ハイスクールD×dmc   作:プラサミット

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レイナーレが原作より悲惨な目に…


第14話 共同戦線!アーシアを奪還せよ!

◇廃教会、地下祭儀場

僅かな光が漏れる空間、そこに立てられた巨大な十字架に意識を失ったアーシアが貼り付けられていた。

 

「…ふふふ…ついに…ついに…この時が来たわ。フフフ…いよいよ私のものになるのね…」

 

アーシアの前にレイナーレは立ち不気味に笑っていた。

 

「アーシア、あなたには感謝するわ、あなたのおかげで私は至高の堕天使になれるのだからね!あのお方達に愛をいただけるの!フフフ…」

 

祈願達成が目の前まで来てレイナーレはさらに笑い続けた。そして服を脱ぎ裸になると冷徹な笑みを浮かべた。

 

「さあ…始めましょうか」

 

 

教会の前に着いたイッセー、祐斗、白音の三人は物陰に隠れて様子を伺っていた。廃教会とは言え流石教会だ、プレッシャーはビリビリと感じる。

 

∑「…おぉう…!すごい悪寒だ、鳥肌が立ったぜ」

 

「うん、この気配からして堕天使がいるのは確実だよ」

 

そう言い祐斗はポケットから出した図面らしき物を広げた。

 

「それ教会の図面か?準備がいいな木場」

 

「敵陣に攻め込む時のセオリーさ!ハハハ☆」

 

「…あっそ」

 

イケメンスマイルで言う祐斗にイッセーはイラッとしたが、図面を少し見て祐斗は教会の内部の説明を始めた。

 

「…うん、見る限りこの教会自体は大して大きくないね、ここが聖堂で奥にあるのが宿舎。怪しいのはここ…聖堂だね」

 

「えっ?何でわかるんだ?」

 

「はぐれ悪魔祓いや堕天使は今まで神聖視していた場所を穢す事で自分たちを追放した神を冒涜しそれに酔いしれるのさ」

 

「イカレてるな…信徒をあっさり捨てちまう神様もどこか悪いのかもしれないけど…」

 

ふと悲しそうな表情をしているアーシアの顔を思い浮かべた。

 

「入り口から聖堂まで目と鼻の位置、一気に行けると思う、問題は…ドガアァァァン!!…ん⁉︎爆発⁉︎何だ⁉︎」

 

説明の最中に突然爆発音が響き渡った!ま、まさか先に堕天使が動き出した⁉︎祐斗は気配を殺し物陰から様子を伺った。

教会の入り口が派手に吹き飛んでおり、煙が立ち昇るその場に見覚えのある三人の人影が見えた。入り口を破壊したと思われる先端に刃が付いた大砲らしき物を担いでいる銀髪の男性、長い蒼髪ポニーテールの女性、黒髪に猫耳の女性…まさかあの人達は!?

その特徴に祐斗は声を掛けようと近づいたが、なにやら揉めている様子だ。

 

「ゲッホゲホ!…ッ!この馬鹿者が!こんな至近距離でいきなりミサイルなんかぶっ放す馬鹿があるか!?」

 

「ハハ!Partyは派手に行かないとな!」

 

咳き込みながら蹴りを入れティアは怒るが、撃ったダンテはフックショット付きロケットランチャー(カリーナアン)を担ぎながら笑って宥めていた。

 

「ゴホッゴホッ!もう!この服グレイフィアさんから貰った一級品なんにゃからね!汚さないでほしいにゃ!」

 

「心配すんな、服なんて事務所に腐る程ある金でいくらでも買ってやるからよ」

 

「にゃ⁉︎ホントに⁉︎じゃあ〇姉妹が着てそうな服も買ってくれる?」

 

「あ?誰だそれ?」

 

同じく咳き込みながら服に付いた砂埃を払って怒っていたが、ダンテが服を買ってやると言ったとたん機嫌を良くする黒歌。

 

「あ、あの〜…」

 

そこへ祐斗達がダンテに近づき話しかけた。

 

「おぅ、お前らも来てたのか。まぁさっきからイッセーの魔力は感じてたから居たのは気づいてたけどな」

 

「そ、そうですか…ところでダンテさん達はどうしてここに?」

 

「俺達は依頼で来たんだ」

 

「えっ?依頼…ですか?」

 

依頼ってことは…サーゼクス様が?祐斗はサーゼクスから依頼が来たのかと思っていたがダンテの口からとんでもないビッグネームが飛び出した。

 

「依頼主は堕天使総督アザゼルだ。この街で騒ぎを起こそうとしている部下を好きにしていいと言ってたから倒しに来たってワケだ。ほら、これが依頼書だ」

 

堕天使総督アザゼル…‼︎驚く祐斗にダンテはポケットからクシャクシャになった依頼書を出し見せた…どうやら本当らしい。

 

「見たとこお前らも同じみてぇだが、どうだ?一緒に来るか?」

 

同内容の依頼にダンテは同行するか尋ねるとイッセーが頭を下げた。

 

