止められません!さぁキメラよ!その娘達の精気を吸い尽くしてしまえ!」

 

『ああぁぁぁん!!』

 

精気吸収が再開されリアス達は再び喘ぎ声を上げた!すると蔦に女性の乳房に似た形の実の様な物が出来た!

 

「な⁉︎何なのこれは⁉︎」

 

「おお…!つ、ついに…ついに実った!やった!やったぞぉ!!実験は成功だぁぁ!あっはっはっはっ!!ハーハッハッハッ!!!」

 

その実を見た錬金術は狂ったように笑い出した!

 

「じ、実験?一体何を⁉︎あぁん♡」

 

そう思っているとリアスの前にグレイフィアの小型のホログラムが現れた。

 

『上級悪魔の淑女たる者がそんな卑猥な声を上げるのはいけませんよお嬢様?』

 

「グ、グレイフィア⁉︎そんなことより何か新しい情報でも…いやぁん♡」

 

『はい、このキメラは女性の胸から精気を吸い取る習性があります』

 

「わかってるわよ!今まさにそうされてるんだから…いやぁ♡」

 

『さらにもう一つ、特殊な能力を有しているようでして』

 

次々実っていく乳房の実を見るとグレイフィアは説明した。

 

『このキメラが実らせた実を口にすると、どんなに胸の小さな女性でもたちまち豊かなサイズになるそうです』

 

「はいぃぃぃ!?」

 

それを聞いて真っ先に反応するイッセー。

 

「な、何でそんな物を⁈あん♡」

 

「何で…だと…?そんなわかりきったことを聞くな娘!私は…私は大きな胸が好きなのだぁ!!」

 

突然発狂するように声を張り上げた錬金術師!ダンテ達が呆れる中錬金術師は語り出した。

 

「世の女性が巨乳になれば、女性の心は豊かになり、男性も夢を持って羽ばたける!私の考えは今まで誰にも理解されなかったが、この果実で私は革命を起こす!!貧乳は罪であり残酷だ!!世界を巨乳に!!乳アンドピースゥゥ!!!!」

 

その野望の絶叫にダンテ達は心底呆れたが、イッセーだけは震えていた。

 

「ち、乳アンド…ピース…?な…なんて……なんて壮大な夢なんだぁ!!こんなにも素敵な野望実現があったなんて!おっぱいのサイズに悩む女性の為に生み出された究極の生物!胸にそこまでの執着があったからこその行動理念!主を裏切ってまでの夢の実現!感服するぜ!!」

 

「おいイッセー…」

 

「おお!!わかってくれるか赤龍帝の少年よ!」

 

「あぁ!わかるぜおっさん!アンタは最高の科学者だ!!」

 

イッセーは錬金術師に共感し意気投合する変態二人。

 

ブチッブチッ!

 

隙を突き白音が蔦を千切り脱出した!…が!異様なオーラも纏っている!白音はそのまま近くの大木を根本から引っこ抜くと持ち上げた!

 

「こ、小猫ちゃん…?」

 

「…貧乳は罪であり残酷……ぶっ潰す!!」

 

白音は大木をキメラに叩きつけた!!

 

「ひぃぃ!?小猫様がお怒りだぁ!!」

 

凄まじい形相で大木を振り回し続ける白音!その隙に祐斗がリアス達を解放しようとしたがイッセーは止め、リアスにキメラを見逃すように頼んだ!しかし必死に擁護するイッセーをキメラは蔦で引っ叩いていた。

 

「フッ、キメラもイッセーに擁護されたくないってか?笑えるぜ」

 

キメラにイッセーも文句を言っていたが、そんなやりとりにティアは溜め息を吐いて前に出た。

 

「ハァ…もういい。おい?そこのキメラ?貴様もドラゴンならもうそれ以上醜態を晒すのはやめろ!特別に…私の精気を吸わせてやる、だからこれで最後にしてもうやめるんだ」

 

そう言うとティアはチューブトップのファスナーを下ろし自慢の爆乳を曝け出した!ティアのまさかの大胆行為にイッセーは鼻血を噴き出しダンテも驚いた。

 

「ティ、ティア姉⁉︎何を⁉︎」

 

蔦に捕まったままの黒歌達も驚き、キメラは蔦をティアの胸に近づけると蔦をティアの乳首に吸い付けた!

