ハイスクールD×dmc   作:プラサミット

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あけましておめでとうございます!今年もがんばって書きますのでよろしくお願いします!


第16話 ライザー・フェニックス登場

翌日、ダンテは朱乃に呼ばれてオカルト研究部の部室に一人で来ていた、ティアと黒歌にも声を掛けたんだが、二人とも昨夜の出来事でまだ怒っておりリアスに会いたくないようだ。まぁ二人とも各仕事で忙しいという事もあるが…帰って来たら教えてくれと言っていた。

部室にはグレイフィアがおり、溜め息ばかり吐いているリアスの隣に立っていた……やれやれ今度はどんな面倒ごとを持ち込んだんだ?

今は部員が全員揃うのを待っている。まだ来てないのはイッセー、アーシア、祐斗の三人だ。ダンテはソファに座り朱乃が出してくれた紅茶を飲んでいた、膝の上には白音が座ってお菓子を食べており、時折嬉しそう振り向きながら尻尾を振り微笑んでいた……フッ、可愛いじゃねぇか。

数分後、廊下から声が聞こえた、どうやら三人が来たみたいだ。

 

『…僕がここまで来て初めて気配に気づくなんて…』

 

廊下から祐斗の驚いた声が聞こえてドアが開き三人が入ってきた。

まずはグレイフィアと初対面のイッセーとアーシアが挨拶をした、アーシアはグレイフィアの魔力に驚いたのかイッセーの後ろに隠れていた、その際グレイフィアはイッセーが今代の赤龍帝であることを知り驚いていた。

 

「あれ?ダンテさんも来たんですか?」

 

「あぁ、今朝朱乃から連絡があってな」

 

「そうなんですか…あれ?黒歌さんとティアさんは?」

 

「あいつらは仕事で来れねぇ。だから土産話を頼まれちまった」

 

昨夜の出来事をイッセーに話すと面倒になりそうだから言わなかった。

全員揃ったのでリアスが話を始めた。

 

「全員揃ったわね、部活の前に少し話があるの」

 

「お嬢様、私からお話ししましょうか?」

 

グレイフィアが代わりに話そうとしたが、リアスは手を横に振って深呼吸すると話し始めた。

 

「実はね…私はーー」

 

途中まで言いかけた瞬間部室の床にオレンジ色の魔法陣が現れ、同時に激しい炎が吹き荒れた!おいおい火事になるぞ⁉︎

 

「あれは…フェニックス家の紋様」

 

祐斗の言葉と共に炎が渦巻く魔法陣に一人の人影が現れ、その者が炎を薙ぐとスーツを着崩した男が現れた。金髪ホストの様なワイルド系イケメンという感じだ。年はダンテと同じくらいに見える。

 

「ふぅ、久しぶりの人間界だ。会いにきたぜ『愛しのリアス』」

 

男の言葉にイッセーが激しく反応していたが男を見たリアスの表情は明らかに不機嫌になっていた。男は気づかずにリアスの肩を抱き話し始めた。

 

「さ、リアス早速だが式の会場を見に行こう、日取りも決まっているんだ早めの方がいい」

 

「…離してちょうだいライザー!!」

 

痺れを切らしたリアスが男ーーライザーの手を振り払い叫んだ!同じくイッセーも痺れを切らした様で指差して叫んだ!

 

「おい、あんた!部長に対して無礼だぞ!つーか女の子にその態度はどうよ?てゆうかあんた誰だよ?」

 

「あ?何だお前?」

 

「俺はリアス・グレモリー様の眷属で兵士の兵藤一誠だ!」

 

「ふーん、あっそ」

 

イッセーの名乗りをライザーはどうでもいい様に返した。

 

「それにしてもリアス、下僕の教育が足りないんじゃないか?俺のことを知らないとは、話してないのか?」

 

「話す必要がないからよ」

 

「ハハ…相変わらず手厳しいねぇ……」

 

手厳しいリアスにライザーは苦笑いしているとグレイフィアが説明した。

 

「この方は、ライザー・フェニックス様、純血の上級悪魔であり、古い家柄を持つフェニックス家のご三男であらせられます、そして……リアスお嬢様の婚約者であらせられます」

 

「えええええええええええええええっっ!!!!」

 

イッセーの絶叫が部室中に響いた…うるせぇなぁ……

それにしてもフェニックスか…伝説の生き物じゃねぇか、こりゃすげぇ奴が来たな。

 

ライザーはソファに座り朱乃が入れた紅茶を飲み褒めたが朱乃は作り笑顔でお礼を言った…朱乃もこの男が嫌いみたいだ、その間もリアスの髪や足を触っていたが、その様子をダンテは壁に寄りかかって見ていた。その時リアスがキレて立ち上がった。

 