「ダンテさんがいるなら心強いです!お願いします!アーシアを助けるのに力を貸してください!」

 

「あぁわかった。よし、そうと決まれば早ぇとこ中に入ろうぜ。これだけの騒ぎを起こせば堕天使どもが集まってくるかもしれねぇし」

 

「…ハァ、まったく、誰が吹き飛ばしたと思っているんだ?」

 

ティアにツッコまれたが、ここにデビルメイクライとオカルト研究部による共同戦線が張られた。

 

一行は吹き飛んだ入り口から教会に入った。あれだけの騒ぎを起こしたにもかかわらず誰もおらずイッセーはホッとしたが、黒歌と白音の猫魈姉妹が何者かの気配を感じ取った。

 

「「あそこです(にゃ)!」」

 

「えっ…?わかるの?」

 

「ありゃ?バレちったか」

 

黒歌と白音が猫耳を立てて祭壇を指さすと声が聞こえパチパチと拍手しながら一人の神父が出て来た。

 

「いや〜派手な入り方するねぇ!いよーう!再会だねぇ〜感動的だねぇ!おっ?はじめてのヒトもいるねぇ〜」

 

「クソ神父ッ!」

 

祭壇の陰から姿を現したのは以前イッセーの依頼で会った銀髪のはぐれ神父、フリード・セルゼンだった。

 

「俺としては二度と会う悪魔はいないってことになってんだけどさ!ほら、俺、めちゃくちゃ強いんで悪魔なんて初見でチョンパなわけですよ!でもお前らのおかげで俺のポリシーが傷ついたわけですよ…だめだよね〜ムカつくよね〜…死ねと思うわけで、つーか死ねよ!死ねクズ悪魔!!…うお⁉︎おおおおお!??!」

 

早口でフリードは長台詞を言ってキレ出したが、ダンテがイライラした様子で銃をフリードの足元に連射した。

 

「チッ、相変わらずうるせぇ奴だな?いいから早くアーシアの居場所を言え、それともずっと踊ってるか?あ?」

 

フリードは当たらないように足をジタバタさせていたが、ダンテが銃を止めると額を手で拭い答えた。

 

「ふぅ〜…あ〜ビビった…まぁまぁそう慌てなさんなって、そこの祭壇の下に地下祭儀場への隠し階段がございますぞ、ヒャア〜!ご親切に教えちゃうなんて俺って超優し…「そうか、ありがとよ」…あ?おぶえっ!??!」

 

一瞬で騒いでいるフリードの目の前に現れると、ベオウルフでフリードの顎に強力な一撃を与え奥の壁に吹き飛ばした!

 

「よし、行くぞ……どうしたお前ら?早く来い」

 

「ダンテさん、容赦ねぇ…」

 

「騎士の僕にも見えなかった…」

 

「……///」

 

イッセーと祐斗はポカンとした表情をし白音は頬を染めていた。祭壇を蹴り倒すとフリードが言っていた通り隠し階段が見つかった。

 

「ここだな。よしお前らは先に行け、俺は別の用ができたからそっちに向かう。ティア、黒歌、お前らはこいつらについてってやれ」

 

「わかった」

 

「にゃ?別の用って?……!わかったにゃ、ダンテも気をつけてにゃ」

 

黒歌も気づいた様でダンテに忠告するとイッセー達と地下に下りて行った。さて、教会の裏に行くとするか。つい先程リアスと朱乃の魔力が現れた、同時に堕天使の魔力も感じる、これは争ってるようだ。

ダンテは教会の裏に向かって歩き出した。

 

 

隠し階段を下りたイッセー達は祭儀場の扉の前に着いた。

 

「この中か……おそらく堕天使と悪魔祓いがいるだろう、突入するよ?皆覚悟はいい?」

 

先頭の祐斗が突入の確認をするとイッセーは神器を装着し全員が頷いた。祐斗も頷くと扉を開いた。

 

「ようこそ、悪魔の皆さん」

 

中にはレイナーレとかなりの人数のはぐれ悪魔祓いがいた。その奥には巨大な十字架に貼り付けられ意識を失ったアーシアがいた。

 

「アーシアァァ!!」

 

「…イ…イッセー…さん…?」

 

その呼びかけに反応しアーシアが目を覚ました。

 

「感動の対面だけれど残念遅かったわね、今儀式が終わるところよ」

 

「ッ‼︎いやぁぁぁぁぁぁああ!!」

 

レイナーレの胸元にある刻印が光るとアーシアの胸元にある同様の刻印が光り出しアーシアは苦しそうに叫び出した!