 

「…ん…んん…♡」

 

官能的な声をティアが出していると蔦に一際大きな乳房の実が実った!その実はティアの胸にそっくりだった!

 

「おお!なんと素晴らしい実だ…!」

 

その実を見た錬金術師も感激していた。実が出来るとキメラは蔦を離したがその表情は快感を得ているようにも見えた。

 

「フゥ…どうだ?満足したか?」

 

『グルルル…♪』

 

「そうかそうか、それはよかった、では…覚悟はいいな!!」

 

『グル!?』

 

ファスナーを戻した次の瞬間!ティアの殺気が跳ね上がった!その殺気にキメラはギョッとした!

 

「何だティア?お前コイツを許す気じゃなかったのか?」

 

「誰もそんなこと言ってないだろ?それにコイツはもうドラゴンであってドラゴンではない、ならば誇りも捨てているも同然だ。さらに私の友に手をかけた、それだけで十分罪が重い。ならば楽に逝かせてやるのがせめてもの情けだ」

 

やれやれと溜め息を吐くとティアは首と指を鳴らしキメラの前に来た。

 

「さぁ覚悟はいいかキメラ!未来の我が息子ティオよ!お前の技を使わせてもらう!バスター!!」

 

腕を龍王化させ分身の腕のみを呼び出すとキメラの頭を掴み連続で地面に叩きつけた!

 

「まだまだ!ハアアァ!!」

 

キメラの頭を叩きつけた後ドロップキックで吹き飛ばした!

 

「これで終わりだ!ウオオオオオ!!」

 

拳のラッシュを叩き込みアッパーで打ち上げた‼︎それにより蔦が全て千切れキメラの体が吹き飛んだのでダンテはエボニー&アイボリーでリアス達を解放した。

 

「とどめだダンテ!やれぇ!!」

 

「フッやれやれ、何処が楽に逝かせてやるだよ?悪いなキメラ?俺の嫁は容赦が無くて?ドライブ!!」

 

上空に打ち上がったキメラは魔剣ダンテから放たれた大出力の斬撃によって悲鳴と共に塵となり消滅した。

 

「…ダンテさんも容赦ないけどね」

 

苦笑いしてツッコむイッセー。

 

「そ…そんな…私の…私の最高傑作がぁ!!私の野望がぁぁ!!うわああああぁぁぁ!!!!」

 

キメラを倒され野望が潰えた錬金術師は叫び倒していたが、解放されたリアスが前に立ち問い掛けた。

 

「さぁはぐれ錬金術師さん?チェックメイトよ。それともまだやる?」

 

「…あ……リ…リザイン…します……カハッ…」

 

降参した錬金術師は座ったまま白目を向いて気絶してしまった。その姿にリアス達は笑みを浮かべ見つめ合うとお互いを労い合い、こうして戦いは終わった。

抜け殻の様になった錬金術師を拘束し冥界に送ると後処理が行われた。キメラが実らせた乳房の実もほぼ枯れたがティアの精気で出来た実だけは残っていたのでこれもサンプルとして冥界へ送ることになった。

 

「凄い生命力にゃ、流石ティア姉の精気で出来た実にゃ。あ〜あ、あたしが貰えばよかったにゃ、抱き枕にしたかったのに。あ、でも果実だからやわらかくないか…」

 

「ば⁉︎馬鹿なことを言うんじゃない黒歌!!」

 

「フッ、そんじゃ帰ろうぜ」

 

「はいあなた♡うふふ♪」

 

依頼が終わってダンテ達とリアス達は帰路に着こうとしたが…

 

「部長ォォォ!待ってください〜!!」

 

後方には地面に頭だけ出して埋まっているイッセーがおり嘆いていた。錬金術師とキメラに同情したことの反省らしい。

 

「ダ〜メ♪そこで一晩反省よ。さぁ皆帰るわよ?」

 

「アーシアァ‼︎助けてェ‼︎」

 

「イッセーさんには少し反省が必要だとリアスお姉様が…」

 

「…いいから帰りましょうアーシア先輩」

 

「兵藤一誠、貴様は今日限りで破門だ」

 

アーシアに助けを求めるも見捨てられティアに破門されるイッセー。

 

「じゃあなイッセー。風邪引くなよ?」

 

「うわあああ!!置いてかないで皆ァァ!!」

 

ダンテも後ろに手を振りイッセーの声が夜の森に響いた。

 

 




次回もお楽しみに
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