「いい加減にしてちょうだいライザー‼︎以前にも言ったはずよ!私はあなたと結婚しないわ!」

 

「あぁ、聞いたよ。だがキミの御家事情は意外と切羽詰まっていると思うが?」

 

「余計なお世話よ!私が時期当主である以上、相手は私が決めるわ!だいたい皆急ぎ過ぎなのよ、私が人間界の大学を出るまでは自由にさせてくれる約束だったのに!」

 

勝手に決められてリアスはかなりイライラしている様だ、まぁそりゃするよな。

 

「キミの御両親もサーゼクス様も御家断絶を危惧されている。先の神、堕天使、悪魔の三つ巴の戦いで多くの純血の悪魔が犠牲になり断絶した家も少なくない。名家の純血悪魔が手を取り合い、純血種と家を守るのは当然のことだろう?純血の上位悪魔同士の新生児が貴重な事はキミだって知ってるはずだ、最近はキミの下僕のように新鋭の転生悪魔が幅を利かせているがそれでは俺たち古い家系の純血悪魔の立場がない。新しい血も必要だろうが純血の悪魔を途絶えさせるわけにはいかないだろう?」

 

ライザーは紅茶を飲んで一息入れると目つきを鋭くして話し始めた。

 

「兄君のサーゼクス様は家を出られたお方だ、グレモリー家を継ぐ者はリアスしかいない、『七十二柱』と称された悪魔が次々と潰える中、この縁談は悪魔の未来がかかっているんだ」

 

「…なぁ木場?七十二柱って何?」

 

ダンテも聞き慣れない言葉が出て気になっていたが代わりに聞いたイッセーの問いに祐斗が答えた。

 

「大昔に力を誇った、爵位持ちの一族が七十二あったけど戦争でほとんど消滅したんだ。グレモリー家とフェニックス家は共に戦争を生き延びた数少ない七十二柱の名家なんだ」

 

はぁ〜なかなか複雑なもんだ。

 

「私は家を潰さないわ!婿養子も迎え入れるつもりよ」

 

「おお!では俺と…」

 

「でもあなたとは結婚しないわ!私は私がいいと思った人と結婚するわ!それくらいの権利はあるわ!」

 

確かにそうだな、するとライザーはリアスの言葉に舌打ちすると表情を険しくした。

 

「…はぁ〜…俺もなリアス?フェニックス家の看板背負った悪魔なんだよ……この名前に泥をかけられるわけにもいかないんだ。この世界の炎と風は汚い、炎と風を司る悪魔として耐え難いんだよ!!」

 

ライザーが魔力を高めて背中から炎の翼を広げて威嚇した!ほぉ〜中々の迫力だな、大したことないがな。

 

「俺はキミの下僕を全部燃やし尽くしてでもキミを冥界に連れて帰るぞ!」

 

リアス達は冷や汗を流して緊迫した表情をしていたが…

 

「…フッ」

 

ダンテは鼻で笑っていた。ついでに魔具の一体、アグニ&ルドラも同じく炎と風を司る悪魔として笑っていた(こちらはダンテのみにしか聞こえない)。

 

「…貴様、何がおかしい?……そういえばさっきから気になっていたんだがお前一体何者だ?…感じる力的に悪魔のようだが」

 

「ハン!貴族のお偉い坊ちゃんのくせに俺のことを知らないのか?大したことないんだな」

 

「き、貴様ぁ!!では教えてもらおうか?貴様の名前を」

 

「俺はダンテ、この世界とは別の次元から来た異世界転移者で、悪魔と天使のハーフ、ネフィリムだ」

 

ダンテが名乗るとライザーは思い出した様に頷いた。

 

「あぁお前が…父上や兄上が話していたのを聞いたな…だが、これは純血悪魔同士の話だ、天使とのハーフだか何だか知らないが混ざり者は黙っててもらおうか」

 

ライザーが吐き捨てるとダンテはまた鼻で笑った。

 

「さっきから話を聞いてりゃ、血だの種族だの言ってる時点で終わってるんだよ。確かにお前の言うことは正しいのかもしれないが、重要なのはお互い愛し合ってるかどうかだろう?リアスの意見が無視されている地点でこれは親同士が勝手に決めた政略結婚だろ?…まったく、愛し合ってない者同士が結婚したって破滅の道を行くことくらいわかんねぇのか…俺でもわかるぜ」

 

「…貴様、これ以上この話に首を突っ込むな」ゴォォォ!

 

「やる気か?喧嘩なら買うぜ?」ズッ

 

ライザーは炎の魔力をダンテは殺気を出して睨み合った……お互い顔が付きそうな距離で。一触即発になったがグレイフィアが止めに入った。

 

「ダンテ様、ライザー様、落ち着いてください。これ以上やるのでしたら私も黙って見ているわけにもいかなくなります。私はサーゼクス様の名誉のためにも遠慮などしないつもりです」ズォ!