 

「⁉︎アーシア!!くそっ!どけ!てめぇら!」

 

アーシアの元へ走り出したイッセーにはぐれ神父達が行く手を遮ってきた!応戦するもすぐに包囲されてしまった、必死に応戦するイッセーの背中に神父の攻撃が当たりかけたその時、祐斗と白音が防ぎティアと黒歌も援護した。

 

「…やらせません」

 

「それじゃあ僕も遠慮なくやらせてもらおうかな!」

 

「あああああぁあ!!あうッ!!」

 

戦闘を続けていたその時アーシアが更に強く叫び、同時に胸の刻印から緑色の光が出てきた!それを見たレイナーレは歓喜の声を上げた。

 

「これよこれ!私が長年欲していた力!この神器さえあれば私はあのお方達に愛をいただけるの!」

 

レイナーレはそれを手に取ると自分の胸の刻印に当てた、神器はレイナーレの中に入っていった。

 

「ん……ふふふ…あははは!!ついに…ついに手に入れたわ至高の力!これで私をバカにしてきた者たちを見返すことができるわ!」

 

祈願を達成しレイナーレは高らかに笑った。アーシアは苦しそうにぐったりしてしまった。

 

「アーシアァァ!!」

 

「イッセー君!神父達は僕たちに任せて彼女を!」

 

「私が道を開く‼︎行け!兵藤一誠!アーシアの元へ!ハァァァ!!」

 

ティアがドラゴンのオーラを放ち、神父たちを弾き飛ばすとアーシアの元への道を作り出した!アーシアの元にたどり着くとイッセーはレイナーレを警戒したがレイナーレはその場を譲った。

 

「いいわよ?ここまで来たご褒美よ、最後のお別れを言ってあげれば?」

 

「アーシア!おいアーシア⁉︎聞こえるかアーシア!!おい!!」

 

アーシアに呼びかけたが苦しそうに呼吸をしていた。くそ!どうすればいい⁉︎

 

「ふふふ、神器を抜かれた人間はどうなるか知ってる?死ぬの」

 

「ッ!ならアーシアの神器を返せ!」

 

「あははは!返すわけないじゃない!これを手に入れる為に上層部を騙してまでこの計画を進めたのよ?そういうわけだから…あなたたちも消して証拠は残さないようにしないとね?うふふ♪」

 

「ッ!この野郎ォ…‼︎」

 

「…イ、イッセーさ…ん…」

 

その時かろうじてアーシアが意識を取り戻した。ッ!このままじゃ!早くなんとかしないとアーシアが死んでしまう!

 

「イッセー君!その子を庇いながらでは不利だ!」

 

「…とにかくここを出ましょう!」

 

「援護する!」

 

「任せてにゃ!」

 

イッセーを援護し全員で道を開き祭儀場の出口前まで来た。

 

「先に行くんだ!ここは僕たちでくい止める!」

 

「早く行くにゃイッセー!」

 

祐斗達は盾になりながらイッセーに叫んだ。その姿にイッセーは顔を伏せると感謝した。

 

「木場!小猫ちゃん!黒歌さん!ティアさん!…すまねぇ!先に上で待ってるからな!」

 

イッセーとアーシアが行ったのを見送り神父達と戦闘を再開した祐斗たち。そんな祐斗達を相手にせずレイナーレはイッセーの後を追った。

 

「それじゃ私もアーシアの最後でも見てこようかしら、じゃあね♪」

 

「ッ!待て!!」

 

「落ち着け木場祐斗!今は目の前の敵に集中するんだ!」

 

レイナーレの後を追おうとした祐斗をティアが止めた。祐斗はこみ上げる怒りを抑え目前の敵に集中した。祐斗達は神父達との戦闘を再開した。

 

 

同じ頃ダンテは教会の裏に向かっていた。リアスと朱乃の魔力を感じる…どうやら既に戦闘中みたいだ。戦っているのは…朱乃だ、少し押されてるみてぇだし助けてやるか。

 

「くっ⁉︎」

 

朱乃は防御魔法陣を破壊されて吹き飛ばされた。堕天使たちは挑発する様に笑い掛けた。

 

「ふははは!どうしたその程度か?」

 

「ふふふ、これで終わりにしてやる!」

 

スーツを着た堕天使の男性ドーナシークとぴっちりした服を着た堕天使の女性カラワーナは朱乃にとどめを刺そうと光の槍を投げた!

 

「朱乃!」

 

リアスは朱乃の前に立って魔法陣を展開し光の槍を防ごうとしたが、リアスに届く前に槍は二発の銃弾によって破壊された。

 

「よぅリアスに朱乃、大丈夫か?」

 

「ダンテ⁉︎」

 

「ダンテさん!」

 

ダンテの登場にリアスと朱乃は驚いたが同時に感謝した。対するドーナシークはダンテを見て驚いた声を上げた。

 

「貴様は⁉︎レイナーレ様が言っていた悪魔か!」

 

「ん?俺のことを知ってんのか?そいつは光栄だが、どうせなら美人に覚えてもらいたかったぜ、おっさんに覚えてもらっても嬉しくねぇな」

 

鼻で笑い吐き捨てるとドーナシークは舌打ちしたがダンテに尋ねた。

 

「おい貴様、ミッテルトをどうした?」

 

「あ?ミッテルト?誰だそれ?………あぁ、あの堕天使のガキか、あいつなら堕天使の本部グリゴリ…だっけか?そこに送ったぞ?今頃拷問でもされてんじゃねぇか?」

 

ミッテルトの名前を忘れていたので一瞬わからなかったが、グリゴリに送ったことを教えるとドーナシークとカラワーナの顔が驚愕の表情に変わった。

 

「な、なんだと⁉︎では我々の計画は…!」

 

「そういうことだ、だから俺がここに来た。堕天使の総督直々にお前たちを止める様に依頼されてな、お前らを倒しに来たってワケだ。ということで…覚悟はいいな?」

 

依頼内容を伝えダンテが近づくとカラワーナが激しく狼狽し翼を広げて逃げ出した!

 

「や、やだ!私はまだ死にたくない!こんなところで死んでたまるか!!」

 

その時逃げるカラワーナに紅い巨大な魔弾が直撃しカラワーナは消滅した!やったのはダンテではない。後ろを向くとリアスが手を向けていた!リアスが滅びの魔力を放ったのだ。

 

「おいリアス…俺の獲物横取りするなよ」

 

「あらごめんなさいね、あなたの依頼を聞いたら遠慮がいらないとわかって手を出さずにいられなかったのよ。その代わりそっちの堕天使の始末はあなたに譲るわ」

 

「チッ、ったく調子の良いこと言いやがって」

 

舌打ちするとドーナシークに向き直ったが、ドーナシークは先程とは比べ物にならないくらいの光の槍を作り構えていた!

 

「おのれ貴様ら!よくもカラワーナを!こうなったら我が光の力全力で相手になってやろう!覚悟しろ!」

 

「フッ、御託はいいから早く来いよおっさん」

 

「貴様ァ‼︎くらえっ!!」

 

手招きして挑発するとドーナシークは激昂して巨大な光の槍を投げて来た!迫ってくる槍!しかしダンテは避けようとせずポケットに手を入れたまま笑みを浮かべて立っていた。

 

「ふん!怖気付いたか?そのまま消し飛ぶがいい!!」

 

「危ないダンテ!!何してるのよ!?早く避けて!!」

 

「ダンテさん!急いでください!!」

 

ドーナシークは嘲笑いリアスと朱乃が叫んでいたが、ダンテは直撃する寸前に身体を反らし槍に足を掛けるとまるでサーフィンの如く槍の上に乗った!

 

「な⁉︎なにぃぃ!??!」

 

「ハッハァ♪イヤッハァァ!!」

 

ダンテのまさかの行動にドーナシークは口を開けて驚き、リアスと朱乃も言葉が出なかった。

ダンテは奇声を上げながら空中サーフィンをし槍の切先をドーナシークに向けると、光の槍に魔力でブーストをかけドーナシークに向かって突貫した!

 

「じゃあな!」

 

かなりのスピードで突貫したのでドーナシークは避ける余裕もなく自ら投げた光の槍によって体を貫かれ…槍が巨大だったので粉々に跡形も無く粉砕されて消滅した。

あっけなく戦いは終わった。着地したダンテは服の埃を払っていたが後ろから朱乃が抱きついてきた…胸押し付けるな。リアスも近づいてきて朱乃を引き剥がしながらお礼を言ってきた。

 

「うふふ、助かりましたわダンテさん、ありがとうございます♡」

 

「ありがとうダンテ、助かったわ」

 

「いいってことよ、さ、早ぇとこ中の方を助けに行こうぜ」

 

「えぇそうね、あっちょっと待って、その前に…」

 

リアスは地面に散らばっていた堕天使の羽根を数枚回収した。

 

 

 

その頃、ティア達は地下祭儀場で苦戦を強いられていた。先程から倒しても倒しても神父の数が減らないのだ。次々と出てくる神父を相手に祐斗と白音は息が上がっていた。

 

「はぁ、はぁ…何だ、一体どうなっているんだ?」

 

「はぁ、はぁ…キリがない」

 

「何にゃコイツら⁉︎仙術が効かないにゃ!?まるで意思を持たない人形みたいにゃ!」

 

仙術の打撃を受けても変化が無い神父に黒歌は舌打ちした。確かによく見ると神父達の目はハイライトが消えておりまさに操り人形に見えた。その時素手で神父達を蹴散らしていたティアが全員に叫んだ!

 

「ッ!こうなったら…全員!私の後ろに避難しろ!」

 

ティアは全員を後ろに避難させると、両腕にドラゴンのオーラを纏い、前方に重ねて突き出すと龍の頭の様な形にして叫んだ!

 

「ドラゴンラッシュ!!!」

 

叫ぶと重ねた両手から巨大な蒼いドラゴンの頭部の形をしたエネルギー波が放出され、神父達を焼き尽くしながら次々と飲み込んでいった!

数秒後、大量にいた神父達は全滅したが再び地面から生えるように神父達が現れた。

 

「ちぃ!これでもダメか!ならばもう一度だ!!」

 

舌打ちしてもう一度ドラゴンラッシュを放とうとしたが、その時突如天井が崩れベオウルフを装備したダンテが拳を構えて下りてきた!