 

グレイフィアから魔王に匹敵するレベルの魔力が放たれ、ダンテ以外の全員が冷や汗を流しゾクッとした、ダンテは逆にグレイフィアの魔力に関心していた。

 

「……お〜怖い怖い、最強の女王と称されるあなたにそう言われたら仕方ない。おい貴様、命拾いしたな?」

 

それはこっちの台詞だ、でもまぁやったらやったで部室が吹き飛んじまうからな…

 

「こうなる事は予想していました、話し合いで解決しないのならば最終手段を取るしかありません。お嬢様の意思を通されるのでしたら、レーティングゲームで決着をつけてはいかがでしょう?」

 

おっ?いい事言うじゃねぇかグレイフィア!…でも、リアスは参加できないんじゃ?

 

「ご存知の通り公式のゲームはお嬢様は参加できません、ですが非公式であれば未成熟の悪魔でも参加できます、ですがこの場合、多くが…」

 

「身内同士または御家同士のいがみ合い。つまり、お父様は私が拒否する事も考えた上でゲームの準備もしていたのね……まったく、どこまで私の生き方を弄れば気が済むのかしら……!」

 

リアスは溜め息を吐きながら呟いた。

 

「ではお嬢様はゲームを拒否すると?」

 

「まさか!こんな好機はないわ!いいわ、ゲームで決着をつけましょうライザー!」

 

「俺は公式のゲームを何度も経験してるし、勝ち星も多い、それでもやるのかリアス?」

 

「やるわ、あなたを消し飛ばしてあげる!」

 

「いいだろう、お前が勝てば好きにすればいい、ただし俺が勝ったら結婚してもらうぞ。それから貴様も出てもらうぞ!俺に喧嘩を売ったことを後悔させてやる」

 

ライザーはダンテにゲームに出るように言ってきた。ダンテも笑みを浮かべ承諾しようとしたが先にグレイフィアがライザーに断った。

 

「ライザー様、ダンテ様はサーゼクス様のご友人です、勝手なことは仰らないでください」

 

「し、しかしグレイフィア様、こいつは…」

 

納得のいかないライザーは食ってかかったがグレイフィアは続けた。

 

「それにあなたではダンテ様には敵いません。ダンテ様は素の状態でもサーゼクス様を超えています。現に…先程の私の魔力の中で平気でした」

 

「なっ!?」

 

ライザーは驚愕した、あの魔力の重圧の中で平気にしていたのだから。

 

「そういうことだ、はっきり言うと俺から見るとお前は赤子同然だ、勝負にならないと思うぜ。それでもかまわねぇなら出てやってもいいが?」ズォ!!

 

ダンテはライザーのみに強烈な魔力を放った!先程のグレイフィアの魔力とは比べ物にならないレベルの…

 

「!! ッッッ!??!ぐっ!!」

 

ライザーは膝をつき滝のような汗を流した!ダンテはライザーを見下ろし笑みを浮かべていたがある事を思いつきグレイフィアに提案した。

 

「あ、だったらこういうのはどうだ?俺が出ない代わりに俺の相棒達が出るって言うのは?あいつらなら俺ほど強くないしな」

 

凄まじい魔力から解放されたライザーは後方へ飛び退き肩で大きく息をしてダンテを見ていた、その目はダンテに恐怖している様だった。

 

「黒歌様とティアマット様ですか?確かにダンテ様ほど強くないですが、ティアマット様は私に匹敵します」

 

「そこは制限でもかければいいだろ?」

 

グレイフィアはしばらく考えた後答えを出した。

 

「わかりました、ではダンテ様の代役で黒歌様とティアマット様(制限付き)が出ることでゲームをすることをご両家にお伝えします」

 

ダンテの代わりに黒歌とティアがゲームに参加することになった。本人達はここにいないが、事情を説明すればわかってくれるだろ。

 

それから復活したライザーは自分の眷属(全員女の子)を呼び出し見せつけると、それに羨ましがり挑発にキレたイッセーに同じ兵士の女の子に相手をさせた。結果は…イッセーの瞬殺に終わった。

全く赤龍帝の籠手を使いこなせていないイッセーを見てライザーはリアス達に十日間の猶予を与えた。リアスは反発したがライザーが経験者としてのアドバイスを言うと潔く受けた。

去り際にライザーはイッセーに忠告した。

 

「おいリアスの兵士、王(リアス)に恥をかかせるなよ?お前の一撃がリアスの一撃なんだよ」

 

その言葉にイッセーはハッとし、悔しそうに拳を強く握り締めた。

 

「じゃあなリアス、次はゲームで会おう」

 

ライザーは最後にダンテのことを見ていたが眷属達と転移していった。

 

 

 

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