 

「ん?おおダンテ!良いところに来たな!コイツらを…」

 

「オオオオオラァ!!」

 

援護を求めたがダンテは着地と同時に拳を地面に打ち付け光の爆発ヴォルケイノを発動させた!光の爆発はそのままティア達の方にも広がってきた!

 

「なっ⁉︎ちょ、ちょっと待て⁉︎全員私の側に寄れ!急げ‼︎」

 

ティアが咄嗟にドラゴンの翼を広げ全員を覆った!

光が収まると神父達は消滅し、ダンテは振り返るとティアたちに声を掛けた。

 

「よぅ、お前ら無事か?」

 

ドヤ顔で言うダンテにティアは翼を収納するとニコニコしながら近づきおもいっきりダンテの頭を叩いた!

 

「フフフ…お前ら無事か?じゃない‼︎危うく無事じゃなくなるところだったわ!!私たちまで殺すつもりか⁉︎少し背中が焦げたぞ⁉︎この馬鹿者!!」

 

「ハハ、悪りぃ悪りぃ……ん?何だコイツら?」

 

気づけばダンテ達は復活した神父達に包囲されていた。ティアの背中の煙を祓っていた黒歌がダンテに訴えてきた。

 

「ダンテ!コイツら倒してもキリがないのにゃ!なんとかしてにゃ!」

 

「キリがない?…ふーん、なるほどな……んん?」

 

ダンテは何もない壁を見つめると目を細め、カリーナアンを取り出すとフックショットを発射した。ワイヤーを戻すと壁を突き破りフードを被った小柄な神父が飛び出してきてダンテの足元に倒れた。

 

「コイツが神父を召喚していたんだ」

 

「ほぅ?コイツがか?ずいぶんふざけた真似をしてくれたものだな。さぁ、どうやってぶちのめすか?」

 

倒れた神父を見てティアは指を鳴らしていたが、その時神父が勢いよく立ち上がり小型の光のナイフを出すとダンテに突き出してきた!

 

「させないよ!」

 

ナイフがダンテに届く前に祐斗が神父を一閃し阻止し、神父は声を上げずに倒れた。

 

「ナイスだ祐斗」

 

「いえ、あなたには助けられてばかりなのでこのぐらい当然です」

 

ダンテ達は周りの神父を協力して片付けた。神父を召喚していた神父を倒したので今度こそ終わったみたいだ。

 

「よし、イッセーの所に行くぞ」

 

 

 

階段を上り祭壇から出ると、イッセーがレイナーレと対峙していたが…あいつの籠手、あんな形だったか?イッセーの神器の籠手が指全体を覆う形に変化していた。

アーシアは……間に合わなかったのか。イッセーの後方には眠る様に横たわるアーシアがいた、その表情はとても幸せそうだった。

アーシアの仇を取ろうと拳を振るうイッセーに、レイナーレが嘲笑いながらイッセーの足に光の槍を突き刺しイッセーは叫んで膝をついた。

 

「イッセー君!」

 

「待て」

 

「ダンテさん⁉︎なぜ⁉︎」

 

助けに行こうとした祐斗をダンテが止めた。

 

「これはあいつの戦いだ、俺達は手を出しちゃいけねぇ、あいつを…イッセーを信じろ」

 

 

「ぐぅ!!こんなものぉぉぉぉーーー!!!…ッ!!ゲホ…ゲホ!!…ガフッ!?」

 

イッセーは光の槍を叫びながら引き抜いた。しかし引き抜いた衝撃で激しく咳き込み吐血した。

 

「へぇ、下級悪魔のくせに私の槍を引き抜くなんてやるじゃない…でももう終わりね?体中に光力が駆け巡り内側から焼かれてじわじわ死んでいくだけ、今度は最後まで見届けてあげるわ、元カノとしてね♡」

 

「…ハァ…ハァ…神様、いや神様はダメだ…アーシアを助けてくれなかったからな…そうだ…魔王様なら……」

 

「何ブツブツ言ってるの?ホントに惨めね」

 

涙を流してイッセーは呟いた。そんなイッセーをレイナーレは嘲笑うがイッセーは続ける。

 

「…いるんだろ魔王様?……力を…力をください…一発だけでいいんです…一発だけアイツを殴れる力を…!」

 

サーゼクス!イッセーに力を…!

 

『Boost‼︎』

 

イッセーの籠手から機械的な音声が聞こえイッセーの魔力が上がった!同時にイッセーが雄叫びを上げて立ち上がった!

 

「嘘っ⁉︎嘘嘘ッ!何で動けるのよ‼︎」

 

立ち上がったイッセーにレイナーレは驚愕した!イッセーは後ろに横たわるアーシアに謝った。

 

「アーシア…うるさくてごめんな、すぐに…終わらせるから‼︎」

 

『explosion‼︎』

 

再び機械音声が響き渡りイッセーの魔力が跳ね上がった!

 

「ッ、この死に損ないが!だったらお望み通り終わらせてあげるわ!」

 

レイナーレは光の槍を投げたが、イッセーは片手であっさり弾き飛ばした!それを見たレイナーレは恐怖を感じ翼を広げて逃げ出したが、イッセーに腕を掴まれた。

 

「逃がすかバカ!」

 

「ふ、触れるなッ!わ、私は、私は至高の…‼︎」

 

「…てめえが至高の存在なら…そもそも堕ちてねぇんだよ‼︎吹っ飛べクソ天使‼︎」

 

イッセーの渾身の一撃がレイナーレの顔面に炸裂し、レイナーレは教会の壁を突き破り意識を失った。

 

「…へっ、ざまーみろ」

 

 

 

レイナーレに勝利したイッセーはアーシアの前に来ると泣きながら謝罪した。

 

「…アーシア…守れなくてごめんな…ごめんな…」

 

泣いているイッセーの肩に祐斗が手を置いた。

 

「お疲れ、堕天使を一人で倒しちゃうなんてね」

 

「遅えよ色男…グスッ」

 

「ごめんね、邪魔しないようにダンテさんに言われたからね」

 

「…ダンテさんが?」

 

「よぅイッセー。よくやったな、ナイスファイトだった!」

 

ダンテはニッと笑いサムズアップした。後ろからリアスも現れイッセーを撫でながら褒めた。

 

「あなたならやれると信じていたわ。よくやったわ、流石私の下僕くん♡」

 

「…部長、持ってきました」

 

白音が気絶したレイナーレを引きずって来た。持ってきましたってお前…物扱いか?

 

「ありがとう小猫。それじゃとりあえず彼女に起きてもらいましょうか…朱乃」

 

「はい、部長」

 

朱乃は魔力で水の塊を作るとレイナーレの顔にかけた。レイナーレは咳き込みながら目を覚ました。

 

「ごきげんよう、堕ちた天使さん」

 

「ゲホッゲホッ‼︎ッ!グレモリー家の娘か⁉︎ …してやったりと思ってるんでしょうけど私にはすぐに増援が…「来ないわよ」…‼︎」

 

「堕天使ドーナシーク、カラワーナ…二人とも私とダンテで消し飛ばしたからもうこの世にはいないわ、これ見覚えあるわよね?」

 

リアスは二枚の微妙に色が違う黒い羽根をレイナーレに見せた。なるほど、さっき羽を回収したのはコイツに見せてそれを証明する為か。羽を見たレイナーレは絶望の表情になった。

 

「それとあなたの敗因はイッセーの神器を見誤った事ね。これは赤龍帝の籠手(ブーステッド・ギア)、10秒ごとに持ち主の力を倍にしていく神滅具(ロンギヌス)の一つよ。極めれば神すらも屠れる神器よ」

 

「ブ、ブーステッド…ギア…ですって…?そ、そんな⁉︎」

 

レイナーレは当初『龍の手(トゥワイス・クリティカル)』という神器だと思っていたらしいがそれを知りレイナーレの顔がさらに驚愕の表情になった。そういえばサーゼクスから聞かされたな、神滅具ってのは13種類あってそれぞれ他を圧倒する能力を持つって、イッセーはその内の一つに選ばれたということか、誇りに思えよ?…お?ティアの目つきが鋭くなったな、やっぱり知ってるやつなのか?それとリアスは別名『紅髪の滅殺姫』と呼ばれていると朱乃が言っていた…ハッ、おっかねぇ女だぜ。

 

「さて…消えてもらうわ」

 

滅殺姫…リアスは殺気を出しレイナーレに告げた。レイナーレはビクッとし後退った。

 

「もちろんその神器も回収させてもらうけど」

 

「イ、イッセー君!私を助けて!この悪魔が私を殺そうとしているの!私あなたの事が大好きよ!愛してる!だから一緒にこの悪魔を倒しましょう!」

 

追い詰められたレイナーレは何を思ったのかイッセーに助けを求めた。おいおい今さら何言ってんだコイツ?愚かにも程があるぜ…

 

「うるせぇ!!てめぇの言い訳はたくさんだ!もう何処へでも行っちまえ!!くそっ!!」

 

しかし頼みの綱のイッセーは拒否し目を強く閉じて後ろを向いてしまった。イッセーにも見捨てられたか…哀れな奴だ。

 

「イッセー君…そう…助けてくれないのね…だったら……死ねぇ!下級悪魔ァ!!」

 

その時レイナーレが一瞬の隙を突き、最後の悪あがきにイッセーに光の槍を投げた!イッセーは振り向いたが完全に無防備だ!しかし、槍はイッセーに刺さらず間に入ってきたダンテの左胸に突き刺さり貫通した!

 

「ダンテ!?」

 

「ダンテさん!?」

 

全員がダンテがやられたと思い叫んだがレイナーレは逆に歓喜の声を上げた。

 

「…や、やった、やったわ!あはは無様ね!そんな下級悪魔をなんか庇うからそうなるのよ!いくらあなたでも心臓を貫かれたら無事じゃ…すまな…い……で……しょ……う……?……なっ⁉︎」

 

高笑いするレイナーレの顔がだんだん青ざめていった…何故なら目の前には心臓を貫かれたにもかかわらず鋭い目つきでレイナーレを睨んでいるダンテが平気な顔で立っていたからである!

 

「…やれやれ、お前は本当に救い様が無い奴だな?せっかくイッセーが与えてくれたチャンスを踏み躙りやがって…!!」

 

「…な…なんでよ⁉︎なんで心臓を貫いたのにあなたは生きてるのよ!!アンタ一体なんなのよ!!」

 

「俺は天使と悪魔のハーフ、ネフィリムだ。身体の方は自分でもよくわからないくらい頑丈なんだがな」

 

「ネフィリムって何よ⁉︎そんなの聞いたことも無いわよ!!」

 

(…そういえばこいつ、私の角に串刺しになっても死ななかったな…ハハ…)

 

ティアは初めてダンテと出会った時に自らの角に串刺しになっても生きていたダンテを思い出し苦笑いした。

レイナーレの問いにダンテは答えず溜め息を吐くと胸に刺さっている光の槍を引き抜きレイナーレの足、腿に投げ刺した!

 

「!!アアアアァァァ!??!足が…足がぁぁ…!!」

 

「どうだ自慢の槍の味は?痛ぇか?てめぇでくらうのは初めてだろ?」

 

レイナーレは逃げようとしたが腿を貫通し地面に突き刺さった槍が抜けずその場から動けなかった。

 

「さてと、堕天使本部に送ってやろうかと思ったが、これだけの事をしてくれたんだ…てめぇには死んでもらうぜ」

 

ダンテは強烈な殺気を出しレイナーレに近づいた。

 

「ひっ!」

 

ダンテが一歩一歩近づくたびレイナーレに恐怖が増していく。しかし今のレイナーレにはもっと恐ろしい物が見えていた。ダンテの背後に半透明な異形の魔人(スパーダ)の幻影が見えていたのである(レイナーレにしか見えていない)、さらにその魔人に魔剣を振り下ろされるビジョンが見えてしまい、レイナーレの体は完全に恐怖に支配された。目は恐怖の色に染まり歯はガチガチ鳴り、体もガタガタに震えさらに失禁までしてしまい座り込んだレイナーレの下には尿の溜まりが出来た。

 

「…るなぁ…!」

 

「あぁ?」

 

「来るな!来るな!来るなあぁぁぁーーー!!うわあぁぁぁーーー!!あっちへ行けぇぇぇえぇぇーーー!!!」

 

恐怖に支配されたレイナーレは魔人に向かって光の槍を投げた!しかし当たるわけがなく槍は魔人をすり抜けた。レイナーレはただただ必死に叫びながら幻影に向かって槍を投げ続けていた!ダンテ達から見るとレイナーレが見えない何かに必死に攻撃してるようにしか見えなかった。やがて魔力が尽き槍を作ることができなくなったレイナーレは大きく肩で息をしていた。

 

「…おい」

 

「!!ひぃ‼︎ウァァアアァァアア!!ぐうぅ!!」

 

ダンテの声で正気に戻ると目の前に来ていたダンテの姿を見て再び恐怖に震え、足に刺さっていた槍を無理矢理引き抜くと槍を光の剣に変えて飛び上がった!

 

「化け物の分際で…私に楯突くんじゃないわよぉぉ!!」

 

振り下ろされた光の剣をダンテは避けるとレイナーレの腹を蹴り吹き飛ばしたが、レイナーレはすぐに体勢を立て直すと再び突っ込んできた!

 

「死ねえぇぇぇぇーーーっ!!」

 

その姿にダンテは目を閉じリベリオンに手を掛けると地を蹴った。

 

ザンッ…!!

 

ダンテとレイナーレの間を血が円を描き飛び散った…数秒間時が止まって静まり返りダンテはリベリオンに付いた血を払うと静かに背に戻した。

 

ピシ…ピシピシ…パリィィン!

 

同時にレイナーレが持っていた光の剣が砕け散り、レイナーレの腹から血が噴き出すと膝をつき、レイナーレの体は崩れ始めた。

 

「…アザ…ゼル…様……シェ…ムハ…ザ…様………」

 

レイナーレの体は塵となり消滅した。

 

「…あの世で反省するんだな……ん?」

 

レイナーレがいた場所に緑色に輝く光の玉が浮いていた。

 

「これは…」

 

それを手に取ると光は指輪の形になった。それはレイナーレがアーシアから奪った神器トワイライトヒーリングだった、その時神器から緑色の淡い光が発生しダンテを包み込み傷を治した、その光は優しく温かかった。

 

「フッ、救い出してくれた礼ってか?でもお前が帰るべきところは俺じゃねぇよ」

 

神器も元の持ち主のところに帰りたがっているように見えた。

 

「待ってな、今連れてってやる」

 

ダンテは神器を持ってリアス達の元へ歩いて行った。

 

 

 

「ほらよ、取り返したぜ」

 

神器を持って戻るとダンテはリアスにアーシアの神器を渡した。

 

「ありがとうダンテ。さて、これをアーシア・アルジェントさんに返しましょうか」

 

「で、でもアーシアはもう…」

 

イッセーは顔を伏せた。アーシアはもう生き返らない…結局、俺は彼女を救えなかった!守ると…救うと誓ったのに…!

 

「…部長、みんな、俺とアーシアの為に本当にありがとうございました…で、でもせっかく協力してくれたけどアーシアは…」

 

「イッセー、これ何だと思う?」

 

申し訳なさそうにみんなに頭を下げるイッセーにリアスは悪魔の駒を見せた。

 

「これは僧侶(ビショップ)の駒よ」

 

「??」

 

いまいち理解していないイッセーにダンテがヒントを出した。

 

「イッセー、お前はどうやって生き返ったと思う?」

 

「どうやってって………ッ!」

 

イッセーはハッとした表情になり理解した。

 

「僧侶の力は眷属をフォローする事、この子の回復能力は僧侶として使えるわ。前代未聞だけどこのシスターを悪魔へ転生させてみるわ」

 

リアスはアーシアを床に寝かすと魔法陣を展開し呪文を唱えた。

 

「我、リアス・グレモリーの名において命ず 汝 アーシア・アルジェントよ 我の下僕となるため いま再びこの地へ魂を帰還させ 悪魔と成れ 汝 我が僧侶として新たな生に歓喜せよ!」

 

呪文を唱え終わると僧侶の駒と神器がアーシアの中に入った。

 

 

「んっ…あ、あれ?私…」

 

アーシアが目を覚ましゆっくりと起き上がった、生き返ったアーシアはリアス達を見て戸惑っていたがその中にイッセーを見つけると…

 

「…イッセーさん?」

 

「アーシア!」

 

「えっ?えっ⁉︎イッセーさん⁉︎」

 

イッセーはアーシアを抱きしめた!アーシアは突然のことであたふたしていたが優しく微笑むとイッセーを抱きしめ返した。

 

「…帰ろうアーシア」

 

「はい!イッセーさん!」

 

こうして戦いは終わった。

 

 

 

アーシアが悪魔に転生し無事に生き返った後、イッセーはアーシアの神器で体の怪我を治療してもらい元気になった。

後処理を済ませ帰ろうとした時、ティアがイッセーを呼び止めた。

 

「兵藤一誠、すまぬがちょっと手を見せてくれないか?…違う、右手ではなくて神器の方だ」

 

「あ、はい、何をするんですか?」

 

ティアは手に取りじっくり籠手を見て確信して呟いた。

 

「…ふむ…この赤い色…やはりそうか。兵藤一誠、そのまま動くなよ?」

 

そう忠告すると赤龍帝の籠手の宝玉の部分に手を当てドラゴンのオーラを纏わせると引っ張り出すような動作をした。すると籠手が光り出し宝玉の部分から男性の声が聞こえた。

 

『…う〜ん、何だ?強制的に目覚めさせられるとは…』

 

「目覚めたか、久しいな?この私を覚えているだろうなぁ『ドライグ』?」

 

『…ん?誰だお前は?……‼︎ま、まさか⁉︎このオーラは⁉︎』

 

「フフフ…そのまさかだ!私はティアマットだ!こうして会うのは何百年振りだろうなぁ?ドライグゥ‼︎」

 

ティアの殺気とオーラが一気に跳ね上がった!

 

『ま、待て!落ち着け!お、おい俺の宿主?死にたくなければ今すぐ逃げろ!!』

 

ドライグが必死に逃げるように促してきた。

 

「えぇ⁉︎ちょ、ちょっと待て!誰だよお前⁉︎いきなりワケわかんねえよ!お前何したんだよ⁉︎」

 

『それはまた今度教えてやる!いいから早く逃げろ!本当に死ぬぞ‼︎』

 

「だからワケわかんねぇよ!!」

 

「グルルル…」

 

「何だ?唸り声?……へっ?」

 

イッセーはいきなり言われて戸惑っていたが、後ろから唸り声が聞こえティアの方を見ると納得した。ティアが元の龍王形態になって巨大な拳を振り上げていた‼︎

 

「覚悟しろぉ!!ドライグゥゥ!!!!」

 

「ちょっ!!待ってぇぇぇぇぇーーー!!!」

 

イッセーの断末魔と共に壊れかけていた教会が完全に崩壊した。やれやれ…ハハハ…

 

 

Chapter END

 




旧校舎のディアボロス編 完

ティアがドライグを恨んでいる理由は若い頃の力を求めたドライグに何度も完膚無きまで倒されて嫌っているから、女だからとプライドを傷つけられたから。

ティアの必殺技ドラゴンラッシュは構えはかめはめ波(ただしこちらは手を開かない)、エネルギー波は三国無双の趙雲のチャージ攻撃が元ネタ。
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